ゲーム音楽をアンサンブル形式で演奏される
「Ensemble Game Classica」(以下EGC)のミニコンサートに行ってきました。
会場は、日暮里サニーホール コンサートサロン。
ちょうど仕事に一区切り付いたタイミングで、助かったー。
今回は弦楽三重奏。EGCのコンサートでは過去最小の編成だそうです。
演奏曲目は、全てFCで発売されたことのあるゲームで:
1. ドラえもん
2. ドラゴンクエスト2
3. ファンタジーゾーン
4. MOTHER
アンコール. スーパーマリオブラザーズより「地上BGM」ほか
幸いにして、どれも昔一度はプレイしたことのあるゲームでした。
どれも懐かしくて、そして楽しかったです。
もっとも、上記5つのゲームのうち、クリアできたものはDQ2とMOTHERぐらいなのですが。
今回はアレンジがあまりなく、かなり原曲忠実な演奏でした。
FC音源である原曲の3音を、それぞれヴァイオリン、ヴィオラ、チェロに置き換えたような感じ。
原曲は電子音ですが、それらを弦楽器に置き換えても違和感は皆無。
すっと耳に浸透するような、すこぶる自然でした。
ちなみに、効果音も弦楽器で再現されていました。
ドラえもんのタイムマシン音、よく再現したなぁ。
演奏レベルは、いつも通り高かったです。
EGCのコンサートはいつも安定の高クォリティなので、すごく安心して聴けます。
原曲に忠実に演奏されていたので、ところどころに「無茶しやがって」な演奏部分もありましたが、それらも弾きこなす演奏力は感嘆ものです。
あまりに原曲忠実+高クォリティだったため、演奏中ほとんど「懐かしい・・・なにもかも懐かしい・・・」と半ば放心状態でした。
懐かしいし楽しいし、それにメロディや音色が気持ち良くて、仕事の疲れが癒されました。
一点だけちょっと気になったのは、いつもより演奏が若干荒っぽく感じたところ。
勢いだけで弾ききろうとしてるような印象を、ところどころで感じました。
荒削りというかなんというか、音が毛羽立ってて痛く感じることがしばしば。特に後半。
もっとも、ポップだったりロックだったり、アクションだったりシューティングだったり、スライムやおにいさんと戦ったりと、激しい曲や運指の難しそうな曲が多かったので、仕方ないところもあるのですが。
とはいえ、ほんの些細なところなので、全体的にはあまり気になりません。
そんなこんなで、週の半ばの平日でしたが、すこぶる楽しんだひとときでした。
がんばって足を運んだ甲斐がありました。
次回、11/3にコンサートが開催されるそうなので、ぜひ行きたいです。
以下、演奏曲ごとの感想になります。