[GMCD] パタポン コンプリートサウンドトラック

PSPのリズムアクションゲーム「パタポン」シリーズのコンプリートOSTが発売されたので、購入して一通り聴いてみました。
CD3枚組で、Remix版も含めて全135曲収録。

ちなみに、「パタポン」シリーズは一応多少なりともプレイしたことがあります。
無印は、ストーリー進行上必須のアイテムがどうやっても入手できなくなって、途中で挫折。
そのリベンジを兼ねた2は、エンディングまでプレイしました。
3は、エンディングまでプレイしたかどうかは覚えていませんが、確かプレイしたような気がします。多分。

そんな感じで、もう随分と前のことなので、もはや記憶が曖昧です。
どんなストーリーだったのかまでは、正直覚えていません。
ただ、SEとフィールドのBGMのインパクトがかなり強かったので、その点だけは記憶に強烈に刻まれています。

そんな体たらくなので、本当にゲーム内で使用された曲が完全網羅されているのかどうか、その真偽のほどはわかりません。
ジングルのような短い曲に関しては、このOSTを聴いて「こんな曲あったのか」と思ったくらいです。

なんとなく勢いでOSTをゲットしたものの、封を切って聴き始めるまではそれほど期待していませんでした。
フィールド曲の印象は確かに強いけれど、それほど強い思い入れもなかったので。
が、実際に聴いてみたら、期待が良い方向に裏切られました。

ゲームをプレイしていると何度も聴くことになるフィールド曲は、懐かしさと同時に、バリエーションの豊かさに驚きを感じました。
ゲームの特性上、曲のベースの部分はどの曲もほぼ同じ。
テンポやリズムはもちろん、曲の展開も似たり寄ったりです。
それでいて、伴奏部分でしっかりバリエーションを持たせているところが凄いです。
パタポン(黒塗り一つ目のあの生物)たちの声などに多少の相違はあるものの、基本的にはほぼ同じなのに、よくこれだけのアレンジをしたものだと、感心しきりでした。

それでいて、飽きない点も凄いです。
似たような曲が続いているにも関わらず、全然飽きません。
いくらでも聴いていられる、不思議な魅力があります。
そういえば、ゲームプレイ時もひたすら似たような曲を聴いていたけれど、ちっとも飽きなかったなぁ。
今更ながら、作曲された方の凄さを実感しています。

一部のイベント曲(と思われるもの)を除くと、どの曲もテンポの良いリズミカルな曲です。
聴いていると自然と指や身体が動いて、無意識のうちにリズムを刻んでいることもしばしば。
とにかく聴いていて楽しいです。
こんなに気分がハイになるゲーム音楽も珍しいかも。

あと、パタポンたちの声がとても良いです。
「パタポン」といえばこの声だよなぁ、としみじみ感じます。
ドンチャカした賑やかさが気持ち良いというか、聴いていると活気が出てくるというか。
メンタル下降気味のときに聴くと、元気をもらえる気がします。
あの声は本当に良い仕事してます。パタパタパタポン。

余談ですが、思っていた以上にパタポンたちの声にバリエーションがあって、そこも驚きました。
OST用に加工したものとかもあるのかな。にしては、違和感皆無だな。

フィールド曲といえば、「ギョロッチのテーマ」を聴くと、今年2017年のGWに開催された「Jスタ音楽祭」(GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT)が脳裏に甦ります。
「ギョロッチのテーマ」をオーケストラで生演奏したのですが、そのインパクトがあまりにも強くて。
コーラスとパーカッションによる曲の再現率が半端なかったのです。
秋頃にPlayStation Storeで映像配信していましたが、あれは何度も聴きたくなります。
今でも、映像作品として定期的に見たくなる演奏の一つです。
また配信されないかなぁ

そんなわけで。
思っていた以上に中毒性の高い曲が収録されているので、「パタポン」プレイヤーはもちろんのこと、リズミカルで楽しい曲が好きな方にもオススメです。
垂れ流していると気分がフィーバーして、なんとなく元気が出てくる気がします。ポンパタポンパタウッヒョゥ。

[GMCD] 大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟- 劇伴音樂大全集

3DS用のアドベンチャーゲーム「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」のOSTをゲットしたので、一通り聴いてみました。
CD2枚組で、全49曲収録。
再生時間は、トータルで2時間5分ほど。

ちなみに、大逆転裁判シリーズは、1も2もクリア済みです。
「大逆転裁判」の1のOSTも所持しています。
むしろ、公式サイトで耳にした「大逆転裁判」の1の曲に惚れてOSTを購入し、その曲の良さに魅かれてゲームをプレイしたクチです。

そんな曲から入った身なので、今回の2のOSTも楽しみにしていました。
ゲームの2をクリアする前にはOSTをゲットしていたのですが、せっかくだからクリアしてから聴こうと思い、今まで取っておきました。
先日、ようやく2までクリアしたので、ついにOSTを紐解いた次第です。

結果的には、この判断は正解だったんじゃないかと、OSTを聴きながら思いました。
ある曲について、メロディとタイトルが合体すると、盛大なネタバレになっていたので。
メロディだけ、もしくはタイトルだけならばたぶん問題ないけれど、両方揃うと危険です。
なので、これからゲームを始めようと考えている方は、OSTをゲームを中盤まで進めた後に聴いた方が無難かもしれません。

収録曲は、「大逆転裁判2」で追加された楽曲+試作曲です。
2で使用された1の曲は未収録のため、もし網羅的に曲を聴きたいならば、1のOSTも別途購入する必要があります。

試作曲は、思っていたよりも数多く収録されています。
ボーナストラックのレベルではありません。
試作曲とはいえ、どの曲も採用版にかなり近い形なので、作曲の変遷を見ているようで面白かったです。

そういえば、「怒りの独唱」が、試作段階では単純なインストルメンタル曲だったのですが、あの曲はどの段階で男声アカペラにしようって話になったののでしょうか。
ゲームプレイ中に聴いたときも妙に耳に残った曲だったので、ちょっと気になりました。

曲自体は、1のOSTと同様に、個人的はツボな曲が多かったです。
全体的にはオーケストラ調。
バロックっぽい重厚さや神秘性のある曲や、ノスタルジックさの溢れる曲が多いです。
時々、少しだけ和風っぽさが入りますが、1の曲に比べるとやや少ない気がします。

収録曲の後半は、ゲーム後半で流れる曲が揃っているためか、すごく熱くて格好良い曲が多いです。
個人的になイチオシは、「大いなる帰還」と「復活の検事」。
どちらも主旋律は同じですが、そもそもその旋律が好みなのだと思います。
あと、「推理大戦・舞台裏(相棒編)」や「相棒 ~ The game is afoot!」もお気に入りです。
ゲーム終盤のあの共同推理が印象的だったこともあってか、曲も思い入れが強いようです。
で、やっぱり「大追求 ~成歩堂龍ノ介の覺悟」が熱いです。すごくたぎります。
重要な局面でかかるBGMなだけあって、熱さが半端ないです。

「大逆転裁判」は1も2も揃って良曲揃いだったことを、改めて認識させてくれたOSTでした。
ゲームをプレイして印象に残った曲があるなら、買って損はないと思います。
オケ調の曲が好みな方は、ゲーム未プレイでもオススメです。

[TV] BORDER 贖罪

2017/11/05(日) 00:10:12 | カテゴリ:TV
10月29日(日)にOAされたSPドラマ「BORDER 贖罪」がものすごく印象的で語りたくなってきたので、当ブログのメインジャンルとは畑違いですが、思い立ってこれを書いています。
下手に溜め込むと、こじらせ→食欲不振→体調不良の三段コンボを食らうのを、過去に何度か経験していることので、もういっそ吐き出してしまおうかと。
言いたいこと、書きたいことを書き殴っているので、まとまりのあるものにはならないと思います。
感想とか考察とか色々なものが入り混じった、なんだかわけのわからないものになる見込みです。
なので、「へー、そーなんだー」ぐらいの軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。

あと、アホみたいにものすごく長くなると思います。

※本エントリには、「BORDER 贖罪」だけでなく、連続TVドラマ版「BORDER」のネタバレも含みます。
※ネタバレOKな方のみ、この先にお進みください。


■近年稀に見るドハマりっぷりをしたドラマの続編
自分は普段、TVドラマどころか、TV自体あまり見ません。
朝のニュース番組は時計代わりに垂れ流していますが、日常的に見るのはそれくらい。
根が典型的なゲーヲタ気質なので、他に見るとしたらアニメを月1~2本程度。
TV見るくらいならゲームに時間を費やしたい、と考えてるようなタイプです。

そんな自分が、偶然目にして一気に引き込まれたTVドラマが、2014年春にOAされた「BORDER」でした。
本当に奇跡みたいな偶然で、あの偶然がなかったらきっと今の今まで見ることがなかったのではないかと思うくらい。
とりあえず1話分(確か第3話)見たら結構面白くて、次はどんな物語なのだろうと気になり出し。
それが、いつの間にか毎週の楽しみになっていました。
そして、最終回、あの衝撃のラストなわけです。
ラストの衝撃の大きさは、感情が天元突破して、OA明けの翌日になっても身体の震えが止まらず、1週間ほど思考が別次元にトリップしていたほどに、凄まじいものでした。

もちろん、Blu-ray BOXは、最終回OA終了直後に予約して購入しました。
OSTも、発売決定と同時予約して購入。
Blu-rayはかれこれ20~30回ぐらい、OSTは数えきれないくらい、リピート再生しています。

と、連ドラ版「BORDER」について語りだしたらキリがないので、とりあえず未試聴の方はぜひ見てほしいです。
刑事ドラマ、サスペンス好きには超オススメです。本当に、超オススメです(大事なことなので

そんなわけで、続編となる今回の「BORDER 贖罪」も、制作決定の一報を見たときから楽しみで仕方ありませんでした。
「BORDER 贖罪」OA日の1ヶ月前から予習を始めて、OAまでに第1話~最終話をぐるんぐるんと5回ぐらい周回したような気がします。
さすがに自分でも見過ぎだろ、と思いますが、面白いのだから仕方ありません。
だから、もっとみんな見て! 面白いから!!

■あの衝撃のラストから見事に繋げた手腕が見事
「BORDER 贖罪」の物語は、連ドラ最終話ラストシーンからスタート。
あの、物議を醸した、衝撃のラストからのスタートなわけです。
OAされるまでは、あのシーンからどう繋げるのだろう? とか、ちゃんと繋がるのだろうか? とか、期待7割不安3割な気分でした。

先に感想を言ってしまうと、期待以上でした。
あのラストから上手く話を繋いで、良いオチに展開していたと思います。
人によっては蛇足だと言う方もいると思いますが、個人的には大満足です。

というか、あのラスト直後から物語をスタートさせたところが、なによりの好ポイント。
思わせぶりなあの連ドラのラストから直結したストーリーでないと、こんなに重くて緊迫した、かつ納得のいく物語にならなかったかもしれません。
リアルな時間と同じく、劇中の時間も連ドラ最終回から3年経過した2017年の話だったら、こうはならなかったかも。

まぁ、もし舞台が2017年であっても、それはそれで、金城一紀さんだったら良い感じにどうにかしてくれていそうですが。

■「正義」と「悪」、「光」と「闇」、「生」と「死」
テーマは連ドラのときと変わらず、人としての様々な「境界」を描いたものでした。
「正義」と「悪」だったり、「光」と「闇」だったり、「生」と「死」だったり。
その境界について、今回は一応の決着がついていたので、連ドラの最終回に比べるとすっきりした終わり方に感じられました。
連ドラのラストのような後味の悪い余韻も好きですが、「贖罪」のようにぼかしたところを残しつつも決着をつける終わり方も好きです。

どちらにせよ、考察厨(と言えるほどの考察厨ではないけれど)にとっては、とても美味しいシナリオでした。
あれはどういう意味なんだろう、ここは何の暗喩なんだろう、と、あれこれ考えるのが楽しくてたまりません。
俗な表現をするなら、「公式からの燃料投下ktkr! 俺の考察熱が火を吹くぜっ!」な気分です。

「贖罪」のケリの付け方は、正直予想していませんでした。
光の側に引き戻すとか、闇堕ちさせたままとか、最悪石川さん死亡エンドも考えていました。
が、蓋を開けてみたら、「闇の世界の人間として正義を実践していく」という境界上に石川さんを着地させるという、見事な期待の裏切り方(もちろん、良い意味で)。
しかも、そこに経緯の描き方も秀逸でした。
説得力のある話の展開に、見終わった後は「うっわ、そう来たか・・・」と脱帽するしかありませんでした。
こんなシナリオを書いちゃうなんて、金城さん、本当にすごいです。

そして、サブタイトルの「贖罪」に沿った話の内容になっているところもすごかったです。
イメージが漠然としていて上手く言葉にならないけれど、確かに贖罪の物語でした。

テーマがテーマなだけに、一回鑑賞するだけでものすごく体力を消耗するけれど、見終わった後に感じた疲労感は心地良いものがありました。
それは2回見ても3回見ても変わらなくて、複数回視聴にも耐えられるシナリオなところもすごいです。
ちなみに、今のところ5回は見ました。
何回見ても飽きません。むしろ、諸事情により数日出先にいて録画したものを見られない今、禁断症状に見舞われています。
・・・あ、でも、インターネットに繋げられるから、TVerとかで見ることができるのか(今気付いた

■よく練られた緻密なカメラワーク
連ドラのときから脚本だけでなく構成や演出もものすごく凝っていましたが、今回はさらに強化されていたように感じました。
その中でも特に、カメラワークの妙がすごく気に入っています。
1カットで登場人物を入れ替えたり、撮影の角度が絶妙だったり。
カメラワークがより一層緻密になっていて、そこに注目しながら視聴するのも楽しかったです。

それにしても、このドラマものすごくカット数多いし、これ撮影すごくたいへんだったのではないでしょうか。
今回の「贖罪」も含めて、「BORDER」はもっと評価されて良い作品だと思います。

■シーンを盛り上げる秀逸な音楽
今回も音楽がすごく良かったです。
クライマックスで流れる「BORDER」の象徴的な曲「越境」はもちろんのこと、新規追加曲(と思われるもの)もどれも素晴らしかったです。
おそらく新規だと思うのですが、特に耳に残ったのは、立花が巡査時代のことや警察官についての持論を語るシーンのBGM。
新規かどうかあまり自信はなくて、ひょっとしたら「衝動」の追加曲かもしれませんが、ここでかかったBGMがすごく好きです。
ぜひBlu-ray/DVDの特典として、追加曲の音源を付けてくださいお願いします。
もう本当に、何度も聴きたいです。

■少々気になった欠点も、あえて書いてみる
十分に満足した「BORDER 贖罪」でしたが、それでも少し引っかかったところがないわけでもありません。

まず最初に気になったのは、展開の遅さ。
物語が転がり始めるまでが、結構長かったように感じました。
起承転結で言えば”承”の部分が、序破急で言えば”破”に至るまでが、なんだかすごく長かったです。
2回目以降の視聴ではあまり気にならなくなったし、むしろ必要な描写だったと今は思っていますが、初回視聴時は少し引っかかりました。

あとは、ラストの衝撃の大きさでしょうか。
連ドラ最終回の衝撃があまりに大き過ぎたので、それに比べると「贖罪」は幾分すっきりと解決した分、衝撃の大きさは連ドラほどではなく。
それでも、しばらく身体の震えが止まらないくらいの衝撃は受けましたし、そもそもこれを書いてる時点で、衝撃の大きさを物語っている気がします。

何にせよ、「贖罪」のようなクオリティを維持できるなら、続編希望です。
むしろ続編やってください、お願いします。
とりあえず、「贖罪」+「衝動」の円盤は、OA後に即予約しました。


これより下の追記は、シーンごと、および登場人物ごとの感想になります。

[GMEV] GAME SYMPHONY JAPAN 26th&27th CONCERT ATLUS Special

10月28日(土)に、GAME SYMPHONY JAPAN(以下、GSJ)の第26回(昼公演)と第27回(夜公演)の演奏会「ATLUS Special ~ペルソナ20周年記念~」が開催されたので、両方とも行ってきました。
会場は、東京オペラシティ コンサートホール。
昼公演は開演13:30で終演15:45頃、夜公演は開演18:30で終演20:30頃でした。

■ペルソナ生誕20周年記念演奏会、ついにFINAL
昨年2016年8月に始まった、GSJのペルソナ楽曲のオーケストラコンサート。
熱い要望に応えるかのように、その後再演に次ぐ再演により、2016年だけで計3回(18th, 19th, 21st)開催されました。
自分は18thと19thに足を運びましたが、どちらの公演もペルソナシリーズへの愛に包まれた、素晴らしい演奏会でした。

そして、今回、ついに最終公演。
第一作の「女神異聞録ペルソナ」が発売されてから、もう20周年ではなく21周年に突入しているのですが、急遽開催されました。
オーケストラコンサートとしては、結構急な開催発表だったような気がします。
よく土曜日のオペラシティ丸一日確保できたなぁ、と思います。

■最終公演に相応しい、密度の高いセットリスト
20周年記念コンサートの最終公演ということもあってか、内容盛り沢山。

昼公演は、これまでのコンサート総決算+αと言わんばかりの内容でした。
18th, 19th, 21stで演奏してきた楽曲を、全部ぶち込んできた感じです。
それに加えて新しくオケで披露された曲もあったりして、事前公開されたセットリストを見たとき、サービス精神旺盛過ぎるだろ!嬉しいけどっ!と思いました。

また選曲も、過去公演と同様に、とても良いところを突いてきていて。
「女神異聞録ペルソナ」からのナンバリングタイトル全作プレイしている身としては、セットリストだけで白米3杯行けるぐらい。
なんかもう鮮やかに良いトコ取りなセットリストでした。
これ、満足しないわけないです。

18thの時から思っていましたけれど、P3以降の楽曲だけでなく、女神異聞録や2罪/罰も網羅的に演奏してくれて、本当にいくら感謝してもし足りません。
女神異聞録発売から20年の時を経て、まさか女神異聞録や2罪/罰の曲をオーケストラで聴ける日が来るなんて、ゲームプレイしていた過去の自分に教えてあげたいくらいです。

一方、夜公演はP5オンリー。
今年3月20日に日本橋三越の三越劇場で開催されたPREMIUM CONCERTを拡張して、フルサイズにしたような感じでしょうか。
PREMIUM CONCERTへは行かなかったので正確なところはわかりませんが、セットリストを見る限りではそんな気がします。

今回のP5演奏会では、PREMIUM CONCERTでは演奏されなかった楽曲も多数追加。
最も大きな違いは、パレス曲を全曲演奏した点でしょうか。
なんだかんだで、ゲームをプレイしていると長時間聴くことになる曲だし、思い出の多い曲でもあるので、そこは単純に「すごいな、全部やっちゃうんだ」と驚嘆しました。

■休憩なしの2時間ぶっ続け演奏
セットリストが公開された時点で、演奏曲数が過去のどの演奏会よりも多いことは分かっていました。
しかし、開演から終演までにかかる時間は、ほぼこれまでと同じ。
「これ、どうやって演奏するんだろう、超短縮バージョンで立て続けに演奏していくのかな?」と、当日まで思っていました。

が、蓋を開けたら、なんと休憩なし。しかも、昼・夜両方とも。
休憩なしのオーケストラコンサートってクラシック音楽でも稀にあるけれど(ベートーヴェンの第九とか)、その多くは全体で約90分程度の若干短い演奏会ばかり。
今回のように2時間たっぷりとぶっ続けというのは、珍しいケースではないかと思います。
休憩時間を削ってまで演奏に注ぎ込むとは、恐るべしGSJ。
それだけに、密度がより一層濃く感じられたような気がします。

とはいえ、途中、休憩という名のゲストトークが10分ほど差し込まれました。
が、作品のファンや原曲のファンにとっては、ゲストトークの時点で休憩じゃないというジレンマが発生。
思わず「なにその休憩(仮)みたいなの」と心の中でツッコミを入れていました。
まぁ、一日2公演もやるし、ステージに立っている方々も人間なのだから限界はあるし、そりゃ少しぐらい休憩が必要ですよね。
それでも、休憩(ほぼ)なしで2時間×2公演分を演奏されるなんて、演奏された方々、コーラスの方々、何よりゲストトークまで含めてほぼ出ずっぱりだった指揮の志村健一氏、本当にお疲れさまでした。
おかげで、とても濃密な時間を楽しく過ごせました。

■ペルソナサウンドらしさを残しつつ昇華させた壮大なオーケストラサウンド
編成は、東京室内管弦楽団+東京混声合唱団+マイネマイネク(バンド)+ボーカリスト(小宮知子さん、川村ゆみさん、平田志穂子さん、Lynさん)+ドラム、キーボード、ピアノという、そうそうたる面々が揃いました。
これまでのペルソナオケコンの中で、最も豪華な顔ぶれではないかというぐらいです。

その豪華さそのままに、演奏も編曲も、オーケストラらしい壮大さに溢れた見事なものでした。
過去のペルソナオケコンだけでなく、他のGSJのコンサートと同様に、相変わらずのハイクオリティです。
原曲の雰囲気を損なうことなく、それでいてオーケストラらしさも十二分に発揮。
オーケストラの生音の迫力、音の洪水を直接我が身に受けて、終始圧倒されっぱなしでした。
ペルソナのオケコン参加は今回で3回目になるのに、今回も感動の坩堝に落とされました。

特に、昼公演が素晴らしかったです。
女神異聞録からP5までの良いトコ取りした選曲の時点で神回決定事案なのに、それを上手くオーケストラ用に編曲、さらに圧巻の演奏で見事に昇華された時点で、言葉が出てこないくらいの歓喜に満たされた気分になりました。
感動しかないし、すごいとしか言いようがないし、なんだよこれもうなんだよっ!
ペルソナシリーズ、好きでい続けていて良かった。

夜公演は、昼公演よりもバンド色、電子音が強いように感じられました。
管弦楽器の音がエレギやベース、ドラムの音に掻き消されていることが多くて、せっかく管弦楽器が揃っているのに勿体ないなぁ、と思ったこともしばしば。
座席位置の問題かもしれませんが。

■照明の演出はやり方次第か?
照明についても、一言。

照明の演出は使い方次第かな、という感じがしました。
昼公演はステージを斜め横から見下ろす位置だったので、ほとんど気にならなかったです。
が、夜公演はステージ正面のバルコニー席で、真正面から強い照明を食らう位置だったため、その度に照明がすごく気になりました。
照明が眩しくて、そちらに気を取られてしまい、音に集中できなかったことがしばしば。
できれば、照明を正面から客席に向けるような演出は避けてほしいなぁ、と思いました。

もっとも、自分が片頭痛持ちで、それに由来する光過敏なところがあるから、余計に気になっただけかもしれませんが。

■感想まとめ
今回で20周年記念演奏会のFINALということでしたが、最終公演に相応しい素晴らしい演奏だったと思います。
今回のコンサートに行けて良かったと心底思いましたし、ものすごく満足しました。
その一方で、これでしばらくコンサートがないのかと思うと非常に寂しいです。
ぜひ、25周年を迎えた暁には、再演していただきたいです。

それと、今回の演奏会も円盤化してほしいです。特に、昼公演。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲(楽章)ごとの感想になります。
過去にも何度か足を運んでいるので、過去公演の感想(18th, 19th)と被りそうな部分はなるべく避けて、簡潔に記します。

[ゲームRev] 大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-

3DSで発売された推理AVG「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」をクリアしました。
プレイ時間は・・・どれくらいだろう? 30時間ぐらいでしょうか。
なお、DLCはまだプレイしていません。

先日クリアした1に引き続き、2もプレイ。
2のストーリーが1の完全続編だったので、1のストーリーを忘れてしまわないうちにプレイできたことは幸せでした。

そんなわけで、2をプレイする前に1をクリアしておくことをオススメします。
1で語られたのエピソードが、2のストーリーに大きく関係してきます。
また、1のネタバレが2であっさり語られていたりもするので、そういう意味でも1からプレイした方が良いと思います。

1で残された多数の伏線は、2の後半でものすごい勢いで回収されました。
正直、ここまでごっそり回収され尽くすとは、思っていませんでした。
あからさまな伏線だけでなく、「実はこれも伏線でした」というところまで回収されていて、なんかもう、すごいとしか言いようがありません。
よくここまで上手く話を繋げてまとめたなぁ、と感心しきりでした。
1をクリアした時点で「なんだよ、伏線、放り投げっ放しかよ」と思った方は、ぜひ2までプレイしてほしいです。
2までプレイしないと、物語が完結しません。

そういえば、1はイマイチだったけれど2で名誉挽回するパターンって、「逆転検事」のときもそうだったような。
もっとも「逆転検事」以上に密接な繋がりがあるので、「1」「2」ではなく「前編」「後編」にすれば良かったのに・・・という巷の評判を、2のスタッフロールを見ながらしみじみ実感しました。
まぁ、2まで制作できるかどうかは1の売上げと反響次第、というビジネス的な事情があったのでしょうが。

序盤~中盤までは、時間をかけてゆっくりプレイしていたのですが、終盤は一気にプレイしきりました。
平日夜の疲弊した頭で推理モノをプレイしても集中力がなかなか続かなくて、中盤までは1日1パート程度のペースでちまちまとプレイ。
しかし、最後の事件は複雑に絡み合った幾つもの事件の真実が畳みかけるように解かれていったので、これは一気にプレイしないと話の流れを忘れしまいそうだと感じ、休日にガッと先へ進めてクリアしました。
最後の事件は証拠や関係者の数もかなり多く、記憶力が試されるところも多少あるので、一気プレイがオススメです。

ストーリーについては、個人的にはとても面白かったです。
特に終盤の怒涛の展開は、カタルシスを感じました。
真の黒幕は1をプレイしていた時点で「あ、こいつ黒幕だ」とアタリが付いていたので、正直なところ「ですよねー」という印象ですが、黒幕を追い詰める過程が非常に緊張感があって面白かったです。
また、チョイ役だと思っていた人が事件に深く関わってきたり、重要人物と思っていた人があっさり途中退場してしまったり、先読みの難しい、それでいて納得できる展開に、終始ハラハラが止まりませんでした。

そして、1から持ち越された伏線の見事な回収っぷり。
すごく綺麗にまとめられていて、すごく綺麗にエンディングを迎えられた気がしました。

難易度は1よりも明らかに難しくなっていましたが、それでも攻略情報に頼らず自力で最後までなんとかなりました。
誰が誰に対していつどこで何をして、それを裏付ける証拠がアレで、と、プレイヤーの中で事件をきちんと把握しておかないと、途中で詰まるかもしれません。
また、推理力もそれなりに試されます。
個人的には、良い感じの頭の体操になりました。

とはいえ、セーブ&ロードしつつ片っ端から証拠を突き付ければどうにかなったりもするので、推理モノが苦手でも根気があればなんとかなるかも。
自分も諸事情により数日プレイできない期間があり、その間にストーリーの一部をド忘れしてしまったときがありましたが、怪しい証拠品を片っ端から突き付けてたらなんとかなったことがあります。
でも、できるだけ間を置かずに、なるべくガッとプレイした方が良いかもしれません。
特に章の途中で中断したまま間を置いてしまうと、思い出すのに苦労させられるかも。

大逆転裁判1で導入されたシステム「共同推理」や「陪審バトル」は、2にもあります。
相変わらず、共同推理がなんだか楽しいです。
というか、システム的には1と2で大きく異なる点はありません。ほぼ同じです。
シナリオの展開というか構成に、ナンバリングタイトルも含めてこれまでなかったようなトリッキーなところがありましたが、それくらいです。
そういう意味でも、大逆転裁判1の正統続編という感じがします。

物語上、かなり綺麗に決着がついてしまったから、この続編はもうないのでしょうか。
成歩堂はもちろんのこと、ホームズやバンジークス卿など、好感の持てるキャラが多かったので、もうちょっと別の話を見てみたい気もします。
が、綺麗に完結したからこのままにしておいてほしい、という気もしないでもないです。

1でも感じましたが、キャラクターや背景など全て3D表示になっているので、3Dらしいダイナミックな演出もとても良かったです。
3Dでないと表現の難しいモーションやカメラワークが、物語を一層盛り上げる良い演出になっていました。
そして、1と変わらず、成歩堂の片手で机を叩くモーションが大好きです。
あれ、すごくカッコ良いと思うんだけど、自分だけだろうか。

そんなわけで、1から続けてプレイした「大逆転裁判2」でしたが、とても楽しくプレイできました。
1で散々待たされた方も、これは納得の出来ではないでしょうか。
逆転裁判シリーズは好きだけど、まだ大逆転裁判は未プレイという方には、1と2をまとめて押し付けたいくらいにオススメです。
これからプレイされる方は、ぜひとも1からプレイしてください。