[ゲームRev] 魔界戦記ディスガイア4 Return

PS3で発売されたRPG「魔界戦記ディスガイア4」のVita移植版をプレイ。
147時間かけて、ようやく本編をクリアしました。
後日談は未プレイです。力尽きました。今後、時間のあるときに思い出したらプレイします。

自分にとって、本作が初ディスガイアでした。
「やり込み要素が無限」という噂で名高いシリーズ作品ということは、常々耳にしていました。
が、自分はあまりやり込み要素に魅力を感じないタイプなので、評判を気にしつつもスルーすること幾年月。
数ヶ月前にPS PlusのフリープレイでVita版ディスガイア4が配信されたので、とりあえずダウンロードリストに放り込んでいました。
で、ようやく引っ張り出してプレイしたところです。

やり込み要素については、プレイしてみて初めて実感。
「無限」と表現されるのも、身に染みてわかりました。
特に、「アイテム界」は危険でした。
アイテムが持つ階層構造のマップに潜り、より深い階層を攻略すればするほど、そのアイテムが強くなるというシステムです。
これが、想像以上のやり込み要素でした。
「アイテム界」をやればやるほどアイテムがどんどん強くなるし、ついでにキャラクターLvも上がります。
そして、より強力なアイテムまで入手できるので、次はその強力なアイテムのアイテム界に潜って強くして・・・ということを、ひたすら繰り返していました。

しかも、強くなったら強くなった分だけ、成長を実感できるのも良いところ。
アイテムもキャラクターも結構サクサク成長するし、成長した分はダメージ量などに如実に表れます。
成長が目に見えると楽しくなってくるので、あまり飽きることなく、ズルズルとプレイしていました。
強くなったことが実感できると成長のし甲斐があるので、より強くしたくなるというスパイラルです。
これは、ハマるとものすごく沼です。
時間を忘れていくらでもプレイしてしまいます。

やり込み要素をガツガツやっていたおかげで、クリア時点の戦闘メンバーのLvは、上は220から下は170。
上げ過ぎたかな、と思わないでもないですが、自分的にはちょうど良かったです。
ラスボス戦はさほど苦労しなかったのですが、その二つ前のマップでちょっと手こずったので。
まぁ、手こずった理由は、敵が強いというよりも、パズル的な要素で、ですが。

アイテム界もそうだけど、メインストーリーの戦闘マップはパズル要素があるので、ほどほどに頭を使います。
ただ、工夫すれば低Lvクリアも目指せる一方で、面倒ならばキャラと武器・防具を強くして力でごり押しすることもできます。
そのへん、プレイヤーのスタイルに合わせてゲームを進められるので、ストレスがほとんど溜まりませんでした。

ちなみに、自分は「Lvを上げて物理で倒す」タイプです。
仕事終わりの平日夜に、ゲームでまで頭を使いたくはないタイプです。
なので、とりあえず強くすれば力で捻じ伏せられる本作は、自分のプレイスタイルと相性が良かったです。

と、ここまでやり込み要素にしか触れていないので、ストーリーについても軽く。
メインストーリーは、コメディとシリアスが入り混じった独特のテンポで、面白かったです。
メタ発言を含むコメディ展開もありつつ、しかし熱いシリアスな展開もきちんと用意されていて、その緩急がちょうど良い感じでした。
地獄の片隅で起こった反乱が、最終的に宇宙規模にまで発展したのには、さすがに驚いたけれど。
とはいえ、いろいろなリミットが外れているディスガイアだから、そんな急展開でも「まぁ・・・ディスガイアだし」で納得できてしまいました。
そういうところ、強いよねディスガイア。

あと、本作をプレイしてるとイワシを食べたくなります。

本作で一番魅力的だったのは、やはり主人公のヴァルバトーゼ。
とても良い主人公でした。
世間知らずなボケボケっぷりを見せるときもあるけれど、決めるところはビシッと決めるところが、とても格好良かったです。
また、約束は必ず守る有言実行っぷりも、好感が持てました。
上に立つものの良い見本というか、こういう上司が欲s・・・いや、どうだろ。カリスマ性はすごいけど、いきなり反乱起こされてもなぁ・・・。

それと、イワシ。彼を語るには、イワシが外せません。
次回予告のブレないイワシ推し、見事でした。

周りの登場人物も個性的で、その個性でストーリーをグイグイ引っ掻き回すところが面白かったです。
個性が強過ぎてギスギスしていた仲間が、話が進むにつれて一致団結していく様は、やはり見ていてワクワクするものです。
ストーリーとは直接関係ないけれど、途中離脱するキャラがいなかった点も、好感を持ちました。

音楽について。
ストーリーを彩るBGMが、めっちゃ好みでした。
佐藤天平氏の曲は「魔女を百騎兵」で惚れ込んだのですが、本作のBGMもミステリアスだったり格好良かったりで、サントラが欲しくなりました。
ので、アレンジアルバムを中古で注文しました。
さすがに新品は見つからなかったです。

ついでに、ディスガイア3と5のアレンジアルバムも注文。
今月はかなり散財しているので正直懐へのダメージがデカいけれど、でもゲームのサントラは入手できるうちに入手しておかないと、後で泣きを見ることが多いので。
1と2も買うべきか迷ってます。どうなんだろう。

4で初めてディスガイアをプレイしましたが、かなり楽しめた作品でした。
メインストーリーはそれほど長くないので、やり込まなければそれほど時間をかけずにクリアできますし、やり込もうと思えばいくらでもやり込めます。
そのあたりはプレイヤーを選ばない作りになっているので、RPGが苦手でなければ万人にオススメできる作品だと思います。
ただ、やり込もうと思えばいくらでも時間を注ぎ込めるので、その覚悟は少し必要かもしれません。
やり込みゲーが好きな方はもちろん、ちょっとユニークなRPGをプレイしたい方にもオススメです。

[GMEV] SINoALICE CoNCERT ~ギシンとアンキの愉快な音楽祭~

11月23・24日に、スマホゲーム「シノアリス」のコンサート「SINoALICE CoNCERT ~ギシンとアンキの愉快な音楽祭~」が開催されました。
2日間4公演のうち、23日15:00公演に行ってきたので、その感想を記します。
なお、この感想は23日にざくざく書き留めたものです。一部記憶違いがあるかもしれませんので、あらかじめご承知おきください。

会場は、東京・虎ノ門にあるニッショーホール。
15:10に開演し、休憩なしの16:50に終演しました。

■シノアリス歴1週間+約2ヶ月が、勢い余ってコンサートに行ってみた件について
自分のシノアリスプレイ歴は、1週間+約2ヶ月ほどです。
「1週間」は、シノアリスのサービス開始直後にプレイした期間。
サービス開始日にアプリをDLしてみたものの、今となっては伝説級のサーバ混雑具合に嫌気が差し、1週間でプレイを断念。
「約2ヶ月」は、再開してからのプレイ期間。
OSTの発売を機にプレイを再開して、およそ2ヶ月ほどになります。
再開した理由は、OSTに収録されていた曲がゲームでどのように使用されているのか、気になったからでした。

そんなわけで、シノアリス歴はあまり長くありません。
メインストーリーの衝動篇と憎悪篇のNormalは一通りクリアしたものの、現実篇はまださっぱり進んでいません。
今、現実篇を進めるべく強い武器・防具を集めている最中です。
ガチャを引いてはAランク武器(クソ武器)に落胆している日々です。
ちなみに、ずっとソロプレイです。フレンド? ギルド? なにそれ美味しいの? 状態です。

OSTの発売を機にシノアリスに復帰した身としては、今回のコンサートに足を運ばない手はありませんでした。
ただ、シノアリスのBGMはNieRに比べると全体的にシンプルで、だからコンサートもシンプルな編成なのかと思いきや、コンサートチケットの料金がフルオケ並みだったので、若干のためらいもありました。
また、シノアリスはどの曲もとても短いので、その点も不安材料の一つではありました。

が、結論から言えば、今回のコンサートはフルオケ並みの料金でも足りないほどに素晴らしかったです。

■意外と大きかった楽器編成
ホールに入場するまでは、弦楽器+ピアノかハープぐらいのシンプルな編成を想定していました。
イメージ的には、NieRの「滅びのシロ 再生のクロ」や「人形達ノ記憶」のような編成です。

ところが、ホールに入ってまず目に入ってきたのは、ステージ一杯に並べられた楽器と椅子。
フルオーケストラほどではないにしても、アンサンブルというには明らかに椅子の数が多い。
まずそこで、「あれ、弦楽四重奏+α、じゃ、ない・・・?」という(良い意味での)戸惑いを感じました。

編成は、弦楽器厚めで、他に金管楽器(ホルン、トロンボーン、チューバ)、ピアノ、ハープ、ギター(エレギ、アコギ)、パーカッション、そしてコーラス。
マニピュレーターも一部楽曲で入っていたと思います。

ちなみに、ピアノは、アンコールまで生演奏だったと気付いていませんでした。
原曲とはニュアンスがなんとなく違うけれど姿が見えないから、ずっとマニピュレーターで別録りした音源を流しているのかと思っていました。
あんなステージのド真ん中にいたのに、あまりにも自然に弦楽器に溶け込んでいて、全然見えませんでした。
まぁ、よく考えてみたら、ピアノだけ生演奏じゃないとか、あるわけなかったですね。

■最高に素晴らしかった編曲と、それに応えた最高の演奏
今回のコンサート、編曲がめちゃくちゃ素晴らしかったです。
原曲はあんなに短い(曲によっては1分ちょっと)のに、とてもドラマティックで、時に切なく、時に熱く。
「次はどんな編曲で攻めてくるんだろう」と、終始ワクワクが止まりませんでした。

尺を伸ばしつつ、間延びしないようにオリジナルの旋律や展開も盛り込まれていたけれど、それが全く違和感なし。
自然にスッと入ってくる感じで、元々そんな曲だったかのよう。
また、曲によっては同じフレーズをひたすら繰り返すものもありましたが、ループごとに少しずつ変化があって、飽きさせない工夫も見られたところも良かったです。

そんな最高な編曲に対して、演奏も最高でした。
本当に、見事の一言に尽きます。
しっとりした曲はひたすらにしっとりと、攻撃的な曲は勢いよくガンガンと。
たぎる曲はもちろんのこと、切ない曲も感情が揺さぶられる感じがして、とにかくひたすら内心で盛り上がっていました。

曲は全体的に、原曲同様、弦楽器とピアノかハープがメイン。
そこに、要所要所で他の楽器の音色が絡みつく感じの響きになっていました。
フルオケに比べて同時発音数が少ないとはいえ、迫力満点。
シンプルだけど気持ち良くて、それでいて無機質にも有機質にも感じられる不思議な響きに、ずっと心を揺り動かされました。

また、要所でしか登場しなかったとはいえ、コーラスは別格。
シノアリスの曲にはコーラスが多用されていて、コーラス抜きでは曲が成立しないレベルの存在感なのですが、それは今回のコンサートでも同様。
コーラスの存在感が半端なかったですし、コーラスによって倍増するダイナミック感がたまりませんでした。
コーラスが入ると、なんでこんなに気分が高揚するのだろう。不思議。

そういえば、コーラスの響きだけでなく、他の楽器の響きもそうだったのですが、耳だけでなく身体全体で音を感じ取っているような気になることが多かったです。
なんかこう、音がぶつかってくるというか、身体が共鳴するというか、肌がビリビリするというか。
音が手に取れるような錯覚すら覚えたくらいです。
生演奏でしか味わえない、あの臨場感が、今回のコンサートでは特に強く感じました。

中でも、低音がすごく印象的でした。
特に、コントラバスとバスドラム。
コンバスとバスドラの響きは、耳に入ってくるというよりも、臓腑に直接響いてくることが多かったです。
ガツンというか、ドスンというか、聴覚でも皮膚でもなく、内臓に直接響く感じ。
生演奏ならではのこの感覚、生演奏でしか味わえないこの感覚によって、「自分は今シノアリスの演奏を直接感じ取ってるんだ・・・」という恍惚とした気分にさせられて、幸せでした。

まぁ、実は物理的にはダメージが結構大きかったのですが。
とはいえ、幸せの代償みたいなものだと思ってます。

それと、時々入ったコンマスさんの情熱的なヴァイオリンソロにも、心打たれました。
すごい感情のこもった情熱的な演奏で、強く印象に残りました。
カーテンコールでコンマスさん=編曲者と知って得心がいったのも、印象に残りました。

■絶妙な匙加減の映像と舞台演出
公式コンサートではよくある映像演出は、今回のコンサートにもありました。
個人的には映像演出ってあまり好きではない(理由:映像に集中力が割かれて、肝心の聴覚が疎かになるから)のですが、今回の映像演出はそれほど主張の強いものではなくて、程よい加減でした。
華美過ぎず、かといって単調でもない。
情報量も多くなく、かといって少な過ぎでもない。
演奏を阻害せずに、演奏を盛り上げてくれる。
そのバランスが、とても良い塩梅でした。

それにしても、明らかに素材が少ないのに、静止画と文字の組み合わせで、あんなに格好良い映像を作れる技術とセンスが、本当にすごいと思います。
特に後半は演奏と相まって、とても感動しました。

ちなみに、今回映像を制作された方は、舞台演出も担当されたそうです。
個人的には、照明の演出がほとんどなかった点に、好印象を抱きました。
ソロ演奏者へのスポットライトは時々あったものの、観客席へライトを向けられることがほぼなかったのです。
おかげで、照明の眩しさに気を削がれることがなくて、演奏に集中することができました。
映像の情報量も鑑みるに、「演奏を盛り上げるための程度」を正確に把握されている方なのかなと、信頼度が一気に上昇しました。

映像と言えば、忘れてはならないのが、ギシンとアンキの漫才。
曲と曲の間に、時々ギシンとアンキの寸劇映像が挟み込まれたのですが、それがメタ要素満載でとても面白かったです。
プレイヤーの心情を把握した上で煽ってくるところが、「やるな、こいつ」という感じで。
期待も批判も希望も嘲笑も、全てSNSやサポート窓口で受け取っている公式がギシンとアンキの口を借りて発言しているだけに、その全部がド直球。
あまりにも真っ直ぐに言い切ってくるだけに、いっそ清々しかったです。
まぁ、ギシンとアンキだし、シノアリスだし、あれくらい軽く言ってのけるよなぁ。

そして、寸劇の展開が予想の斜め上で、ある意味シノアリスらしいというかなんというか。
ツッコミが追い付かないノリが、楽しかったです。

一点、注文を付けるなら、文字が小さくて後方席からだと半分以上読み取れなかったこと。
視力は悪い方ではない(良くもないけど)のですが、画数の多い漢字は潰れて見えて読めなかったので、途中で読み取ることを半ば放棄してしまいました。

ところで、ギシンとアンキの寸劇も含めて、あの映像のシナリオは誰が考えたのだろう?
やっぱりヨコオタロウ氏かな?

■演奏以外で、気になった点
演奏はとても素晴らしいものだったのですが、演奏以外では気になった点がちらほらありました。
箇条書きすると、

・スタッフさんが明らかに足りていない(列形成とか、もぎりとか)。
・パンフがデカくて持ち運びに困る。
・さらに、特注サイズだからか、パンフの値段が高い。

それでも、キャパ700名程度だったから、大きな混乱にはなりませんでしたが。
次回開催されるなら、このへんの問題が解消されることを期待します。

昨今話題の鑑賞マナーについては、自分の周りには気になるほどマナーの悪い方はいませんでした。
物販でカサカサ鳴りやすいビニール袋が配布されたときは不安だったのですが、演奏中にビニール袋をガサガサやる人はほぼいなかったです。
若干気になったのは、フライング拍手ぐらいでしょうか。
と言っても、目くじらを立てるほどではなかったですが。

”気になった”というネガティブな話ではないのですが、演奏以外ということでは、プレゼントコーナーはすごく太っ腹だなと思いました。
プレゼントの商品は、スクエニカフェのシノアリスコラボカフェで展示されていたイラスト。
ファンん垂涎の一点モノです。
それを、参加者を対象に抽選でプレゼント、という催しでした。

23日昼公演でプレゼントされたのは、全7点(うち1点は、2枚で一組、1名様)。
小さいサイズから、持ち帰れないほど大きなものまで、大小様々。
それを大放出していました。

まぁ、倉庫に眠らせるくらいなら、プレゼントするというのもアリですが。
またシノアリスカフェが開催される時には、新しいイラストが展示される、ということでよろしいですね?
# 次回もあると信じて疑っていません。

■感想まとめ
休憩なしだったからか、あっという間の100分でした。
とても楽しくて、たぎる曲と演奏の数々に、シノアリスの曲の良さをしみじみ実感しました。
また、生演奏ならではの強烈な臨場感もあって、現地に行って良かったと思いました。

カメラがかなりの台数入っていたから、いずれ円盤が出るのではないかと思います。
もし円盤が発売されたら、コンサート用に演奏されたものはOST版よりも一層NieRに近くなっているので、シノアリス好きの方だけでなくNieRの楽曲好きな方にはぜひ聴いてほしいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMCD] FINAL FANTASY XIV Orchestral Arrangement Album

FF14の楽曲のオーケストラアレンジ盤「FINAL FANTASY XIV Orchestral Arrangement Album」を先日ゲットして、一通り聴いてみました。
全8曲収録で、再生時間はおよそ37分。

FF14は、今もってなお未プレイです。
MMORPGの壁がコミュ障には高過ぎて、プレイに踏み切れていません。
ゲームは一人で黙々とマイペースに遊びたい派なので、ソシャゲやMMORPGのような協力プレイはどうにも肌に合わないようです。
かつてROをプレイしていたので面白さはわかっているつもりですが、年取ったせいか「仲間と力を合わせて」というのがどうにも億劫で。。。

そんな自分ですが、FF14の楽曲には以前から興味がありました。
キッカケは、友人からもらった誕生日プレゼント。
プレイ経験のある友人から「MMOだからゲームは苦手かもしれんが、曲はきっとお前好みだぞ」と誕プレとしてOST「A REALM REBORN」をもらい、とりあえず聴いてみたところ、揃いすぎるほどに揃っていた良曲に驚愕。
以来、新作OSTが発売される度に気になっていた存在でした。

が、FF14のOSTはどれも映像付きBlu-rayディスクのため、OSTとしては高めの価格設定。
懐へのダメージが少々大きいため、現時点ではまだ「A REALM REBORN」と「Before Meteor」しか所持していません。
他のOSTも聴きたいけれど、気が付いたらもう4枚も出てるし、全部買い揃えると諭吉さん2人分飛ぶことに。
今、わりと真剣に、今日発売されたベスト盤の購入を検討しています。

で、本作の話に戻るのですが。
そんな感じなので、本作収録の楽曲のうち、原曲を知っていたのは3曲ほどでした。
「究極幻想」、「静穏の森」、「試練を超える力」あたりです。
他の曲は、たぶん初めて聴いたと思います。

そんなわけで、「究極幻想」のときは「こんな曲あったわー」と懐かしさを感じました。
初めて聴いた曲は、「なにこれ格好良い!!」とか「この壮大な感じいいわー」と、初めてながらも大層興奮しました。
FF14とオーケストラの組み合わせが、俺の好物ではないなんてことはあり得ませんでした。

原曲の時点でオケっぽさの強くて壮大だったのですが、それが本物のオーケストラの力を得て更に強大になったような感じです。
さらにコーラスの力もあって、本当に強力です。
これは、たぎります。たぎらないわけがなかったです。

全曲オーケストラアレンジということもあってか、曲として単独で成立していて、原曲を知らなくても十分に聴けました。
原曲を知っていても知らなくても、等しく楽しめると思います。
ゲームは知っていた方がより楽しめるような気もしますが、曲の力がとても強いので、知らなくても楽しめます。
2, 3回繰り返し聴くだけで、すぐに耳に馴染むくらい強力です。

欠点は、ボリュームが少ないこと。
収録時間が40分未満とは思ってみませんでした。
価格を考えると妥当な感じもしますが、もう少し値段が上がってもいいから追加で2曲ぐらい欲しかったところ。
これは、「Eorzean Symphony」を買えってことでしょうか。
今回の収録曲も、演奏と曲自体はとても好みだっただけに・・・これはわりと本気で悩ましい。むぅ。
ベスト盤と合わせると1万ぐらいか・・・ボーナスでなんとか費用捻出できないかなぁ。

そんなわけで、原曲のOSTとコンサート盤も合わせて欲しくなるくらい、とても良い曲&演奏揃いのアルバムでした。
ただ、とりあえずオーケストラアレンジがどんなものか聴いてみたいなら本作でも良いですが、今なら「Eorzean Symphony」の方が得策かもしれません。
本作収録楽曲は全てそちらにも収録されているようですし、さらに追加楽曲2曲とコンサート音源が追加されているみたいです。
その分値段が高くなるのですが、今買うならそっちの方がお得かも。

[GMCD] ARCHAIC SEALED HEAT Original Soundtrack

2007年に発売されたDSのシミュレーションRPG「ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-」のOSTを先日ゲットし、一通り聴いてみました。
CD2枚組で、全78曲収録(そのうち、32曲が内臓音源版)。

ASH自体は未プレイですが、存在自体は知っていました。
坂口博信氏率いるミストウォーカーが開発し、音楽を崎元さん&岩田さんコンビだったので、なんとなく気になっていた作品でした。
が、発売後の評判をほとんど聞かないし、耳にしてもあまり芳しくないので、次第に忘却の彼方に追いやられていました。

それから10年以上経過して、ふと立ち寄ったBO〇K OFFでこのOSTを発見。
OSTが発売されていたことを知らなかったので、つい勢いで買っていました。

一通り聴いてみた印象としては、「ものすごく崎元さん&岩田さんっぽい作風」でした。
オーケストラっぽい音色と、古色蒼然とした歴史を感じさせる趣。
曲の全面から落ち着きと重厚さ、荘厳さが表れているあたりは、ある意味期待通り。
オウガバトルサーガやFFTのような中世騎士道物語を彷彿とさせられました。
崎元さん&岩田さんの作風が好みなら、ハズレではないと思います。

ただ、インパクトが強くないからか、あまり印象に残りません。
どれくらい残らないかと言うと、聴いているときは「この曲いいな」と思っても、次の曲に移るとさっきまで聴いていた曲が思い出せないくらい。
自己主張があまり強くない点は、ゲームのBGMとしては1つの正しい在り方だと思うのですが、OST単品で聴くと物足りなさも感じます。

たぶん、自分の中でタクティクスオウガとFFTの曲への思い入れが強過ぎて、本作は全体的にそれに似た曲調だから印象が吸収されてしまっているのではないかと。
ひょっとしたら、タクティクスオウガやFFTの曲をあまり知らない方がこのOSTを聴いたら、印象の残り具合が変わってくるかもしれません。

とにもかくにも、曲は悪くないです。むしろ、好みです。
オーケストラ調の重厚壮大な雰囲気が、自分の好みにドストライクです。
特に好きな曲は「灰の戦士」。
どの曲も好みですが、どれか一つあげるならこの曲かな。
次点で「チームタクティクス」。聴いてると、なんか楽しくなる曲です。

そんなわけで、本作は全体的にあまり印象に残らないながらも、曲自体はとても良曲揃いのOSTでした。
崎元さん&岩田さんの曲が好きな方が、機会があれば聴いてみるのもアリだと思います。