[GMCD] 逆転裁判15周年記念 オーケストラコンサート

逆転裁判シリーズのオーケストラコンサートの模様を収録したアルバム「逆転裁判15周年記念 オーケストラコンサート」が発売されたので、ゲットして一通り聴きました。
CD2枚組で、収録曲数は13曲。再生時間は、トータルで約91分。

2017年5月6日に、逆転裁判シリーズのオーケストラコンサートが開催されました。
そのときの模様を収めたものが、このアルバムになります。
昼公演と夜公演があり、各公演で演奏曲目が一部異なっていたのですが、このアルバムにはそういった曲も含めて網羅的に収録されています。
昼公演でしか聴けなかった曲も、夜公演でしか聴けなかった曲も、このアルバムでは聴くことができます。
事情により夜公演には行けたものの昼公演には行けなかった自分としては、これは嬉しい配慮でした。

ナンバリングタイトルだけでなく、「逆転検事」シリーズや「大逆転裁判」などのスピンオフ作品の曲もあります。
演奏会当時にも思いましたが、15周年記念コンサートに相応しい網羅っぷりです。

アンコール曲だった「続・大逆転裁判組曲」(という名のキャラ固有曲メドレー)や「大江戸戦士トノサマン」も収録。
かなりボリュームたっぷりな収録内容になっています。

アレンジは、おそらく全て新規に書き下ろしたものと思います。
過去のオーケストラコンサートで演奏されたものと同じアレンジはなかったような。
「逆転裁判1~3 法廷組曲」も、過去に発表されたオケ版を踏まえた上で、多少のアレンジを加えたような感じになっています。

ちなみに、今回のオーケストラアレンジは全て岩垂徳行さんが担当されたようです。
岩垂さんがBGMを担当された逆転裁判3, 5, 6や逆転検事だけでなく、他の作曲家の方が手掛けられた曲までオーケストレーションされるなんて、すごいな岩垂さん。
ものすごく個性的な曲もあるのに、見事なオーケストレーションでした。

逆転裁判のナンバリング作品は各作品ごとにBGMが異なるので、1~3以外は各作品ごとのメドレーになっています。
1~3だけは、曲数が少ないためか、1つのメドレーにまとめられています。
各作品ごとにちょっとずつ特徴がありつつも、勇ましさや格好良さといった共通した空気感もあって、面白かったです。
ナンバリングタイトルを一通りプレイしている身としては、聴きながら、曲に対応した各作品のゲームシーンや思い出が次々に頭に思い浮かんできました。

キャラ固有曲は、人気のあるキャラクターの曲が4曲ほど。
ただし、3以前に登場したキャラクターの固有曲ばかりです。
個人的にはオドロキくんのテーマ曲が一番好きなので、ぜひオーケストラで聴きたかったのですが、実際に演奏されたラインナップを見ると仕方ないかと思わないでもないです。
成歩堂、御剣、真宵ちゃんには勝てないし、ゴドー検事の曲はメリハリを付けるためのアクセントとしてちょうど良いし。

「大逆転裁判」の曲も好みでした。
コンサート当時「大逆転裁判」のOSTは聴いていたものの、ゲーム自体は未プレイだったので、「ほー」という程度の印象しか抱けませんでしたが、今ちょうど2をプレイしている最中だからかすごく感慨深かったです。
原曲からしてオーケストラと相性が良さそうと思っていましたが、想像以上に相性良かったです。
2のラスト付近までプレイしてから聴いたら、より一層心に突き刺さってくる感じがしました。
「大逆転裁判」の曲だけでも、十分このCDを買って良かったと思いました。

CD音源では、生演奏を鑑賞したときほどの臨場感は、さすがに味わえません。
しかし、コンサートの時の演奏を何度も味わえたり、聴けなかった演奏が聴けたりという利点があるので、よくぞ音源化してくれたとありがたい気持ちでいっぱいです。
スピンオフ含む逆転裁判シリーズにどれか一つでも好きな作品がある方にはオススメです。

[GMCD] Before Meteor : FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack

FINAL FANTASY XIVのOSTの一つ「Before Meteor : FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack」をゲットしたので、一通り聴いてみました。
Blu-rayディスクで、104曲収録。
再生時間は、およそ6時間強。
相変わらずの大ボリュームです。

FF14自体は完全に未プレイです。
驚異のV次回復を遂げた伝説のリニューアルの前も後も、プレイしたことがありません。
それでもOSTをゲットしたのは、FFというブランド力もありますが、とあるラジオ番組で聴いたFF14の曲がものすごく格好良くて衝撃的だったことがキッカケ。
その後、ひょんなことで「新生エオルゼア」(以下、ジャケット絵が青いので青盤)を入手して聴いてみたところ、自分にツボな曲があまりに多くて、他のFF14のOSTも気になっていました。
そんな折、ふと立ち寄った中古CDショップで、この「Before Meteor」(以下、ジャケット絵が赤いので赤盤)を見つけ、何気なくゲット。
最近、紐解いて聴いていた次第です。

青盤同様にマルチディスクとなっており、Blu-rayプレイヤーで再生する形式の他に、MP3形式のものがまるっと円盤の中に収められています。
そのおかげで、柔軟な再生環境に対応という、気配り上手なディスクになっています。
自分は専ら、Blu-rayドライブ搭載PCでMP3を再生して鑑賞しています。
Blu-rayプレイヤーで聴いた方が音質の良いものが聴けると思いますが、手間がかかるため試していません。
PCだったら在宅中はほぼずっと起動しているけれど、PS3やPS4などのBlu-ray再送可能機器はそうでもないので。
ただ、聴く側のライフスタイルに合わせた鑑賞方法を提供してくれるあたりは、さすがスクエニだなぁと思います。

今回は中古ショップで見つけて比較的安価に入手できましたが、新品で買おうとすると高いなぁと思う点は変わらず。
とはいえ、収録曲数の多さや楽曲の質を考えると、価格設定に納得できるところもあります。
この曲数でこの曲の良さならば仕方ない、とも思います。
それくらい、良質な楽曲が大量に収録されています。
朝と晩合わせて1時間ぐらいかけて全部聴き終わるのに、1週間ほどかかったほどです。

赤盤は、青盤の数か月前に発売されたOSTで、例の大破壊という名のリニューアルまでのFF14の楽曲が収められている模様。
前半3分の2のほとんどは植松伸夫氏の楽曲で、後半3分の1は様々な作曲家の方の楽曲(中でも祖堅正慶氏がやや多め)という構成です。
今となってはFF14の作曲家=祖堅さんのイメージが強いですが、リニューアル前は植松さんも結構楽曲を提供されていたことを、このOSTを聴いて思い出しました。
そういえば、「Answer」って曲を植松さんの楽曲としてどこかで聴いた覚えがあるなぁ。
なんだか、久しぶりに植松さんの楽曲を聴いたような気がします。

多彩な作曲家の方々が参加されているので、これ1枚で作曲家によって曲の方向性の違いが見えて面白いです。
好みの問題で言えば、祖堅さんの曲が自分には一番合っている気がします。
シンフォニックで荘厳・重厚・壮大な雰囲気が、すごく自分の好みというか。
その一方で、長年FFの楽曲を聴いてきた身としては、植松さんの楽曲に懐かしさと安心感を感じました。
ロック調のような激しい曲もありますが、シンプルな分主旋律がはっきりしていて聴きやすく、なんとなくほっとします。

収録曲の中には、青盤に収録されているものと同タイトルの曲がちらほらありました。
「闇の抱擁」や「善王モグル・モグXII世」など、青盤の印象的な曲のいくつかが赤盤に入っています。
というか、タイミング的には、赤盤に収録した曲を青盤に再録していた、と言った方が正しいかも。
ただ、曲によってはなんとなくびみょーにアレンジが異なるものもあるように聴こえました。音色のバランスとか。気のせいかな。

全体的なクオリティは高めです。
かなり良質な格好良い楽曲が揃っています。
リニューアル前のFF14の評判が燦々たるものだっただけに、BGMはどうなのだろうと若干不安もあったのですが、青盤だけでなく赤盤も良曲揃いで軽く衝撃を受けたほどです。
曲はびっくりするほどめちゃくちゃ良曲揃いです。
また、植松さんが参加されているからか、なんとなく歴代のFFナンバリングタイトルっぽさも感じられます。

リニューアル前のゲームの方の評判をとりあえず脇に置いておけば、とても楽しめるアルバムでした。
リニューアル後の楽曲が主に収録されている青盤が目立っているため、こちらの赤盤は影の薄い存在になってしまっていますが、負けず劣らずの良曲ばかりが収録されています。
リニューアル後のFF14のBGM好きだけでなく、歴代のFFの楽曲好きにも、オススメのアルバムだと思います。

[GMEV] 星の調べ×テンプルナイツ交響楽団 Extra stage 交響曲FFT

9月24日(日)に、企画・星の調べ(以下、ほしらべ)、主催・テンプルナイツ交響楽団(以下、Tオケ)によるオーケストラコンサート「交響曲FFT」が開催されたので行ってきました。
会場は、パルテノン多摩 大ホール。
開演は15:30、終演は18:50頃でした。

■あの「交響曲FFT」が再び
今回の演奏会は、かつて「交響曲FFT」を作成・演奏したオーケストラ楽団ほしらべの譜面を、その志を受け継ぎ結成されたTオケが演奏するという形で開催されました。
これだけでも、「交響曲FFT」という重要アイテムがほしらべからTオケに継承されたようで、胸が熱くなります。

2009年に開催されたほしらべの第二回演奏会開催の際には、立川まで足を運びました。
自分がゲーム音楽の演奏会に行くようになり始めた初期の頃のことで、そのためか特に強く印象の残っている演奏会の一つです。
躍動感と迫力のある演奏、ただでさえ魅力的な曲ばかりなのにさらに磨かれて輝きを増していた曲の数々、そして大好きなFFTの曲を生演奏で聴けるという感動により、ほしらべ第二回演奏会は自分の中で今でもレジェンド枠に収まっています。

また、ゲーム音楽の演奏会自体がまだまだ数が少なく、その数少ない中でも特定の1作品だけをがっつり演奏するというものは、当時珍しかったと記憶しています。
今は公式オケコンや有志オケなどがあちこちで企画・開催されるようになり、それほど珍しいことではなくなりましたが、当時は本当に珍しかったものです。
この10年の間に、ゲーム音楽界隈も随分賑わってきたなぁ、とほしらべ第二回演奏会当時を振り返る度にしみじみそんなことを思い浮かべたりもします。
ゲーム音楽の演奏会が月に一回あったかどうかという程度だったのに、それが今では月数回どころか同日同時間帯にブッキングするくらいにまで成長するとは、想像していませんでした。

それくらい記憶に深く刻み込まれたほしらべの「交響曲FFT」ですが、2011年の東日本大震災の影響を多大に受けて第三回演奏会が中止になって以来、活動休止。
それがひどく残念で、いつか復活されることをひたすらに待ち望んでいました。
そして気が付けば、第二回演奏会から8年の月日が経過。

今回、ついにTオケとのコラボという形でほしらべの「交響曲FFT」が復活するということで、これはもう行くしかない! 行く以外の選択肢ないだろ! とばかりに、速攻でチケットゲットしました。

■「交響曲FFT」をベースに、今回用にブラッシュアップ
「交響曲FFT」という名前の通り、プログラムはオール・FINAL FANTASY TACTICS。
右を向いても左を向いても、とにかくFFTしかありません。
FFT好きにはたまらない演奏会です。

Tオケの第一回演奏会でも「交響曲FFT」の譜面が演奏されましたが、今回は演奏曲数がぐっと増えてグレードアップ。
OST収録曲から60曲以上、さらにOST未収録でサウンドテストで聴けた曲まで演奏されました。
OST収録曲の全てが演奏されたわけではありませんが、OSTの8割以上をカバー。
そのためか、Tオケ第一回演奏会のときよりもずっと、ほしらべの演奏会に近い形になっていました。

とはいえ、ほしらべ第二回演奏会のときとは、曲順が異なっていました。
今回の演奏会のために、さらにブラッシュアップされた結果ではないかと思います。
曲順がストーリーに沿っていた点は変わりませんが、ほしらべ第二回演奏会のときよりも流れがスムーズになっていたように感じられました。

ほしらべ第二回演奏会の記憶はもう随分薄くなってしまっているのですが、編曲もより一層洗練されていたような気がします。
曲の繋ぎとか、展開とか、盛り上げ方とか、よりドラマティックになっていたような印象を受けました。

それにしても、星の調べとテンプルナイツ交響楽団という限りなく近い志を持つ楽団同士が協力し合ってコンサートを開催するの、なんだか良いですね。
同じ目的のために共闘し合う感じがRPGっぽくて、ゲーム好きとしてはすごく胸が熱くなります。
また、こんなにも素晴らしいスコアをシェアし合うのも、良い雰囲気だなぁと思います。
大人の事情とか様々な問題があると思いますが、可能な範囲でスコアをシェアし合えれば、より多くの人が気軽にゲーム音楽を演奏して楽しむことができるようになるのではないかと。
こういうシェアし合う文化が広まらないかな、と密かに願っていたりもします。
編曲のハードルって結構高いと思うし、良いスコアを数回披露したっきり眠らせてしまうのは勿体ないと思うのです。

■原曲重視8割、がっつりアレンジ2割
アレンジは、それなりに入っていました。
といっても、原曲を多分に残したまま、それをよりオーケストラ映えするように拡張させたようなアレンジです。
1つの曲を2ループ以上演奏する場合、1ループ目は原曲を忠実に再現し、2ループ目以降でより壮大かつゲームのシーンをイメージしやすいようなアレンジを加えていたような、そんな感じです。

その中でも、イベント曲やキャラクターテーマ曲は、特にダイナミックなアレンジだったように思います。
鑑賞していて「うわ、そうきたか!」と驚かされたこともしばしば。
ゲームをプレイしたのはもう二十年近く前のことなので、エンディング以外のゲームの内容はかなり忘れてしまっているのですが、今回の演奏を聴きながら「そういえば、そんなシーンもあったような」と朧げな記憶が呼び起されたほどです。

ちなみに、エンディングだけは今でも結構しっかり覚えています。
あれは、忘れたくても忘れられません。
日曜日のめっちゃ爽やかな快晴の朝にエンディングまで到達して、その日一日めっちゃどんよりした気分で過ごしたのは、今でも良い思い出です。

■FFTとオケの相性の良さが半端ない
オーケストラによる生演奏を久しぶりに聴いて改めて感じましたが、やはりFFTの曲とオケの相性は抜群でした。
弦楽器も管楽器も打楽器も、全部曲と相性が良い。
チャイムの連打なんて、これぞFFTの音楽だと言わんばかりの迫力でゾクゾクしました。

演奏自体は、正直なところ手放しに上手いとは言えません。
音が外れたり、音のバランスが悪かったり、スピードにズレがあって座りが悪かったりと、不安に感じることもしばしばありました。
テンポの速い曲は、勢いで押し切ろうとしていたようにも見えました。
でも、そのような欠点は全てFFTに対する愛情でカバーされていて、良い演奏をしようという一生懸命さや熱意がすごく伝わってきました。
拍の取り難そうな曲は、絶対に外してなるものかという意気込みが感じられましたし。
その熱い想いにあてられたからか、内心で「がんばれ! がんばれ!!」と応援できたし、難しいフレーズを乗り切った時には心の中で拍手を送っていました。

で、最終的にはほっこりして楽しかった印象しか残っていません。

ゲーム音楽はそもそも演奏することを前提に作られた曲ではないので、演奏の難しい曲が多いです。
その点に関しては、FFTも例外ではありません。
そんな難曲を相手に、アマチュアの演奏者さんやスタッフさんたちが心血を注いで作り上げた演奏の数々。
そして、ゲーム音楽をオーケストラの生演奏で聴けるという点が加わって、終始興奮の坩堝にありました。
FFT+オケって、本当に良いものです。

オケ隊の中で最も輝いていたのは、パーカッションだったと思います。
その中でもチャイム、ティンパニ、シロフォンはすごかったです。
チャイムはFFTを演奏する上で美味しいパートですが、その期待を裏切らない見事な響きでした。
また、ティンパニとシロフォンは、腕の動きがアマチュアの域を超えている箇所が何回もあって、そこからも気迫のようなものが伝わってきました。
なんというか、「俺の(私の)音を聴けーっ!」みたいな。

そういう点で言えば、金管楽器もそういう箇所がいくつもありました。
戦闘曲のような激しい曲の金管楽器は、とても格好良かったです。
音が綺麗に真っ直ぐ鳴り響いたときは、内心「おぉー!」と拍手喝采でした。

余談ですが、チャイムの連打聴いてたら、なんだか教会でFFTの曲を聴きたくなりました。
FFTと教会って、相性良さそう。

■スペシャルゲストとパンフレット、他諸々について
オーラスの前に、スペシャルゲストとして作曲家の崎元仁さんが登壇されました。
崎元さんは国際フォーラムの方へ行かれているかと思っていたので、これは嬉しいサプライズ。

崎元さんの話は、ほんの数分程度でした。
ほしらべ第二回演奏会のときに岩田匡治さんとともに登壇されたときは、結構長く話をされていたと思うので、それに比べると今回はあっさりめ。
話の内容は、

・交響曲FFTは演奏される度に奏者が増えて成長している
・作曲していた当時は、演奏されるなんて想像していなかった
・こうして演奏されることで音楽として形を成していく

というようなことを仰っていたと思います。

崎元さんに限りませんが、ゲーム音楽の作曲家の方々(特に旧スクウェアに所属されていた方)ってフットワークが軽いですよね。
作曲者と同じ空間で生の演奏が聴けるって、すこぶる貴重な体験だと思うのです。良い時代に生まれたなぁ。

話は変わって、パンフレットについても少々。
今回のパンフレットも、ものすごく凝ったものになっていました。
Tオケ第一回、第二回のパンフレットもすごかったですが、今回はさらに輪をかけてすごいものになっていました。
フルカラーで美麗なイラストと手の込んだドット絵盛り沢山って、どこまでサービス精神旺盛なんですか。いいぞ、もっとやれ。
とりあえず、今回のパンフレットも永久保存版にさせていただきます。

パンフレットだけでなく、他にも会場ロビーに展示があったりして、まさにFFT尽くし。
ホール内も外も、満遍なくFFTへの愛に溢れた演奏会でした。

■感想まとめ
一人のFFT好きとしては、とても楽しかった演奏会でした。
演奏自体はまだまだ伸びしろがあると思いますが、それを補って余りある情熱にずっと煽られ続けたような気がします。
荘厳な「Bland Logo~Title Back」から始まり、緩急をつけた演奏がラストバトルに向けて徐々にヒートアップ、そして「Staff Credit」の高らかなファンファーレでフィナーレを迎える流れが、とても心地良かったです。
ほしらべとTオケのコラボを今回で終わらせることなく、今後もぜひ継続的に「交響曲FFT」を演奏し続けていってほしいです。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残ったメドレーごとの感想になります。

[ゲームRev] 大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-

推理AVG「逆転裁判」のスピンオフ作品「大逆転裁判」の1作目をクリアしました。
プレイ時間は、たぶん20~30時間程度。

「大逆転裁判」は、あの「逆転裁判」の生みの親である巧舟氏がテキストを手掛けられているということで、発売当初から気になっていた作品でした。
公式サイトのBGMに興味を引かれてOSTは早々に買っていたのですが、ゲーム自体は風の噂で「大きな伏線が回収されずに終わる」と耳にしていて、なかなか手が出ないまま気が付けば2年経過。
続編の2が発売される、しかもダブルパックも個数限定で出る、と聞くに及び、それならばとダブルパックをゲットしました。
で、ダブルパックの1をクリアした次第です。

ダブルパックの1は「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- Best Price」と同じもののようなので、ここから先は実質ベストプライス版の感想となります。

噂で耳にしていた「大きな伏線が回収されずに終わる」というのは、まさにその通りでした。
ものすごく思わせぶりなところで、1は終わります。
あまりの伏線の投げっ放しぶりに、いっそ清々しく感じられるほど。
こんなにあからさまに伏線が回収されずに終わったゲームなんて、「英雄伝説6 空の軌跡FC」以来かも。

ただ、既に続編である2が発売されていることを知っている身としては、そこはそれほど苦にならず。
いい感じの引き具合に、むしろ「よっしゃ、このまま2やったるぜ!」という気分になりました。

逆に言えば、1発売当時にプレイされていた方々は、よく2年も耐えられたなと思います。
あからさまに続編作る気満々な終わり方をされたものの、果たして続編が制作されるのかと不安を抱きながら待ち望み続けるのは、相当な苦痛だったのではないかと。
これは、続編制作しなかったら、暴動が起こっていてもおかしくないレベルです。

そんなわけで、1で回収されなかった大きな伏線については2に譲るとして。
ゲーム自体は、「逆転裁判」のナンバリングタイトルと同様に楽しくプレイしました。
証拠をつきつけたときの爽快感が、相変わらずたまりません。

難易度は、それほど高くないと思います。
逆転裁判2や3に比べると易しい方ではないかと。
一番最後につきつける証拠だけ手こずりましたが、攻略サイトに頼らなくても最後までプレイできました。
最悪セーブ&ロードでなんとかなります。

まぁ、手こずった原因は、夜深い時間帯にプレイしていて、最後の証拠をつきつける直前に力尽きて一晩明けたら、そのシーンの直前の記憶がすっぽり抜け落ちてたことでしたが。
ゲーム再開して「・・・・あれ?」となって、ログを見てもそのシーンに至るまでの展開を思い出せず、結局それっぽい証拠を手あたり次第つきつけていたらなんとかなりました。
最終話は証拠の数も多くなるけれど、粘れば自力でもなんとかなります。

とはいえ、事件を整理して推理する能力もそれなりに必要です。
そこはまぁ、推理モノなので、仕方がありません。
とはいえ、ある程度は誘導されるしヒントも提示してくれるので、そんなに難しくありません。

「大逆転裁判」独自のシステムとしては、「共同推理」が個人的にはすこぶるツボでした。
3DCGをフル活用したカメラワークとモーションの演出がとてもテンポ良くできていて、捜査パートの楽しみの1つでした。
あと、人差し指を立ててスチャッと構えるモーションが、なんだかすごく気に入っています。
あれ、真似したくなる。

「最終弁論」もユニークなシステムでしたが、陪審員たちの判決理由が「そんなんでいいのかよっ!?」というものが多くて、どこからツッコミを入れていいのやらと思うことが多かったです。
もうちょっとマトモな理由で判断しろよと思ったり、若干ご都合主義に感じられるところもあったり。
悪くはないけれど、引っかかるところも少々、という印象でした。

それと、音楽がとても良い仕事をしていると感じました。
公式サイトでBGMを聴いて即OSTを購入したくらいなので、もともと音楽の良さは知っていましたが、ゲームをプレイしたことで更に印象が良くなったような気がします。
ノスタルジック(時々和風)なオケっぽい曲が好きな方にはオススメです。

そんなわけで、大きな伏線が回収されないというトラップはあるものの、思いの外楽しくプレイできた作品でした。
2が発売済みであることを念頭に置いて1をプレイすれば、楽しめる作品ではないかと思います。
1で張られて回収されなかった伏線が2でどれくらい回収されるのか分かりませんが、それらはこれからプレイする2の楽しみに取っておきます。

[GMEV] 吟遊詩人組合 2nd Concert

9月10日(日)に吟遊詩人組合<トルバドール・ユニオン>の第2回コンサートが開催されたので、行ってきました。
会場は、新宿区の角筈区民ホール。
開演は14:00で、終演は15:30頃でした。

■ゲーム音楽主体だけど、ジャンルを問わず幅広い楽曲を披露
吟遊詩人組合は、ゲーム音楽の他にアニメや映画、ミュージカル、クラシック音楽など、ジャンルの垣根を取り払って、様々な楽曲の合唱を行う団体だそうです。
そのため、このエントリのカテゴリをどうしようか迷ったのですが、自分がゲーム音楽目当てで今回足を運んだ事情もあるので、とりあえずゲーム音楽イベントとして括ります。

そんなわけで、今回披露された楽曲のうち半分ほどはゲーム音楽でしたが、残りはアニメや映画など実に多彩。
ゲーム音楽はある程度明るい(と思っている)自分ですが、その他のジャンルについてはまるっきり疎いので、開演前まではその点が不安要素でした。
ゲーム音楽以外、箸にも棒にも掛からないぐらいついていけなかったらどうしよう、と。

が、いざ始まってみたら、そんな自分でもなんとなく聴き覚えのある曲が多数。
聴き覚えのないアニメや映画の曲も、綺麗で楽しそうなコーラスに乗せられて、魅了されていました。
どの曲も、思っていた以上に楽しめました。

ただ、逆に言えば、ゲーム音楽を知らない方にとっては、ちょっと厳しいプログラムだったかもしれません。
FF5の「ピアノのおけいこ」なんて、ネタを知っていないと、ただの拙い演奏でしかないわけだし。

■ゲーム音楽主体にしては歌詞付きの曲多め
今回披露された合唱曲は、歌詞の付いたものが多かったです。
ゲーム音楽というと歌詞の付いていない曲の方が圧倒的に多いので、それらを合唱で表現するとなると、いい感じに「ラー」とかで済ませるしかないというイメージがありました。
が、今回のコンサートでは、ゲーム音楽であっても元々歌詞のある曲が多く選曲されていたような気がします。
今回披露された曲のうち、原曲で歌詞のないものは、FFメドレーぐらいだったような。
あえて、そういう選曲をされたのでしょうか。

歌詞のある楽曲が多かったため、英語・日本語・ドイツ語など実際にある言語から、ヒュムノス語やモンハン語のようなゲーム内言語まで、幅広く網羅することになっていましたが。
しかし、それらを違和感なく歌声に乗せることができていて、そこはとても感心しました。特にヒュムノス語。
すごく練習を重ねて、習得していったのだろうなぁ、きっと。

■オペラ歌手の指導による綺麗な響きのハーモニー
編成は、コーラス(ソプラノ、アルト、テノール、バス)とピアノというシンプルさ。
コーラスもそれほど大所帯ではなく、総勢16人という規模。
学校のクラス単位の合唱コンクールの半分弱ぐらいでしょうか。
ややこじんまりとした印象を受けました。

しかし、その分少数精鋭、一人一人の歌声の響きが美しかったです。
トレーナーとして専門家がついていたからでしょうか、発声が素人とは違って聴こえました。
声がすごく伸びて、そして澄み渡っているような、そんな感じ。
各パートのバランスも良かったし、とても美しいハーモニーでした。

欲を言えば、曲によっては声量がもうちょっと欲しかったかな、とも感じました。
歌いやすい曲と歌いにくい曲があったようで、前者は結構十分な声量があったのに対して、後者は若干物足りなさも感じられたので。
でも、まぁ、ゲーム音楽という特性上、難しいのかな。

■手作り感満載のアットホームな空気感
会場は、キャパ200人ぐらいという小規模のホール。
その上、観客のうち結構な割合が関係者っぽかったので、全体的にアットホームな空気感を感じました。
MCも、唐突にネタをぶち込んできたりするなど、どことなーく緩い感じで。
また、スタッフさんのちょっと慣れていない列捌きなど、そこかしこに手作り感もあって、ほんのりとほんわかした気分になったりもしました。
なんというか、あれだ、文化祭の出し物みたいな雰囲気というか。

アットホームな雰囲気はそれはそれで良いと思います。個人的には、わりと好きな雰囲気です。
ただ、一点あえて苦言を呈すなら、終演後に登壇された方と観客の方の歓談の輪がロビーのあちこちでできていて、ホールから出る道を塞がれていたところ。
アンケート書き終わってホールから出ようとしたら人の輪が目の前にできていて、それをぶっちぎって横切れるほどの度胸もなくて、出るに出られないという困った事態になりました。
せっかくなので、あともうちょっと最後まで配慮してほしかったなぁ、と思いました。

■感想まとめ
そんなわけで、ゲーム音楽以外の様々なジャンルの楽曲とも出会えて、ほっこり楽しいコンサートでした。
美しい歌声には、とても癒されました。
ゲーム音楽主体とはいえジャンル問わずな選曲の分、ゲーム音楽好きであってもターゲットにハマらないかもしれませんが、1曲でもピンときたものがあれば足を運んでみるのもアリかと。
思わぬ出会いがあるかもしれません。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。