
「どこか田舎へでも旅行に行ってきたのか?」
っていうような写真ですが、
これが、俺が生まれてから18年間住んでいた家の
玄関から見えていた風景なんです。
写真が手帳の中から出てきたのでデジタル化、
ついでにアップしてみました。
撮影時期は、98年だったかな。
フィルム式カメラで連続写真として撮影して現像してくっつけたものを母が作り、
それを俺にくれたものだったと、記憶している。
所々に斜めの線が入っているのは、写真をくっつけた跡です。
# サムネイル画像だと見えないけれど。
ちなみに、俺が大学入って一人暮らしを始めて1年後ぐらいに、
実家の家族が諸事情により山を降りてしまったので、
今、この風景の見えるところに俺の家族はいません。
# 日記中で「今の実家」「元実家」という書き方を度々しているのは、そのため。
で。
ここ数年ほど、空を見上げる度に思うことがある。
俺が小学生の時に、通っていた小学校へ赴任してきた先生方が、
ちょうど今の俺くらいの年齢だった。
大学を出て1校目か2校目ぐらい。
まだ十分若かったはずだし、遊びたいって気持ちもあっただろう。
それなのに、中心市街地から車で30分も離れ、
周りには緑以外何も無く、
冬になれば雪崩で道を塞がれてしまうことだってある、
そんな不便極まりないところの、
全校生徒たった20人ほどの田舎の小学校への赴任を命じられて、
彼らは一体どんな気分だったんだろう。
どんな気持ちで毎日通っていたんだろう。
俺の記憶にある先生方は、少しも嫌そうな顔を見せなかった。
でも、本音はどうだったんだろう。
俺が小学校を卒業して10年以上の月日が経った。
気が付けば、母校の小学校は過疎により閉校。
小学校時代の旧友たちとは連絡の一つも取り合っていないから、
旧友らがどうしてるかなんてわかりゃしない。
そんなもんだから、先生方が今、どこで何やってるのかも知りようがない。
もっとも、先生方に会って、あの頃の本音が聞きたいかと言えば、
実は微妙な心境だったり。
このまま、思いを馳せているだけが、実は一番なのかもしれない。
ド田舎だなんだと言っても、つまるところ、
先生方を含めて小学校は好きだったんだなぁ・・・と感じるわけで。
まぁ、一日6時間ある授業の半分は遊びだったもんなぁ。
# 一学年5人程度だったので、成績や優劣なんて付けられるはずもなく、
# みんなでわーっと遊びまくってた毎日だったよーな。。。
# こんな小学校生活送ってて、よくまぁ大学なんて入れたよな、俺。