[GMCD] ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 オリジナル・サウンドトラック

3DSで発売されたS・RPG「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」(以下、Echoes)のOSTを一通り聴きました。
CD4枚組で、全91曲収録。
再生時間は、トータルで約4時間30分ほどになります。

限定版には、この他にデータディスクが特典として付いてきます。

Echoesは、その昔、ディスクシステムで発売されたFE外伝のリメイク作品になります。
が、FE外伝もEchoesも、ゲーム自体は未プレイだったりします。
ただ、FEは自分の好みの曲にぶち当たることが多いので、気になってうっかりゲットしていました。
まだifのOSTも未開封なのに、そっちから先に聴けよ、と自分でも思いますが、それはさておき。

曲は、全編通してオーケストラ風ゲーム音楽です。
全体的に勇壮なものが多いですが、中には長閑なものがあったり切ないものがあったりもします。
そういう意味ではいつものFEですが、ただ、これまでの作品よりもオケ風味が強い気もします。
プラットフォームのスペック向上に伴うものなのでしょうか、音色がとても豊かです。
OSTなのに、オーケストラの生演奏を聴いているかのようです。
ここまで生演奏っぽいと、むしろ、ちゃんと生演奏で聴きたくなってくるほどです。

曲によってはほんのり民族音楽っぽさも入っているので、民族音楽調も好きな身としてはたまりません。
やっぱり生演奏で聴きたいです(大事なこと
いっそ、バリバリの民族音楽風にアレンジしたアルバムを出してほしいとも思っています。

オケ風ゲーム音楽という自分の好みド直球ということもあって、全体的に自分好みの曲が多かった印象です。
開封して聴き始めた最初は、「ふむ、こんな感じなのか」とあまりインパクトを感じませんでした。
が、何回も聴いているうちに、「あ、この曲好きかも」とか「これもいいなぁ」と、自分好みの曲がだんだん増えていきました。
個人的都合もあってかなり何周もヘビロテしていたためか、今ではほぼどの曲も好きな曲です。
深みがあって格好良くて、聴いていてワクワクドキドキします。

特に、「往く地の果てには」と「贄と聖女」が、かなり好きです。
これら曲が再生されると、思わず作業の手が止まります。
どちらも不退転の決意のようなものが感じられて、とても格好良いです。

後半の曲はそういう勇ましい曲が多くて、「なにこれ超格好良い!」が連発します。
「亡国の王者」も、男声ソリストの重厚な響きに強大なボス感があって、すこぶる格好良いです。
これは、ゲームで聴きたくなる曲ですね。

シリーズテーマ曲の「ファイアーエムブレムのテーマ」も、当然のように収録されています。
こちらは、とても壮大なコーラス付きです。
が、例の日本語歌詞ではありません。
何語かわかりませんが、たぶんゲームの雰囲気に合わせた良い感じの歌詞が付いていると思います。

データディスクの方には、リメイク元の外伝の曲が収録されているのですが、そちらはまだ聴けていません。
以前、とある機会にアンサンブル形式の生演奏を聴いてと衝撃を受けた外伝の曲があるので、気になっているのですが・・・曲名忘れて探せない・・・(´・ω・`)

久しぶりにFEのOSTを聴いて、やっぱり自分はFEの曲が好きなのだなと再認識しました。
あまり評判になっていないっぽいのが寂しくなるくらい、どの曲も格好良くて好きです。
あまりに格好良いので、ゲームプレイしながら聴きたくなりました。
オケ風ゲーム音楽が好みな方には、オススメのアルバムです。

[GMCD] テイルズ オブ ベルセリア オリジナルサウンドトラック

PS4で発売されたRPG「テイルズ オブ ベルセリア」(以下TOB)のOSTを購入したので、一通り聴いてみました。
CD4枚組で、収録曲数は計97曲。再生時間は、トータルで4時間25分ほどになります。

TOBのゲーム自体は、昨年2017年1月頃にプレイしてクリア済みです。
プレイしていた時から漠然と「BGM良いな、OST欲しい」と思いつつも、なかなか決心がつかないまま1年ほど経過。
1年経ってもOST欲しい熱が冷めなかったので、潔くOSTをゲットしました。

それと、「テイルズ オブ オーケストラ」の2016年版、2017年版も、今回OST購入を後押しした一因かもしれません。
そこで聴いた「Theme of Velvet」がとてもドラマティックな演奏で、初めて聴いたときはまだゲーム未プレイだったのですが、一発で気に入った曲です。
あと、2016年版にしか収録されていないけれど「The way of the embodied dragon」もすごく好みで、原曲をしっかり聴いてみたくなりました。
こっちは実はゲームでちゃんと聴いた記憶がなくて、改めて原曲をちゃんと聴きたくなった次第です。

そんなわけで、重い腰を上げてようやく入手したOSTでしたが、聴いてみたら想像以上に良曲揃いでした。
TOBプレイ中にBGMを気に入って買ったくせに、TOBの曲ってこんなに良曲揃いだったっけ? と思ったほど。
BGMに徹したような”雰囲気音楽”ではなく、自己主張のある曲も多くて、結構聴きやすいです。

フィールド曲やイベント曲はオーケストラ調が多くて、バトル曲はロックテイストが多い気がしました。
そのため、オーケストラなゲーム音楽好きにとっても、ロックなゲーム音楽好きにとっても、どちらも楽しめる造りになっています。
曲数で言えばオケっぽい曲の方が多いけれど、ロック系の曲はかなり強いインパクトがあるので、印象としてはどちらも半々に残る感じです。

ロックテイストの曲は、バリバリに格好良いロックで、いわゆる桜庭節です。
初期テイルズのバトル曲に雰囲気が近い感じがしました。
初期の頃に比べると音は豊かになっているけれど、曲を聴いているだけで心が沸くような熱くなれる展開が、なんとなくそんな感じというか。
これは、ライブで生演奏したら盛り上がりそうだなぁ。

その一方で、オケっぽい曲の方は、とてもメロディアスでドラマティックです。
ロックな曲のような最初からガツンと来るものではないけれど、曲を聴いていくとジワジワと心に来るものが多いです。
個人的には、「トラスティベル」の曲の雰囲気に近いと感じました。
きっと、トラステの曲が好きな方ならば、気に入るのではないかと。
自分はとても好きです。ド直球で好みです。特に「Theme of Velvet」が最高でした。

そして、ロックな曲もオケな曲も、3分以上あるような長尺の曲は、大体どれも格好良いです。
ゲームプレイ時は1回しか流れなかったり、バトル中でそれどころではなかったりで、スルーしてしまっていた曲もあるのですが、OSTで改めて聴き直して「なにこれ格好良い」と再評価した曲がとても多いです。
ゲームプレイ時はあまり記憶に残らなくて、どこで流れていたBGMか忘れてしまっているのですが、OSTで聴いて一番ツボったのは「Justice of the Knight」です。
この曲、格好良くないですか? 重厚なオケ系ゲーム音楽好きにはたまりませんでした。

TOBのOSTについて1点だけ注意点をあげるなら、OP曲がゲームサイズのショート版なこと。
「BURN」はフルサイズではありません。フルサイズで聴きたい場合は、別途購入が必要です。

そんなわけで、TOBのゲームをプレイしてしばらく経過してからのOSTゲットでしたが、思いの外曲が良くて、とても楽しめたアルバムでした。
ロックとオケの両面で桜庭節が楽しめる作品になっています。
OSTという性質上、ゲームプレイしてから聴いた方が良いとは思いますが、桜庭節が好きな方ならばOST単体でもいけるかもしれません。

[GMCD] Piano Collections NieR:Automata

PS4のA・RPG「NieR:Automata」のピアノソロアレンジアルバムが先日発売されたので、一通り聴いてみました。
収録曲数は12曲。再生時間は61分ほど。

「NieR:Gestalt/Replicant」に引き続き「NieR:Automata」のPiano Collectionsがついに発売。
「NieR」のゲームも音楽も両方好きな身としては、見逃せないアルバムでした。
というわけで、発売日直後にゲットして、5月のGW頃に開封して、聴き始めた次第です。

それから約3週間経過した5月下旬現在、いまだにこのアルバムから抜け出せずにいます。
何回聴いても、全然飽きません。
むしろ、聴けば聴くほどハマっていく感じがします。
それくらい、とても良いアルバムに仕上がっています。
どの曲も、アレンジも演奏も、ものすごく良いです。
なんぞこのスルメ曲。

今年の5月は別件でずっと「ひゃっほーい♪」していたので、あまりゲーム音楽を聴く時間を確保できていないという裏事情があるのですが。
でも、このアルバムは本当にいくら聴いても飽きません。
ここまで素晴らしいピアノアソロアレンジに仕上げてくるとは、正直、想定していませんでした。
「原曲を無難にピアノソロに落とし込んだ感じになるんでしょ知ってる」とか考えていた発売前の自分の考えは、砂糖菓子以上に甘かったです。
原曲は原曲としてめちゃくちゃ良いけれど、こっちはこっちでめちゃくちゃ良いです。

原曲に含まれるドラマティックさ、猛々しさ、憂鬱感や狂気など、曲に込められていたそれらが、このアルバムでも良い感じに昇華されています。
そして何よりも、ピアノの音色だけに絞ったことで、「NieR:Automata」で最も重要な「儚さ」が際立たされています。
ピアノの音色と「NieR:Automata」の世界観が、奇跡的な融合を見せたかような感じです。
「NieR:Automata」とピアノがこんなにも相性抜群とは、思いもしませんでした。

自分はゲームも原曲も知っているので客観的に判断できませんが、1つ1つの曲が曲としてゲームから分離独立してると思うので、原曲を知らなくても十分聴けると思います。
とりあえず、「NieR:Automata」を知らない友人が遊びに来ていたときにひたすら流し続けたら、なんだか興味を持ってもらえたっぽい反応をもらいました。
まぁ、ずっと流していたらなんだか心地良くなってきて、2人そろって寝落ちしたりもしましたが。

今回は、編曲者=演奏者という形を取られたようですが、1つの曲に対して編曲と演奏を同じ方が担当されたからか、曲から感じる熱意がものすごいです。
これまでにもゲーム音楽のピアノソロアルバムはいくつか聴いてきましたが、ここまでアルバム全体から熱意を感じるのは久しぶりかも。
「このアルバムの、この曲のピアノアレンジがめっちゃ好き」ということは多々ありますが、アルバム全体が良くて、これという曲を決められません。
ぶっちゃけ、どの曲も好きです。

というか、頭から順番に聴いていくと、曲順による緩急の付け具合が絶妙で、結果「どの曲も好き、外せない」となります。
すごく激しい曲の後に穏やかな曲があったり、その後に神秘的な曲や泣ける曲が続いて、また激しい曲があったりと、本当に曲の順番も素晴らしい。
冒頭一曲目に「Weight of the World」を持ってきたあたりも、すごい英断だなと感じました。
最後まで聴いたら「Weight of the World」を聴きたくなるし、こんなん無限ループにハマるに決まってるやん。

今回は参加された編曲&演奏者さんがとても多いのですが、妙な統一感があります。
参加される方が多いとアルバム全体の統一感が無くなることがあるのですが、今回はそれがありません。
編曲・演奏者の個性を極力省いて、「NieR:Automata」の世界観に極力寄せたかのようです。
これ、ディレクションどうやったのだろう。すごい統一感。

というわけで、「NieR:Automata」の名に恥じない、とても満足できたアルバムでした。
「NieR:Automata」好きの方はもちろんのこと、ゲーム音楽好きの方やピアノソロに抵抗のない方にも、ぜひオススメしたいアルバムです。
そして、あわよくば、コンサートを開催していただけると、とても嬉しいです。開催されるなら、ぜひ聴きに行きたいです。
そのために布教が必要なら、喜んで貢ぎます。

[GMCD] ガスト25周年記念ベストセレクションCDボックス

ガスト設立25周年を記念して、これまで発売されたゲームのBGMを選抜して収録したCDボックス「ガスト25周年記念ベストセレクションCDボックス」が発売されました。
CDはどーんと10枚組。収録曲数は235曲。
最初から最後まで通して再生すると、およそ11時間30分ほどかかります。
ちまちまと聴き続けて、ようやく3周ほど聴いたので、間奏を記します。

本作に曲が収録されたタイトルは、アトリエシリーズをはじめとした、2017年までに発売されたガスト作品をほぼ網羅。
今回収録を見送られたのは、デビュー作の「アレス王の物語」、「アトリエ クエストボード」、そしてアルトネリコシリーズぐらいです。
それ以外は、最低1曲は収録されています。
個人的には、アルトネリコシリーズが除外されたことはやや納得していないのですが、大人の事情とかそういうことかな。
または、アルトネリコシリーズは抜粋版ではなくOST買って全部聴け、というメッセージでしょうか。

本作のトラックリストは、公式サイトの特設ページにがっつり掲載されているので、そちらをご覧になった方が早いです。

10枚のCDのうち、5枚はアトリエシリーズで、残りの5枚にそれ以外のシリーズ作品の曲が収録されています。
アトリエシリーズが全体の半分を占めていますが、作品数が多い上に知名度も高いから、まぁそうなるよな、という感じです。
不満は、特に感じませんでした。

これまで、アトリエシリーズの作品でOSTを聴いたのは「イリスのアトリエ グランファンタズム」と「黄昏」シリーズ3作品のみ。
そのうちゲームまでプレイしたものは「アーシャのアトリエ」ぐらい(現在進行形で「エスカ&ロジー」プレイ中)というにわかっぷりでした。
が、本作を一通り聴いて、「アトリエシリーズの曲が良い」と評判になるのも肯けました。
それほどに、良曲揃いでした。

「黄昏」シリーズはOSTで何度も聴き込んだくらい馴染み深いので言うに及ばず、「アーランド」シリーズ以降の作品の曲は大体好みでした。
なんというか、こう、旅情感があるというか、じんわり染み込んでくる感じがとても気持ちが良くて。
ふんわりしたグラフィックからは想像できないような漢気溢れる格好良い曲も多いというギャップも、心にグッときます。
早い話が、「アトリエシリーズは良曲揃いだぞ」ということです。

本作を聴いて、「アーランド」シリーズと「不思議」シリーズのOSTを集めたくなりました。
セレクションじゃ物足りなくなって、全曲聴きたくなっています。
先立つものさえ準備できていたら、衝動買いをしていたかもしれません。
あ、でも、今ならAmazonの定額聴き放題サービスで全部聴けるんだっけ。それを利用するのもアリか。

アトリエシリーズ以外の5枚も、良曲が多いです。
個人的には、「よるのないくに」とサージュコンチェルトが、やはりド直球で好みでした。
前者は耽美なゴシック調、後者は民族音楽強めの歌曲多めと、毛色は異なるのですが、どちらも好きです。
「よるのないくに」はOST単品での発売がなかったので、これを機会にOST発売されるといいなぁ、と淡く期待しています。

サージュコンチェルトは、「あ、そこをチョイスしたのね」と意外に思ったところもあったのですが、落ち着くところに落ち着いた感じがします。
「シェルノサージュ」の「天涯星夜」や「アルノサージュ」のバトル曲など、今回惜しくも選抜から漏れてしまった良曲がたくさんあるので、これを機に聴いてみてほしいです。
サージュコンチェルトの曲は、どれもとても良いのでぜひぜひ。

今回、ガストショップで購入したので、特典CDが1枚付いてきました。
内容は、アトリエシリーズのアレンジ楽曲やFM音源版、そして未発表曲が1曲の全14曲収録。
本当にちょっとしたおまけという感じで、まさにコレクターズアイテムです。
無理にゲットしなくても良いと思います。
ただ、FM音源版は「あれがこうなるのか」と興味深くもありました。

本作はCD10枚組という大ボリュームのため価格もそれなりにするので、ガスト作品のBGMに興味があるけれどどこから手を付ければ良いかわからない、という方にはオススメです。
アトリエシリーズだけでなく、ガストの古今東西が、このBOXにぎゅっと詰まっています。
「ガスト作品の曲ってどんな感じ?」というときには、これで概ねの雰囲気はわかるのではないかと思います。
自分はそれほど濃いガストファンではないので、知らない曲の方が多かったのですが、このBOXでOSTをしっかり聴いてみたくなりました。
機会があれば、「アーランド」シリーズと「不思議」シリーズのOSTはちゃんと聴いてみたいです。
とりあえず、このBOXをまだ3周ぐらいしか聴き込んでいないので、もうちょっとしっかり聴き込もうと思います。

[GMEV] 逆転裁判 オーケストラコンサート 2018

4月15日(日)に、「逆転裁判」シリーズのオーケストラコンサートが開催されたので、昼公演・夜公演ともに行ってきました。
会場は、Bunkamuraオーチャードホール。
昼公演は、14:30に開演し、16:20頃に終演。
夜公演は、18:30に開演し、20:30頃に終演しました。

ちなみに、昼夜ともに特別傍聴席でしたが、お土産は美濃焼の豆皿(3枚セット)。
絵柄は、昼公演が「逆転裁判」シリーズキャラ(成歩堂、王泥喜、御剣)、夜公演が「大逆転裁判」シリーズキャラ(成歩堂、亜双義、ホームズ)でした。
去年のティーカップみたいにごっついものが来たらどうしようと思っていましたが、今年は小さくて持ち帰りが楽でした。

■最初の逆転裁判オーケストラコンサートから10年経ちました
昨年2017年のGWに、15周年記念コンサートが開催されました。
あれから1年を経て再演が決まり、今回の2018年版コンサートの開催となりました。
15周年記念コンサートからたった1年しか経っていませんが、その間に大逆転裁判2の発売など、いろいろなことがありました。
そのいろいろが反映された、まさに「今だからできた『逆転』シリーズオーケストラコンサートの集大成」という感じでした。

一方、2008年に開催された「逆転」シリーズの一番最初のオーケストラコンサートから、およそ10年が経過しました。
2008年のコンサートも4月に開催されたので、この4月でほぼ10年です。
あれから10年経過した2018年の今年、またこうしてオーケストラコンサートが開催されたのは、とても感慨深いです。
この10年の間に、逆転裁判5, 6、逆転検事1, 2、大逆転裁判1, 2が発売されるなど、「逆転」シリーズの世界も広がりました。
まさか、こんなにも大きな広がりを見せることになろうとは、10年前は想像しませんでした。

ちなみに、2008年のオーケストラコンサートにも行ったことがあります。春、秋ともに。
その頃に比べると、ナンバリングタイトルだけでなくスピンオフ作品まで制作され、BGMも数多く発表され、なんだかすごく大きくなったなぁ、と、子供の成長を見守ってきた親のような気分です。
一ファンとしては、10年経てもまたオーケストラコンサートを開催してくれて、感謝しかありません。ありがとうございます。

■昼と夜、昨年と今年で、異なる楽曲
演奏された楽曲は「逆転裁判」ナンバリングタイトルのものだけでなく、スピンオフ作品である「逆転検事」シリーズや「大逆転裁判」シリーズも含めて幅広く網羅。
メドレー形式で演奏されたものが多いので、曲数にしたらかなりの量になります。

昼と夜の2回公演がありましたが、昨年同様、昼と夜で演奏楽曲が一部で異なりました。
演奏曲数は昼と夜で同じでしたが、4曲ほど昼と夜で異なりました。
ちなみに、アンコールは昼夜ともに同じ楽曲でした。

また、再演とうたいつつ、プログラムは昨年と同一ではありません。
今年新たに編曲された曲がいくつかあります。
その代わり、昨年演奏されたけれど今年演奏されなかった曲もあります。

全体的には、「大逆転裁判」シリーズにフォーカスした楽曲が多かった印象があります。
昨年2が発売されたばかりで、また曲の評判も良いからでしょうか。
昨年のオケコンのときには「大逆転裁判」未プレイで、その後、2の発売に合わせて1と2をまとめてプレイしただけに、感慨一入です。
1のOSTだけは昨年のコンサートの前から聴いていて、「曲いいな、めっちゃオケ映えしそう」と思っていましたが、2までクリアしてから聴くと一味違って聴こえました。
やっぱり、プレイしてから演奏を聴くと、ゲームプレイ当時の思い出に浸れて良いものです。
まぁ、ゲーム未プレイでも、良曲に違いないのだけど。

個人的には、今年「王泥喜 法介 ~新章開廷!」を聴けたのが、一番嬉しかったです。
この曲、「逆転裁判」のナンバリングタイトルの中では、一番好きな曲です。
「逆転裁判4」のPVで初めて聴いたときに「何これ、超格好良い!」と惚れ込み、2008年のオケコンで生演奏を聴いてますます好きになり。
しかし、昨年は残念ながら聴けず、悔しい想いをしたものの。
こうして10年の時を経て、また生オケで聴けるなんて。
演奏が始まったときには、心の中で全力のガッツポーズを決めていました。
選曲してくれて、ありがとうございます。

■安定の栗田博文さん+東京フィルコンビ
指揮は、ゲーム音楽のコンサートではお馴染みの、栗田博文さん。
演奏は、こちらも数多くのゲーム音楽を演奏してくださっている、東京フィルハーモニー交響楽団。
鉄板の組み合わせです。安定感が抜群です。

そんな組み合わせなので、今回も過去の例に漏れず、とても迫力のある演奏を響かせていただきました。
生演奏ならではの、音を耳で聴くのではなく全身で聴くあの感じが、本当にたまりません。
音源ではなかなか感じられないあの感覚、気持ち良かったです。
どの曲も、すっごい格好良かったです。
昼公演も夜公演も、終演後には耳と心がほっこりしました。
とても素晴らしい演奏を、ありがとうございました。

■巧舟氏書き下ろしのカゲナレ
開演の5分前には、声優陣によるカゲナレが入りました。
脚本は巧舟氏書き下ろしで、生だったらしいです。

昼公演で登場したのは、成歩堂(龍一)と御剣。
真面目に会場内のルールを説明しようとする成歩堂と、いちいち「昨年も聞いた」などとケチを付ける御剣の漫才が楽しめました。
さすがに何度も邪魔をされてイラッとしたのか、成歩堂が舌打ちしたりしていたり、とても面白かったです。
後のゲストトークにおける巧氏の発言によると、オードリーの芸風を参考にしたそうです。

夜公演で登場したのは、成歩堂家の二人(龍一と龍ノ介)。
時代を超えた共演ゆえに、平成と明治のジェネレーションギャップの嵐が吹き荒れていました。
「携帯電話」や「アラーム付き時計」、「CD」なんて単語は明治時代にはなかったため、龍ノ介が全く理解できない事態に。
龍ノ介が持ち金を確認して物販に走り去るのを、明治と平成の物価の違いにショック死しないかと龍一が心配するオチも面白かったです。
確かに、ここで一族断絶とか、洒落になりません。
それと、龍一が龍ノ介のことを「ご先祖様」と呼んでいたのも、なんだかツボでした。
時代の壁を越えた成歩堂家の共演なんて、こういう機会でもないとなかなかないので、また機会があったらやってほしいです。

■ハプニングと無茶振り続出のトークショー
コンサート中の司会は、途中まで成歩堂龍一役の近藤孝行さんと御剣伶侍役の竹本英史さんが担当。
第2部の後半だけ、近藤さんに代わり、成歩堂龍ノ介役の下野紘さんが、進行をされていました。
3人とも、どこまでが脚本でどこまでがアドリブなのかわからないくらい、スムーズでありながらユーモア溢れる進行で、すごく面白かったです。
ものすごくサービス精神旺盛な竹本さんのはしゃぎっぷりが、妙に印象的でした。

第1部と第2部の間の休憩時間は20分でしたが、後半の10分はトークショーにあてられていました。
休憩時間の後半10分だけのはずが、結果的に20~30分ほどトークしていたような気がします。
正直、もっと聞きたいとも思いました。

昼夜公演ともに、まずディレクターの巧舟氏と作・編曲家の岩垂徳行さんが登場。
逆転裁判3で初めてタッグを組んだ時のことを、いろいろ話されていました・・・が、なかなか話が噛み合わない事態が発生。
岩垂さんが「ふぐ刺し食べに行った」などと話を振っても、大体、巧氏が当時のことを覚えていないという展開に。
この展開は夜公演のトークでも同様で、今度は巧氏が話を振っても岩垂さんが覚えていないという、見事な噛み合わなさっぷりを披露。
結果、「この2人にトークをさせても、話が噛み合わなくて発展しない」という結論に達しました。
3制作当時というと、10年どころじゃなく昔のことでしょうから、無理もないですが。

また、夜公演では、岩垂さんから3の作曲の苦労話も披露されました。
1, 2は岩垂さんではない方の作曲で、その雰囲気に合わせて曲を作らなければならず、何度もリテイクを食らったそうです。
それで、1, 2の曲を研究した結果、ケチャの要素を取り入れれば良いことに気付き、3の曲ができたとのこと。
巧氏曰く、「岩垂さんの作風はドラマティック」だったそうです。
あー、言われてみればそうかも。

3制作秘話の後は、岩垂さんに代わり下野さんが登場。
巧氏を交えて、「大逆転裁判」にまつわる話をいろいろしていただきました。
昼公演で特に印象に残ったのは「『寿沙都さん』問題」。
「寿沙都さん」がとにかく言い難くて、気を抜くと「すさっさん」となったり「すあとさん」になったりしてしまうそうです。
打率は5割。つまり、半分の確率で噛んでしまうみたいです。
とはいえ、龍ノ介よりも「ミス・スサト」の方がより一層言い難いらしいですが。
この、「『寿沙都さん』問題」は開発現場でも議題に上がったことがあるらしく、一時は改名案も出たそうですが、結局「寿沙都さん」のまま通したとのこと。

夜公演では、何と言っても、成歩堂龍ノ介(下野さん)の「ロンドン橋」(独唱)。
竹本さんの無茶ぶりにより、オーチャードホールで披露する羽目になっていました。
でも、これがすごく見事な歌いっぷり。アカペラなのに、素晴らしい歌声でした。
ぜひ、今回のコンサートを音源化する際には、この「ロンドン橋」をボーナストラックとして収録してほしいです。

この流れでとばっちりを受けたのが、近藤さん。
成歩堂龍一(近藤さん)で「成歩堂龍一 ~異議あり!」(独唱)を披露するハメになっていました。
近藤さんの歌声も良かったです。ヒドい無茶振りによく応えていらしたと思います。
というか、いっそ御剣(竹本さん)にも御剣のテーマを歌ってほしかったなぁ。

■締めくくりは例のアレ
第2部の途中で江城Pが登場し、「逆転裁判」シリーズの今後の展開について宣伝をされていました。
と言っても、新作等の発表はなく、コラボ企画と6月のライブコンサートの宣伝が主でした。
チュロスは、最低でも一回は食べに行きたいな。

他にもいろいろと、曲の合間に面白いトークが聴けて、昼も夜もとても楽しかったです。

昼夜ともに、コンサートの締めくくりは、「逆転裁判」シリーズイベント恒例の参加者全員「異議あり!」。
音頭は、昼公演では近藤孝行さんが、夜公演では”元祖”成歩堂である巧舟氏が担当されました。
竹本さんの指摘で「あ、そうだ」と気付かされましたが、あのステージには”成歩堂”が3人いたのですね。すっかり失念していました。

■感想まとめ
2年連続となる「逆転裁判」シリーズのオーケストラコンサートでしたが、感動あり笑いありで、とても楽しい演奏会でした。
大迫力の素晴らしい演奏と、笑いの絶えないトークで、非常に満足です。
良い感じに2年続いているので、このまま来年、再来年と続けていってほしいです。

あと、今回のコンサートの音源化も期待しています。
ぜひ「ロンドン橋」の収録をお願いします(しつこい


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。