[ゲームRev] テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER

PS4/Switchで発売されたRPG「テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER」のPS4版を、とりあえず1周目クリアしました。
クリア時点のプレイ時間は85時間、レベルは65前後。

旧作は、PS3版クリア済みです。ブログの記録によると、2009年11月頃にクリアしています。
クリアどころか、実は7, 8周しています。
最終的にプレイ時間は累積350時間を超え、ガルドとレベルはカンストしていました。
サブイベントは、当然のように一通り制覇。
トロフィーは1つ(プラチナを含めると2つ)だけどうしても取れなかったけれど、それ以外は制覇。
周回プレイするとシナリオが変化するわけでもなかったのに、憑かれたように延々プレイし続けていました。

そんなやり込み具合からお分かりいただけると思いますが、TOVはものすごく好きな作品です。
自分にとっての「テイルズ オブ」シリーズ史上最高にドハマりした作品です。
そんな大事な作品が10年の時を経てリマスター版発売とあっては、無視することなんてできませんでした。

とはいえ、リマスター版発売決定の一報を耳にしたときは、少し迷いました。
あんなに何周もプレイしているのに、今更またプレイするのかよ、と。
そんな揺れる自分の背中を一押ししてくれたのは・・・・・・あれ、なんだろう、気の迷い?(ぉぃ
何かの勢いで気が付いたら予約購入していました。

気の迷いだろうがなんだろうが買ったからにはプレイせねば!という謎の使命感に駆られて改めてプレイしたのですが、予想以上に楽しかったです。
特にプレイしていて強く感じたのは、PS3版プレイ時にはスルーしていた登場人物たちの捉え方が、9年の年月を経て変わっていたことに気付いたこと。
9年の間に自分のリアル経験値が溜まったからなのか、より深くキャラクター性が感じられるようになった気がします。
今まで漠然と捉えていた解釈が明確な形として”見える”ようになったり、今まで気付かなかった登場人物の一面に気付けたり。
その度に、新鮮さを感じました。
少し時間を置いてからプレイするってのも楽しいもんだな。

そして、TOVの名前持ち登場人物のうち、心底悪役と思えるキャラが実は数えるほどしかいないことに気付き、改めて驚きました。
TOVって名前持ち登場人物がめちゃくちゃ多いのに、本当にゲスいキャラがあまりいないの、すごくないですか?
登場人物それぞれが各々掲げる「正義」のために動き、それ故にプレイヤーから見たら敵役として立ちはだかりつつも、その人物にとっての「正義」が理解できるものなので憎めない。
他人へ害しかバラまかない登場人物があまりいなくて、全体的に「悪意」があまりないところが、何周もプレイしても楽しかった理由かもしれません。

登場人物の数だけ「正義」の形が登場する一方で、真の「正義」が描かれていない、というところも、「正義」の強さと脆さが見事に描かれている特徴かと。
主人公たちですら、自分たちの貫いた「正義」が他人にとってはそうではないかもしれないことを自覚している点が、ゴリ押し感がなくて程良い感じ。
PS3版をプレイしていた時は、そのへんの「正義」に関してあまり理解が深まっていなかったけれど、ようやく芯の部分に一歩近づけた気がしました。
本当に、ようやくだな。

キャラ個別で言えば、主人公のユーリの格好良さをようやく認識できたことが、最も大きかったです。
巷で「格好良い」と専らの評判のユーリさんでしたが、自分の中では「まぁ、フツーに見た目格好良いけれど」という程度の認識だったのです。
今回リマスター版をプレイして、ようやくユーリの内面の格好良さを認識しました。
ダークヒーローとして貫き通す格好良さに気付けたのは、リマスター版をプレイした中での大きな収穫でした。

それと、PS3版から最推しのおっさん。
年齢的におっさんが一番近いからか、おっさんの魅力を以前よりも強く感じられました。
格好良いポジションにはユーリがいるから自分はあえて道化を演じてるっぽいところとか、年少組のストレスのはけ口にわざとなっているっぽい言動とか、年長者らしい気配りが見えるところが高ポイント。
パーティー全体を見渡して、ベストを引き出すためには自分をどこに配置して何を為すべきなのかちゃんと理解してるところが、おっさんマジ有能と思いました。
PTメンバーの雰囲気が明るくて仲が良いいのも、おっさんが率先して盛り上げ役になってるところに寄ってる部分が大きいし。
あのPTメンバーであのポジションは、経験豊富なおっさんにしかできないわ。
自分も年取ったからしみじみ思うけれど、おっさんガチで有能。

PS3版と今回のリマスター版の差異は、ほぼないです。
パッと見で解る大きな違いは、グラフィック面の向上。
フィールドの陰影がくっきりして、PS3ではボケボケだったりジャギってたりしていた部分までしっかり見えるようになっています。
それと、バトル中に敵を浮き上がらせると、操作キャラの首が敵の動きを目で追うように上下するのが、地味に感動しました。
PS3版でもあったのかもしれませんが、自分はリマスター版をプレイするまで気付きませんでした。

あとは、PS3版ではDLCとして販売されていた称号が、リマスター版では最初からアイテム欄に入っているところも大きな違いでしょうか。
DLCに好きな衣装があったので、これは嬉しい特典でした。
リマスター版でもショパンフレンを選択できるのが、とても嬉しかったです。
なお、DLC称号はアイテム欄に入っているだけの未適用状態なので、対象キャラがPTインしているタイミングでアイテムを使う必要があります。
これに気付かなくて、「あれ、DLC称号選択できないな、シナリオ進めれば選択できるようになるのかな?」と中盤まで悩んだりしてました。

その他に細かい違いと言えば、ギガントモンスターのLv設定が少し違っていたように思いました。
というのも、PS3版の攻略本を引っ張り出してプレイすることがあったのですが、攻略本に記載のLvとスペクタクルズを使用したときに表示されたLvが違っていて「あれ?」と思ったことがあります。
やや上方修正(リマスター版のLv>攻略本のLv)されているような。気のせいかな?

メインシナリオやサブシナリオに違いは、多分ないように思いました。
何分PS3版をプレイしたのが9年前で細かいところは覚えていないため、「たぶん」としか言えませんが。

9年ぶりにプレイしたTOVでしたが、作品自体は大きく変わっていないけれど自分自身に9年分の変化が蓄積されていたためか、9年前には気付けなかったいろいろに気付けて、予想以上に楽しくプレイできました。
シナリオはもとより、バトルの難易度もほどほどなので、アクション下手な方でもプレイできて、万人にオススメできる作品です。
TOV未プレイの方はぜひこの機会に。また、リマスター版はPS3版がベースになっているので、Xbox360版しかプレイしていない方にもオススメです。

2周目プレイは、他の積みゲーを崩してから考えます。
2周目以降しか潜れないダンジョンもクリアしたいんだけど、他にもやりたいゲームがあって、時間がいくらあっても足りないっ。

[ゲームRev] FINAL FANTASY XV POCKET EDITION HD

PS4/Xbox OneなどのRPG「FINAL FANTASY XV」(FF15)のメインストーリーのみをデフォルメして描いたスマホ移植版「FF15 POCKET EDITION」(FF15PE)のHD版を、クリアしました。
プレイしたプラットフォームは、Switchです。

FF15は、発売当初から気になっていた作品でした。
昨年、そろそろやっておくかとPS4版を購入し、試しにプレイし始めてみたものの、数時間であえなく断念。
断念した理由は「アクション性が高くて操作が複雑で難しい」というのもあるのですが、一番大きな問題は「文字が小さ過ぎて読めない・・・orz」でした。
うちのTVが小さいというのもあるのですが、しかし部屋の大きさを考えたら小さ過ぎるほど小さいわけでもなく。
FF15のためにTVを一回り大きいサイズのものに買い換えてもみましたが、さっぱり読めなかったです。

などとりう顛末の末に、スマホの画面を想定して作り直したものなら文字読めるだろう、ついでに操作も簡略化されているだろう、と思って手を出したのが、FF15PEです。
あえてSwitch版を選んだのは、ちょうどSwitch版リリース直後でセール価格だったことと、Switch本体を買ったはいいもののプレイするゲームがなくて1年ほど眠らせていたからです。

とりあえずスクエニは、UI/UXについて今一度よく考えてほしいです。
FF13のときのフォントサイズも大概だと思ったけれど、それ以上に小さくて読み難くなるとは思いませんでした。
どんだけ大きなTVサイズを想定してるんですか。

そんなわけでプレイしたFF15PEですが、こちらはフォントサイズについては問題なかったです。
さすが、スマホ用に作り直されているだけのことはありました。
操作の方も、PS4版よりはシンプルで、自分のようなアクション下手でもなんとかクリアできるレベルになっていました。
何度かGAME OVERになったし、場合によっては10回ぐらいコンティニューして挫けそうになったこともあったけれど、それでも繰り返しチャレンジすることでギリギリ切り抜けられました。
これ以上、操作が複雑化したら、たぶん自分の手には負えません。

というか、いつからFF(ナンバリングタイトル)はアクションゲームになったのかと、小一時間問い詰めたい気分になりました。
俺のFFは、アクションゲームじゃないやい(めそめそ

操作性については、PE版はPS4版に比べれば簡略化されて難易度が下がっているものの、それでもストレスの溜まることがしばしばありました。
「シフトの照準が合わない」とか「時々出てくるYボタンの長押しと連打の見分けが付かない」とか「ローディング長い」とか「今の絶対ヒットしてるはずなのにスカってるって当たり判定おかしくない!?」とか「ゲージが黒くなってから相当ダメージ与えて確実にオーバーキルのはずなのに敵倒れないってどういうことよ?」とか「3ボタン同時押しって、人の手って2つしかないよね何それどうやってやるの!?」とか。
正直、あげればキリがないです。
だから、スクエニは、UI/UXについて今一度よく考えて(以下略
美麗なら何でも許されると思ったら、大間違いだぞですよ。

まぁそれでも、クリアできたので許容範囲内ですが。
クリアできた今となっては、不満な点も話のタネです。

そんな操作性でしたが、ストーリーは結構面白かったです。
確かに、物語の飛躍や、「ん?」と思うことは、あるにはありました。
が、一通りストーリーを追って、その結果エンディングでじんわり感動したので、面白かったのだと思います。
特に後半の怒涛の展開はどれも先の気になるもので、それに引っ張られる形で一気にガッとプレイしました。
メインストーリーを追っただけですが、一部で人気が爆発した理由がわかったような気がしました。
ハマる人は、かなりハマると思います。

何より、主人公やPTメンバーのキャラクター性のバランスが良く、会話でほっこりすることがよくありました。
なんかこう、男子高校生のじゃれ合いを見ている感じ、というか。
また、周りを固める脇役も良かったです。

ただ、固有名詞がなかなか覚えられなくて、会話に出てきても「え、それ誰のこと?」となることが多かったです。
キャラクター名の場合、姿を見ればわかるけれど、名前だけではわからなくて。
小説でも映画でも洋モノではよくあることなので、いつものことかと割り切っていましたが。
ちなみに、地名は最後まで「ルシス」しか覚えられませんでした。帝国の名前、なんだっけ?

キャラクターが良かっただけに、各キャラの表情が無くなっている点は、FF15PEならではの残念な点。
頭身を下げてデフォルメ化されているので、仕方のないことなのですが。
プレイ中、FF15PE程度に簡略化されたアクションで、PS4版のようなリアルなグラフィックだったらなぁ、と思うこともありました。
まぁ、グラフィックがリアルなのに動きが機械的になると不気味の谷が強まるとか、アンバランスな感じになってしまうのでしょうか?

なお、ボイスは無印版のものをそのまま使っているような気がします。
イベントシーンはフルボイスで、移動中もしばしばお喋りします。
バリエーションが豊富ではないからか、移動中のお喋りで同じセリフを何度も繰り返して時々鬱陶しく感じることもありましたが。

メインのストーリーとキャラクターを一通り把握した今、無印版のサブクエストや追加シナリオが気になっています。
PE版にあったのはミニゲームのようなものだけで、サブクエストがほぼなかったので。
各キャラクターのことをよく知りたい、世界観を深く知りたい、という欲求があります。
また、料理もデフォルメ化されていたので、無印版のリアルな料理を見てみたいです。

個人的に一番の目当てだったBGMも、無印と同じものを使っているようですが、良かったような気がします。
「気がします」というのは、デフォルトの設定ではSEやボイスでかき消されて、ほとんど聞こえなかったから。
中盤(水神が云々のあたり)でBGMの音量を上げてボイスとSEの音量を下げる調整をしてようやく聞こえるようになったので、BGMをちゃんと聞いたのはそれ以降です。

終盤の曲はどれも良かったので、たぶん良かったような気がします。
OSTは初回限定版購入済みなので、あとで聴き込む所存です。
というか、BGMのためにゲームをプレイしたようなものなので、これでようやくOSTを開封できます。

操作にストレスを感じたり、ストーリーにややモヤッとしたり、いろいろ思うところがないわけではないのですが、最後FFメインテーマの流れるシーンでじんわり感動したあたりで、不満とか諸々が吹っ飛びました。
トータルすると、個人的には満足です。
PE版のメインストーリーでは語られなかった、語り切れなかった深掘り要素が気になるので、自分に気合と環境があれば、PS4無印版をかんばってみようと思います。
本気でフォントの大きさをなんとかしてほしいです頼みますスクエニさん。

[ゲームRev] ファイアーエムブレムif 白夜王国

3DSのシミュレーションRPG「ファイアーエムブレムif」の白夜王国をクリアしました。
難易度ノーマルのモードはカジュアルでプレイし、クリア時点のプレイ時間は約60時間。
クリア時のバトルメンバーのLvは、上級職の16~22ぐらいです。

なお、暗夜王国とインビジブルキングダム(透魔)は、まだ未プレイです。
白夜をクリアした今、その2作品のシナリオも気になるのですが、キャラをほぼ一から育て直しになるので、やや躊躇っています。
暗夜はカートリッジで買ってあるんだけど、これ、スキル継承できるのかな?

シナリオは、わりと王道の騎士道もの。
序盤と終盤はやや波乱万丈だけど、中盤は淡々と敵地へ進軍する展開です。
奇をてらった要素がない分、手堅いといえば手堅いし、無難と言えば無難。
ただ、個人的にはちょっとダレる感じもしました。
もっとも、シナリオよりもキャラ育成に面白さを感じていたので、シナリオの単調さはあまり気にならなかったのですが。

冒頭から思わせぶりな展開があって、メンバーの途中離脱も覚悟してゲームプレイしていましたが、意外と途中離脱キャラがいなかったのは好印象でした。
本作のシナリオを手掛けられたのが樹林伸氏ということもあって、人がバッタバッタ死んでいくんじゃないかと身構えていたのですが。
パーティーメンバーに関しては、そうでもなかったです。

エンディングは、ある程度ハッピーエンドだけど、いくつかの伏線が回収されずに残りました。
暗夜と透魔があることを知っていたので「まぁ、そうだよな」という感じですが、モヤッとしないわけでもなく。
暗夜や透魔のシナリオが気になりつつも、なんかこう、また一から育てて進めなければならないのか、という徒労感みたいなものがありました。

システムは、たぶん「覚醒」に近いと思います。
「覚醒」と同様にモード選択ができて、その設定次第ではキャラのロストが発生しなくなります。
「あ、やっべ、やられたー(リセットぽちー)」が無くなるので、数十分を無駄にせずに済みます。
もちろん、従来のようなロストの発生するモードにすることもできるので、そこはお好みで。

基本的に、敵を1体ずつおびき寄せて各個撃破するスタイルでなんとかなります。
増援とトラップが面倒くさいマップもありましたけれど、そこはLvを上げれば切り抜けられます。

クラスチェンジだけでなくスキル継承もあるため、やり込み要素がかなりありました。
クラスもスキルもバリエーションが豊富なので、組み合わせ次第でいくらでも育てられます。
育成要素は、かなり楽しかったです。
楽しくて、3DSのバッテリーが切れるまでズルズルとプレイし続けることも多かったです。
キャラが強くなっていくのが実感できるというのは、結構重要な要素だよなぁ。

遭遇戦は、経験値と資金稼ぎが同時にできて便利でした。
他プレイヤーとインターネット通信による攻城戦でも経験値は稼げるけれど、あまり効率の良い稼ぎ方が見つけられず。
相手プレイヤーがめちゃめちゃ強くて歯が立たないか、逆に弱過ぎて経験値入らない、の2極になる攻城戦が多かったです。
暗夜では遭遇戦がないとのことなので、その点も暗夜プレイを躊躇っている理由の一つだったりします。
「覚醒」のときみたいに、自由にLv上げできたら良いのになぁ。

好感度と結婚システムは今回もあったけれど、過去作ほど有用性は感じられず。
親世代キャラが十分に育ってからの子世代キャラ加入というケースが多かったからか、子世代キャラがあまり強くないし。
さらに、メインシナリオとほぼ関係なく加入してくるので、唐突感が半端なかったです。

BGMは既にOSTで聴いていたけれど、やはり曲が好みでした。
白夜で流れる曲は和風のものが多くて、これまでになかったFEっぽくて新鮮でした。
暗夜ではどのBGMが流れるのか、そこは少し気になっています。

「覚醒」以来のFEでしたが、ヘタレゲーマーにもやさしい難易度設定が今作にも引き継がれていて、個人的にはプレイしやすかったです。
惜しむらくは、3作に分けるのではなく、1作にまとめて欲しかった点。
白夜クリアにそこそこ時間がかかった上に、白夜くらいのシステムがちょうど良い身としては、暗夜をプレイするかどうかものすごく迷っています。
いっそ暗夜すっ飛ばして透魔をプレイすべきか、とも考えています。
いや、本気でどうしようかな。。。

[ゲームRev] 魔界戦記ディスガイア4 Return

PS3で発売されたRPG「魔界戦記ディスガイア4」のVita移植版をプレイ。
147時間かけて、ようやく本編をクリアしました。
後日談は未プレイです。力尽きました。今後、時間のあるときに思い出したらプレイします。

自分にとって、本作が初ディスガイアでした。
「やり込み要素が無限」という噂で名高いシリーズ作品ということは、常々耳にしていました。
が、自分はあまりやり込み要素に魅力を感じないタイプなので、評判を気にしつつもスルーすること幾年月。
数ヶ月前にPS PlusのフリープレイでVita版ディスガイア4が配信されたので、とりあえずダウンロードリストに放り込んでいました。
で、ようやく引っ張り出してプレイしたところです。

やり込み要素については、プレイしてみて初めて実感。
「無限」と表現されるのも、身に染みてわかりました。
特に、「アイテム界」は危険でした。
アイテムが持つ階層構造のマップに潜り、より深い階層を攻略すればするほど、そのアイテムが強くなるというシステムです。
これが、想像以上のやり込み要素でした。
「アイテム界」をやればやるほどアイテムがどんどん強くなるし、ついでにキャラクターLvも上がります。
そして、より強力なアイテムまで入手できるので、次はその強力なアイテムのアイテム界に潜って強くして・・・ということを、ひたすら繰り返していました。

しかも、強くなったら強くなった分だけ、成長を実感できるのも良いところ。
アイテムもキャラクターも結構サクサク成長するし、成長した分はダメージ量などに如実に表れます。
成長が目に見えると楽しくなってくるので、あまり飽きることなく、ズルズルとプレイしていました。
強くなったことが実感できると成長のし甲斐があるので、より強くしたくなるというスパイラルです。
これは、ハマるとものすごく沼です。
時間を忘れていくらでもプレイしてしまいます。

やり込み要素をガツガツやっていたおかげで、クリア時点の戦闘メンバーのLvは、上は220から下は170。
上げ過ぎたかな、と思わないでもないですが、自分的にはちょうど良かったです。
ラスボス戦はさほど苦労しなかったのですが、その二つ前のマップでちょっと手こずったので。
まぁ、手こずった理由は、敵が強いというよりも、パズル的な要素で、ですが。

アイテム界もそうだけど、メインストーリーの戦闘マップはパズル要素があるので、ほどほどに頭を使います。
ただ、工夫すれば低Lvクリアも目指せる一方で、面倒ならばキャラと武器・防具を強くして力でごり押しすることもできます。
そのへん、プレイヤーのスタイルに合わせてゲームを進められるので、ストレスがほとんど溜まりませんでした。

ちなみに、自分は「Lvを上げて物理で倒す」タイプです。
仕事終わりの平日夜に、ゲームでまで頭を使いたくはないタイプです。
なので、とりあえず強くすれば力で捻じ伏せられる本作は、自分のプレイスタイルと相性が良かったです。

と、ここまでやり込み要素にしか触れていないので、ストーリーについても軽く。
メインストーリーは、コメディとシリアスが入り混じった独特のテンポで、面白かったです。
メタ発言を含むコメディ展開もありつつ、しかし熱いシリアスな展開もきちんと用意されていて、その緩急がちょうど良い感じでした。
地獄の片隅で起こった反乱が、最終的に宇宙規模にまで発展したのには、さすがに驚いたけれど。
とはいえ、いろいろなリミットが外れているディスガイアだから、そんな急展開でも「まぁ・・・ディスガイアだし」で納得できてしまいました。
そういうところ、強いよねディスガイア。

あと、本作をプレイしてるとイワシを食べたくなります。

本作で一番魅力的だったのは、やはり主人公のヴァルバトーゼ。
とても良い主人公でした。
世間知らずなボケボケっぷりを見せるときもあるけれど、決めるところはビシッと決めるところが、とても格好良かったです。
また、約束は必ず守る有言実行っぷりも、好感が持てました。
上に立つものの良い見本というか、こういう上司が欲s・・・いや、どうだろ。カリスマ性はすごいけど、いきなり反乱起こされてもなぁ・・・。

それと、イワシ。彼を語るには、イワシが外せません。
次回予告のブレないイワシ推し、見事でした。

周りの登場人物も個性的で、その個性でストーリーをグイグイ引っ掻き回すところが面白かったです。
個性が強過ぎてギスギスしていた仲間が、話が進むにつれて一致団結していく様は、やはり見ていてワクワクするものです。
ストーリーとは直接関係ないけれど、途中離脱するキャラがいなかった点も、好感を持ちました。

音楽について。
ストーリーを彩るBGMが、めっちゃ好みでした。
佐藤天平氏の曲は「魔女を百騎兵」で惚れ込んだのですが、本作のBGMもミステリアスだったり格好良かったりで、サントラが欲しくなりました。
ので、アレンジアルバムを中古で注文しました。
さすがに新品は見つからなかったです。

ついでに、ディスガイア3と5のアレンジアルバムも注文。
今月はかなり散財しているので正直懐へのダメージがデカいけれど、でもゲームのサントラは入手できるうちに入手しておかないと、後で泣きを見ることが多いので。
1と2も買うべきか迷ってます。どうなんだろう。

4で初めてディスガイアをプレイしましたが、かなり楽しめた作品でした。
メインストーリーはそれほど長くないので、やり込まなければそれほど時間をかけずにクリアできますし、やり込もうと思えばいくらでもやり込めます。
そのあたりはプレイヤーを選ばない作りになっているので、RPGが苦手でなければ万人にオススメできる作品だと思います。
ただ、やり込もうと思えばいくらでも時間を注ぎ込めるので、その覚悟は少し必要かもしれません。
やり込みゲーが好きな方はもちろん、ちょっとユニークなRPGをプレイしたい方にもオススメです。

[ゲームRev] 最悪なる災厄人間に捧ぐ

PS4で発売されたテキスト型ADV「最悪なる災厄人間に捧ぐ」(以下、さささぐ)をトロフィーコンプリートしました。

ケムコ作品をプレイしたのは、本作が初です。
スマホゲームで会社名を度々目にしていたためか、「オーソドックスな買い切りタイプのゲームを低価格でスピードリリースするゲーム会社」というイメージがありますが、これまで琴線に触れる作品があまりなくて、一作もプレイしたことがありませんでした。

それなのに、本作に限ってプレイしてみようと思った理由は、直感とタイミング。
ファーストコンタクトは、発売直前にファミ通.comに掲載された作品レビューでした。
そこで知った世界観やシナリオから「これは、俺に合う作品なんじゃないか?」と興味を持ち、価格の安さ(DL版で3,000円)に「これなら即決でも買えそう」と皮算用しつつ、ちょうどがっつりしたシナリオのテキスト型ADVをやりたい気分だったことも重なって、あとはもうPS Storeで「購入」ボタンをポチるまで一直線でした。
そんなわけで、プレイしてみた次第です。

ゲームスタイルは、オーソドックスなテキスト型ADV。
テキストを読み進めつつ、途中で出てくる選択肢を選んで、条件次第でシナリオ分岐、という感じです。
マルチエンディング形式ですが、シナリオ分岐のフラグ管理が単純なので、それほど苦労せず、色々なエンディングにたどり着けます。
ある1つのエンディングだけやや解りにくかったですが、他はそうでもなく。
といっても、その”あるエンディング”だって、ゲームにある程度慣れていないと「どこだ?」ってなるかもしれませんが、テキストADVの勘所を掴んでいる人であればすんなりたどり着ける程度です。

そんな感じなので、自力トロコンが容易でした。
というか、今回は珍しく自力でコロコンしました。

ゲーム画面をパッと見た感じではあたかもギャルゲーのようですが、実際にプレイしてみたらギャルゲー要素はほぼありませんでした。
なにしろ、ヒロインは(一応)1人しかいないので、選択の余地がありません。

で、シナリオについてですが、個人的にはとても面白かったです。
ネタバレにならない程度に話のあらすじを記すと、「人の姿が見えない&人の声が聞こえない状態になってしまった主人公・豹馬が、他人から認識されなくなってしまった透明人間の少女・クロと出会い、協力し合いながらともに苦難を乗り越えていく」という感じ。
これだけならほのぼのしてそうに思えますが、開けてびっくり、結構シビアでした。
豹馬やクロのハンディキャップが想像以上に重くて、中途半端な豹馬はもとより、完全な透明人間のクロを通じて「透明人間って、こういうデメリットがあるのか」と突き付けられた気分です。
これまでいくつかのフィクションで見てきた「透明人間」って、誰にも気付かれずに潜入できたりのぞき見できたりなど、メリットを生かしたものが多かったので、それらとは真逆の負の側面を強調しているのが斬新に感じられました。

また、豹馬とクロのバックボーンもかなり重いです。
ネタバレに触れそうなのであまり深く語れないのがもどかしいのですが、「これはツラい・・・」と絶句するようなシーンがいくつかあります。
そんな数々の苦難に立ち向かっていく豹馬とクロが、最終的にはとても格好良かったです。
特に中盤以降の怒涛の展開は、記憶を消してもう一度やり直したいくらいです。

なお、シナリオ上、多少の残酷シーンが含まれるので、そのへんはちょっと注意が必要かもしれません。
と言っても、それほどあからさまな表現ではないけれど。

世界観については、なぜ透明人間になってしまったのか、クロがいきなり5人に増えたのはどうしてか、など、世界のルールに若干のこじ付けを感じるのは否めません。
が、大体「そういうもんか」で納得できました。
低価格ゲームなので、そこまでがっつりした世界観を求めるのはヤボというものです。
そんなことより、豹馬とクロの切なくも奮闘する姿を応援するゲームだと思いました。

テキスト量は、めちゃくちゃ膨大です。
正直、舐めていました。
価格が安いから大した量ではないだろうと高をくくっていたのですが、とんでもなかったです。
価格以上のテキスト量です。
ストーリーは面白いし、ボリュームたっぷりだし、この作品、コスパが良過ぎます。

テキスト量が膨大な代わりに、演出面はやや弱い感じがしました。
が、これに関しては、世界観の設定の勝利なのではないかと思います。
基本的に主人公・豹馬の視点で描かれる本作。
人の姿が見えない、人の声が聞こえない豹馬にとって、唯一クロだけは姿と声を認識できる。
つまり、クロの声と絵の素材さえあれば、大半はそれで十分。
下世話な話だけど、そこでコストが抑えられたことで低価格リリースが可能だったのではないかと。
そういう意味で、世界観の設定の勝利だと思いました。

ちなみに、収録されたボイスと絵の9割はクロが占めているんじゃないか、というくらい、クロ大活躍です。
クロの表情差分などのバリエーションは、ものすごく豊富です。
そんなにあるのかよ、というくらい豊富です。

演出と言えば、色の使い方の工夫が上手いと思いました。
詳しくは言えないけれど、メッセージ枠の色の使い方に一工夫あって、それがとても面白い使い方でした。
また、それが中盤以降で重要になってくるのも、良い演出でした。

一風変わった”透明人間”たちの織り成す、重厚な人間ドラマが描かれた本作。
とてもボリューム感たっぷりで、最後まで楽しめた作品でした。
完全新作の割に安価だったのであまり期待せずプレイしましたが、価格以上の面白さで、良い意味で裏切られました。
小難しい操作は必要ないので、手ごろな価格で手軽に重厚なシナリオを楽しみたい方にオススメです。

これを言わないと追われないので、最後に一言。
うちのクロが一番可愛い。可愛いは最強。正義であり、最強。