[GMEV] 逆転裁判 オーケストラコンサート 2018

4月15日(日)に、「逆転裁判」シリーズのオーケストラコンサートが開催されたので、昼公演・夜公演ともに行ってきました。
会場は、Bunkamuraオーチャードホール。
昼公演は、14:30に開演し、16:20頃に終演。
夜公演は、18:30に開演し、20:30頃に終演しました。

ちなみに、昼夜ともに特別傍聴席でしたが、お土産は美濃焼の豆皿(3枚セット)。
絵柄は、昼公演が「逆転裁判」シリーズキャラ(成歩堂、王泥喜、御剣)、夜公演が「大逆転裁判」シリーズキャラ(成歩堂、亜双義、ホームズ)でした。
去年のティーカップみたいにごっついものが来たらどうしようと思っていましたが、今年は小さくて持ち帰りが楽でした。

■最初の逆転裁判オーケストラコンサートから10年経ちました
昨年2017年のGWに、15周年記念コンサートが開催されました。
あれから1年を経て再演が決まり、今回の2018年版コンサートの開催となりました。
15周年記念コンサートからたった1年しか経っていませんが、その間に大逆転裁判2の発売など、いろいろなことがありました。
そのいろいろが反映された、まさに「今だからできた『逆転』シリーズオーケストラコンサートの集大成」という感じでした。

一方、2008年に開催された「逆転」シリーズの一番最初のオーケストラコンサートから、およそ10年が経過しました。
2008年のコンサートも4月に開催されたので、この4月でほぼ10年です。
あれから10年経過した2018年の今年、またこうしてオーケストラコンサートが開催されたのは、とても感慨深いです。
この10年の間に、逆転裁判5, 6、逆転検事1, 2、大逆転裁判1, 2が発売されるなど、「逆転」シリーズの世界も広がりました。
まさか、こんなにも大きな広がりを見せることになろうとは、10年前は想像しませんでした。

ちなみに、2008年のオーケストラコンサートにも行ったことがあります。春、秋ともに。
その頃に比べると、ナンバリングタイトルだけでなくスピンオフ作品まで制作され、BGMも数多く発表され、なんだかすごく大きくなったなぁ、と、子供の成長を見守ってきた親のような気分です。
一ファンとしては、10年経てもまたオーケストラコンサートを開催してくれて、感謝しかありません。ありがとうございます。

■昼と夜、昨年と今年で、異なる楽曲
演奏された楽曲は「逆転裁判」ナンバリングタイトルのものだけでなく、スピンオフ作品である「逆転検事」シリーズや「大逆転裁判」シリーズも含めて幅広く網羅。
メドレー形式で演奏されたものが多いので、曲数にしたらかなりの量になります。

昼と夜の2回公演がありましたが、昨年同様、昼と夜で演奏楽曲が一部で異なりました。
演奏曲数は昼と夜で同じでしたが、4曲ほど昼と夜で異なりました。
ちなみに、アンコールは昼夜ともに同じ楽曲でした。

また、再演とうたいつつ、プログラムは昨年と同一ではありません。
今年新たに編曲された曲がいくつかあります。
その代わり、昨年演奏されたけれど今年演奏されなかった曲もあります。

全体的には、「大逆転裁判」シリーズにフォーカスした楽曲が多かった印象があります。
昨年2が発売されたばかりで、また曲の評判も良いからでしょうか。
昨年のオケコンのときには「大逆転裁判」未プレイで、その後、2の発売に合わせて1と2をまとめてプレイしただけに、感慨一入です。
1のOSTだけは昨年のコンサートの前から聴いていて、「曲いいな、めっちゃオケ映えしそう」と思っていましたが、2までクリアしてから聴くと一味違って聴こえました。
やっぱり、プレイしてから演奏を聴くと、ゲームプレイ当時の思い出に浸れて良いものです。
まぁ、ゲーム未プレイでも、良曲に違いないのだけど。

個人的には、今年「王泥喜 法介 ~新章開廷!」を聴けたのが、一番嬉しかったです。
この曲、「逆転裁判」のナンバリングタイトルの中では、一番好きな曲です。
「逆転裁判4」のPVで初めて聴いたときに「何これ、超格好良い!」と惚れ込み、2008年のオケコンで生演奏を聴いてますます好きになり。
しかし、昨年は残念ながら聴けず、悔しい想いをしたものの。
こうして10年の時を経て、また生オケで聴けるなんて。
演奏が始まったときには、心の中で全力のガッツポーズを決めていました。
選曲してくれて、ありがとうございます。

■安定の栗田博文さん+東京フィルコンビ
指揮は、ゲーム音楽のコンサートではお馴染みの、栗田博文さん。
演奏は、こちらも数多くのゲーム音楽を演奏してくださっている、東京フィルハーモニー交響楽団。
鉄板の組み合わせです。安定感が抜群です。

そんな組み合わせなので、今回も過去の例に漏れず、とても迫力のある演奏を響かせていただきました。
生演奏ならではの、音を耳で聴くのではなく全身で聴くあの感じが、本当にたまりません。
音源ではなかなか感じられないあの感覚、気持ち良かったです。
どの曲も、すっごい格好良かったです。
昼公演も夜公演も、終演後には耳と心がほっこりしました。
とても素晴らしい演奏を、ありがとうございました。

■巧舟氏書き下ろしのカゲナレ
開演の5分前には、声優陣によるカゲナレが入りました。
脚本は巧舟氏書き下ろしで、生だったらしいです。

昼公演で登場したのは、成歩堂(龍一)と御剣。
真面目に会場内のルールを説明しようとする成歩堂と、いちいち「昨年も聞いた」などとケチを付ける御剣の漫才が楽しめました。
さすがに何度も邪魔をされてイラッとしたのか、成歩堂が舌打ちしたりしていたり、とても面白かったです。
後のゲストトークにおける巧氏の発言によると、オードリーの芸風を参考にしたそうです。

夜公演で登場したのは、成歩堂家の二人(龍一と龍ノ介)。
時代を超えた共演ゆえに、平成と明治のジェネレーションギャップの嵐が吹き荒れていました。
「携帯電話」や「アラーム付き時計」、「CD」なんて単語は明治時代にはなかったため、龍ノ介が全く理解できない事態に。
龍ノ介が持ち金を確認して物販に走り去るのを、明治と平成の物価の違いにショック死しないかと龍一が心配するオチも面白かったです。
確かに、ここで一族断絶とか、洒落になりません。
それと、龍一が龍ノ介のことを「ご先祖様」と呼んでいたのも、なんだかツボでした。
時代の壁を越えた成歩堂家の共演なんて、こういう機会でもないとなかなかないので、また機会があったらやってほしいです。

■ハプニングと無茶振り続出のトークショー
コンサート中の司会は、途中まで成歩堂龍一役の近藤孝行さんと御剣伶侍役の竹本英史さんが担当。
第2部の後半だけ、近藤さんに代わり、成歩堂龍ノ介役の下野紘さんが、進行をされていました。
3人とも、どこまでが脚本でどこまでがアドリブなのかわからないくらい、スムーズでありながらユーモア溢れる進行で、すごく面白かったです。
ものすごくサービス精神旺盛な竹本さんのはしゃぎっぷりが、妙に印象的でした。

第1部と第2部の間の休憩時間は20分でしたが、後半の10分はトークショーにあてられていました。
休憩時間の後半10分だけのはずが、結果的に20~30分ほどトークしていたような気がします。
正直、もっと聞きたいとも思いました。

昼夜公演ともに、まずディレクターの巧舟氏と作・編曲家の岩垂徳行さんが登場。
逆転裁判3で初めてタッグを組んだ時のことを、いろいろ話されていました・・・が、なかなか話が噛み合わない事態が発生。
岩垂さんが「ふぐ刺し食べに行った」などと話を振っても、大体、巧氏が当時のことを覚えていないという展開に。
この展開は夜公演のトークでも同様で、今度は巧氏が話を振っても岩垂さんが覚えていないという、見事な噛み合わなさっぷりを披露。
結果、「この2人にトークをさせても、話が噛み合わなくて発展しない」という結論に達しました。
3制作当時というと、10年どころじゃなく昔のことでしょうから、無理もないですが。

また、夜公演では、岩垂さんから3の作曲の苦労話も披露されました。
1, 2は岩垂さんではない方の作曲で、その雰囲気に合わせて曲を作らなければならず、何度もリテイクを食らったそうです。
それで、1, 2の曲を研究した結果、ケチャの要素を取り入れれば良いことに気付き、3の曲ができたとのこと。
巧氏曰く、「岩垂さんの作風はドラマティック」だったそうです。
あー、言われてみればそうかも。

3制作秘話の後は、岩垂さんに代わり下野さんが登場。
巧氏を交えて、「大逆転裁判」にまつわる話をいろいろしていただきました。
昼公演で特に印象に残ったのは「『寿沙都さん』問題」。
「寿沙都さん」がとにかく言い難くて、気を抜くと「すさっさん」となったり「すあとさん」になったりしてしまうそうです。
打率は5割。つまり、半分の確率で噛んでしまうみたいです。
とはいえ、龍ノ介よりも「ミス・スサト」の方がより一層言い難いらしいですが。
この、「『寿沙都さん』問題」は開発現場でも議題に上がったことがあるらしく、一時は改名案も出たそうですが、結局「寿沙都さん」のまま通したとのこと。

夜公演では、何と言っても、成歩堂龍ノ介(下野さん)の「ロンドン橋」(独唱)。
竹本さんの無茶ぶりにより、オーチャードホールで披露する羽目になっていました。
でも、これがすごく見事な歌いっぷり。アカペラなのに、素晴らしい歌声でした。
ぜひ、今回のコンサートを音源化する際には、この「ロンドン橋」をボーナストラックとして収録してほしいです。

この流れでとばっちりを受けたのが、近藤さん。
成歩堂龍一(近藤さん)で「成歩堂龍一 ~異議あり!」(独唱)を披露するハメになっていました。
近藤さんの歌声も良かったです。ヒドい無茶振りによく応えていらしたと思います。
というか、いっそ御剣(竹本さん)にも御剣のテーマを歌ってほしかったなぁ。

■締めくくりは例のアレ
第2部の途中で江城Pが登場し、「逆転裁判」シリーズの今後の展開について宣伝をされていました。
と言っても、新作等の発表はなく、コラボ企画と6月のライブコンサートの宣伝が主でした。
チュロスは、最低でも一回は食べに行きたいな。

他にもいろいろと、曲の合間に面白いトークが聴けて、昼も夜もとても楽しかったです。

昼夜ともに、コンサートの締めくくりは、「逆転裁判」シリーズイベント恒例の参加者全員「異議あり!」。
音頭は、昼公演では近藤孝行さんが、夜公演では”元祖”成歩堂である巧舟氏が担当されました。
竹本さんの指摘で「あ、そうだ」と気付かされましたが、あのステージには”成歩堂”が3人いたのですね。すっかり失念していました。

■感想まとめ
2年連続となる「逆転裁判」シリーズのオーケストラコンサートでしたが、感動あり笑いありで、とても楽しい演奏会でした。
大迫力の素晴らしい演奏と、笑いの絶えないトークで、非常に満足です。
良い感じに2年続いているので、このまま来年、再来年と続けていってほしいです。

あと、今回のコンサートの音源化も期待しています。
ぜひ「ロンドン橋」の収録をお願いします(しつこい


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] BRA★BRA FINAL FANTASY VII BRASS de BRAVO

4月14日(土)に、FINAL FANTASYシリーズの楽曲を吹奏楽で演奏するコンサートツアー「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO」(以下、BBFF)の2018年版ツアーの東京公演が開催されました。
そのうち、昼公演に行ってきましたので、その感想を記します。
会場は、Bunkamuraオーチャードホール。
14:00に開演し、16:35頃に終演しました。

なお、これより下は、今年のBBFFの公演内容やFF7のネタバレを含みます。
今後、各地で開催される公演に参加される方やFF7未プレイの方は、ご注意ください。

■FF7縛りのBBFF開催
BBFFシリーズも、今年で早4年目。
ただし、ナンバリングタイトルからの良いとこ取りだった過去のツアーとは異なり、今年のBBFFはオールFF7という、初の特定ナンバー縛りという試みが為されました。
そのため、コンサートツアー名も、正確には「BRA★BRA FINAL FANTASY VII BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra」と、間に「VII」が入っています。
まぁ、入っていようがいまいが、長いツアー名には違いないのですが。

ほぼオールFF7ということもあり、メジャーな曲からドマイナーな曲まで幅広く網羅。
今回のツアーに合わせて先日発売されたBBFF7の収録タイトルをベースに、過去に発売されたBBFFのアルバムに収録されているFF7の楽曲も、いくつか再演されました。
本当にFF7一色で、FF7好き、FF7の楽曲好きにはたまらない演奏会でした。

■軽妙なトークとガチな演奏の絶妙なバランス
BBFFの特徴の一つとして、肩肘張らずに気軽に楽しめる空気感があると思います。
過去のツアー公演でもそうだったように、今回の公演でもそこは変わりませんでした。
「楽しんだものの勝ち」というコンセプトを元に企画・運営されているためか、観客として必要以上に身構える必要はなく。
周辺の人に多大な迷惑をかけることさえなければ、思い思いのスタイルで楽しむことを許される緩い空気感は、今回も健在でした。

そんな緩さは、ひとえに植松伸夫さんの軽妙なトークになったと思います。
曲と曲の間に都度挟まるざっくばらんとしたぶっちゃけトークが、とにかく面白い。
やや毒の含むネタであっても、笑い話にできるところは、植松さんの人柄によるところが大きいかと。
植松さんだから許せる感じがしました。

そんな緩いトークとは裏腹に、演奏はとても真面目でガチ。
シエナ・ウィンド・オーケストラらしい迫力のある生演奏で、心底魅了されました。
難しそうなパッセージや変拍子、転調なども、ほぼ完璧に吹きこなしてみせていて、流石プロ。
演奏は演奏でとても面白く、トークはトークでとても楽しく、そのバランスが絶妙でした。

■生演奏ならではの臨場感やライブ感は、現地でしか味わえない極上の一品
事前にBBFF7のアルバムを買って予習はしていたものの、やはり生演奏は迫力が桁違いでした。
ホール全体から音に包み込まれる感じが、すこぶる心地良くて。
アルバムの音源ではピンと来なかった曲も、今回の公演で生で聴いたらすごく格好良かったものもありました。

また、公演のためにアルバム音源に若干手を加えられていた曲もあって、その点もとても面白く鑑賞しました。
あの手この手で、全力で観客と一緒に楽しもうという雰囲気がステージ上から伝わってきて、そこに煽られる形で心から楽しめました。

BBFFツアーでは恒例の観客参加型の演奏は、本公演でもバッチリありました。
その点についても、演奏者だけでなく観客も含めて全員で楽しもうという意気込みが感じられて、好感度アップ。
観客を巻き込んで、演奏者も観客もみんなで音楽を楽しもうという雰囲気に包まれたホール内の一体感は、とても気持ちが良かったです。

とにもかくにも、最終的には「超楽しかった!」の一言に尽きます。
本当に、すごく楽しかったです。
生演奏には、CD音源では味わえない空気感があるので、FF7好きの方は一度足を運んでみることをオススメします。
たぶん、先日発売されたアルバムで予習しなくても楽しめると思います。

■ゲストの登場とぶっちゃけ感満載のゆるいトーク
迫力のある演奏の合間に入った、植松伸夫さんと山下まみさんの司会進行トークは、テンション高めのゆるいトーク。
そして、今回は特別ゲストとして、FF7ディレクターの北瀬佳範氏も登壇されました。
植松さんと北瀬さんは、ともにFF7を開発されていたスタッフだったので、当時のよもやま話を色々披露してくださりました。
当時のスクエニ(旧スクウェア)の自由な社風など、歯に衣着せないトーク口調の植松さんに引っ張られる形で北瀬さんもいろいろ暴露されていました。
また、坂口博信さんの話も出てきて、仲が良好だからこそできるような毒を結構吐かれていたり。
時間が許すなら、もっとトークも聞きたかったです。

坂口さんが今回のツアーの広島公演と台湾公演に行かれると、植松さんが仰られていました。
「リコーダー吹かせようぜ」と悪だくみしていましたが、正直、それはとても見たいです。

そういえば、開演前に関係者用ストラップをぶら下げてホール内をぶらついていた方がいて、「あれ、どっかで見たことある顔・・・」と思ったのですが、あれってもしかして北瀬さんだったのでは。

■BBFF恒例のエピソード募集&披露
BBFFでは会場アンケートとして、開演までの間にお題に合わせたエピソードを募集し、それを開演中に披露するという試みがあります。
今回は、FF7の曲名からキーワードをいくつかピックアップし、その中から1つ選んでエピソードを記入する、というものでした。
ステージ上で披露されたエピソードは、どれも秀逸でとても面白かったです。

記憶に残っているくらい面白かったエピソードは、
キーワード「天使」に対して、「初めて産まれた子供の鳴き声が天使のように聞こえた」。
キーワード「腐ったピザ」に対して、「食べたことありません」。
キーワード「カンパニー」に対して、「スクエニ作品のデバッグを担当しているが、今日のために会社に嘘ついて休んできました」。
キーワード「末裔」に対して、「実は、ポカポンタスの末裔です」。

良い話から、大喜利っぽいもの、バレたらマズいんじゃないの?というものまで、幅広いエピソードが取り上げられていました。
他の公演ではどんなエピソードが披露されるんだろう。ちょっと気になります。

■物販について
開場前物販は、物販開始の10分前に到着しましたが、そこそこ長い行列ができていました。
が、めちゃくちゃ待つほどではありませんでした。
自分は、グッズ販売でパンフレットを、CD販売でイベント販売限定品を2枚ほど買いましたが、一通り目的のものを買い終わったのは物販開始後30分ほど。
まぁ多少待つけれど、数時間レベルではないからそれほど苦痛ではない、という感じでした。

物販で購入したパンフレットは、とても気合の入ったものでした。
FF7制作スタッフの対談や、シエナの方々のトークの他、FF7にちなんだユニークなコーナーもあったり。
さらに、巻末には「片翼の天使」のフルスコアまで付いているという大盤振る舞い。
そこそこ値段はするけれど、値段に見合った読み応えのある一冊になっています。

■感想まとめ
今回で4年目となるBBFFの初演でしたが、今回も笑いありガチ演奏ありという、多彩な演出で楽しめたコンサートでした。
ここまで堅苦しさのない演奏会はBBFFならではのものなので、ぜひ来年、再来年と続けていってほしいです。
また、今回はFF7オンリーという形でコンサートが成立していたので、ぜひ他のナンバリングタイトルでもやってほしいです。
トークではFF8の話が出てきましたが、FF8の曲も結構好きなので期待しています。
むしろ、毎年一作品ずつフォーカスしてほしいです。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] Xenogears 20th Anniversary Concert -The Beggining and the End-

4月7日(土)、8日(日)の2日間にかけて、PSのPRG「ゼノギアス」発売20周年記念コンサートが開催されました。
そのうち、8日昼公演に行ってきたので、その感想を記します。
会場は、舞浜アンフィシアター。
12:30に開演して、14:50頃に終演しました。

■20年の時を経て、ついに開催された公式コンサート
ゼノギアスが発売されて、今年の2月11日で20年。
発売当初こそ地味な存在でしたが、じわりじわりと口コミで浸透して評価を上げて、ついに至った公式の単独コンサート開催。
有志(非公式)のコンサートでゼノギアスが大きく取り上げられることは何度かありましたが、公式コンサートはこれが初ではないかと思います。

ゼノギアスは、ゲーム発売後1, 2年ほど経ってからプレイした覚えがあります。
友人から「これ面白いからやってみ」と勧められたのがキッカケです。
プレイしてみたら確かに面白かったし、ファンタジーとSFが融合した世界観やダークな物語が超絶自分好みで、すぐにハマりました。
そして、そこに彩りを添えるBGMから受けたインパクトは、今でも忘れられません。
あまりに曲が良かったので、当時貧乏学生だった自分は食費を削ってOST代を捻出し、即買いに走ったくらいです。

それくらい世界観と物語とBGMが好きなゼノギアスの公式コンサートが開催されると聞き、チケットをゲットしない手はありません。
が、チケット争奪戦は苛烈を極め、先行抽選はことごとく落選。
ダメ元な気分で挑戦した一般販売で奇跡的にチケットをゲットできて、今回なんとか無事にコンサートへ行くことができました。
もう無理かと思ったけど、諦めないで良かった。

■20年分の想いが詰め込まれた圧倒的な演奏
それだけ待ち望まれていたコンサートは、ある意味「何でもアリ」なものになっていました。
ゼノギアスのBGMを手掛けられた光田康典さんの、20年分の想いの丈がぶち込まれたかのような。
「せっかくの20周年記念コンサートなので、やりたいことを、やれるだけ、やってみた」感じというか。
そんなわけで、オーケストラサウンドにバンドサウンド、ケルティックなどの民族音楽サウンドに宗教音楽など、色々な要素が詰め込まれた、なんだかすごいものになっていました。
うん、すごかったです。色々な意味で、すごかった。
具体的な言葉にならないすごさに圧倒されて、正直「なんか、すごかった」しか出てきません。
あの圧倒的な演奏を前にしたら、語彙力が失われました。

演奏の中に込められた想いがとにかく強くて、終始それに振り回され続けた感じがします。
もちろん、それは嫌なものではなく、むしろ心地良いものでした。
あの手この手で20周年記念コンサートを楽しもう&楽しませよう、という、光田さんを始めとしたスタッフの方々の想いが、演奏の端々から感じられました。
公式(公認)コンサートにありがちな淡々としたところがなくて、熱意がすごかったです。

■オケ+ケルティック+バンドサウンド+コーラス&ボーカルという豪華な編成
今回のコンサートの編成は、オーケストラにケルト楽器、ロックバンド、コーラス&ボーカルという、とても豪華なもの。
公式の力をこれでもかと発揮したような、すごい編成でした。
こんなに豪華な編成、この先もう二度とできないかもしれない、と思わずにはいられないほどのものです。

全体的にオーケストラ、あるいはケルティックなサウンドになるかと思いきや、意外とバンドサウンドもがっつり入っていました。
戦闘曲は、ラストバトル曲も含めて、ほぼオケロックテイスト。
原曲はクラシカルなスタイルでも、今回のためにバンドサウンドを絡めた編曲にしていたものが、結構あったように思います。
逆に、純粋にオケのみという曲は、少なかったような気がしました。
好みの問題もあるのだろうけれど、個人的にはもうちょっとバンドサウンドを控えめにしてほしかったなぁ、と思わなくもなかったです。特にエレキギター。
もっとも、通常戦闘曲や中ボス戦闘曲は、バンドサウンドが出張っているのも十分アリでしたが。

印象に残ったのは、コーラス隊「アヌーナ」の美しい歌声。
原曲でもコーラスが印象的に使われていますが、透き通るように響く歌声が心や記憶に鋭く突き刺さってきて大ダメージ。
さらに、今回は曲によっては歌詞が付いたことにより、一層破壊力が増していました。
特に、涙腺への攻撃が容赦なかったです。
どんだけ涙腺崩壊させれば気が済むんですか。

それと、今回のために来日してくださったジョアンヌさんの歌声が、20年前とあまり変わっていなくて、変わらない力強さと綺麗さでした。
「SMALL TWO OF PICES」で歌声が流れた瞬間、ニュアンスはともかく、CDで何度も聴いたあの歌声の記憶とぴったり一致して、「あぁ、これ、この歌声だよ!」と懐かしさで泣きそうになりました。
20年近くの月日を経て、まさか生歌を聴ける日が来るなんて、思いもしませんでした。

■演奏と同期させた光と映像と舞台の演出
今回は、通常の音楽ホールではなくシアターホールということもあってか、光と映像の演出に、舞台装置を使った演出もたくさんありました。

光の演出は、演奏されている曲に合わせてライトを動かしたり光らせたり色を変えたりしたもの。
それ自体は他のコンサートでもよく見られるのですが、随所に「今のは面白いな」と思った演出もありました。
ただ、きっと極めて少数派な意見だと思うのですが、強い光に非常に弱い体質なので、正面から照明を食らうと眩しくて目を開けていられなくなることもしばしばありました。
直射日光やカメラのフラッシュですら頭痛と吐き気でぶっ倒れることがある(100%ではないけれど)ので、ライトをまともに食らったときは少し辛かったです。
客席にライト向けるの勘弁してほしいと思うのだけど、たぶん客席にライト向けるの大歓迎な方が圧倒的多数だと思うので、まぁ仕方ないと理解してはいるのですが。

映像は、ゲーム中のイベントシーンやアニメパートを切り出したものが、曲によっては使われていました。
20年も前のアニメなので、絵のタッチに多少古臭さはあったものの、意外と今でも普通に見れる気がしました。
ゼノギアスのアニメって意外といけるんじゃなかろうか、とふと思ったりもしたけれど、「缶詰」でアウトな気もしたり。

舞台装置の演出は、奈落の使用だけでなく、床の回転も使用していました。
コーラス隊が歌唱中に、彼らの乗った床部分を回転させる、という演出がユニークでした。
このホール、そんなこともできるのかと、とても興味深かったです。

そして、なによりも一番の演出は、コンサートの最後に訪れました。
「遠い約束」のオルゴールを鳴らすという演出。
尊さが、限界突破しました。
5年後、あるいは10年後、またきっといつか会おう、という約束のメッセージのように流れる淡いオルゴールの音色に、いろいろな想いが去来して、胸が詰まりました。
こんなに綺麗で印象的なコンサートの幕引き、早々お目にかかれないと思います。
この終わり方だけでも、今回のコンサートに足を運んだ甲斐があったと感じました。

■物販と展示について
演奏とは少し離れて、物販と展示について。

物販は、とても盛況でした。
実は物販開始1時間以上前には現地に着いて並んでいたのですが、物販開始時間の頃にはものすごい長蛇の列になっていました。
物販は該当する公演のチケット所持者のみに限定、さらに8日昼公演の物販は朝の9:30開始にもかかわらず、です。
それだけ、ゼノギアスが好きな人が多いという事実に、胸が熱くなりました。

物販と言えば、パンフレットがとても良い出来なので、パンフだけでもぜひ通販してほしいし、ファンの方には入手してほしい一品です。
インタビュー記事だけでなく、ゼノギアスというゲームについて、結構なページを割いて簡潔に分かりやすくまとめてあります。
特に、Episode Iからの歴史的な流れとゲームで語られる物語の概略は、ゼノギアスの世界観と物語をかいつまんで知ることができて、すごく参考になります。

展示スペースは、開演前物販の流れで見ることができました。
自分は開演前物販を早々に終え、まだ混雑していない時間帯に展示を見ることができたので、比較的ゆっくり見ることができたのですが、時間が経つにつれて物販同様に長蛇の列になっていたそうです。
まぁ、朝早くから物販に並ぶくらいですから、そりゃ展示も見ますよね。
しかも、当時のラフやキャラの立ち絵などを間近で見られるわけですし。
いろいろ見られて、とても眼福でした。

あと、ポスター裏の落書きみたいなものも面白かったです。
エメラダの動力源って、なんだっけ?

■感想まとめ
ゼノギアス発売20周年記念コンサートは、その記念に相応しい、とても熱い魂の込められたすごいものでした。
これを現地で聴けて、生で音に触れられて、とても幸せでした。
ゼノギアスの音楽はとても良いもので、今後も人気が衰えることはないと思うので、ぜひ25周年、30周年の際にもコンサートを開催してほしいです。
ついでに、20周年記念にコラボカフェとか設定資料集の再販とかもやってくれると、一ファンとしてはとてもうれしいです。

今のところは、とりあえず、時間を作ってゼノギアスを再プレイしたい所存です。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT vol.7 ~ワイルドアームズ~

3月4日(日)に、GAME SYMPHONY JAPAN(以下、GSJ)主催の「GAME SYMPHONY JAPAN PREMIUM CONCERT」と題した3つのコンサートが開催されました。
そのうち、ワイルドアームズ(以下、WA)メインのコンサート(vol.7)に行ってきたので、そのコンサートの感想をさらりと書き記します。
会場は、日本橋三越の中にある三越劇場。
12:00に開演し、13:30頃に終演しました。
ちなみにお土産は、シリーズ作品の主人公が描かれた特性ミニ色紙でした。アシュレーが超格好良い。

■SIE作品の3つのゲームに焦点をあてた3つのコンサート
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のJAPAN Studio(Jスタ)が制作したゲーム3作品それぞれに焦点を当てた3つのコンサートが、1日で開催されました。

ワイルドアームズ
アークザラッド I&II
勇者のくせになまいきだ。

3つのコンサートを立て続けに開催するからといって、一つ一つのミニコンサートというわけではなく。
各公演、全て休憩なしの約90分という、結構がっつりとしたコンサートだった模様。

正直、最初にこの話を知ったときは、正気の沙汰とは思えませんでした。
「え、同じ譜面で3公演するんじゃなくて3公演それぞれ別の譜面なの?なにそれ奏者に死ねって言ってるの?」と思ったほどです。
同じ譜面で1日2公演というのは、まぁよくある話。
異なる譜面だけど1日2公演というのも、時々見かけます。
ただ、全公演異なる譜面で1日3公演というのは、自分は聞いたことがありません。
体力の限界にチャレンジ的な超過密スケジュールで、奏者が反乱を起こしてもおかしくない、むしろ起こしても良いレベル、と心配にすらなりました。

とはいえ、蓋を開けてみたら、演奏を担当する東京室内管弦楽団のフルメンバーがステージに乗っていたわけではなさそうで。
三越劇場のステージがそれほど大きくないので、各公演ごとにメンバーを振り分けて、負荷分散していたのではないかと。
確かに、それなら可能かもしれない、頭良いな、と感心しました。
3公演をまとめて開催することで運営コストを削減できそうだし、日本橋三越とのコラボもやりやすくなりそうだし。
最も負担が大きいのは、GSJのプロデューサーにして指揮者(つまり、3公演出ずっぱり)の志村健一氏でしょうが、どちらかと言えば企画側(言い出しっぺ)の一人と思われるので、まぁ、そこは責任取ってもらいましょう、ということで。

■最初から最後までがっつりWA三昧
そんな3公演連続コンサートのトップバッターを飾ったのは、昨年20周年だったWAでした。
今回の演奏会ではWA(無印)の曲のみが演奏されました。
他のナンバリングタイトル、リメイク作品の曲はありません。
オール・初代WAでした。

自分は、WAシリーズはAltercode:F(AF)から入って、AF→3→2とプレイした身で、実は無印は未プレイだったりします。
AFは無印のリメイクと聞いていたので、じゃーAFやったしいいか、と思って。
ただ、OST(WILD ARMS Complete Tracksの方)は一通り聴いています。

無印リメイクのAFをプレイしたのはもう随分前のことで、シナリオとかかなりの部分を忘れてしまっています。
ただ、曲がすごく好きで、今でも時々AFだけでなく無印を含む他のWAシリーズ作のOSTを引っ張り出して聴くことがあります。
「荒野の果てへ」は、解説不要の名曲だと思っています。

そんなわけで、ほぼ「荒野の果てへ」聴きたさに、今回のコンサートのチケットをゲットしました。
WA無印に関してはニワカだし、コンサートについていけるかかなり不安もありつつ、1週間ほど前にチケットが完売したと知ってビビりながらの参加でしたが、行って正解でした。
すごく感動的な、とても良い演奏会でした。

■作曲者なるけみちこ氏完全監修のこだわりの曲
演奏された曲は、全部で53曲。
「WILD ARMS Complete Tracks」に収録されている曲数が79曲なので、今回の演奏会では約3分の2が演奏されたことになります。
90分の演奏会の中に53曲(+ミニトークショー)詰め込まれたので、1曲あたりの演奏時間は1分30秒ほど。
そのため、すごい勢いで曲が移り変わっていきました。
特に第一章は1ループだけで終わる曲も多く、あっという間に次の曲へと移っていきました。

ただ、短いながらも1曲1曲の練り込まれ方がすごかったです。
原曲を綺麗にオーケストラに落とし込みつつ、それでいて曲として成立するような感じというか。
原曲を知っていても違和感なく鑑賞できて、ゲームの内容があまり記憶に残っていなくても引き込まれる、そんな感じです。
OP曲の「荒野の果てへ」だけでなく他の曲も、しっくりとハマる感じの曲ばかりでした。

それと、どの曲もとても熱い演奏でした。
特に、クライマックス~エンディングを描いている第三章が、すごく熱かったです。
なるけさんがギリギリまでこだわり抜いた、というのが音から見えてくるくらいに魂のこもった熱い演奏には、激しく心を揺さぶられました。
本当に良い演奏でした。ぜひ再演を希望します。

■どうでもいいかもしれない会場の話
ものすごく熱い演奏だったのですが、気になった点が一つ。
スピーカーを通していたのが、なんだか残念でした。
第三章はとてつもない熱気であまり気にならなかったのですが、第一章と第二章はなんとなくCDで聴いているような感じが否めなかったです。
なんというか、音の深みが足りないというか、なんか物足りないというか。
せっかくの生音なのに、スピーカー通したら勿体ないじゃん、と思うことがしばしばありました。

とはいえ、ステージの大きさと編成、ホールの音響による事情もあったのだと推察します。
三越劇場は音楽ホールというよりは多目的ホールという感じで、構造的にあまり音の響きが良くなさそうで。
重要文化財になるほど古いということは、音響設備に最新技術が取り入れられていない時代遅れということだと思うし。
さらに、ステージが狭いから弦楽器の台数が限られて圧倒的に力不足というのも透けて見えるし。
スピーカーを使わざるを得ないのも、まぁ仕方ないかな、という思いもします。

あと、座席が堅くて、90分座りっぱなしがちょっと辛かったです。

なので、再演の際にはもう少し大きなコンサートホールで開催してほしいです。
WAならいけると思います。

■印象に残ったかなり細かいこと
演奏を鑑賞している間、すごく印象に残ったのが、コントラバスのお二人。
手前の若い男性がめっちゃノリノリの熱い演奏をされている隣で、年長者らしい男性がクールに決めていたのが、対照的で面白かったです。
同じコントラバス奏者でもこんなに違うのかと、興味深くありました。
ひょっとして、手前の男性はWA好きかゲーム音楽好きなのでしょうか。
軽快な曲をすごくノリノリで弾かれていて、見ているこちらも楽しくなりました。

それと、WAでは欠かせない口笛。
「口笛すげぇぇぇぇ!!」しか出てこないくらいすごかったです。
口笛であんなに情感豊かな音色出せるの、すごくない? すごいよね!?
口笛の響きにロマンが感じられて、本当に素晴らしかったです。

あと、コンマスさんのヴァイオリンも良かったです。
どの曲だったか忘れてしまったのですが、耳に突き刺さるようなインパクトのあるヴァイオリンソロが、すごく格好良くて印象的で。
格好良くて気持ち良くて、とても良い響きでした。

■トークについて
第二章と第三章の間に開催されたミニトークショーでは、作曲者のなるけみちこ氏、WAシリーズプロデューサーの木村健太郎氏、WA開発会社メディア・ビジョンの福島氏が登壇。
トークの中で最も印象的だったのは、なるけさんの原作ゲームへの敬意でした。
無印発売から20年以上が経過し、当時の開発キーマンが様々な事情によりいなくなってしまい、今ではなるけさんだけ。
また、WA無印をやり込んでいる原作ゲームファンの方々の期待が大きかったことも重責になり。
そのため、今回のコンサートではオリジナルに極力沿うように、オリジナルを損なわないように、かなり気を使われていたようでした。
その気遣いは、今回のコンサートで十分に報われていたと思います。
少なくとも、自分はすごく楽しかったです。
コンサートに行くかどうしようか迷っていたけれど、行くと決めてチケットゲットして良かったと思ったほどに。

それと、木村さんのデバッグ話は、IT技術者の端くれとして面白い思い出話でした。
というか、途中からデバッグに参加して、残り5分というタイムリミットで致命的なバグを検出したって、謝るどころか褒められて良いところだと思うのですが。
そのまま流出していたらもっと大事になっていたでしょうから。
PS時代のゲームは、最近のゲームみたいにネット経由でパッチをあてることもできないから、致命的なバグ=クソゲー呼ばわりされていたかもしれないし。
木村さんは「すみません」って仰っていましたが、謝るところではないと思いました。もっと胸張っていいのでは。

他にも、今回のコンサートの選曲と曲順リストをGSJで作成してなるけさんに確認したら全面書き換えになったとか、スマホ版WAの続報(らしき続報はなく、鋭意制作中という話ぐらい)とか、様々なトークが披露されました。
ただ、なるけさんの今回のコンサートへの思い入れの強さが、とにもかくにも印象的でした。

■同時開催のコラボカフェ+物販について
会場の1階上のフロアにある「はじまりのカフェ」では、今回の3つのコンサートにちなんだコラボカフェが開催されていました。
自分は10時40分頃に着いたときには、既に長蛇の列ができていました。
あまりに長くて開演時間までに間に合う気がしなかったので、そのまま退散。
近くでパネル展示もあったので、そっちを見学していました。

ちなみに、パネルを見学していたところ、スタッフさんが近くの空いているスペースにテーブルと椅子を持ってきて、カフェスペースを拡充させていました。
その後、開場待機列も長く伸びて、近くのテナントの店員さんと会場スタッフさん(らしき方)が「すごいことになってるねぇ・・・」「ええ・・・」みたいな会話を交わされていたので、どうやらこの混雑は予想外だった模様。
待機列の整理が慣れていない感じもしたし、ひょっとしたら日本橋三越史上前代未聞の事態だったのかも。

ただし、コラボカフェの方は「ときめきレストラン」と併催だったので、そちらを目当てに訪れていた方もいたと思います。
そのため、一層混雑していたのかも。

カフェと同じく物販の方もかなり混雑していました。
レジ待ちの列が長くなり、特にコンサート後は階段の方まで伸びていました。
色々と、良い意味で予想外の盛況だったようです。

■感想まとめ
ファン待望のWA(無印)オンリーのオーケストラコンサートが遂に開催されましたが、とても熱くて素晴らしい演奏会でした。
「荒野の果てへ」が目当てでしたが、それ以外の曲もとても良い演奏で、たいへん満足しました。
WAニワカな自分ですら胸が熱くなるような演奏だったので、コアなファンにはもっとグッと心にくるものがあったのではないかと思います。

なるけさんの言葉にもあったように、今回はあくまで初演です。
とても良い演奏会だったので、ぜひ再演してください。お願いします。
また、2ndや3rdの曲もオーケストラで聴きたいので、そちらもぜひ開催してほしいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] Ritter der Musik 第四回演奏会

2月25日(日)に、ファイアーエムブレム専門の管弦楽団「Ritter der Musik」(以下、RdM)の第四回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、川崎市のエポックなかはら。
13:30に開演し、15:35頃に終演しました。

■第一回演奏会以来7年振りの鑑賞
前回、RdMの演奏会に行ったのは、2011年10月の第一回演奏会。
気が付いたら、それから7年近く経過していました。
第二回、第三回の演奏会が開催されたのは知っていましたが、

・RdMの演奏会開催日に限って、何故かよく別件と被る。
・プレイしたFEが、暗黒竜、紋章、聖戦、覚醒と一部作品だけ。
・プレイしていない作品でもOSTを買って聴いたものもあるにはあるけれど、精通はしていない。

という事情もあり、なかなか足を運べず仕舞いでいました。
今回は、大好きな「聖戦の系譜」の、さらに大好きな親世代のフィールド曲メドレーを再演するというので、それを目当てに足を運んでみた次第です。

そんなわけで、今回の演奏会でメインだったifは、ゲームも未プレイならばOSTも買って手元にあるものの封すら切っていないという、ほぼ予備知識なしの状態で鑑賞しました。
まぁ、自分の不注意でパンフレットの注意書きに気付かず、ネタバレを盛大に踏み抜いたりもしましたが。
とはいえ、ネタバレを知って、逆にifへの興味が増したので、結果オーライです。
いつかifもプレイします。近いうちに。きっと。

■全3部構成のifメインプログラム
というわけで、今回の演奏会のメインはifの楽曲でした。
全3部構成のうち、3分の2がifの楽曲。
いくら聖戦聴きたさ故とはいえ、メインのゲームを知らないのに演奏会へ飛び込むとか、我ながらチャレンジャーなことをしたなぁと思います。

しかし、知らないなら知らないなりに楽しめたし、「ifにはこんな良曲もあるのか!」という新しい発見にも出会えて、意外と楽しめました。
ifの楽曲、とても自分好みの曲が多かったです。
今回選曲された楽曲はごく一部だと思うので、他にもどんな曲があるのか、ゲームにもOSTにも興味が湧きました。

■規模も演奏技術もレベルアップ!
演奏に関して正直な感想を言ってしまうと、そんなに上手ではなかったです。
アマチュアの楽団ではよくあることですが、音が揺れて安定しないことがよくありました。
特に弱音が不安定になりがちで、鑑賞していて不安を感じることもしばしば。

とはいえ、第一回演奏会のときに比べると、格段にレベルアップしていました。
2曲目に演奏された聖戦の「親世代メドレー」は第一回演奏会からの再演だったので、レベルアップっぷりがより顕著に出ていました。
すごい、進化してる!と、RdMと全く関係ない第三者なのに、なんだか嬉しく感じました。

それと、音の不安定さは気になるレベルで頻発していたけれど、発音のタイミングがズレることはあまりなかったように思いました。
ifの曲は変拍子や転調の嵐だったりトリッキーな旋律だったりで、演奏の難しそうな曲も多かったのですが、どの曲も音の出だしは綺麗に揃っていました。
どれくらい練習したら、あんなにピッタリ合わせられるんだろうと、不思議に思ったくらい。
FEの曲に対する情熱の賜物でしょうか。
なんかこう、「絶対に外してなるものかっ!」という気合を感じました。

技術力がレベルアップしていた一方で、楽団としての規模もレベルアップしていました。
第一回演奏会はもっと参加メンバー数が少なくて、オーケストラとして必要な楽器がギリギリ一揃い集まった感じでしたが、今回は総勢30人ほどのしっかりオーケストラ。
音の厚みが増していて、より聴き応えのあるものに成長していました。

そして、前回足を運んだ第一回演奏会との特に大きな違いは、パーカッションが入ったこと。
それにより、音色が引き締まりつつ、響きに華やかさが出たような気がしました。
そんな感じで楽団が成長している様を目の当たりにして、これからも応援したい気持ちになりました。

■変わらないFE愛
規模や技術力の向上が目覚ましい一方で、変わらずそこにあったものは、FEへの情熱や愛情。
今回も、熱いFE愛を、ステージから発せされたオーラと演奏の中から感じました。
FE愛ゆえの「この演奏を成功させてみせるっ!」という非常に前向きな気概と一生懸命さ。
そして、可能な限り丁寧に演奏しようとする姿勢。
音色のそこかしこから、FEの曲への愛と敬意、それに大好きなFEを演奏できる喜びが感じられて、とてもほっこりしました。
心の底からFEを愛してやまない奏者が揃っているんだなぁと、しみじみ実感。
そのようなFE愛を生音を通じて肌で感じられて、なんだかエネルギーをもらったような気がします。
こういうゲームとそのBGMへの愛が感じられる演奏会、本当に良いものです。

■原曲知らない曲ばかりだったけれど、十分に楽しめた編曲と演奏
編曲については、原曲を良く知らないものばかりだったのであまり深く語れませんが、かろうじて原曲を知っていた曲に関していえば、原曲と編成のちょうど良いところに落とし込んだ感じでした。
原曲に忠実に再現しようとして演奏困難なものにしてしまうでもなく、さりとて原曲から離れすぎもしない、ちょうど良いところに落ち着いていたように思います。
編成に合わせて曲を編曲された方は、かなり苦労されたと思いますが、それがちゃんと演奏という形で報われていたのではないかと。
とても良い編曲でした。

■勿体ないと思った開催日時
一点、仕方ないとはいえ勿体ないなと感じたのは、開催日時。
ちょうど真裏でFEオンリーの同人誌即売会が開催されていたので、泣く泣くRdMを諦めざるを得なかった方もいたのではないかと思います。
イベントが被らなければ、もう少し入場者が多かったかもしれないと思うと、なんとなく残念というか勿体ないというか。
でも、ホール予約の関係上、RdMの方が早くいろいろ公開されていたのかもと思うと、やっぱり仕方なかったのでしょうか。

■感想まとめ
ものすごく久しぶりのRdMの演奏会でしたが、レベルアップした演奏に驚きつつ、FE愛を堪能した演奏会でした。
今回は原曲を知らない曲の方が多かったのですが、それでも十分に楽しめました。
むしろ、今回の演奏会で、ifへの興味が増しました。
これからも、FE愛に溢れた演奏を続けていって欲しいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。