[ゲームRev] ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

PS4/3DSで発売されたRPG「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(以下、DQ11)をクリアしました。
クリア時点のプレイ時間は、約80時間。Lvは53~58ぐらいです。

ちなみに、本編クリア後の「to be continued」の先はプレイしていません。
本編クリアした時点で、力尽きて魂抜けました。
本編で明らかにされなかった伏線(ぽいもの)が結構あるので、そのあたりがクリア後のシナリオで回収されていくのだろうなぁ、と思っています。

DQシリーズをプレイしたのは、2016年に3DSでDQ7をクリアして以来、2年ぶりになります。
これまでクリアしたナンバリングタイトルは1~4と7だけで、実はプレイしたことのある作品が少なかったりします。

DQとFFのどちらか好きな方を選べ、と問われれば、迷うことなくFFを選ぶ程度にはFF派で、正直なところDQはそれほど興味がなく。
5と6はやっておきたいと常々思っているのですが、それ以降の作品はイマイチ食指が沸かないのです。
(7は友人からソフトを押し付けられて、せっかくだから…とプレイした次第)
ただ、11は発売直後から評判がとても良くて、特に古参ファンからの評価が高かったので、久しぶりにプレイしてみたくなったDQでした。
ついでに、3DS版よりもPS4版の方が良いという話も聞いていたので、それに従ってPS4版をプレイしました。

プラットフォームがPS4になったことで、グラフィックがものすごく美麗になりました。
木々の緑や青い海、煌く川面など、風景がすごく綺麗です。
冒険が進めば新しい土地と風景が広がって、それを眺めるだけでワクワクが止まりませんでした。
また、戦いに疲れたら立ち止まってボケーっと風景を眺めているだけで、なんとなくプレイヤーの体力が回復するような気がしました。

それと、時間の概念があって、朝・昼・夕・夜で風景や人の営みが変わるのも面白かったです。
特に、影の演出がすごいと思いました。
とあるクエストをこなすために、プレイヤーをしばらく放置させていたことがあるのですが、時間経過とともに影が少しずつ伸びていったのには驚きました。
影の長さまで細かく演算処理させているのか。すごい。

また、3Dグラフィックになって、モンスターたちがヌルヌル動くのも面白かったです。
お馴染みのスライムが、本当にぽよんぽよんと動いてるのには、感動すら覚えました。
また、モーションが実に細かくて、しかも多彩で、まさにそこで生きているかのよう。
中には「ちょ、おま、実はそんな可愛い系モンスターだったのかよっ」と思ったキャラもいて、昔から知っているモンスターにも新しい発見が満載でした。
まぁ、どんなに可愛くても、最終的には容赦なく倒して経験値とおかねをゲットしますが。

バトルシステムは、基本的には過去のDQシリーズと同じ。
過去作品を1作でもプレイしていれば、それほど困らないと思います。
戦闘中もカメラを自由にぐるんぐるん回せるようになっていますし、演出もかなり強化されていますが、コマンド入力とかテキストによるダメージ表示とかは懐かしい感じがしました。

仲間の行動は「さくせん」次第でAIに任せることができるのですが、あんまり賢くないです。
4のAIよりは賢いですが、しかしそれを彷彿とさせられるくらいの賢さです。ある意味、懐かしい感じがしました。
「さくせん」を魔法や特技を使わせる設定すると、MP消費の大きなものをMPが無くなるまでガンガン使いまくって、途中でMP切れになることもしばしば。
終盤は魔法や特技を行使しないとなかなか敵を倒せなかったりするのですが、ザコ相手にそこまで強力な魔法や技を使わなくてもいいのに、と思ったりもしました。
「MPが最大値の〇%を下回ったら魔法/特技を使用しない」みたいな作戦が欲しかったです。
もっとも、自分で命令することもできるので、AIにイラッとしたら自分でコマンド入力すれば良いのですが。

バトルのテンポは悪くないけれど、かといって全くストレスを感じないわけでもなく。
バトル開始時と終了時の演出がやや間延びした感じで、少し待たされるのが気になりました。
データの読み込み時間の関係でしょうか。そのへんがもう少しスピーディだったら良かったなぁ、とも感じました。
それ以外は、結構サクサク進みます。連携技の演出をスキップできる機能もありがたかったです。

ストーリー(本編)は、一言で言えば王道。
仲間とオーブを集めて、世界に平和を取り戻す、という流れです。
その中でも、起承転結で言うところの「転」の展開が、特に面白かったです。
そこでそういう展開になるのか! という意外性に驚きつつ、先の気になるシナリオになっていました。

仲間との結束力も、後半ですごく映えました。
勇者である主人公にしかできないことがとても多いのですが、それ以外のところでは仲間たちが主人公をちゃんと支えてくれるところが良かったです。
個人的には、一番最後に仲間が一番お気に入りです。
それまでの印象とのギャップからか、仲間になった途端に自分の中の株が爆上がりしました。

ただ、本編だけではいくつかの謎が放置されたまま終わります。
そこは、ややモヤッとしているところです。
クリア後もあるみたいなので、気になるなら続きをやれば良いのでしょうが、できれば本編で回収してほしかったと思いました。

BGMは、なんだか懐かしいフレーズがちらほら聴こえるのが、懐かしくもあり楽しくもありました。
DQで曲までしっかり聴き込んでいるのは1~4だけなのですが、それでも「このフレーズ・・・あの曲のアレンジか?」と気付いたことがしばしば。
そういうところ、宝探しみたいで楽しかったです。

他にも過去作のオマージュっぽい演出や表現があって、DQ好きにはたまらないであろう見所がたくさん盛り込まれています。
古参ファンの評価が高かったのも、なるほど納得です。

そんなわけで、久方ぶりのDQでしたが、懐かしさと進化が同時に感じられるRPGでした。
基本的に過去作の操作を踏襲しているので小難しい操作は必要なく、昨今のゲームによくある「覚えなきゃいけないことが多い」ということはほぼありません。
それでいて、グラフィックや演出など操作性以外のところが改良・強化されているためか、新しさも感じられました。
急かされることなく自分のペースでまったり楽しめるので、DQ好きはもちろんのこと、ゲーム初心者の方にもオススメです。

[GMEV] Game Addict's Music Ensemble RPG Concert

8月18日(土)に、ゲーム音楽を専門に演奏するアマチュア吹奏楽団「Game Addict's Music Ensemble」(以下、GAMEバンド)の演奏会「RPG Concert トレジャーアドベンチャー」が開催されたので、行ってきました。
会場は、ルネこだいら 大ホール。
13:30に開演し、15:30頃に終演しました。

■コンサートとスマホの融合という新しい試み
GAMEバンドの演奏会には、回数なんてもはや覚えていないレベルで足を運んでいます。
自分が初めてアマチュアのゲーム音楽専門楽団の存在を知ったキッカケの楽団であり、いろんな意味でカルチャーショックを受けた楽団でもあるので、その分思い入れが強いです。
えぇ、いろんな意味で(大事なことなのでry

そんなGAMEバンドの演奏会は、他の楽団にはないような新しい挑戦を積極的に取り入れる傾向があります。
演奏者が全員コスプレして登場するのは当たり前(今回は第2部のみ)。
演劇(結構しっかりした推理モノ)が展開されたり、アイドル(女装)のライブが始まったりと、過去に数々のユニークな試みがありました。
うん、本当にいろいろありました。今思い返すと懐かしいものから、思い出してはいけないものまで、本当にいろいろと。

そして、今回の試みは「スマホの活用」。
スマホでWebアプリ(ゲーム)を進めつつ、その進行に合わせて演奏を楽しむ、という試みです。
そのため、今回の演奏会は、スマホ片手に鑑賞するという前代未聞のスタイルになりました。

これまで、GAMEバンドに限らずいくつものゲーム音楽の演奏会へ行ってきましたが、演奏開始時に「冒険に参加される方は、スマホでゲーム画面を開いてください」みたいなことを言われたのは初めてです。
スマホの電源をお切りください、ではなく、スマホでゲーム画面を開いてください、です。
撮影・録音や音による周りへの迷惑を防止するためにスマホの利用を固く禁ずる演奏会は星の数ほどあれど、その真逆を行くスマホ使用推奨は、とても斬新でした。
営利が目的ではないアマチュア楽団ならではの試みというか、だからこそできた挑戦というか。
その挑戦的な姿勢、とても好感が持てます。いいぞもっとやれ。

■演奏と寸劇とスマホ操作のサンドイッチ
今回の演奏会は、全体を通してストーリー仕立てです。
話の展開はすこぶる王道。
サブタイトルの「トレジャーアドベンチャー」の言葉通り、冒険への旅立ちがあり、仲間と出会い、宝を求めて海を越えて、強敵と戦う。
そんな、ゲーム好きなら誰もが一度は通ったであろうと思われるストーリーです。
目新しさはないものの、王道ゆえに誰もが抵抗感なくすんなり入り込める内容でした。
そもそも、ストーリー仕立ての演奏会が珍しいので、話の内容に斬新さがなくても十分斬新です。

そのようなストーリーが、寸劇と演奏によって繰り広げられました。
観客がスマホでゲームでキャラメイクすると、寸劇でオープニングと旅立ちのシナリオが展開され、その寸劇を表現した演奏が続きます。
そして、その後もスマホ操作、寸劇、演奏を繰り返して、物語が進行していきました。

全体がストーリー仕立ての構成になっていたことにより、原曲の知らない曲があっても、演奏会で繰り広げられたシナリオのBGMとして楽しむことができたのは面白かったです。
複数のゲームの曲で構成したオムニバス形式だと、どうしても原曲の知らない曲がいくつか出てきてしまいます。
曲や演奏によっては原曲を知らなくても十分楽しめるものもありますが、やはり原曲を知っていた方が楽しめるのもまた真実なわけで。
しかし、オムニバス形式の場合、演奏される全ての曲を知っているなんてことは、そうそうありません。
今回の演奏会の手法は、その不利な点をカバーする1つの解決策ではないかと。

ただ、寸劇にやや大きく時間が割り当てられていて、逆にそれ分だけ実質演奏時間が短くなっていたのは、欠点かもしれません。
状況説明が必要になるから、それなりに尺を取ってしまうのは仕方ないとはいえ、そのへんのバランスが今後の課題かと。

ちなみに、シナリオは王道だし、寸劇は楽団員さんが演じているので棒読み(でも、素人にしては結構演技派)でしたが、ちょいちょい入るギャグや台詞回しの妙が素晴らしくて面白かったです。
言葉の操り方がとても上手くて、鑑賞しながら台本作成された方すごいなと思いました。
「棚上げのソフィ」が妙にツボに入りました。
それと、第1部で司会兼主人公(?)の腰にぶら下がっているもの話が進むに連れて増えていったのも、良い演出でした。
旅立ち(ポケモンメドレー)が終わったらピカチュウがいて、砂漠を抜けたらサボテンダーがいて、ほんと芸が細かいな!
そういうところ、大好きです。

■肝心の演奏について
で、肝心要の演奏についてですが、「うん、まぁ安定していたかな」というのが率直なところ。
音の調和が乱れることが多々あったのは、アマチュア楽団の無料演奏会という点を考慮すれば「こんなもんかな」とも思います。
めっちゃ上手いわけではありませんし、完璧な演奏からは程遠いです。
ただ、大きくコケることもなく、曲としてちゃんと成立していました。

音が外れたり出だしが揃わなかったりはよくありましたが、音のバランスはとても良かったです。
金管やドラムが出しゃばることはなく、木管とちょうど良いバランスが保たれていました。
鑑賞していて演奏に不安を感じることがなかったのは、この上手く保たれたバランスのおかげかもしれません。

その一方で、音がこじんまりとしている感じがしました。
木管のボリュームに合わせたためか、ホールの大きさに対して音があまり出ていなかったためか、後方の座席にいたからか、なんかこう、手のひらサイズな感じというか。
曲にもよるので全部が全部そうとは言えないのですが、もっとガッと来て欲しいところで音があまり飛んでこなくて、少々もどかしさを感じました。

■ムリ・ムダの少ない、分かりやすく聴きやすいアレンジ
次に編曲についてですが、今回の演奏会は編曲がとても良かったです。
ムリとムダを削って、限られた尺の中にコンパクトかつ丁寧にまとめられていました。
原曲を可能な限り残しつつ、吹奏楽で表現できる形に、良い感じに落とし込まれていたように思います。
そのためか、知っている曲でも抵抗感なくすんなり聴けました。
むしろ、「そうそう、これ! これだよ!」と思うことも多かったです。

特に、メドレーの編曲が素晴らしかったです。
メドレーになると、曲が無理矢理ぶつ切りにされて詰め込まれるケースが少なくないのですが、今回のメドレーはそういう切り替えがあまりありませんでした。
確かに曲の切り替えはサッと行われているのですが、その繋ぎに違和感がなくて、とてもスムーズ。
それでいて選曲も構成も絶妙でした。
そんなところも、聴きやすさを実現する要素の1つになっていました。

■最近、ゲーム音楽の演奏会でちょいちょい話題になる例の件について
演奏そのものの話から少し外れて、それ以外のことについて。

最近、ゲーム音楽の演奏会でしばしば話題になる現象があります。
それは、「内輪受け」。
楽団関係者および常連のみに通じるネタや空気感が強くて、ご新規さんがそこに壁を感じてしまい気軽に足を運べなくなってしまうものです。
今回の演奏会でも、そんな空気感を感じることがしばしばありました。
ステージから、ではなく、観客席側から、ですが。

演奏会そのものは、誰でも気軽に楽しめるような作りになっていたと思います。
それほど強い内輪受け要素を感じることはありませんでした。
むしろ、観客席側から内輪な空気感を強く感じました。
輪の中にいればアットホームで居心地が良いかもしれませんが、その外にいると居心地の悪さを感じたかもしれません。

特に強く感じたのは休憩時間。
周りのあちこちから「〇〇さんが・・・」や「△△さんのソロが・・・」と、会話の中で楽器名ではなく個人名がポロポロ出てくるのが耳に入ってきて、楽団とそれほど強い接点のない自分はここに居てはいけないのではないかという気分になりました。

自分は、楽団員に友人がいる点では輪の境界で、コンサートに毎回足を運んでいる常連という点では中かもしれませんが、楽団に所属したことがない点では外とも言えます。
そんな自分ですらやや疎外感があったので、楽団と何も繋がりのない人にとってはもっと強く壁を感じたかもしれません。
今回のホールで空席がやや目立ったのは、そのあたりも影響しているような気がしました。

内輪受けに関してはメリットもデメリットも考えられるので、楽団のポリシー次第だと思います。
そのあたりも含めて、今後どうしていくかを考える時期なのかもとも感じました。

ちなみに、今回の演奏会ではGAMEバンドの世代交代をそこはかとなく感じました。
メンバーの入れ替わりはこれまでもあったと思いますが、それをより強く感じたというか。
設立から10年以上経過して演奏者の方々の状況も変わってきていると思うので、世代交代していかないといけないですよね。

■感想まとめ
最後に思わずちょっとキツいことも書き連ねてしまいましたが、演奏会自体はとても楽しかったです。
演奏にはまだ改善の余地があるものの、アレンジはこれまで以上に洗練されていて素晴らしかったです。
スマホの活用や、全体を通してストーリー仕立てにした点など、他の演奏会にはないユニークな試みも興味深かったです。
その試みを、ぜひ次回へと繋げていってほしいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMCD] ゼノブレイド2 オリジナル・サウンドトラック

Switch用のRPGで発売された「ゼノブレイド2」のOST(通常盤)を一通り聴きました。
収録曲数は、CD5枚組で全105曲。

ちなみに、ゼノブレイド2自体はまだ未プレイです。
ゲーム自体の評判が良いし、Switchは持っているので、いつかプレイしたいゲームの一つなのですが。
小耳に挟んだ噂によると、やり始めたらものすごい時間ドロボウっぽいため、積みゲーがいくつもある今手を出すのは危険かなと、自分を抑えています。
そうこうしてると、新たにプレイしたいゲームが増えてどんどん後回しになっていくのも、目に見えているのですが。
いや、いつかプレイする、絶対に。

ゲームは未プレイなのですが、ゲームと同様に曲の評判も良いので、先にOSTを予約購入してしまいました。
ゲームのOSTは気が付くと廃盤になっているケースが多いので、買えるうちに買っておかないと後悔が大きいので。

そんなわけで、OSTを先行して聴いてみました。

聴いてみた印象としては、「最近の正統派ゲーム音楽っぽい」でした。
「最近の」というのは、オーケストラだったりバンドサウンドだったりと、豊かな音色で奏でられる曲ばかりだから。
「正統派」というのは、自己主張が強くなく、あくまでゲームを盛り立てる裏方に徹してるから。
ゲーム未プレイの自分にとっては、めっちゃ聴き応えがあるわけではないけれど、耳当たりはとても良い、という感じです。
きっと、これ、ゲームプレイしたら印象が化けるパターンと思われます。
なんて書いてたら、ゲームやりたくなってきた。プレイしてから、改めて聴き直したい。

曲調は、とにかく様々です。
ロックテイストもあれば、チップチューン(ピコピコ音)もあるし、オーケストラもあれば、ケルト音楽のような民族音楽っぽいのもあります。
勇ましい曲だったり鬱屈した曲だったり、シリアスだったりコミカルだったりと、そういう点でも「正統派ゲーム音楽」という感じがしました。

個人的には「トリゴの街」がとてもケルト風で、民族音楽好きとしてはかなりツボでした。
ぜひ、4, 5人ぐらいのアンサンブルの生演奏で聴きたいです。グラスを片手に聴き惚れたいです。
ちなみに、グラスの中身はソフトドリンクで(アルコールが1滴も飲めないので)。

オーケストラな曲は、曲によっては打ち込みではなく演奏収録でしょうか。
音の振動というか揺らぎというか、そういうところがすごくリアルな感じがしました。

それと、おそらくフィールドや街の曲だと思うのですが、昼と夜のアレンジ違いがあることも魅力の一つです。
活発な昼バージョンと、穏やかな夜バージョンが、並んで収録されているところがちらほらあります。
主旋律は同じで、テンポと伴奏の違いで昼と夜を表現しています。
はっきりと違う曲とわかるけれど、でもはっきりとアレンジ違いとわかる、その匙加減が絶妙でした。

収録曲のうち、後半へ行けば行くほど、ツボな楽曲が多かったです。
特に中盤の「Counterattack」から、急加速した感じがします。
というか、「Counterattack」のテーマ曲感が半端ないので、この曲はゲーム未プレイでもこれ単体で十分聴けます。
めっちゃ格好良い曲です。たぎります。
その次の「さらに名を冠する者たち」も、似た感じの熱い曲で、とても好きです。

他にも「Battle in the Skies Above」も好きです。
全体的に作業を邪魔しない良曲が多くて、OSTを流しながら作業をしていて、ふと集中力が切れたときに耳に入ってきて「あ、この曲良いな」ということが多かったです。
そういう意味でも、BGMとして正しいというか、正統派な感じです。

というわけで、ゼノブレイド2のOSTを一通り聴いてみたのですが、ゲームの方が気になったOSTでした。
ゲームプレイしたら、きっとかなり印象が変わりそうな気がしますし、もっとツボにハマりそうな気がします。
いつか時間を見つけてゲームをプレイした後、OSTを改めてじっくり聴きたいです。

[GMEV] 第5回 プレイング浜渦演奏会

7月21日(土)に、作曲家・浜渦正志氏の楽曲を演奏する団体「プレイング浜渦」(以下、プレ浜)の第5回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、仙川フィックスホール。
14:30に開演し、17:35頃に終演しました。

■5回目にして初参加dでした
プレ浜の演奏会に足を運ぶのは、今回が初めてです。
存在自体は随分前から知っていましたが、なかなか行けずに今日に至ってしまいました。
これまで行けなかった理由の半分以上は、別件と被っていたから。
残りは、「懇親会」の3文字に壁を感じていたからです。

プレ浜の演奏会の特徴の一つとして、希望すれば演奏会の後に開催される懇親会に参加することができる点が挙げられます。
事前予約時に申込みが必要ですが、これは他の演奏会にはあまりないユニークな企画ではないかと。
ただ、個人的には懇親会にあまり興味がなく、むしろ「懇親会」の3文字から「懇親会に参加しないとダメなのかな、場の雰囲気的に半強制だったりするのかな、暗に『内輪向けの演奏会』って示してるのかな」という不安を感じていました。

とはいえ、一度も演奏会に行かずに先入観だけでそう思い込むのはフェアじゃないと思い直し、物は試しと今回演奏会に予約申込してみました。
今回のプログラムがオールFF13だったので、FF好きとしても興味がありましたし。

ちなみに、今回行ったのは演奏会だけで、懇親会は不参加です。
予約の時点で懇親会枠が埋まっていたので、否応なしに演奏会オンリーでした。
なんというか、不安とか感じる以前の問題で、むしろ、すっきりさっぱりバッサリ切り落とされて、逆に不安を感じずに済みました。

■多様なユニット、多様なアレンジ
ユニークと言えば、演奏形式もユニークでした。
プレ浜のメンバーが銘々にユニットを組んで、各ユニットごとに1~2曲(メドレー含む)ずつ演奏しては入れ替わる形式です。
そのため、演奏者によっては1度しか登場されなかったり、複数ユニット掛け持ちで何度も登場されたりもします。

楽器構成はユニットごとに様々。
リコーダーメインのアンサンブルだったり、ピアノソロだったり、リズム隊メインだったり、金管アンサンブルだったりと、実に多種多様。
ピアノ+フルート+トランペットという面白い組み合わせもありました。
ユニットの多様性故にそれぞれ面白い特徴があって、ユニットが変わる度にどんなハーモニーになるんだろうとワクワクが止まりませんでした。

その一方で、編成的にピアノが大活躍していて、ピアノソロの演奏が結構多かった印象もあります。
ただ、一口にピアノソロと言っても、演奏者によって随分色が違うことを、今回の演奏会でも感じました。
繊細な演奏だったり、力強さが迸っていたり、その違いを感じるのも面白かったです。

ユニットごとに編成が異なるため、アレンジも様々です。
ピアノソロの場合はピアノコレクションズの譜面をそのまま演奏されたケースが多々ありましたが、それ以外は今回の演奏会のためにアレンジされたそうです。
原曲をなるべくそのまま落とし込んだものもありましたが、楽器が限られているため、原曲からやや趣の異なるものもありました。
ただ、それぞれにアレンジャーさんの独自色や解釈の違いが感じられて、それはそれでとても興味深かったです。

1つ共通して言えることは、どのアレンジも曲への情熱がとても強いこと。
真っ正面から曲に向き合って、曲や参加メンバーさんたちと会話しながら丁寧に構築していったような、そんな気概に感じました。

■度肝を抜かれるほどめっちゃハイレベルな演奏
会場のホールは小さな方で、観客が100名入ったかどうかという程度。
ステージも10人乗ったらギュウギュウに感じるくらいの大きさです。
開演前や休憩時間には、ホールやロビーのあちこちから「今回もありがとうございます」や「あ、来てたんですねー」という声が聞こえていました。
受付や司会進行も手作り感があって、全体的にアットホームな空気感でした。

が、そんな空気感に反するかのように、演奏がめちゃくちゃガチでした。
どのユニットもものすごく上手くて、びっくりしました。
無料の演奏会で、こんなに高品質な演奏で、え、本当にお金払わなくていいの? と思わざるを得ないレベルの上手さです。

正直、開演するまで甘く見ていました。
変拍子の半端ない浜渦サウンドは演奏が難しいことで有名なので、多少音が不安定だったりズレていたりしても、曲として成立してれば楽しめるかな、ぐらいの気持ちでいました。
それを、見事に良い方向へと裏切ってくれたのが今回の演奏会です。
これほど鮮やかに演奏しきってみせるとは、思いもしませんでした。プレ浜、すごい。

曲間の奏者インタビューによると、プロ(セミプロ?)の方もいらした一方で、プレ浜に加入して初めて楽器演奏したという方もいらしたようです。
リコーダーやカスタネットのような小中学校の音楽でお馴染みの楽器でも、それを感じさせないとても魅力的な演奏に仕上がっているのが、とにかくすごかったです。
演奏経験の年数を問わず、どのユニットもレベルの高い素敵な演奏に昇華されていました。

そして、アレンジもそうでしたが、実際に演奏された方々からも曲への情熱をひしひしと感じました。
なんかこう、演奏しきってみせるという意気込みと、演奏することの歓びが、ハーモニーの中に感じたというか。
そういう想いの強さは、プロとかアマとか関係ないんだなぁ、と実感しました。

■オールFF13プログラム
というわけで、今回のプレ浜のプログラムはFINAL FANTASY XIII(FF13)の楽曲のみで構成されていました。
FF13だけの演奏会どころか、FF13がメインで取り上げられる演奏会ですら初体験なので、終演後にものすごいFF13充になりました。
FF12と13は、単発で演奏されることはあってもメインで演奏されることは滅多にないので、今回の演奏会はとても嬉しかったです。
勢い余って、終演後にFF13をやり直したくなりました。
まぁ、積みゲーがたっぷりあって自制しないと社会的にヤバいので、さすがに我慢しましたが。

特に、FF13のメインテーマ(「サンレス水郷」で有名なあの主題)と「閃光」を、これでもかっ!というほどに聴けて幸せです。
いろいろな角度から、あんなにたっぷり聴けるなんて、念願叶った気分。

それにしても、「サンレス水郷」の大人気っぷりは、目を見張るものはあります。
第1部で立て続けに出てくるので、開演前にプログラムを眺めながら「みんな『サンレス水郷』好き過ぎだろ」と心の中でツッコミを入れたくらいです。
まぁ、自分も大好きなので、演奏できるものなら真っ先にしてみたい曲の筆頭ですが。

他にも「この曲をこの編成で演奏するとは!」と驚いたものもあって、FF13の楽曲の意外な可能性を垣間見た気がします。
アレンジ次第で、もっといろいろ出来そうな気がしましたし、もっといろいろ聴いてみたいと思いました。

■演奏者側と観客の距離感について
ここまで褒めちぎってきましたが、やはり最後まで気になったのは”場の空気感”でした。
良く言えば「アットホーム」で微笑ましいのですが、悪く言えば「内輪向け」で壁を感じることも。
観客数がそれほど多くない中で、開演前からスタッフの方と観客の方が親しく挨拶されている現場にかなりの頻度で遭遇すると、なんとなく疎外感というか場違い感のようなものを感じてしまい。
自分はここにいていいのかと、不安になることが多々ありました。
まぁ、演奏が始まってしまえば、あまり気にならなくなりましたが。

そういう「内輪向け」感が強かったためか、「演奏会」というよりも「発表会」というニュアンスの方が強かったです。

ただ、プレ浜のスタイルはこういうものなんだ!、ということであれば、それを貫き通してほしいとも思います。
そこに価値を見出し、率先して中に入って行こうとする方もいると思うので。

ついでなので、要望をもう1つ。
あの堅い椅子で演奏時間3時間強は、さすがに辛かったです。主に腰とお尻的な意味で。
自分がもう若くないからかもしれませんが、2時間30分を越えたあたりから指数関数的に疲労度が増したような気がします。

そういえば、観客席にいらした方で、ネックストラップを首から下げていたので関係者と思うのですが、演奏中に結構物音を立てていらしたのがちょっと気になりました。
身じろぎの際の衣擦れ程度ならともかく、演奏中にパンフレットをバサバサしたり、ビニール袋をガサガサしたりというようなことが何度もあって、さすがにどうなんだろうと思いました。
団体的にこういった行為を黙認しているのかどうかにもよるのですが、関係者証を身に付けている以上、団のイメージにも繋がりそうな気がします。
多少の物音なら気にしないから気軽に鑑賞してよ、ということであるなら、そういうことで承知するのですが。

■演奏以外のアレコレについて
まず、配布されたパンフレットがものすごく美麗です。
表紙もプログラム面も凝っていて、デザインとか色味とか、超絶自分好み。
しかも、同じ絵柄のクリアファイル付きです。
日常使いも可能なデザインという素敵仕様が素晴らしいです。
無料のコンサートなのに、こんなに素敵なクリアファイルをもらっていいのでしょうか、というレベルのすごいお土産です。ありがとうございます。
ついでに、同じ絵柄のステッカーも配布されていたので、一緒にいただきました。

それと、受付横に飾られていたFF13関連の書籍や、ポスターなどの展示。
「こんなにいろいろな書籍があったのか、一堂に集まるとすごいな」という迫力と、「このポスター、どっから入手してきたの?」という驚きに、目が点になりました。

演奏以外の演出も、手抜かり無しの全力モード。
どこもかしこも浜渦サウンドを披露できる喜びに満ちていて、本当に頭が下がります。
また、受付付近は外に近いこともあってとても暑かったと思いますが、スタッフのみなさんもお疲れさまでした。

■感想まとめ
そんなわけで、初プレ浜でFF13を堪能してきました。
演奏はどれも非常に素晴らしくて、お金取って良いレベルです。
大人の事情で取れないとわかっていてもカンパしたくなったほど、聴き応えのある演奏でした。
浜渦サウンドが好きで、場の雰囲気を気にしない方であれば、一度足を運んでみることをオススメします。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] コスモスカイオーケストラ アンサンブルコンサート vol.2

7月16日(月・祝)に、劇伴音楽(ゲームを中心にアニメやドラマなど)をオーケストラで演奏するアマチュア楽団「コスモスカイオーケストラ」の第2回アンサンブルコンサートが開催されたので、行ってきました。
会場は、八王子市にある南大沢文化会館 主ホール。
13:30に開演し、15:45頃に終演しました。

■酷暑もぶっ飛ばす予約完売
超絶久しぶりに、ゲーム音楽のコンサートに行ってきました。
そういえば、いつ以来だったっけ? と思ってブログの過去エントリを遡ってみたら、4月半ばの逆転裁判オケコン以来でした。
近年、月一なんて当たり前、月4回以上コンサートに足を運ぶこともあったと考えると、この3ヶ月間どうした俺、と逆に驚愕しています。ほんと、どうした俺。

まぁ、5月に別件で完全燃焼して腑抜け状態になっていたので、6月のひと月かけて燃え尽き症候群からの脱却を図っていたのではないかと(自己分析

そんなわけで、久方ぶりのゲーム音楽のコンサートでしたが・・・なんですかこの酷暑。
気温36度の体温並みとか、ひのきのぼうでラスボスに挑むようなレベルの暑さ。
今回の演奏会は事前予約制だったのですが、連日のあまりの暑さに、結構ギリギリまで予約キャンセルしようか本気で迷いました。
だって、八王子遠いし、道中暑いし、世界一の乗降客数を誇ることで有名な新宿駅の乗り換えできっと干からびるに違いない、という確信すら抱いていました。

それでも南大沢(八王子)まで足を運ぼうと決意したのは、最近ゲーム音楽のコンサートに行ってなかったから生音に飢えつつあったことと、せっかく予約したのにもったいなかったからです。
基本的に貧乏性なので、行けるなら行っておきたいと思うのが人情というものです。

それに加えて、コスモスカイの演奏会だから、という理由も、やはり大きく影響しました。
過去に定期演奏会に何度か行ったことがあり、その度にいつも大いに楽しませてもらっています。
だから、きっと今回も行けば楽しめるに違いない、という信頼がありました。

ちなみに、コンサートの事前予約は、開催日数日前に完売した模様。
ホールのキャパが500人と、定期演奏会に比べて小さな会場だったからかもしれませんが、それでも完売はすごいと思います。さすがコスモスカイ。
それだけに、キャンセルしたらもったいない、という焦燥感により強く駆られたのは言うまでもありません。

なお、実際の会場の席の埋まり具合は8~9割程度。
前方や両サイドで、空席がちらほらありました。
さすがに死の覚悟が必要なほどの酷暑なので、ドタキャンも致し方ないと思います。
コンサートと命のどちらが大事かって言われたら、そりゃ命を選びますよね。
俺は、場合によってはコンサートを選びますが(ぉぃ

■定演では味わえないアンサンブル
コスモスカイオーケストラの定期演奏会は、大体80人ほどの大きなオーケストラ編成。
毎回、ステージに乗り切るのかどうかという大所帯で、大迫力の演奏を繰り広げています。
が、今回の演奏会は「アンサンブルコンサート」という名前の通り、全曲アンサンブル形式。
2時間強の尺を6つのセクションに区切り、それぞれ4~30人規模の編成で演奏されました。

定演に比べるとかなりこじんまりとしていましたが、これはこれで定演とは異なる趣きで、面白かったです。
演奏者さん一人一人の音がしっかりと聴こえてくる感じは、アンサンブルならでは。
定演のような身体にぶつかってくるような勢いのある演奏も好きですが、こういう一音一音を丁寧に拾っていくアンサンブル形式の演奏も好きです。

編成は、セクションごとにバラバラ。
弦楽四重奏だったりバンド+パーカスだったり、木管アンサンブルや金管アンサンブルだったり。
6個目のセクションの弦楽器アンサンブルに至っては、30人強という大きな規模。
バロック時代のオーケストラってこれくらいの規模じゃなかったっけ、アンサンブルとは一体、と疑問すら感じたほどの大きな編成でした。
もっとも、オーケストラも大きな括りではアンサンブルの一種らしいですから、間違ってないような気もしますが。

ただ、どんな大きさの編成でも、それぞれに面白みがあって、どの演奏も楽しかったです。
いろいろな編成でいろいろな演奏を楽しめて、「これもいいな」「あれも面白いな」と、ワクワクが止まりませんでした。

とはいえ、アンサンブルは小規模になればなるほど、演奏者さん一人一人にかかる音の重みが大きくなるわけで。
編成によっては、音の不安定さが明確に表れてしまい、鑑賞しながら少し不安に感じたこともしばしばありました。
ただ、アマチュア楽団の無料コンサートと考えると、それでも技術力は高い方だと思います。

編成がセクションごとに大きく変わるので、ステージスタッフさんたちがとても大変そうでした。
主に、椅子と譜面台のセッティングで。
1つのセクションが終わってステージが暗転したらサッと出てきて、ササッと手際よく椅子と譜面台を並び替えていく様は鮮やかで。
気が付いたらあっという間にセッティングが完了していて、すごいと思いました。
誰がどこをどう並べていくのかとか、裏ですごい作戦を練られていたんだろうなぁ。
スタッフさんも、本当にお疲れさまでした。

■編成が様々なら、曲も様々
編成に合わせたかのように、演奏された曲も非常に多種多様。
GBやSFC時代から最新のゲームタイトルまで、かなり幅広く揃っていました。

そのため、自分の知らない曲、未プレイのゲームタイトルも当然あるわけで。
ちゃんと数えてないけれど、今回演奏された曲のうち、半分くらいはこれまで縁もゆかりもなかった曲です。
しかし、そういった曲の演奏も「こんな曲があるのか」と新しい発見があって楽しかったです。

出典元のゲームタイトルは、スクエニと任天堂作品が多め。
そういえば、最近、任天堂タイトルの曲をあちこちで耳にするようになったなぁ。

それと、他の演奏会ではあまり聴かない曲もピックアップされていたところは、なんともコスモスカイらしいというか。
今回の演奏会のおかげで興味を持った曲もいくつかあるので、機会があればOSTを聴いてみたいなと思いました。
まず、先立つものを用意せねば。

■ある意味、コスモスカイの名物
今回の演奏会も、吉田純也氏のMCが華麗に場を盛り上げていました。
もはや、コスモスカイオーケストラの名物です。なくてはならない存在です。

軽快なノリの司会進行が、とても楽しかったです。
ゲームネタを絡めたトークも、絶妙に良いところを突いていました。
特にFF8の「カードゲームに夢中になって、ストーリー全然進まない」と「レベルを上げ過ぎると終盤ツラい」、バハムートラグーンの「ヒロインに自分の好きな子の名前を付けると・・・」というのが、個人的にはツボでした。
常套ネタとはいえ、これは肯かざるを得ません。

開演前のカゲアナも、とても面白かったです。
軽率に拍手をもらいに行くスタイル、嫌いじゃないです。むしろ好きです。

■感想まとめ
コスモスカイの定演には何度か行ったことがあるものの、アンサンブルコンサートは初参加で、どんなものか期待半分不安半分なところがあったのですが、行って正解でした。
めちゃくちゃ暑くて挫けそうになっても、負けなかった自分を褒めたいくらいです。
暑くても遠くても足を運んだ甲斐があって、それくらい面白い演奏会でした。

なお、コスモスカイの次回演奏会は、2019年3月3日。演奏曲目はFF15のようです。
これは、それまでにFF15をクリアしろってことですね(ソフトは手元にあるが放置状態のまま幾星霜)。
ぜひ、クリアしてから演奏会に臨みたいです。
まぁ、それよりまずは、チケット確保からですね。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。