[GMEV] 光のオーケストラ 演奏会

1月13日(日)に、FINAL FANTASY XIVの曲を演奏する有志オケ「光のオーケストラ」(ヒカオケ)の演奏会が開催されました。
運よくチケットをゲットできたので、行ってきました。
会場は、新宿文化センター 大ホール。
16:00に開演し、18:55頃に終演しました。

当初感想を書き記す予定はなかった(FF14についてあまりにもニワカなため)のですが、今回の演奏会がとても良かったので、どうしても書き留めておきたくなってこれを書いています。
が、演奏会で頭をパーンされて記憶が吹っ飛んでいるので、いつもより手短に感想をまとめます。

■奇跡と戦慄のチケットゲット
ヒカオケの演奏会は、公式Twitterが開設された直後頃から興味があって、ずっとチェックしていました。
その流れで、チケットも抽選開始直後に即申込。
チケットがご用意された通知メールを見たときは、「あ、取れた、やったね♪」ぐらいの軽い気持ちでした。
まさか、落選が出るほどの激戦だったとは、知らなかったのです。

FF14未プレイの非ヒカセンのため、FF14とその曲がどれほど人気なのか、あまり把握しておらず。
OSTを何本か持っている程度にはFF14のBGMが好きで、かつオーケストラも好きなので、いつもの企画オケの感覚で申し込んだらチケットが取れて。
後でチケット争奪戦が超激戦だったと知ったときは、慄きました。
慄きのあまり、「発券しちゃったけど非ヒカセンな自分が行くよりヒカセンの人が行った方がいいんじゃないか、でもチケット譲渡の際に万一面倒くさい人に絡まれてもイヤだしなぁ、しかしTwitterのフォロワーさんになら放出してもいいかな、けど鍵垢じゃないからFF外でも見えるし、だったらいっそオープンに譲渡先探して、でも万一面倒くさい(以下省略)」と思考がぐるぐるぐるぐるした挙句、考え過ぎて頭が痛くなったので、結局自分で行く決心をしました。
で、本日、会場へ馳せ参じた次第です。

ぶっちゃけ、非ヒカセンの自分にとっては、現地の開演前はアウェイ感半端なかったです。
なんというか、非ヒカセンでごめんなさいマジでごめんなさい(以下エンドレス)、という気分です。
まぁ、ゲーム未プレイのBGM好きってだけで飛び込んだ自分に原因があるので、仕方ないのですが。
しかし、開演したら、そんなアウェイ感は吹っ飛びました。

■名曲と名演と
結論を先に言えば、とても素晴らしい演奏会でした。
めちゃくちゃ素敵でした。
ほんとにもう、何回でも称賛したくなるくらい、良かったです。
運良く取れてしまったチケットの重みに負けそうだったけれど、それを跳ね除けて来て良かったと心底思えました。
それくらい、ものすごく楽しかったです。

名曲の数々が、オーケストラの音色に彩られて、さらに輝きを増していたように感じました。
原曲は言わずもがなの名曲揃いなのですが、その中から名曲がピックアップされて磨きをかけられて、オーケストラによる生演奏というエッセンスを振りかけられたら、そりゃ輝かないはずがなかったです。
輝きの中に冒険心をくすぐられるワクワクと強敵に挑むドキドキがあって、非ヒカセンながらも血沸き肉躍るような演奏で。
演奏を聴いているだけで、気持ちがすごく昂りました。
なんだろう、月並みだけど「超かっけーーーーーっ!!!」って衝動的に大声で叫びたくなる感じです。
もうね、めっちゃ格好良かったです。なんて格好良さなんだよ、もう。もうっ!

発売済みのOSTを網羅しているわけではないので、今回の演奏会で初めて聴いた曲もいくつかありましたが、そのような曲も抵抗なくスッと入ってきました。
とにかくどれも格好良くて、懐に余裕があれば持っていないOSTを片っ端から買いたい衝動に駆られたぐらいです。
とりあえず、終演後に会場向かいのスクエニ併設施設「アルトニア」に駆け込んで、「Eorzean Symphony」は即買いしました。買わずにはいられませんでした。

■ヒカセン勢揃いの熱意と意気込み
と、ここまで「良かった!」とか「格好良い!」しか言っていない気がするので、もうちょっと具体的な感想を。

まず演奏についてですが、ものすごく丁寧でした。
ミスは確かにちらほらあったものの、それを補って余りあるくらいの丁寧さ。
音の細部に渡って気を使っている感じがしました。
そのためでしょうか、特に音の調和が徹頭徹尾素晴らしかったです。
和音がものすごく気持ち良くて、感動が言葉になりません。
「ふわぁぁぁ!」とか「ふおぉぉぉ!」とか「うおぉぉぉ!」とか、そんな感想しか出てきません。
感動が天元突破すると言葉を失うっていうアレです。あんな感じです。

また、音の表情がとても豊かだったのも印象的でした。
時に雄大で、時に激烈で。
憂いを帯びたかと思えば、次は躍動感に満たされ。
負けられない戦いがあり、背負ったものの重さもあり。
およそ3時間の演奏会でしたが、次から次へと表情を変える音の表情が面白くて、全く飽きませんでした。
むしろ、もっと聴いていたかったくらいです。

そして、コーラスの方々を含む演奏者さんみんなの、「絶対に良い演奏をしてやるんだ!」っていう熱意を強く感じました。
それはもう、プレコンから本編を経てアンコールまで、ずっと強かったです。

有志オケの場合、往々にして熱意は強いものの、演奏表現力がそこに追い付かないことがままあります。
しかし今回は、熱意+演奏表現力が満載で、本当にもう最強かよっ!と思いました。
ヒカオケのヒカセンさんは、最強ですか? 最強ですよね?(確信)

良い演奏を目指すと同時に、自分たちも存分に楽しんでるという雰囲気も、とても好印象でした。
FF14が好きで、FF14の曲が好きで、だからこそ演奏したくてヒカオケに参加されている方が大多数だと思うのですが、その想いが迸っているように見えました。
FF14の曲を演奏できることが楽しくて仕方ない、というのが、そこかしこから感じました。
良いですね、そういう楽しさ満載の強い想い。ほっこりします。

観客を楽しませることを楽しんでいる、というのも、楽しかったです。
特に指揮の田中亮氏のサービス精神がすごかったです。槍とかコスプレとか。
あんなに大きなオケを束ねつつ、あの手この手で場を盛り上げて、でもやっぱり締めるところはきっちり締めてくるところが、本当にすごかったです。

そういえば、「英傑 ~ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦~」(だったかな?)で出てきたあの槍、造形が細かくてすごかったな。
このために制作されたのかな。

■編曲とプログラムと解説と
編曲は、自分の知っている曲に限ってですが、概ね原曲もしくは公式オケに近い感じでした。
原曲と大きく違っていたのはシヴァ戦ですが、これは自分が原曲しか知らない(Eorzean Symphony未視聴)からかもしれません。
他は、原曲を素直にオーケストラに落とし込んだ感じです。
もっとも、今回選曲された曲の多くがもともとオケっぽい曲なので、原曲の時点で完成形に近かったからかもしれません。

逆に言えば、ロック色の強い曲は、今回のプログラムには入っていませんでした。
タイタン戦の曲とか。アレキサンダーの曲とか。

そういえば、パンフレットにどういう状況で流れるBGMなのか解説があったおかげで、ゲーム未プレイでも状況がなんとなく想像できて助かりました。
むしろ、パンフレットの解説と曲の叙情的な部分が化学反応を起こして、ゲーム未プレイなのに泣きそうになりました。
FF14って、そういう切ないストーリー性のあるゲームなんですか?
解説読んで、ストーリー部分だけ追ってみたくなりました。
ゲームプレイしないのかよ、っていうツッコミはナシの方向で。いろいろ事情と好みがあるのです。

■演奏以外の話も少し
今回の演奏会ですこぶる特徴的なところは、ロビーにありました。
有志オケであんなにフラワースタンドが飾られているところを見るのは、たぶん初めてです。
公式オケコンでも、あんなにたくさんは、そうないと思います。
それくらい、たくさんの色とりどりなフラスタが、ずらっと並んでいました。壮観でした。

それと、スタッフさんの手際がすごく良くて、そこも印象的でした。
待機列の段階でチケットのもぎりとパンフ配布を概ね済ませてくださったおかげで、入場がとてもスムーズ。
待機列形成も手馴れた感じで、ささっと誘導してくれたり。
演奏者さんと共に、良い演奏会にしようという気概のようなものを感じました。

■感想まとめ
FF14に関してはBGMを一部知っているだけの超絶ニワカなのですが、それでもめちゃくちゃ楽しい演奏会でした。
熱いしたぎるし感動するしで、もう本当に素晴らしかったです。
もっと多くのヒカセンさん、BGM好きだけど躊躇ってしまった非ヒカセンさんにも聴いてほしいので、ぜひ再演を希望します。
パッチ4.xや、きっとその先のBGMも出てくると思うので、継続的に演奏会を開催してくださることを期待しています。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムになります。
記憶がスパーンと吹っ飛んでいるので、曲ごとの詳細な感想は省略させていただきます。
もっとも、感動のあまり言葉が出てこないから、書いても「格好良かった」や「めっちゃ良かった」しか出て来そうにないのですが。

[GMCD] モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック

モンハンシリーズ最新作「モンスターハンター:ワールド」のOSTをゲットしたので、一通り聴いてみました。
CD3枚組で、全63曲収録。
再生時間は、トータルで3時間40分ほどです。

例によって例の如く、ゲーム自体は未プレイです。
あんな難しそうなアクション、俺にはできません。無理っす(きっぱり

そんなわけで、いつものようにOSTのみを堪能しています。
まぁ、”いつものように”と言っておきながら、実は「狩猟音楽集4」以来のモンハンだったりします。
MHX(MHXX)は、ゲームもさることながら、OSTも未履修。
なんとなく購入タイミングを逃していたら、気が付くともうMHWが出ていました。

このMHWのOSTもしばらく購入タイミングを逃していたら、最近、友人が誕生日プレゼントとして贈呈してくれました。
友人よ、俺の好みを良く分かってるじゃないか。いきなり「今欲しいゲームのサントラをあげよ」ってメッセージ来たから、一瞬何事かと思ったけれど。
# ちなみに、ゲームタイトルを10個ぐらい列記して返信したら、後日「多過ぎっ!」と呆れ半分のクレームを入れられました。うん、知ってる。

で、早速聴いてみた次第です。

今回のモンハンの曲、最初に1ループ聴いたときは、なんかこう、あまりピンと来なかった、というのが正直なところ。
イマイチ自分の耳にフィットしてこなくて、あまり記憶に残らなくて、んんー?と首を傾げることもしばしば。
作業をしながら2ループ目、3ループ目とかけ続けても、あまり印象は変わりませんでした。

ところが、ある時に曲に意識を集中して聴くと、急に心にグサグサとヒットする曲が続出。
「森を牛耳る蛮顎の竜」や「荒野を統べる主たち」や「作戦会議2 ~ 緊迫」や「禁断の地へと誘う獣らの囁き」など、格好良い曲が揃っていました。
あれ、これまで聴いてたのはなんだったんだ・・・というくらい、印象が逆転しました。
なんだろう、片手間に聴くとなかなか耳に入ってこないという、あるあるってヤツでしょうか。
もっとも、BGMとしては非常に正しい形だと思いますが。

ほぼ全ての曲がオーケストラテイストなところは、これまでと同様。
ただ、生演奏を収録したものっぽい音が、結構な割合でありそうな気がします。
音の揺れとか音の出のタイミングとか、なんとなく打ち込みっぽくない部分が多々あるので、おそらく生録ではないかと。

それと、これまでのシリーズ作品以上に、曲に野性味を感じました。
低音がドコドコしてるところとか、ゴツゴツしているところとか、ズンズンしているところとか。
音がゴロンゴロンしていて、擦れていない感じがします。
あと、同時発音数が多くなくて、比較的シンプルで、その分、一音一音に重みがあります。
そういう泥臭さというか大地っぽい音色がMHWの特徴なのかなぁ、と思ってみたり。

今更ながらちゃんと聴くと、見渡す限り緑のジャングルにいるような錯覚を覚えます。
作業用BGMとして流すと本作業を邪魔しないし、音楽としてしっかり聴くと格好良いって、ある意味すごいです。

個人的にイチオシなのは、「禁断の地へと誘う獣らの囁き」。
高音煌く冒頭の旋律が印象深くて、この曲だけは1発で覚えました。
曲全体も、壮大で力強くて好きです。
次点は「それは生命の胎動たらん」か「星に駆られて」か「導きの唄」あたり。
「それは生命の胎動たらん」は、次の「クエストクリア(Main Theme Version)」まで通して聴くと、より一層ハマれます。

今作にも「英雄の証」はMHWバージョンとして収録されています。
私的な感想を率直に言えば、モヤッとしました。
これまでのどの「英雄の証」よりもアレンジが強く、展開も独自色が強かったからか、違和感が拭えなかったです。
メロディは確かに「英雄の証」要素が多く含まれているのだけど・・・んー。

久しぶりに聴いたモンハンシリーズのOSTですが、重い低音とエキゾチックさの溢れる、これまでと似てるけどちょっと違うモンハンの曲を味わえました。
ゲーム未プレイだとなかなかピンと来ないかもしれませんが、ゲームプレイ済みならハマるのではないかと思います。

[GMEV] MUSICエンジンプレゼンツ 「矩形波室内合奏団 特別演奏会」

1月5日(土)に、MUSICエンジン主催の「矩形波室内合奏団 特別演奏会」が開催されたので行ってきました。
会場は、三鷹市芸術文化センター 風のホール。
18:00に開演し、19:25頃に終演しました。

■マイナー作品だけどあえて選択した心意気、そこに痺れる(以下略
MUSICエンジンの演奏会に足を運ぶのは、2018年2月の「矩形波室内合奏団演奏会」以来。
今回演奏される作品は「ミスティッククエスト」と「時空の覇者 Sa・Ga3」とのことだったので、チケット発売日に喜び勇んで真っ先にチケット取りました。

目当ては、サガ3。
サガ3は、個人的にはとても好きなゲームです。
ゲームのストーリーもシステムも、音楽も大好きです。
「サガらしくない」という専らの評判ですが、自分の中では「魔界塔士サガこそがシリーズ原点」という思い込みが強いからか、システムはどうあれ「神殺しが人間の性」の部分が描かれていればそれはもうサガシリーズだと思っているので、サガ3も楽しくプレイしました。
プレイ回数で言えば、サガ1>サガ3>サガ2の順になるくらい、かなり周回プレイしました。
レベル制って、なんだかんだ言っても分かりやすいんですよね。今の強さがどれくらいか、あとどれくらいで強くなるのか、数値化されるので。

そんな大好きなゲームですが、世間の評判が芳しくないので、一部楽曲だけならともかく、全曲演奏は諦めていました。
サガシリーズ公式オケコン「サガオケ!」で、サガ3の曲だけでメドレー1つ演奏された時点で、ものすごく満足していました。
それが、ほぼ全曲演奏です。行かない手はありませんでした。

なお、ミスティッククエスト(以下MQ)は、存在は知っていたけれど、ゲーム未プレイかつBGMノーチェックでした。
FFの名前を副題に付けているくらいだから、FFっぽいゲームなんだろうなぁ、ぐらいの印象しかありません。
なので、曲を聴いたのは今回の演奏会が初めてでした。
初めて聴いたけど、格好良い曲が多くて、OST欲しくなりました。
中古OSTでもプレミア付いて手の出し難い価格帯になっているので、ぜひDL販売お願いしますスクエニさん。

それにしても、集客の見込めないマイナーなMQとサガ3を選んでくるあたり、MUSICエンジンの中の人は本当にこの作品を演奏したかったんだろうなぁ、という想いを感じました。
おかげで、サガ3の生演奏を存分に堪能できたので、個人的にはものすごく満足です。むしろ、GJな選択です。本当にありがとうございます。

■言わずもがなの激ウマ演奏
今回の演奏会の編成は、弦楽器4本+木管楽器3本+ピアノ+パーカッションという小規模。
一人一人の音がとてもよく聴こえる反面、一人一人の技術力が演奏の完成度に大きく影響する編成です。

が、その辺はあまり心配していませんでしたし、今回もやはり心配無用でした。
MUSICエンジンの過去の演奏会と同様に、演奏めちゃくちゃ上手いです。
プロ(セミプロ?)の演奏者さんが揃っていることもあってか、ものすごく上手いです。
昔のゲームによくあるピロピロした部分も、さらりと弾きこなしていたところは、特に凄かったです。
また、安定した音や響きだけでなく、見せ方というか魅せ方も心得ている感じで、演奏姿も魅力的でした。
演奏中は当然真剣なのですが、それでいて楽しそうなのが、とても良かったです。

ものすごくピンポイントですが、1stヴァイオリンさんと2ndヴァイオリンさんが、しばしばアイコンタクトを取っていたところが、生演奏らしくてたまりませんでした。
音源ではわからない、演奏会ならではのそういう仕草も醍醐味です。

それと、今回の演奏会ではパーカッションさんが、陰でものすごく頑張っていた印象が残りました。
自分の席から姿が見えなかったけれど、かなりずっとパーカッションの音がシャカポコ聴こえていました。
しかも、変則的な連打だったり、合わせるのが難しそうなリズムだったり。
そういう箇所があちこちにあって、たいへんだったのではないかと思うのですが、しかし無くてはならない存在でした。

編曲は、原曲+α程度。それほど強くありませんでした。
原曲の知っているサガ3に限って言えば、曲の繋ぎとか、各ループで主旋律の担当が変わったりとか、その程度です。
原曲から大きく離れることは、ほぼありませんでした。

演奏に関して、欲を言えば、もう少しボリュームが欲しかったです。
村や町などの穏やかな曲はともかく、戦闘曲などのテンションの高い曲は、もっとこう、ガツンとぶつかってくる音の圧力が欲しかったような気がしました。
もっとも、速弾きにならざるを得ないようなピロピロした部分が多かったから、仕方ないとも思うのですが。

■マナーとかその他について
会場となったホールは小さめ。席数はそれほど多くない場所でした。
が、空席が結構目立っていました。
裏のイベントと被っていたからか、取り上げた作品がマイナーだからか、さすがに満席とはいかなかった模様。
ただ、その分ゆったりと聴けた気がします。

また、観客も選りすぐりの少数精鋭だったからか、鑑賞マナーがしっかりしていたように思いました。
演奏中物音を立てるとか、フライング拍手とか、最近一部で問題になっている行為は、自分のわかった範囲内ではありませんでした。

マナーと言えば、入場時にスタッフさんからパンフレットと一緒に渡された鑑賞マナーをまとめた紙、あれが分かりやすくて良かったです。
禁止行為だけでなく、それがどうしてダメなのかという理由も添えられていたところが好印象。
自分も、改めて気を付けようと思いを新たにするきっかけになったような気がします。
あれ、上手く簡潔にまとめてあったので、カスタマイズできるようにデジタル文書で配布して、他の演奏会でも使えるようにするのも良いのではないでしょうか。

あと、かなり私事の余談なのですが、鑑賞するだけとはいえ体調は万全にして臨まないと痛い目に遭うということを、今回の演奏会でしみじみ実感しました。
というのも、今回、体調激悪な状態で参加して、演奏中はなんともなかったけれど、終演後に症状が悪化してクラクラしてフラフラな状態になったからです。
空気感染する病気(インフルエンザなど)ではなくただの風邪(前日に病院受診済み)だったのですが、それでもかなり辛かったです。
鑑賞するだけでも、意外と体力を使うみたいです。
なので、鑑賞するだけとはいえ体調を万全にしておくことをオススメします。自戒も込めて。
とりあえず、早く風邪治そう。。。

■感想まとめ
MUSICエンジン主催のミスティッククエストとサガ3の演奏会でしたが、丁寧な演奏で楽しかったし満足しました。
また、2015年のMoCによる魔界塔士サガ+サガ2秘宝伝説全曲演奏会と合わせて、ついにGBサガシリーズ(ほぼ)全曲演奏を制覇したという、妙な達成感も感じました。
GBでゲームプレイしてた頃には想像もしなかったことが、こうして時を経て実現するなんて、生きてて良かったです。

なお、MUSICエンジンでは、今年の5月と7月にUNDERTALEの演奏会が再演されるそうです。
その後の予定はまだ未定ですが、また今回のようなマイナー作品を取り上げた演奏会を開催してほしいです。
自分の知っている作品なら、喜んでついていきます。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMCD] 「魔界戦記ディスガイア4」アレンジサウンドトラック

PS3/Vitaで発売された「魔界戦記ディスガイア4」のアレンジサウンドトラックを入手して、一通り聴き終わりました。
全13曲収録、再生時間は約60分。

ゲーム4は、先日Vita版を100時間以上かけてクリアしました。
プレイ中ずっと「曲がいいなぁ」と思っていて、クリア記念にOSTを買おうと密林で探してみたところ、純粋なOSTはヒットせず。
そういえば、日本一ソフトウェアはOST単体で発売って滅多にしなかったっけ・・・と思い直して、かろうじてヒットしてきたこのアルバムを購入しました。

とはいえ、このアルバムも新品がなかったので、中古ですが。
まぁ、入手できただけ良しとします。
ゲーム音楽のアルバムは、発売後数年、早いと数ヶ月で廃盤になってしまい、入手困難になる場合が多いし。

このアルバムには、ゲーム中のBGMの中から厳選した13曲を収録。
そのいずれも、フルバージョンにアレンジされています。
BGMのようなループする形ではなく、1曲ずつ完結する形に再構成。
ゲームのBGMとは厳密には異なるけれど、フルバージョンにまとめられている分、とても聴きやすくなっています。

フルバージョンにアレンジされているとはいえ、ほぼゲームに流れる曲のままです。
生演奏を収録した音に置き換わっているようなところも少しあるような気がするけれど、大体そのままです。
ボーカル曲であれば、1番のみだったゲームバージョンに2番を追加してフルバージョンにしたような、そんなアレンジがされています。
ゲームで流れていたあの曲をフルバージョンにするとこうなるのか、という感じです。

フルバージョンなので、どの曲もおよそ3~5分ほどの長尺になっています。
1曲1曲、丁寧かつしっかりと作り込まれているので、どの曲もとても聴き応えがあります。
原曲より音の情報量が増えているけれど、グラフィックがないから差し引きするとちょうど良いというか。
とにかく、聴き応えがあって聴きやすくなっています。

そういえば、日本一ソフトウェアのアレンジサウンドトラックを聴くのはこれが初めてではないけれど、ゲームをしっかりプレイした上で聴くのは初めてかも。
ゲーム中に流れる曲の一部のものしか聴けないという欠点はあるものの、こういう形は1つの形として結構アリかもしれない。

厳選された13曲は、どれもゲームプレイしていて印象に残った曲ばかりです。
「オープニング曲格好良いな」とか「こんなマップ曲あったなぁ」とか「アクターレ(笑)」とか「イワシ」とか、聴いているとプレイしていたときの思い出が蘇ります。
「Sparkling」で「イワシ」しか出てこなくなるのは、プレイしたことのある人ならきっと共感してくれると信じてます。
あ、曲自体は結構好きです。連想されるのは「イワシ」だけど、好きです。ヴァイオリン(かな?)がめっちゃ格好良いです。

そんなわけで、どの曲もかなり好みなのですが、強いて一番をあげるなら、今の気分なら「ピアノソナタD4番」。
たぶん、音色が好みだったので、妙に印象に残っているのだと思います。
次点は「獣王の爪跡」かな。
オープニング曲の「ラストエンゲージ」も、同じくらい好きです。

というわけで。
本作は「アレンジサウンドトラック」と銘打たれている通り、OSTとしても聴けるし、1枚のアルバムとしても聴ける形になっています。
ゲームプレイ済みでBGMが好みだった方はもちろん、佐藤天平氏の曲が好きな方にもオススメです。
ゲーム未プレイでも十分聴ける作品だと思います。


超どうでもいい余談だけど、「ピアノソナタD4番」はどう聴いても「ピアノソナタ」ではなく「協奏曲(コンチェルト)」な気が・・・うん、曲が良いからどうでもいいね。

[GMEV] Score Re:fire #1 ~WILD ARMS Vocal Song Concert~

12月15日(土)に、WILD ARMS(以下WA)シリーズのボーカル曲オンリーのコンサート「Score Re:fire #1」の昼公演(追加公演)に行ってきました。
会場は、神奈川の関内ホール 大ホール。
16:05に開演し、17:50頃に終演しました。

■22年の時を経て、今なお人気のWAシリーズ
WAシリーズは、PS2のAltercode:Fが自分にとっての初プレイ作品です。
そこから、3, 2と遡ってプレイしました。
# 無印と4以降(ミリメモ含む)は未プレイです。

曲に関しては、AFプレイ中に目覚めてOSTを即買いし、そこから3→2→4→無印と変則的に購入して聴き倒しました。
ボーカル曲集の「alone the world」も、学生時代に非ヲタの先輩から借りて聴きました。
今にして思うと、非ヲタの先輩がなんでWAのボーカル曲集だけ持っていたのか謎ですが、当時既にゲーム音楽ヲタだった自分は躊躇なくそこに飛びつき、貪るように聴き込んだ覚えがあります。

AFプレイ当時からボーカル曲のパワフルな格好良さに魅かれ、WAのOSTやボーカル曲集を引っ張り出しては聴いてきましたが、無印発売から22年の時を経て、ボーカル曲だけのコンサートが開催されることになるとは露ほども思っていませんでした。
WA歴の浅い(しかも全作品プレイしていない)自分ですらこんな感じなので、無印からのコアなファンにとっては本当に驚天動地の事態だったのではと想像します。

そのことは、夜公演(本公演)のチケット即完売だったことからも伺えます。
今回のこのコンサート、当初は夜公演のみだったのですが、チケットの事前抽選は激戦、一般販売もあっという間に売り切れ、嘆きの声があちこちで勃発。
それを受けて昼公演が追加された、という経緯があります。
まさか、一般販売が一瞬で売り切れるとは思いませんでした。WAファンの情熱を侮っていました。

ちなみに、自分は夜公演の激戦に敗れて、昼公演に救済されたクチです。
昼公演の追加、本当にありがとうございました。

■懐かしさと新鮮さの絶妙なハーモニー
今回演奏された楽曲は、どれもかなり原曲に近い形でした。
編成は、ギター×2、ベース、ドラムというロックバンドの典型に、ヴァイオリン、金管楽器3本、ピアノ、パーカッション、マニピュレーター。
ボーカルは、WAシリーズでおなじみの麻生かほ里さん、XFで参加された織田かおりさん、コーラスのSAK.さんの3人。
この編成に、原曲を当てはめるような形で落とし込まれていました。
実演奏のために必要なアレンジはあったものの、それ以外のアレンジらしいアレンジはほとんどありません。
時々、大サビのループが増えていたくらいでしょうか。
そのため、原曲を聴き込んでいても違和感は全くなく、むしろ「あー、これこれ、これだよー」と懐かしい気分になりました。

今回演奏された曲で最も古いものは2nd IGNITIONだから、19年前に発表された曲でしょうか。
懐かしさがありつつも、しかし今聴いても古さを感じない曲でした。
19年前といえば、J-POPなら懐メロに片足突っ込んでるレベルだと思うのですが、WAの曲はどれも古臭さを感じなかったです。
むしろ、これまで生演奏される機会がほとんどなかったからか、新鮮な気分で鑑賞しました。

そして、ボーカルの方々のパワフルな歌声が、とても格好良かったです。
生演奏だった分、原曲以上の迫力がありました。
こうして生の歌声を聴ける奇跡に感謝です。

■色褪せない名曲の数々
今回の演奏会、2, 3, AFの曲を目当てに足を運んだのですが、自分の聴きたかった曲は全部聴けて嬉しかったです。

「Windward Birds」はWAの全楽曲(インスト含む)の中でトップレベルで好きな曲だけど、AFの知名度が無印に比べるとイマイチなので、これまで生演奏は諦めていた楽曲です。
自分にとって初WAがAFだからか、無印よりもAFの方が思い入れの強い曲が多くて、内心AFの演奏会やってほしいなと思っていました。
今回、ボーカル曲だけとはいえ、こうして「Windward Birds」他、AFのボーカル曲を生歌で聴けて念願叶ったことが、本当に嬉しかったです。

同じくAFの曲であるアンコールの「足跡」は、オーラスということもあって歌詞を噛み締めながら聴いていたら、うっかり号泣しそうになって耐えるのに必死でした。
オーラスであの歌詞は、胸が詰まります。破壊力絶大で直撃です。
ゲームのエンディングとコンサートのエンディングというシーンが見事にシンクロして、ゲームと現実の境界を見失いかけました。あれはヤバい。

同じくアンコールの「alone the world」も好きな曲の1つです。
ボーカル曲集のボーナストラックだから今回演奏されるかどうか一番不安だった曲だったけれど、演奏してくれてありがとうございます。
「世界にひとりぼっち」のフレーズ明けに入る銃声をどうするのかと思っていたら、マニピュレーターでそのまま入っていました。
このとき、麻生さんがモデルガンを突き上げて撃つ仕草をしてくれたところ、本当格好良かったです。

本編ラストの「どんなときも、ひとりじゃない」は、やはり名曲でした。
本編ラストに相応しい、圧巻の演奏でした。
大サビに入るところが、本当もう、もうね。悶絶するしかなかったです。

「Lullaby」は、演出の大勝利でした。
ステージ向かって左前方に焚火(のような模型)がずっと置いてあったのですが、これがこの曲で効果を発揮。
アコギ+歌姫3人で焚火を囲って演奏なんて、演出がニクいです。
渡り鳥たちも、こうして焚火を囲ってコーヒー片手に唄ったりしてたのかなぁ、とイメージが膨らみました。
ちなみに、編曲者登壇(という名の物販宣伝)時に本物のコーヒー(マグカップ入り)が登場したのですが、コーヒーの香りはわりと後方の座席だった自分のところにまで到達していました。ものすごく香ばしくて良い香りでした。

原曲は知らないのですが、XFの「誰がために」がめっちゃ格好良かったです。
今回のコンサートで初めて聴いたのですが、今、OST買おうか迷っています。
未プレイだけど、OST欲しくなりました。

来年2月に発売されるボーカル曲集の第2弾「milestone」の表題曲、今回初お披露目されたのですが、格好良い曲でした。
主旋律は全然異なるのだけど、前半の展開が「荒野の果てへ」に似ている気がしました。マラカスとかヴァイオリンの入りあたりが。

その他、どれも名曲揃いで、選曲の分かっている感がひしひしと伝わってきました。
プログラムと演奏に関しては、申し分ありません。
とにかく、どの曲も格好良かったです。

それと、麻生さんのパフォーマンスが、めっちゃ良かったです。
ダンスもすごく迫力があって、歌声だけでなくそこにも魅了されました。

■感想まとめ
無印発売から22年(もうじき23年目突入)というタイミングで開催されたWAシリーズのボーカル曲コンサート。
何よりもまず、コンサートを開催してくださったとこに、すごく感謝です。
生歌を聴けることをほぼ諦めていた楽曲が、今回あれもこれもと演奏されて、嬉しかったです。
また、熱のこもった演奏と、迫力のある歌声が、とても素晴らしかったです。
演奏とプログラムは非常に満足でした。

WAシリーズはインスト曲にも名曲がたくさんあるので、ボーカル曲だけでなくインスト曲の演奏会も開催してほしいです。
今年3月に開催されたGSJの演奏会のようなオーケストラも良いけれど、2016年の「風とキャラバン」みたいなアンサンブルも良いなぁ。
「風とキャラバン」の「アーデルハイド城下町」がものすごく好きなので、あのような形の演奏をまた聴いてみたいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムになります。
あと、補足というか蛇足というか、今回のコンサートでふと思った気付きのようなお願いも記します。