[GMCD] ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ Original Soundtrack

iOS/Android用ゲームとして配信されている「ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ」のOSTをゲットして、一通り聴いてみました。
全42曲収録で、再生時間はトータルで約80分。

ちなみに、ミリメモのゲーム自体は未プレイです。
WAシリーズのAF, 2, 3はプレイしましたが、ミリメモはイマイチやりたい欲求が湧かないまま、現在に至っています。
が、なるけみちこさんが久しぶりにWAシリーズに帰ってこられたというので、OSTはゲットした次第です。

収録楽曲のうち、なるけさんの曲は大体半分ほど。
残りの半分は、他の方が作曲されています。

曲の印象は、良くも悪くもゲームのBGMだなぁ、というのが正直なところ。
一曲一曲しっかりじっくり聴くと「あ、これ良いかも」と感じた曲は結構ありました。
ただ、どの曲も主張が強くないので、BGMとしては正しいものの、すーっと流れ去ってしまって後に残りにくい感じがしました。
10回ぐらい繰り返し聴いてもなかなか自分の中に落ちてこなくて、感想らしい感想が出てこない。
別に耳障りではないし、むしろ耳当たりは良い方なのですが、耳から耳へ抜けていってしまう。
それくらい、自分にとっては印象の薄いOSTでした。

このあたりの印象は、ゲーム未プレイだからこそかもしれません。
ゲームプレイ済みならば、また印象が違ってくるかも。

曲の雰囲気は、WAっぽいようなそうでもないような。
なるけさんの曲はキャラバンっぽさがあって、「あぁ、これぞ”なるけ節”だ」と比較的分かりやすいのですが。
他の作曲家の方の曲は、WAっぽいかというと、そうでもないような気がしました。

とはいえ、WAらしさから離れてきちんと聴くと、曲自体は悪くないです。
「未来を拓く戦火」や「突破口」、「フルバースト」、「死闘」は、特に自分の好みの曲でした。
「深きものの王」も熱い曲で、とてもたぎります。
「暗闇を越えて」の重厚なサウンドも好みです。ドコドコしてるティンパニー(かな?)がすこぶる格好良いです。
・・・・・・おや、自分好みの曲、思っていた以上に多いな。

WAらしさならば、「ファルガイアの風」と「預けた背中」あたりがとてもそれっぽいです。
遠く響く笛の音と、アコギと打楽器の軽快なリズム、ほんのり哀愁を漂わせつつ、荒野を駆け行く渡り鳥たちの姿が見えるような曲です。
なるけさんの曲ではありませんが「ブルーキャラバン」もWAっぽさを感じました。

「冒険への誘い」のような、牧歌的な曲も好きです。
なんかこう、のどかさから心穏やかになれる曲で、聴いているとほっこりします。

一つ要望をあげるならば、「荒野の果てへ」が欲しかったです。
WAと言えばこれ、と言えるほどの名曲ですが、今回のOSTには入っていませんでした。
ミリメモ自体にまだ未実装なのでしょうか。だとしたら、少々残念です。

というわけで、本作は印象に残りにくいところが難点だけど、じっくり聴けば良曲の多いOSTでした。
ミリメモをプレイして「この曲良いなぁ」というものがあったら、このOSTを買ってみると良いかもしれません。

[GMCD] 刀剣乱舞 -ONLINE- 近侍曲集 其ノ二

PC/スマホゲーム「刀剣乱舞 -ONLINE-」の近侍曲を集めたアルバム「刀剣乱舞 -ONLINE- 近侍曲集 其ノ二」をゲットしたので、一通り聴いてみました。
CD2枚組で、全20曲収録。
再生時間は、トータルで約70分です。
CD2枚組にしては、ボリュームはそれほど多くないです。

刀剣乱舞のゲーム自体は、ずっと昔に少しだけプレイしたことがあります。
まだ最高レアが三日月宗近さんしかいなかった頃のことです。
友人(2人)からの強い勧めでプレイし始めたところ数日で三日月さんが出てきてしまい、まだ右も左も分からなかった自分が友人たちに「なんか、三日月宗近ってのが出たんだけど」と軽い気持ちで報告したら「なんでだよっ!!」と全力で詰め寄られた覚えがあります。
ビギナーズラックってあるんだなー(お茶ズズー

そんなこんなで、開始早々に当時の目的の半分を達してしまったこともあってか、プレイは1ヶ月ほどしか続きませんでした。
それ以来ほとんどプレイしていないので、今どれくらいの刀剣が追加されているのかわかりません。

そんな刀剣乱舞の入口程度しか知らない自分がこの近侍曲集をゲットした理由は、志方あきこさんが一部楽曲を手掛けられているから。
志方さんの曲が好きなので、これは買わねばなるまいという信念でゲットしました。

ちなみに、第一弾も持ってます。
その流れもあって、第二弾の発売も首を長くして待っていました。

第一弾と同様に、楽曲の半分を志方あきこさんが、残り半分をElements Garden(当時)の母里治樹さんが担当されています。
作曲はお二方による分担ですが、どちらの楽曲も雰囲気がとてもよく似ているので、頭から通して聴いても違和感はありません。

刀剣乱舞なので純和風っぽい楽曲かと思いきや、和風っぽさはそれほど強くありません。
随所に和楽器が使われているので、確かに和の要素があちこちに散りばめられているのですが、前面に押し出されている印象はなく。
ほんのり和の風味を漂わせたオーケストラです。
割合的には、オーケストラ6割+和楽器3割+ロックテイスト1割、といったところ。
オーケストラに耳が鳴れている身としては、結構サラっと聴けました。

サラっとと言えば、楽曲自身の自己主張がそれほど強くないので、そういう点でもサラっと聴けます。
耳当たりが良くて、軽くて、ふわっとしていて、キラキラしています。
じっくり聴くとドラマティックな展開なのですが、重さはあまりありません。
全体的に軽いので、気軽に何回でも聴いていられます。

また、どの曲もとても明るく前向きです。暗くなる要素が見当たりません。
「骨喰藤四郎」のようなしっとりした曲もありますが、切なさよりも力強さが勝っているので、聴いていて気分が暗くなることはないと思います。

強いて欠点をあげるなら、どの楽曲も雰囲気が似過ぎているところ。
良くも悪くも際立った特徴のある楽曲がないため、どれも同じ曲のように聴こえます。どれが誰の曲なのか、あまり聴き分けが付きません。
捨て曲がない代わりに、突出して「これめっちゃ好き!」という曲もそんなにないかも。
そのため、曲への好感度はキャラへの思い入れに比例するかもしれません。

個人的には、今回「蛍丸」の近時曲が収録されたのが嬉しかったです。
プレイしていた時に一番好きだったキャラが蛍丸だったので。
第一弾の時に入っていなくて少し残念だったのですが、今回ようやく聴けて、念願叶いました。
こういう近侍曲だったのか。イントロのひよひよしているところは蛍のイメージでしょうか。

曲で言えば、「日本号」がなんとなく好みかもしれません。
どこが良いのかと問われると困るのですが、作業用BGMとして流していて手が止まるのは、大抵この曲が流れているときでした。
何かが琴線に触れているようです。

あと、「にっかり青江」は他とほんのり趣が異なっていて、面白かったです。
和と洋が融合しつつあった明治期のような、そこはかとないレトロな雰囲気がユニークです。

というわけで、ようやく発売された刀剣乱舞の近時曲集第二弾。
サラっとした耳当たりの良い楽曲揃いで、作業用のBGMに最適でした。
和風テイストのオケっぽい楽曲が好きな方なら、刀剣乱舞未プレイでも十分聴けると思います。

[GMCD] OCTOPATH TRAVELER Arrangements -Break & Boost-

SwitchのRPG「オクトパストラベラー」(以下オクトラ)のアレンジアルバム「OCTOPATH TRAVELER Arrangements -Break & Boost-」が発売されたので、一通り聴いてみました。
全12曲収録で、再生時間はおよそ47分。

ちなみに、オクトラのOSTは結構がっつり聴き込みましたが、オクトラ自体はまだ未プレイです。
DL版は買ってあるんです、まだ一度も起動していないだけで(一番ダメなパターン

そんなわけで、ネタバレ全力回避中のため、ゲームの内容はほとんど知りません。
ただ、原曲は既にOSTで聴き込んでいて、曲だけは知っています。
そんな状態で、本作品を聴きました。

感想を一言で言えば、「めっちゃ良かった」です。

本作品の特徴は、前半と後半で楽器編成が異なる点。
前半「Break Side」の6曲はピアノ小編成、後半「Boost Side」はバンド編成。
購入前は、「Break Sideはたぶん間違いなく好みだけど、Boost Sideはどうかな・・・」という不安もありました。
バンドのガチャガチャしたサウンドは耳に痛くて頭に響くから、少々苦手だったりするのです。
が、前述の一言感想の通り、この作品のバンドサウンドはあまり苦手意識を気にすることなく聴けました。
聴覚に集中すると若干耳に痛いかなという程度で、耳障りという感じではなかったです。

アレンジアルバムという性質上、OST以上にゲームを知らなくても聴ける一枚になっています。
そもそもオクトラのOSTはゲーム未プレイでも十分聴けるアルバムでしたが、こちらはより一層これ単独でも聴けます。
OSTがゲームに寄り添って花を添える存在ならば、こちらはゲームから独立して音だけで魅せるような、そんな感じ。
「曲の評判の良さはよく聞くけれど、いきなりOSTは手を出し難いなぁ」という方でも聴けるのではないかと。

前半のBreak Sideはアコースティックなサウンドで、ゆったりした曲や心躍るような曲を歌い上げています。
どの曲も編成はとてもシンプル。
楽器の数で言えば、2, 3台という編成です。
しかし、奏でられた音色がもたらす表情が、ものすごく豊かで濃いです。
特に「決意」なんて、音数的にはすごくシンプルなのに、何故かすごい濃密。
叙情的というか情熱的というか、聴いていて胸が熱くなってきます。

Break Sideは公式サイトによると「ピアノ小編成」となっていますが、あまりピアノが前面に出ている感じはしません。
むしろ、弦楽器の方が目立っているように感じました。
自分の好きな「赤き断崖の集落」にピアノが入っていないから、その印象が強いのかもしれませんが。
なお「赤き断崖の集落」は、原曲以上にケルト音楽です。
好物が大好物になって帰ってきました。聴いているとワクワクしてきて、つい指でリズムを刻んでしまいます。

一方、後半のBoost Sideの方は、とにかくたぎる演奏の連発です。
原曲の時点でとても熱い曲でしたが、それが更に熱くなり、加えて激しくなっています。
特に「理を司る者」「旅路の果てに立ちはだかる者」「魔神の血を継ぐ者」の3連発が、もう本当に格好良いです。
この3曲が並んでいるだけでも卑怯なくらいヤバいのに、曲もヤバいくらい格好良いです。

「魔神の血を継ぐ者」は、自分の大好きなフレーズ(「ンタタタターター」の部分)がちゃんと入っていて、それが流れるたびに瀕死になります。
この部分、めっちゃ格好良いです。悶死しそうなレベルで格好良いです。
しかも2回も流れるんですよ、本当にもう、たまりませんね。

Break SideとBoost Sideで曲の方向性が全然異なるのですが、両方ともなんとなく空気感が似てるからか、全くの別物という感じはしません。
頭から通して聴いても、さほど違和感がないというか。
Break Sideの「ボスバトル2」からのBoost Sideの「バトル1」の流れが絶妙です。
さらに、Boost Sideでもヴァイオリンが多用されているからでしょうか、Break SideもBoost Sideも地続きな感じです。
片やピアノを中心としたアコースティックサウンド、片や電子楽器が中心のバンドサウンドなのに、なんとも不思議な雰囲気です。

なお、「ボスバトル2」はBreak SideとBoost Sideの両方でアレンジされているので、聴き比べてみるのも面白いです。
個人的な好みで言えばBreak Sideの方が好きですが、どちらも熱いアレンジで、どちらも好きです。

オクトラ待望のアレンジアルバムでしたが、とても格好良くて熱くてアレンジアルバムでした。すごく良かったです。
オクトラの曲が好きな方も、オクトラは気になってるけれど手を出せずにいる方も、ぜひ聴いてみてほしいです。
上記の公式サイトに試聴音源が公開されているので、気になっているけれど二の足を踏んでいる方は、まず試聴してみることをオススメします。

あわよくば、いつかオーケストラアレンジを・・・(オケサウンドが大好物なので言うだけ言ってみる

[GMEV] 東京ファンタジックブラスバンド 第9回演奏会

2月24日(日)に、東京ファンタジックブラスバンド(以下TFB)の第9回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール。
13:00に開演し、15:55頃に終演しました(お見送り曲除く)。

■3年ぶりのTFB参戦
TFBの演奏会には、これまで第4, 5, 7回と10周年記念の計4回行ったことがあります。
第8回は都合が合わなくて見送りました。
なので、第7回以来の参加になります。

今回の演奏会、結構ギリギリまで行こうかどうしようか迷っていました。
ラインナップの大半が知らない or 覚えていないゲームタイトルだったので、足を運んでも楽しめるかどうか不安だったのです。
今回、事前に公開されていたゲームタイトルおよび曲のうち、5割は知らず、2割はゲームプレイ中に聴いているはずだけど覚えていない。
ガッチリ聴き覚えのあったものは、残りの3割程度でした。

最終的に足を運ぶことを決断した理由は、「ここ1ヶ月ほど、ゲーム音楽の演奏会に行ってないから」でした。
なんかこう、ゲーム音楽生演奏欠乏症みたいな、ゲーム音楽の生演奏に飢えていたみたいです。
で、別件(東京ビッグサイトの同人誌即売会)の後、時間的に間に合った行ってみるか、と軽い気持ちで会場に行ってみた次第です。

・・・という、TFBの演奏会に行こうか迷った末にとりあえず行ってみた顛末、第7回演奏会の時も同じことをしていました。
3年前と変わってないな、俺。
とはいえ、こういう”なんとなく気が向いたら気楽に足を運べる”ところが、チケット不要の利点だなぁ、と思ってみたり。

あと、今回、アトリエシリーズを演奏するというところも、最後の一押しとして大きかったです。
アトリエシリーズの曲に限らず、ガストのゲーム音楽がわりと好きなのです。

■見知らぬ曲との新たな出会い
プログラムの構成は、複数のゲームタイトルによるアラカルト形式。
1つのゲームタイトルにつき複数の曲をピックアップ、それを繋いでメドレーとして演奏されました。
アマチュアのゲーム音楽専門楽団の演奏会ではお馴染みのパターンです。

TFBで取り上げられる曲は、他の演奏会ではあまり聴かない曲が多い気がします。
自分のよく聴くゲームタイトルがスクエニに偏っているからかもしれませんが。
タイトル自体はビッグなのに、これまでどこの楽団でもあまり取り上げられなかった曲を、率先して選択しているように思います。
今回で言えば、ポケモン金銀やポケダンが良い例かと。
あえて未知の領域に率先して踏み込んでいくその姿勢、嫌いじゃないぜ。

そういった”これまでなかなか陽の目をみなかったタイトル”にスポットを当てるのは、実は有意義なことではないかと。
自分の知らなかった曲を耳にする、良いキッカケになったような気がしています。
「ティンクルスタースプライツ」なんて、今回の演奏会で聴かなかったら、一生耳にすることがなかったかもしれません。

■演出ほぼなし、演奏全振り
TFBが他のゲーム音楽系吹奏楽団と異なるところは、舞台演出がほとんどないこと。
強いてあげるなら、音(SEやジングル)と照明の演出ぐらいです。
寸劇の類は一切ありません。
演奏に全力投球です。

演奏は、とても丁寧だと感じました。
勢いで誤魔化すことがなく、一音一音をしっかりと演奏されていたように思います。
その演奏の姿勢から、端々まですごく気を使っている印象を受けました。
ピロピロしたフレーズが所々にあったのですが、それらも鮮やかに演奏しきっていて。
「なんだ今の、よくやったなぁ」と感心することが多かったです。

演奏技術的には、可もなく不可もなく。
時々、音がヒョロったり変な音が混ざったりと完璧には遠いものの、アマチュア楽団を考慮するとかなり上手いです。

編曲の程度は・・・未知の曲が多かったので、よくわかりません。
かろうじて知っていた曲に限って言えば、そこそこ編曲が加わっていたように思います。
とはいえ、原曲は重視。展開から大きく変わっている曲は、あまりなかったです。
原曲再現とまでは行かないにしても、原曲はなるべく重視していた感じです。

ほんのり気になったのは、メドレーを構成する1曲1曲がとても短かったこと。
ほとんどの曲が1ループで、次へ次へとあっという間に流れていくようなハイスピード展開。
曲によってはそれでいいものもありましたが、曲によっては「もっとじっくり聴かせくれよ!」と思ったものもありました。

■演奏以外で気になった点
以前足を運んだ第7回演奏会でも感じたのですが、空席がやや目立っていました。
1階席の5~6割が埋まっていたくらいでしょうか。
席に余裕があったので、隣(空席だった)を気にすることなくゆったり聴けたのは良かったのですが、やや寂しくもありました。
プログラムがマニアックなのでしょうか。
でも、楽団員のやりたい曲をやれば良いと思います。ビジネスではないのだし。
それに、休憩時間中の観客の会話から「今回ポケダンやるから来た」とか「ダンガンロンパすごいね」とか、そういう会話が聞こえてきたところから察するに、マイナーなタイトルでも付いてきてくれるゲーマーさんがきっといると思います。

ロビーには、今回演奏されたタイトルにちなんだグッズの展示もありました。
あまりじっくり見ることができなかったのですが、テーブル上に所狭しとどっさり飾られていたのが印象に残りました。
ああいったグッズって、やっぱり楽団員さんが持ち寄ってるのかな。すごいな。

■感想まとめ
知らない曲の方が多い演奏会でしたが、それはそれで楽しい演奏会でした。
知っている曲はもとより、知らない曲であっても「こんなゲーム音楽があったのか!」と新しい発見に巡り合える良い機会だったと思います。
次回も都合が合えば、また足を運びたいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムと印象に残った曲の感想になります。

[GMCD] アリスサウンドアルバム Vol.31 ランス10

PCゲーム「ランス10」のOST「アリスサウンドアルバム Vol.31 ランス10」を一通り聴きました。
CD3枚組で、計66曲収録。
再生時間は、トータルでおよそ2時間30分。

ゲーム自体は未プレイです。
そもそも、シリーズ作品を1つもプレイしたことがなかったりします。
PCゲーム、それもR18美少女ゲームはあまり明るくなくて、ランスシリーズもシリーズ名を知っている程度の知識しかありません。
そんなわけで、このOSTも「ランス10」プレイ済みの友人からオススメされて借りたものなのですが、その友人は「良い意味で危険、冬コミの原稿〆切直前にやるもんじゃないっていう意味で危険」と熱弁をふるっていました。なるほど、そういうゲームか。

ちなみに、パッケージにもブックレットにもいかがわしさはないので、OSTだけなら18歳未満でも堪能できると思います。

曲はどれも、典型的なゲーム音楽です。
生録全盛の今となっては逆に珍しい、打ち込みによる「ザ・ゲーム音楽」な感じ。
昔からゲーム音楽を嗜んでいた身としては、なんとなく安心する音色です。
そのためか、最初の1周目はどの曲からも懐かしさを強く感じました。

とはいえ、音がチープというわけではなく。
電子音は電子音だけど、音自体は今風です。

全体的な曲調は、ロックというかテクノというかトランスというかジャズというか、そういう感じ。
とてもノリの良い曲が揃っています。

また、軽快で耳当たりの良い曲が多いです。
多いというか、大体そんな感じです。
とにかく軽快、かつ引っかかることなく耳にスッと入ってきます。
いつ聴いても、いつまで聴いても耐えられる、そんな明るさと格好良さと耳当たりの良さを伴っています。
また、軽快さの中に前向きさや熱さもあって、落ち込んでいるときに聴くと元気になれそうです。
これ、作業用BGMとか仕事用BGMに最適かも。すごくポジティブになれそう。

個人的に一番ツボった曲は「首都」。
四つ打ちの低音がすごく格好良くて、すこぶる好みでした。
それと、中盤の広がりのある主旋律も良い感じです。
ゲーム未プレイなのでどんなシーンで流れる曲なのかわかりませんが、首都っぽい大きさと重さが感じられます。

次点は「食券」。
曲名だけ見ると「ギャグっぽい曲か?」となるのですが、実際に聴いてみたら転調でスコーンとやられました。
この転調めっちゃ好みです。むはー。

他にも格好良い曲がたくさんあって、R18美少女ゲームと侮るなかれ!と言わんばかりの勢いです。
というか、OSTを聴くまで内心で侮っていたのは自分でした。すみません。
アリスソフトのゲーム音楽が昔から人気だったことは知っていたのですが、今回アリスソフトのゲーム音楽を(多分)初めてじっくり聴いて、めっちゃ格好良いことを知りました。
これは良いOSTです。目から鱗でした。

というわけで「ランス10」のOSTでしたが、R18のPCゲームといって敬遠してしまうのが勿体ないくらい良作揃いのアルバムでした。
明るく軽快なゲーム音楽が好みの方にオススメの1枚です。