[GMCD] 文豪とアルケミスト オーケストラ演奏會

ブラウザ/スマホアプリゲーム「文豪とアルケミスト」(以下、文アル)のオーケストラコンサートの模様を収録したアルバム「文豪とアルケミスト オーケストラ演奏會」をゲットしたので、一通り聴いてみました。
全13曲収録で、再生時間はトータルで55分ほどです。

少し前にピアノソロ盤を聴いたときと同じく、文アルのゲーム自体は相変わらず未プレイです。
かつて活字中毒を軽く患っていた身としては「文豪」という文字に魅かれるものを感じるのですが。
いかんせんブラウザ/スマホゲームという点に抵抗があって、プレイまで至っていません。
まぁ、「文豪」と呼ばれる小説家の作品は、実はあまり嗜んでいなかったりしますが。
純文学よりも、80~00年代のミステリ(社会派とか新本格とか問わず雑食)やホラー、SFの方が好みだったので。

そんなわけで、ゲーム未プレイだけど諸々の理由によりOSTを購入して、その後ピアノソロ盤も買った程度には、曲は好きです。
昨年2018年8月に「Music 4Gamer #3」としてオーケストラコンサートが開催されたことも知っています。
ただ、オケコンには足を運べませんでした。
ゲーム未プレイという点と、ものすごいチケット争奪戦になりそうだった点から、こんなニワカ以前がオケコンに参加して良いのかと気後れしてしまったのです。
なので、当時のオケコンの模様を収録したこのアルバムは、とてもありがたいです。

で、実際に一通り聴いてみた感想を端的に言うと、”めっちゃ良い”です。
これ、とても良いです。すごく良いです。
せめてオケコンのチケット争奪戦だけでも記念に参戦しておけば良かったなぁ、と後悔が頭を過ったくらい、どの曲もドストライクで好みです。
なにこれ、すごく良いオケコンじゃないですか。
現地で生音による生演奏を体感したかったです。
いくら後悔しても今となってはもはや手遅れなので、ヘッドホン着用して爆音で聴き倒しています。
ほんと、後悔先に立たずとは、よく言ったものだなぁ・・・。

どの曲も、すごくオーケストラ映えのする格好良いアレンジと演奏です。
元々、原曲がやや古色蒼然とした雰囲気でしたが、それらとオケとの相性が抜群に良いです。
「文豪」という懐古を感じさせるキーワードと、オーケストラというクラシカルな形式も、とても良い奇跡的なマッチング。
オーケストラらしい重厚さ、奥深さ、壮大さ、そして格好良さが、心を鷲掴みにして離してくれません。
すごく良い感じの化学反応を起こしています。

原曲をOSTで聴いたのは随分前なのでうろ覚えなので、原曲とどう異なるのかというのは説明できないのですが。
ただ、このオケアルバムは原曲を知らなくてもすんなり聴けると思います。
むしろ、ゲームを知らない分、OSTよりも聴きやすいような気がします。
ゲームの画面やシナリオによる束縛が少し緩くなっている分、曲が大きく躍動している印象を受けました。
それだけに、格好良さも一入です。
なんだよこの格好良さは。本当に、現地で聴きたかった・・・ッ!(深いため息

中でも「文士タレ」で終わる曲名のものが、どれもめちゃくちゃ格好良いです。
ピアノソロ盤も格好良かったですが、こちらのオケ盤も素晴らしく格好良いです。
エンドレスリピート余裕なくらい熱い曲と演奏で、あまりの格好良さに超たぎります。

「破綻スル齒車」も、問答無用の格好良さ無双を発動しています。
というか「蝕ミニ抗フ文士タレ」からの「破綻スル齒車」の流れが、格好良過ぎて瀕死レベルです。
OSTで一番好きな曲がオケでめっちゃ格好良くなって、もう本当に、この興奮をどうすれば良いのかわかりません。
やっぱり現地で聴きたかった!!(三度目

表題曲の「文豪とアルケミスト」は、2種類入っています。
交響曲っぽい純粋なオケ版が1曲目に、ヴァイオリン協奏曲っぽいものがラストに収録されています。
ラストのこれは、アレンジの方向性というか雰囲気的に、アンコールでしょうか。
個人の好みで言えば、協奏曲っぽい方が好きです。
ラストだけあって音のノリと迫力がすごいし、ヴァイオリンソロがとても格好良いです。

ちなみに、コンサート音源なので、曲と曲の合間に拍手が入っています。
そのためか、音源を聴いているだけで、まるでホールで鑑賞しているかのような錯覚を覚えます。
ただ、演奏を聴くことに集中したい場合は、若干邪魔に思うことも無きにしも非ず。
まぁ、聴く側の気分と捉え方次第な気もするので、許容範囲内かと。

というわけで。
文アルのオーケストラコンサートの模様をギュギュっと詰め込んだ音源でしたが、ゲーム未プレイにもかかわらず相当楽しめたアルバムでした。
原曲の雰囲気を引き出しつつ、オケらしい格好良さで味付けされていて、めちゃくちゃ熱くて素晴らしい曲と演奏になっています。
ゲーム音楽のオーケストラコンサートが好きならば、ゲームプレイ済み/未プレイ問わず、ぜひ聴いてほしい音源です。

[GMCD] Symphonic Tale: The Rune of Beginning (Music from Suikoden II)

VGM Classicsによる「幻想水滸伝2」のオーケストラアレンジアルバム「Symphonic Tale: The Rune of Beginning (Music from Suikoden II)」(邦題:交響組曲「始まりの紋章」(「幻想水滸伝Ⅱ」より))が届いたので、聴いてみました。
全23曲収録で、再生時間はおよそ73分。

クラウドファンディング「Kickstarter」で資金を募った末に、ようやく形になった本作。
Kickstarterで企画が立ち上がったのは、昨年2018年の7月頃のことでした。
一度全てリセットして仕切り直すなどの紆余曲折がありつつ、目標金額を突破したのが昨年9月頃のこと。
それからおよそ半年の制作期間を経て、アルバムが完成しました。

このクラウドファンディングの存在について、自分は結構早いタイミングでキャッチすることができたので、早々にバッカーとして投資していました。
と言っても、選んだのは最低ランクのコースでしたが。
そのため、今回バックとして受け取ったのはzipでまとめられたMP3のみです。物はありません。

ちなみに、MP3のみのコースでも、ブックレットがPDFで同梱されていました。
それと、ID3タグは一通り埋め込まれていました。
ただし、クラウドファンディングの企画自体が英語圏のものなので、ゲームタイトルや曲名などは全て英語表記です。
とはいえ、文字化けの心配がほぼないので、逆に管理が楽かもしれません。
日本語は、文字コードの問題が忘れた頃にやってくるから。。。

幻想水滸伝2のゲーム自体は、一応クリア済みです。
幻水2にドハマりしていた友人の強いススメで、とりあえず1周プレイしました。
その後、その友人が熱心に収集していたOSTを借りて、そちらも一通り聴いたことがあります。
が、実はその程度の思い出しかなかったりします。
原曲も薄っすらを覚えている程度の記憶しかありません。
ゲームプレイ中によく聴いた曲(OP曲、通常戦闘曲、フィールド曲、拠点BGMなど)を、なんとなく覚えている程度です。

それなのに今回投資しようと思って行動に出た理由は、

・曲がりなりにもとりあえずゲームを1周プレイしている
・ゲーム音楽が好き
・ゲーム音楽のオーケストラアレンジが好き
・企画を応援したかった

からです。
たぶん、一番最後の理由が一番大きいです。
これで実績ができれば、他のゲーム作品へと繋がっていくかもしれない、という期待感から、微力ながらも応援したくなりました。

とはいえ、こうしてクラウドファンディングで資金を募ってオーケストラアレンジ盤を制作する、というのは、自分の知っている限りでは初めてのこと。
どのような感じのものが出来上がるのか、期待もありつつ不安もありました。
最低ランクのコースを選択したのは、それも理由の一つです。

そんなこんなで、自分の懐が大ダメージを食らわない程度の投資をし、待つこと数ヶ月。
制作の途中経過をアナウンスするメールを度々受け取りながら、待ち続けました。
そうして完成して手元に届いたアルバムは、自分の想定を遥かに上回るものでした。

まず、曲数がものすごく多いです。
まぁ10曲前後が妥当なとこかな、とか思っていた自分の予想を遥かに上回り、23曲も収録されています。
そして、収録曲数に比例して、再生時間もたっぷりみっしり。
30分ぐらいなら御の字だろう、とか思っていたら、なんと約73分という大作が出てきました。
その再生時間からは、逆にどうにかしてCD1枚(74分)に収めようと努力した痕跡すら窺えます。
きっと、泣く泣く削ったパートもあったのだろうなぁ。

しかも、かなりガッツリしたオーケストラアレンジです。
演奏も素晴らしくて、とても深みのあるものになっています。
音の立体感や重厚感は、まるでコンサート会場で生演奏を聴いているかのようです。
正直なところ、もっと、こう、こじんまりしたあっさりテイストになるかと思っていました。
軽く見ていたことが、今ではすごく申し訳なく思います。
それくらい、素晴らしいアルバムになっています。

これ、時間と労力のかけ方が半端ないです。企画された方の幻水2への愛情を強く感じました。
自分のやりたいことを、最新のサービスを活用して実現させたような、そんなやり切った感があります。
本当にすごいです。見事です。

全23曲と言っても、1曲1曲はかなり短いです。
大体どれも2~3分程度。5~6分ほどの大曲が2曲だけありますが、それが唯一の例外です。
編曲の方向性は、たぶん原曲重視。
自分の記憶にかろうじて残っている原曲とは、そう大きく変わりはない気がします。
もちろん、オーケストラとして演奏するための緩急や展開には、アレンジが入っています。
まぁ、ちゃんと比較できるほど原曲を覚えていないので、幻水2のファンの方の感想も聞いてみたいところですが。

幻水2のオーケストラアレンジとして、個人的には納得以上の出来でした。
音源だけだけど、企画された方や参加された方の半端ない熱意がひしひしと伝わってきます。
ゲーム音楽の演奏会で生音に込められた情熱を強く感じることは体験的に知っているけれど、音源でここまでの情熱を感じるのは久しぶりかも。

個人的にイチオシは「Gothic Neclord」。
どこで流れた曲か全く覚えていないのですが、オーケストラらしい重厚感と圧倒感に、聴いていて心が熱くなります。
分かりやすく取っ付きやすく、すごく格好良い曲です。
次点で「Even Farther」。
こちらは明るく前向きな曲で、風を感じる爽やかさがあります。
ノリやすくて、なんか好きです。

なお、このアルバムはPixivのBOOTHで一般販売が始まっています。
また、本作の売り上げ枚数が3,000枚を超えたら、「幻想水滸伝1」のオーケストラアレンジの制作もするそうです。
なので、幻水ファンもゲーム音楽好きも、ぜひうっかり購入すると良いと思います。
推しに貢げると思えば、それほど高い買い物ではないかと。

また、幻水1だけでなく、他の作品のオケアレンジ企画も検討しているとのこと。
権利問題の解決が難しい作品はともかく、それが解決可能な作品は随時、今回のようにオケアレンジを続けていくようです。
これはぜひ実績を上げて、次へと繋いでいってほしいです。

というわけで。
クラウドファンディングという現代のサービスを活用した新しいアルバム制作の形を示した上、素晴らしいクオリティに仕上がった好例でした。
クラウドファンディングという性質上、期待と不安の綯い交ぜになった状態でとりあえず投資しましたが、それが倍どころか10倍ぐらいになって返ってきたように感じました。
かしこまらずに率直に感想を言えば、「なんかすっっっごいのが返ってきたー!」という感じです。いや、本当にすごい作品です。
こんなに素晴らしいアルバムに仕上げてくれて、投資した身としても、ゲーム音楽好きとしても、とても嬉しいです。
これは、ぜひ次へ、また次へと、繋がっていってほしいです。

[GMCD] 文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集

ブラウザ/スマホアプリゲーム「文豪とアルケミスト」のピアノソロアレンジアルバムをゲットしたので、一通り聴いてみました。
収録曲数は、全13曲(ジングルっぽいものを含む)。
再生時間は、トータルで53分ほどになります。

例によって例の如く、ゲームは今も昔も未プレイです。
一部界隈でとても人気が高いことと、ノイジークロークの坂本英城氏がBGMを担当されているということで興味を持ち、数年前にまずOSTを購入。
その流れもありつつ、さらに演奏会まで開催されたらしい話を耳にして、アレンジアルバムにも手を出すに至りました。
ちなみに、このピアノソロ盤だけでなくオーケストラ盤もゲット済みなので、この後聴き倒す予定です。

「ピアノ独奏音樂集」という名前の通り、全曲ピアノソロです。
連弾もないと思います。
ピアノソロだからでしょうか、全体的になんとなくしっとりした雰囲気を醸し出しています。

いずれも、初撃でガツンとやられるようなインパクトの強い曲ではありません。
けれど、しんみりした感動が後からジワジワやって来ます。
一周目聴いたときは、原曲があまり記憶に残っていない(はっきり聴き覚えがあったのは「破綻スル齒車」と「文豪とアルケミスト」ぐらい)のが原因なのか、「ふぅん・・・」ぐらいの感想でした。
それが、何周も繰り返し聴いているうちに、「あ、この展開好きだな」とか「今の演奏格好良い」と、良さがワンテンポ遅れてジワジワ感じられました。
ゲームプレイ済みであったり、原曲をがっつり聴き込んでいたら、もっとすんなり引き込まれるかもしれません。

本作は、読書しながらBGMとして流す機会が多かったのですが、これがすこぶる相性が良かったです。
ちゃんと聴かせるところは聴かせる魅力がありつつも、インパクトや自己主張がそれほど強くないので、作業用BGMに最適でした。
「憩」や「和」、「折衷食堂」あたりの曲は、こじんまりとした個人経営のカフェでBGMとして薄く流れていても、何らおかしくないレベルの落ち着きがあります。
むしろ、そのシチュエーションで珈琲片手にのんびり読書したいと思ったくらいです。
ピアノソロで落ち着きのある大人な雰囲気の曲が多いので、ゆったりした時間の流れの中でじっくりのんびり聴きたいアルバムです。

曲の中で印象的だったのは、「文士タレ」で終わる名前の曲4曲。
どれも戦闘曲っぽいのですが、これがとても格好良かったです。
ピアノソロながらも、聴き応えのある曲になっています。
中でも「開進止メヌ文士タレ」が、僅差で一番好きです。

それは、原曲から好きだった「破綻スル齒車」も好きです。
ズバンと鍵盤を撫でる奏法が数ヶ所出てくるのですが、それがめちゃくちゃ格好良いです。
ここぞとばかりにとても絶妙なタイミングで入ってくるので、格好良さも一入でした。

そして、表題曲「文豪とアルケミスト」は、問答無用で好きです。
これも原曲もピアノソロ版も、どちらも好きです。
表題曲だけあって、なんだか威厳というか存在感というか、オーラが違うように感じました。

ちなみに、OSTに収録されている「Piano ver.」とはアレンジが異なります。
OST収録版は原曲に寄せてピアノソロ用に落とし込んだ感じですが、こちらのアルバムの方はよりドラマティックに再構成されています。
また、尺も5分を超えるものになっていて、とても聴き応えがあります。
同じピアノソロだったら、自分はこっちのピアノソロ盤収録版の方が好きです。

というわけで。
「文豪とアルケミスト」のピアノソロアレンジアルバムでしたが、しっとりとした落ち着いた雰囲気が心地よいアルバムでした。
ゲームを知っていた方がより楽しめると思いますが、ピアノソロ用にアレンジされている分ゲームへの依存度が低くなっているので、OSTより聴きやすいかもしれません。
原曲が好きでピアノの音色が好きな方にオススメです。

[GMCD] FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS Original Soundtrack Vol.2

iOS/Android用アプリ「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS」(以下、FFBE)のOST第2弾が発売されたので、早速買って聴いてみました。
CD2枚組で、全32曲収録。
再生時間は、トータルで約1時間40分ほどです。

ちなみに、FFBE自体は昔も今も未プレイです。
それなのに何故OST購入に至ったかと言えば、OSTのVol.1が発売された頃、当時FFBEをプレイしていた友人から「FFBEの曲が良い」という話とともに試聴音源を紹介され、聴いてみたらめちゃくちゃ格好良くてVol.1を即購入。
その流れもあって、Vol.2も購入に至りました。

なお、そのとき友人に紹介された試聴音源は「DUEL!!」でした。
完全に一目(耳?)惚れです。あれを聴いたら購入不可避でした。

そんなこんなでVol.2も購入したわけですが、紐解いてからの一曲目にびっくり。
曲名こそ「Parallel Star」になっていますが、曲自体は「DUEL!!」のアレンジ。
初っ端から一目惚れした曲の直球アレンジが来て、一気にテンションが上がりました。
やっぱりこの曲、好きだわー、としみじみ実感しました。

と、1曲目からかなり衝撃的な出会いだった本作ですが、その後も比較的好みの曲が多かったです。
オーケストラっぽいサウンドが多めで、時々バンドサウンド。
オケサウンドで彩られた幻想的で壮大な曲の空気感が、自分の心にこれでもかっ!というくらいにザクザク刺さりました。

メインコンポーザーは、前作に引き続き、Elements Gardenの上松範康氏。
数曲だけ他の方が作曲された曲もありますが、9割は上松氏の曲です。
前作のときから薄々感じていましたが、上松氏のオケサウンドがすこぶる自分好みのようです。

特にディスク1枚目の後半に収録されている「Dawn」から「Gaze of the Abyss」の流れは、とても熱いクライマックス感があって聴き応えがありました。
この、後には退けない意気込みを感じさせる熱さ、たまりません。めっちゃ好きです。
この一連の流れが始まると、いつも思わず作業の手を止めて聴き入ってしまうくらい好きです。
中でも「A Climactic Clash」と「Chaotic Darkness」のオケとコーラスのサウンドが、熱くて壮大で、本当にツボでした。
ラスボス戦みたいで、ゲームを知らなくても手に汗握る熱さが感じられて、とても滾ります。
これは、ぜひ生演奏で聴きたい曲です。

余談ですが、このアルバムを垂れ流している最中に遊びに来たオーボエ吹きの友人(前述の友人とは別)が「Chaotic Darkness」を耳にした途端、「これ吹きたい! めっちゃ吹きたい!」とひたすら熱く語ってくれました。
どうやら、自分同様に心のどこかに刺さったみたいです。
でも、その気持ちはよくわかる。楽器演奏まるでできない聴き専だけど、生演奏で聴いてみたいもん。
どこかの楽団で、FFBEの曲演奏してくれないかなぁ。首都圏なら優先度爆上げして喜んで行くのだけど。

ところで、今回のアルバム、ディスク1枚目と2枚目で雰囲気がガラリと変わるのは、ゲームの章が変わったからでしょうか。
アルバムを頭から通して聴いていると、ディスクの変わり目で「ん?・・・お??」と若干戸惑うくらい変わります。
ディスク1枚目の最後の曲「Over the Rain Clouds」が半端ないエンディング感を放っているので、その後のディスク2枚目最初の曲との高低差に、より一層そう感じるのかもしれません。
いっそランダム再生にすれば、気にならないのかな・・・しかし、ディスク1枚目の後半は通しで聴きたいし・・・ぐぬ。

そういえば、本アルバムには、FFナンバリングタイトルに対するオマージュがそこかしこにあります。
「Dawn」が実質プレリュードだったり、「Banish the Darkness」にメインテーマのフレーズが挟み込まれていたり。
また、あちこちの曲で、初期FFのバトル曲のイントロが、かなり印象的な使われ方をしています。
なんとなく全体的にFFっぽさが漂っているようにも感じられます。
FFナンバリングタイトルの曲を、すごく研究されたのでしょうか。
明確に形にはならないのだけど、FF愛のようなものを強く感じました。

あと、これはボーナストラックなのでしょうか、Vol.1に原曲が収録されている「DUEL!!」と「Onslaught」のバンドサウンドバージョンも収録されています。
悪くはないけれど、個人の好みの問題でしょうか、すみません原曲の方が好きです。

というわけで。
FFBEのOST第2弾でしたが、第1弾からパワーアップした聴き応えのある作品でした。
特にディスク1枚目後半を駆け抜けるクライマックス感たっぷりの格好良さには、鳥肌が立つくらいゾクゾクしました。
ゲーム知らなくても十分聴けるOSTだと思います。
オーケストラサウンドなゲーム音楽が好みの方にはオススメです。

[GMCD] 女神異聞録 ~ペルソナ~ オリジナルサウンドトラック & アレンジアルバム

PSのRPG「女神異聞録ペルソナ」のOSTを幸運にもゲットできたので、一通り聴いてみました。
CD2枚組で、全52曲収録(アレンジバージョン含む)。
再生時間は、トータルで約2時間10分ほどです。

なんとなくふらっと思い立って立ち寄った中古CDショップで偶然目に留まった次の瞬間には、衝動買いしていました。
いやだって、あの「女神異聞録ペルソナ」のOSTですよ、ペルソナシリーズの始祖ですよ、そりゃ見かけたら買うよねっていう話ですよ。

ちなみに「完全収録盤」ではない方です。97年発売盤の方です。曲名がヤバい方です。
「幼〇〇〇」とか、このご時世、ワールドワイドな情報網にそのまま載せるのは、さすがに辺境ブログと言えども躊躇われるレベルでヤバい方です。
「完全収録盤」も見つけたらぜひゲットしたい一品なのですが、今プレミア付いててお値段やや高めなので、いざ目の前にしたら財布と要相談になりそうです。

ゲームは、一応クリアしています。
PS版でセベク編をなんとか根性でクリアしたもののそこで一度力尽きて、数年後、PSP版で雪の女王編をクリアしました。
セベク編だけでも、クリアするまで相当苦労した覚えがあります。合体事故でFOOLのペルソナを作るために何回もリセットしたり、階段の踊り場でひたすら反復横跳びしたり。
でも、今となっては、そんな苦労も良い思い出です。

そんなこんなで、PS版のBGMはセベク編で流れたものしか知らなかったりします。

というか、そもそもPS版をプレイしたのがもう20年以上も前のことで、それ以来あまり「女神異聞録ペルソナ」の曲を耳にする機会がなかったため、正直ほとんどのBGMを覚えていません。
かろうじて明確に覚えていたのは、「全ての人の魂の詩」、「神話覚醒」、「死線」、それと後に「戦闘~テッソ」に改題された例の曲あたり。
それらは数年前に開催されたペルソナシリーズのオーケストラコンサートで演奏されたため、覚えていました。
あとは、ゲームに費やした時間の半分ぐらいはずっと聴いていた気がする「戦闘」と、一度聴いたら洗脳される「サトミタダシ薬局店のうた」も、さすがに覚えがありました。
それ以外の曲は、今回のOSTを聴いて「そういえば、こんな曲もあったような・・・?」と、うっすら聴き覚えがあった程度でした。
確かに初めて聴く曲ではないけれど、しかしほぼ初めて、みたいな、そんな感じです。

そんなわけで、「女神異聞録ペルソナ」の曲を隅々まで覚えているわけではなく、「あのイベント曲がどうしても聴きたかった」というほど思い入れの強い曲があったわけでもなかったので、「完全収録盤」ではないこのアルバムでも個人的にはわりと満足しています。
聴きやすい曲だけが厳選して収録されているので、その分むしろ聴きやすいかもしれません。

「真・女神転生」シリーズから派生し、後にナンバリングタイトル5作品に繋がるシリーズの第一弾だからか、そこかしこに「真・女神転生」シリーズの名残のようなものと、「ペルソナ」シリーズの欠片のようなものが、曲の中にも見え隠れしています。
低音のドコドコ感の強い土屋サウンドからは、ものすごく「真・女神転生」っぽさを感じました。「死線」はその典型ではないかと。
その一方で「神取」や「デバ・ユガ」のようなスタイリッシュな曲もあったり、「雪の女王」のような神秘的な曲もあったり、「サトミタダシ薬局店のうた」のような洗脳ソングもあったりと、後のシリーズ作品へと受け継がれていく断片もちらほら伺えます。
これが「ペルソナ」シリーズの原点かと思うと妙に納得できる要素を、そこかしこに感じました。

本アルバムにはアレンジバージョンも6曲収録されています。
アレンジバージョンとはいえ、原曲の雰囲気から大きく逸脱している感じではないです。原曲を拡張した感じ、といえば良いでしょうか。
ただ、「サトミタダシ薬局店のうた」のアレンジだけは、少々特殊なことになっています。かなり好き放題やったというか。ただでさえアクの強い曲でしたが、さらにアクが強くなっています。
なお、「アレンジバージョンだけで原曲入ってないのかよっ!」ということはないので、ご安心を。
アレンジ版の原曲も、本作にちゃんと収録されています。
「デバ・ユガ」は、原曲も好きだけどアレンジバージョンも結構好きです。メカメカしさが増しているところが。

というわけで。
「真・女神転生」からの派生作品にして「ペルソナ」シリーズの第一作目である「女神異聞録ペルソナ」のOSTでしたが、久しぶりにBGMを聴いて、ずっと昔に聴いた懐かしさと楽しさを堪能しました。
今回のOSTを聴くまですっかり忘れていた曲ばかりでしたが、聴いてみて「そういえば、こんな曲あったわー」と、とても懐かしかったです。
曲自体の自己主張が強くないので、どちらかと言えばゲームプレイ済み推奨です。
PS版のゲームをプレイしていたことがあるのであれば、当時の思い出にどっぷり浸れる一枚になると思います。