[雑記] 2018年もろもろ振り返ってみる

2018/12/31(月) 10:04:40 | カテゴリ:雑記
2018年も残すところあとわずかなので、年末恒例の1年振り返りエントリを投下します。
毎年繰り返しているうちに前フリのネタがなくなってきたので、サクッ行きます。

なお、本エントリ内のリンクは、公式サイトなどの外部サイトではなく、全て過去のエントリに繋がっていますので、踏む際にはご注意ください。

■ゲームこの一年
今年クリアしたゲームは、全部で15本。
月1本ぐらいと多くもなく少なくもないペースですが、最近1本クリアするのに100時間近くかかるものが増えてきたので、感覚的には結構やってるハズなのになぁ、という印象です。
なお、古今東西問わずぷれいしていたので、結構古いゲームも含まれます。

今年プレイしたゲームの中で、人に勧めたくなるほど突出して良かった作品はあまりなかったのです。
が、どれも楽しくプレイした佳作は多かった気がします。

あえて一番面白かった作品をあげるなら、 「真・女神転生IV FINAL」
今年1月にクリアしたので、そろそろプレイして約1年経過しますが、今でも面白かった記憶が残っている作品です。
バトルが楽しいし、メガテンらしい世紀末的なシナリオも楽しかったです。

そういえば、「エスカ&ロジーのアトリエPlus」をクリアしたのも今年か。
ずーっと攻略サイト頼りにプレイしたけれど、面白い作品でした。
調合のやり込み要素がすごくて、便利なアイテムはものすごく便利だし、強いアイテムはものすごく強くなって、「ここまでできるのか」と思ったほど。
ちなみに、ロジーさんはアトリエシリーズ通して一番お気に入りのキャラです。エスカも好きです。
「アトリエオンライン」のエスロジガチャで、サービス開始以来貯めに貯めた全てのコール注ぎ込んで90連しても、ロジーさんどころかエスカも出てこなくて心折られたくらいには、好きです。
ロジーさん目当てで、来年発売予定の「ネルケのアトリエ」がやりたくなっている程度には、好きです。

テキストADV好きとして印象に残ったのは、「月英学園 -kou-」と、「最悪なる災厄人間に捧ぐ」
選択肢はそれほど複雑ではなく、わりとひたすら読み進めていく作品だったけれど、どちらの作品も工夫が見えて面白かったです。
あとやっぱり、シナリオが面白かったです。

他に、スマホ用ゲームもちまちまプレイしています。
年の前半は「消滅都市」を、後半は「シノアリス」を、重点的にプレイしていました。
「シノアリス」は再開組なのですが、リリース直後よりプレイしやすくなっていて面白いです。
少し持ち上げて目一杯叩き落すシナリオも、短いながらも美しいBGMも、とても好みです。
「シノアリス」は、もう少しプレイを続けると思います。

「テイルズ オブ アスタリア」もズルズルとプレイを続けています。
プレイの目的だったTOVのおっさん主人公の章が終わってしまったので、今後どうしようか悩みどころ。
とりあえず、プレイヤーLv.500まではやろうかなぁ。

数日前に「メギド72」をプレイし始めましたが、あまりにも序盤なのでこれからという感じです。

■ゲーム音楽CDこの一年
今年ブログに感想を投下したゲーム関連のアルバムは、全部で20本。
これにゲーム本体の初回限定特典OSTや、聴いてみたものの感想書かなかったものもあるので、実際に聴いたアルバムはもう少し多いです。

今年聴いたアルバムの中で個人的ベストを上げるなら、「NieR Orchestral Arrangement Album」でしょうか。
ゲームをやり込んだニーアファンだけでなく、ゲーム未プレイだけど音楽が好きというファンも楽しめる、オーケストラアレンジアルバムです。
最初はピンと来なかったのに、後述するオーケストラコンサートと合わさったら破壊力が倍増しました。
そのインパクトのためか、今でも無性に聴きたくなって、時々引っ張り出して聴くくらい、好きなアルバムです。

次点は、「シノアリス」のOST
スマホゲームのOSTなので1曲1曲が非常に短いですが、とても良い曲ばかり揃っています。
ニーアと作曲家陣が被っているため、曲調は似ています。なので、ニーア好きの方にオススメしたいアルバムです。

あと、「オクトパストラベラー」のOSTも良かったです。
まだゲーム未プレイですが、未プレイでも楽しめたし、ゲームをプレイしたくなるような良いOSTでした。
戦闘曲が格好良いし、ラストバトルっぽい曲をゲームプレイ中に聴きたくて仕方ないです。
来年、絶対ゲームやる(決意

今、買っておいて積んでるアルバムが10個ほどあるので、来年も引き続きもさもさ聴き倒したいと思います。

■ゲーム音楽コンサートこの一年
今年足を運んで感想をブログに投下したゲーム音楽のコンサートは、プロアマ問わずで17件。
コンサートには行ったものの感想を投下しなかったものもあるので、実際はもうちょっと多いです。

オフィシャルなコンサートで一番印象に残っているのは、シノアリスのコンサート
スタッフ足りてなくね?という演奏以外のところで粗が若干見えたものの、それ以外はほぼ完璧。
編曲も、演奏も、演出の匙加減も、どれも素晴らしかったです。
再演してほしいし、演奏会の音源をまとめたアルバムが欲しいくらい、とても良いコンサートでした。

ニーアのオーケストラコンサートも、とても良かったです。
アルバムを聴いたときに感じたモヤモヤを、ズバンと払い除けた生音の破壊力が凄まじかったです。
生音の凄さを、改めて実感したコンサートでした。生音はすごい。

アマチュア(セミプロ含む)の楽団のコンサートで一番印象的だったのは、リトルジャックオーケストラのFF7コンサート
あれは、すごかったです。演奏も、編曲も、そしてFF7愛もすごかったです。
すごいっていう感想しか出てこないくらい、すごかったです。

すごいと言えば、クロノ・トリガーの企画オケ(風呂桶)もすごかったです。
物語の深さがしっかり描かれていて、頭から終わりまで、とにかく良かったです。
特に「魔王決戦」の熱さといったら、もう、もうね!

この他にもたくさんの楽しいコンサートや演奏に出会えて、今年もしっかりコンサート充しました。
いつものことながら、影から応援することしかできないけれど、演奏会を企画し開催してくれる方々に「ありがとう」を伝えたいです。本当にありがとうございました。
来年もいろいろな演奏に出会えるといいなぁ。

■その他この一年
ゲーム関連以外で最もインパクトのあった今年のイベントは、言わずもがな、ミュージカル青春鉄道3(鉄ミュ3)の一択です。
原作は商業本1冊目が出たときから読んでいたし、同じ頃から同人誌も読み続けている程度にはハマっていたけれど、今年の鉄ミュ3で沼に首元まで浸かりました。
笑えて泣けてめちゃくちゃ面白くて、品川に何回も通ったし、新潟(長岡)公演にも足を伸ばしました。
その後、鉄道に乗ることが楽しくなってしまい、横川へ行ったり(2回)、鈍行で都内→宇都宮→大宮→高崎→尾久を一日で巡ったり。
来年は、鎌倉や熱海、沼津まで行ってみたいし、懐に余裕があれば名古屋へ行って「乗り鉄☆たびきっぷ」を使いたいです。


というわけで。
今年も当ブログを閲覧していただき、ありがとうございました。
ブログの拍手、Twitterのリツイートやいいねなど、いつも励みになります。
お礼を言う場がなくて表に出せずにいるのですが、ものすごく励みになっています。
来年も、ゲーム中心に雑多な活動をマイペースに続けていこうと思うので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

[GMCD] 「魔界戦記ディスガイア4」アレンジサウンドトラック

PS3/Vitaで発売された「魔界戦記ディスガイア4」のアレンジサウンドトラックを入手して、一通り聴き終わりました。
全13曲収録、再生時間は約60分。

ゲーム4は、先日Vita版を100時間以上かけてクリアしました。
プレイ中ずっと「曲がいいなぁ」と思っていて、クリア記念にOSTを買おうと密林で探してみたところ、純粋なOSTはヒットせず。
そういえば、日本一ソフトウェアはOST単体で発売って滅多にしなかったっけ・・・と思い直して、かろうじてヒットしてきたこのアルバムを購入しました。

とはいえ、このアルバムも新品がなかったので、中古ですが。
まぁ、入手できただけ良しとします。
ゲーム音楽のアルバムは、発売後数年、早いと数ヶ月で廃盤になってしまい、入手困難になる場合が多いし。

このアルバムには、ゲーム中のBGMの中から厳選した13曲を収録。
そのいずれも、フルバージョンにアレンジされています。
BGMのようなループする形ではなく、1曲ずつ完結する形に再構成。
ゲームのBGMとは厳密には異なるけれど、フルバージョンにまとめられている分、とても聴きやすくなっています。

フルバージョンにアレンジされているとはいえ、ほぼゲームに流れる曲のままです。
生演奏を収録した音に置き換わっているようなところも少しあるような気がするけれど、大体そのままです。
ボーカル曲であれば、1番のみだったゲームバージョンに2番を追加してフルバージョンにしたような、そんなアレンジがされています。
ゲームで流れていたあの曲をフルバージョンにするとこうなるのか、という感じです。

フルバージョンなので、どの曲もおよそ3~5分ほどの長尺になっています。
1曲1曲、丁寧かつしっかりと作り込まれているので、どの曲もとても聴き応えがあります。
原曲より音の情報量が増えているけれど、グラフィックがないから差し引きするとちょうど良いというか。
とにかく、聴き応えがあって聴きやすくなっています。

そういえば、日本一ソフトウェアのアレンジサウンドトラックを聴くのはこれが初めてではないけれど、ゲームをしっかりプレイした上で聴くのは初めてかも。
ゲーム中に流れる曲の一部のものしか聴けないという欠点はあるものの、こういう形は1つの形として結構アリかもしれない。

厳選された13曲は、どれもゲームプレイしていて印象に残った曲ばかりです。
「オープニング曲格好良いな」とか「こんなマップ曲あったなぁ」とか「アクターレ(笑)」とか「イワシ」とか、聴いているとプレイしていたときの思い出が蘇ります。
「Sparkling」で「イワシ」しか出てこなくなるのは、プレイしたことのある人ならきっと共感してくれると信じてます。
あ、曲自体は結構好きです。連想されるのは「イワシ」だけど、好きです。ヴァイオリン(かな?)がめっちゃ格好良いです。

そんなわけで、どの曲もかなり好みなのですが、強いて一番をあげるなら、今の気分なら「ピアノソナタD4番」。
たぶん、音色が好みだったので、妙に印象に残っているのだと思います。
次点は「獣王の爪跡」かな。
オープニング曲の「ラストエンゲージ」も、同じくらい好きです。

というわけで。
本作は「アレンジサウンドトラック」と銘打たれている通り、OSTとしても聴けるし、1枚のアルバムとしても聴ける形になっています。
ゲームプレイ済みでBGMが好みだった方はもちろん、佐藤天平氏の曲が好きな方にもオススメです。
ゲーム未プレイでも十分聴ける作品だと思います。


超どうでもいい余談だけど、「ピアノソナタD4番」はどう聴いても「ピアノソナタ」ではなく「協奏曲(コンチェルト)」な気が・・・うん、曲が良いからどうでもいいね。

[ゲームRev] ファイアーエムブレムif 白夜王国

3DSのシミュレーションRPG「ファイアーエムブレムif」の白夜王国をクリアしました。
難易度ノーマルのモードはカジュアルでプレイし、クリア時点のプレイ時間は約60時間。
クリア時のバトルメンバーのLvは、上級職の16~22ぐらいです。

なお、暗夜王国とインビジブルキングダム(透魔)は、まだ未プレイです。
白夜をクリアした今、その2作品のシナリオも気になるのですが、キャラをほぼ一から育て直しになるので、やや躊躇っています。
暗夜はカートリッジで買ってあるんだけど、これ、スキル継承できるのかな?

シナリオは、わりと王道の騎士道もの。
序盤と終盤はやや波乱万丈だけど、中盤は淡々と敵地へ進軍する展開です。
奇をてらった要素がない分、手堅いといえば手堅いし、無難と言えば無難。
ただ、個人的にはちょっとダレる感じもしました。
もっとも、シナリオよりもキャラ育成に面白さを感じていたので、シナリオの単調さはあまり気にならなかったのですが。

冒頭から思わせぶりな展開があって、メンバーの途中離脱も覚悟してゲームプレイしていましたが、意外と途中離脱キャラがいなかったのは好印象でした。
本作のシナリオを手掛けられたのが樹林伸氏ということもあって、人がバッタバッタ死んでいくんじゃないかと身構えていたのですが。
パーティーメンバーに関しては、そうでもなかったです。

エンディングは、ある程度ハッピーエンドだけど、いくつかの伏線が回収されずに残りました。
暗夜と透魔があることを知っていたので「まぁ、そうだよな」という感じですが、モヤッとしないわけでもなく。
暗夜や透魔のシナリオが気になりつつも、なんかこう、また一から育てて進めなければならないのか、という徒労感みたいなものがありました。

システムは、たぶん「覚醒」に近いと思います。
「覚醒」と同様にモード選択ができて、その設定次第ではキャラのロストが発生しなくなります。
「あ、やっべ、やられたー(リセットぽちー)」が無くなるので、数十分を無駄にせずに済みます。
もちろん、従来のようなロストの発生するモードにすることもできるので、そこはお好みで。

基本的に、敵を1体ずつおびき寄せて各個撃破するスタイルでなんとかなります。
増援とトラップが面倒くさいマップもありましたけれど、そこはLvを上げれば切り抜けられます。

クラスチェンジだけでなくスキル継承もあるため、やり込み要素がかなりありました。
クラスもスキルもバリエーションが豊富なので、組み合わせ次第でいくらでも育てられます。
育成要素は、かなり楽しかったです。
楽しくて、3DSのバッテリーが切れるまでズルズルとプレイし続けることも多かったです。
キャラが強くなっていくのが実感できるというのは、結構重要な要素だよなぁ。

遭遇戦は、経験値と資金稼ぎが同時にできて便利でした。
他プレイヤーとインターネット通信による攻城戦でも経験値は稼げるけれど、あまり効率の良い稼ぎ方が見つけられず。
相手プレイヤーがめちゃめちゃ強くて歯が立たないか、逆に弱過ぎて経験値入らない、の2極になる攻城戦が多かったです。
暗夜では遭遇戦がないとのことなので、その点も暗夜プレイを躊躇っている理由の一つだったりします。
「覚醒」のときみたいに、自由にLv上げできたら良いのになぁ。

好感度と結婚システムは今回もあったけれど、過去作ほど有用性は感じられず。
親世代キャラが十分に育ってからの子世代キャラ加入というケースが多かったからか、子世代キャラがあまり強くないし。
さらに、メインシナリオとほぼ関係なく加入してくるので、唐突感が半端なかったです。

BGMは既にOSTで聴いていたけれど、やはり曲が好みでした。
白夜で流れる曲は和風のものが多くて、これまでになかったFEっぽくて新鮮でした。
暗夜ではどのBGMが流れるのか、そこは少し気になっています。

「覚醒」以来のFEでしたが、ヘタレゲーマーにもやさしい難易度設定が今作にも引き継がれていて、個人的にはプレイしやすかったです。
惜しむらくは、3作に分けるのではなく、1作にまとめて欲しかった点。
白夜クリアにそこそこ時間がかかった上に、白夜くらいのシステムがちょうど良い身としては、暗夜をプレイするかどうかものすごく迷っています。
いっそ暗夜すっ飛ばして透魔をプレイすべきか、とも考えています。
いや、本気でどうしようかな。。。

[GMEV] Score Re:fire #1 ~WILD ARMS Vocal Song Concert~

12月15日(土)に、WILD ARMS(以下WA)シリーズのボーカル曲オンリーのコンサート「Score Re:fire #1」の昼公演(追加公演)に行ってきました。
会場は、神奈川の関内ホール 大ホール。
16:05に開演し、17:50頃に終演しました。

■22年の時を経て、今なお人気のWAシリーズ
WAシリーズは、PS2のAltercode:Fが自分にとっての初プレイ作品です。
そこから、3, 2と遡ってプレイしました。
# 無印と4以降(ミリメモ含む)は未プレイです。

曲に関しては、AFプレイ中に目覚めてOSTを即買いし、そこから3→2→4→無印と変則的に購入して聴き倒しました。
ボーカル曲集の「alone the world」も、学生時代に非ヲタの先輩から借りて聴きました。
今にして思うと、非ヲタの先輩がなんでWAのボーカル曲集だけ持っていたのか謎ですが、当時既にゲーム音楽ヲタだった自分は躊躇なくそこに飛びつき、貪るように聴き込んだ覚えがあります。

AFプレイ当時からボーカル曲のパワフルな格好良さに魅かれ、WAのOSTやボーカル曲集を引っ張り出しては聴いてきましたが、無印発売から22年の時を経て、ボーカル曲だけのコンサートが開催されることになるとは露ほども思っていませんでした。
WA歴の浅い(しかも全作品プレイしていない)自分ですらこんな感じなので、無印からのコアなファンにとっては本当に驚天動地の事態だったのではと想像します。

そのことは、夜公演(本公演)のチケット即完売だったことからも伺えます。
今回のこのコンサート、当初は夜公演のみだったのですが、チケットの事前抽選は激戦、一般販売もあっという間に売り切れ、嘆きの声があちこちで勃発。
それを受けて昼公演が追加された、という経緯があります。
まさか、一般販売が一瞬で売り切れるとは思いませんでした。WAファンの情熱を侮っていました。

ちなみに、自分は夜公演の激戦に敗れて、昼公演に救済されたクチです。
昼公演の追加、本当にありがとうございました。

■懐かしさと新鮮さの絶妙なハーモニー
今回演奏された楽曲は、どれもかなり原曲に近い形でした。
編成は、ギター×2、ベース、ドラムというロックバンドの典型に、ヴァイオリン、金管楽器3本、ピアノ、パーカッション、マニピュレーター。
ボーカルは、WAシリーズでおなじみの麻生かほ里さん、XFで参加された織田かおりさん、コーラスのSAK.さんの3人。
この編成に、原曲を当てはめるような形で落とし込まれていました。
実演奏のために必要なアレンジはあったものの、それ以外のアレンジらしいアレンジはほとんどありません。
時々、大サビのループが増えていたくらいでしょうか。
そのため、原曲を聴き込んでいても違和感は全くなく、むしろ「あー、これこれ、これだよー」と懐かしい気分になりました。

今回演奏された曲で最も古いものは2nd IGNITIONだから、19年前に発表された曲でしょうか。
懐かしさがありつつも、しかし今聴いても古さを感じない曲でした。
19年前といえば、J-POPなら懐メロに片足突っ込んでるレベルだと思うのですが、WAの曲はどれも古臭さを感じなかったです。
むしろ、これまで生演奏される機会がほとんどなかったからか、新鮮な気分で鑑賞しました。

そして、ボーカルの方々のパワフルな歌声が、とても格好良かったです。
生演奏だった分、原曲以上の迫力がありました。
こうして生の歌声を聴ける奇跡に感謝です。

■色褪せない名曲の数々
今回の演奏会、2, 3, AFの曲を目当てに足を運んだのですが、自分の聴きたかった曲は全部聴けて嬉しかったです。

「Windward Birds」はWAの全楽曲(インスト含む)の中でトップレベルで好きな曲だけど、AFの知名度が無印に比べるとイマイチなので、これまで生演奏は諦めていた楽曲です。
自分にとって初WAがAFだからか、無印よりもAFの方が思い入れの強い曲が多くて、内心AFの演奏会やってほしいなと思っていました。
今回、ボーカル曲だけとはいえ、こうして「Windward Birds」他、AFのボーカル曲を生歌で聴けて念願叶ったことが、本当に嬉しかったです。

同じくAFの曲であるアンコールの「足跡」は、オーラスということもあって歌詞を噛み締めながら聴いていたら、うっかり号泣しそうになって耐えるのに必死でした。
オーラスであの歌詞は、胸が詰まります。破壊力絶大で直撃です。
ゲームのエンディングとコンサートのエンディングというシーンが見事にシンクロして、ゲームと現実の境界を見失いかけました。あれはヤバい。

同じくアンコールの「alone the world」も好きな曲の1つです。
ボーカル曲集のボーナストラックだから今回演奏されるかどうか一番不安だった曲だったけれど、演奏してくれてありがとうございます。
「世界にひとりぼっち」のフレーズ明けに入る銃声をどうするのかと思っていたら、マニピュレーターでそのまま入っていました。
このとき、麻生さんがモデルガンを突き上げて撃つ仕草をしてくれたところ、本当格好良かったです。

本編ラストの「どんなときも、ひとりじゃない」は、やはり名曲でした。
本編ラストに相応しい、圧巻の演奏でした。
大サビに入るところが、本当もう、もうね。悶絶するしかなかったです。

「Lullaby」は、演出の大勝利でした。
ステージ向かって左前方に焚火(のような模型)がずっと置いてあったのですが、これがこの曲で効果を発揮。
アコギ+歌姫3人で焚火を囲って演奏なんて、演出がニクいです。
渡り鳥たちも、こうして焚火を囲ってコーヒー片手に唄ったりしてたのかなぁ、とイメージが膨らみました。
ちなみに、編曲者登壇(という名の物販宣伝)時に本物のコーヒー(マグカップ入り)が登場したのですが、コーヒーの香りはわりと後方の座席だった自分のところにまで到達していました。ものすごく香ばしくて良い香りでした。

原曲は知らないのですが、XFの「誰がために」がめっちゃ格好良かったです。
今回のコンサートで初めて聴いたのですが、今、OST買おうか迷っています。
未プレイだけど、OST欲しくなりました。

来年2月に発売されるボーカル曲集の第2弾「milestone」の表題曲、今回初お披露目されたのですが、格好良い曲でした。
主旋律は全然異なるのだけど、前半の展開が「荒野の果てへ」に似ている気がしました。マラカスとかヴァイオリンの入りあたりが。

その他、どれも名曲揃いで、選曲の分かっている感がひしひしと伝わってきました。
プログラムと演奏に関しては、申し分ありません。
とにかく、どの曲も格好良かったです。

それと、麻生さんのパフォーマンスが、めっちゃ良かったです。
ダンスもすごく迫力があって、歌声だけでなくそこにも魅了されました。

■感想まとめ
無印発売から22年(もうじき23年目突入)というタイミングで開催されたWAシリーズのボーカル曲コンサート。
何よりもまず、コンサートを開催してくださったとこに、すごく感謝です。
生歌を聴けることをほぼ諦めていた楽曲が、今回あれもこれもと演奏されて、嬉しかったです。
また、熱のこもった演奏と、迫力のある歌声が、とても素晴らしかったです。
演奏とプログラムは非常に満足でした。

WAシリーズはインスト曲にも名曲がたくさんあるので、ボーカル曲だけでなくインスト曲の演奏会も開催してほしいです。
今年3月に開催されたGSJの演奏会のようなオーケストラも良いけれど、2016年の「風とキャラバン」みたいなアンサンブルも良いなぁ。
「風とキャラバン」の「アーデルハイド城下町」がものすごく好きなので、あのような形の演奏をまた聴いてみたいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムになります。
あと、補足というか蛇足というか、今回のコンサートでふと思った気付きのようなお願いも記します。

[GMCD] OCTOPATH TRAVELER Original Soundtrack

Switch用RPG「OCTOPATH TRAVELER」のOSTを、ようやく一通り聴き終わりました。
CD4枚組で全85曲収録。再生時間は、およそ4時間になります。

ゲーム発売当初から、音楽の評判もすこぶる良いオクトパストラベラー。
あまりの評判の高さから、OSTは発売日当日に買ってありました。
が、他の積みCDたちに押されて、気が付けば数ヶ月経過していました。
そろそろ聴いておかないと後悔しかねない、主に生モノ(コンサート関係)で! と思い立って、ようやく紐解いた次第です。

ちなみに、ゲームはまだ未プレイです。
いつか・・・いつかプレイします・・・ていうか、プレイしたい・・・誰か俺に時間と諭吉さんをくださいッ!

そんなわけで、ゲームに関する知識ほぼゼロの状態で曲を一通り聴いてみたのですが、ファーストインプレッションは「めっちゃ王道のゲーム音楽だ、これ」でした。
そこから2周、3周・・・と聴き込んでいくうちに、

「なんだか、すごく懐かしい感じがする」

「あ、わりと好みかもしれない」

「ん、むちゃくちゃ格好良い曲があるぞ!」

「バトル曲と『赤き断崖の集落』、『魔女と呼ばれる者』、『魔神の血を継ぐ者』、超格好良くない!? 格好良いよな!!」

と段々ヒートアップして、現在に至ります。
何回聴いても飽きなくて、何回も聴いてると刷り込まれる、その絶妙なスルメ具合も、古き良き懐かしいゲーム音楽の王道っぽい感じがします。

どの曲も主旋律がはっきりしていて、曲に入り込みやすいと感じました。
軸となる主旋律をドンと1本置いて、その周りに伴奏を緻密に置いて作り上げたような、そんな曲が多いです。
近年、BGM以外(グラフィックなど)の情報量が格段に増えたからか、ふわっとした雰囲気音楽なBGMが増えているのですが、このOSTはそういう感じではなく、自己主張するところはしています。
そのおかげか、ゲームを知らなくても聴ける曲ばかりが揃っています。
ゲームを知らなくてもこれだけがっつり聴き込めるのだから、ゲームプレイ済みだったらもっとハマれたのかもしれません。

曲調は、民族音楽っぽさに弦楽器などのクラシカルなサウンドが混ざったような感じです。
最初に聴いたときにぱっと連想されたのは、クロノ・トリガーとBDFFでした。
特にBDFFに近い雰囲気があります。

そういえば、底抜けに明るい曲があまりなくて、どことなく愁いを帯びた曲が多いのも特徴的かも。
バトル曲は熱くたぎるけれど、フィールド曲っぽいものやイベント曲っぽいものは、やや薄暗い空気感が漂っています。
ただ、そんな薄暗さの奥にドラマ性が感じられて、個人的にはすこぶる好みです。
音楽が語り掛けてくるような感じが、めっちゃ自分の好みです。

その一方で、バトル曲はとても熱くて格好良いです。
バトル曲はボスバトルも含めてどの曲も好きですが、中でも一番好きなのは「バトル3」です。
バックで流れるピアノのアルペジオが、ピンポイントでツボでした。

あと、バトル曲かどうかわかりませんが、「理を司るもの」も好きです。
猛る弦の響きや曲の展開も好きですが、何よりもドラムの4つ打ちが印象的で耳に残りました。
あのドラム、一度気になると耳からなかなか離れてくれません。

全体を通して好きな曲の2トップは、「魔女と呼ばれる者」と「魔神の血を継ぐ者」です。
この2曲は甲乙つけがたいくらい、どちらもとても好きです。
女声コーラス、ものすごく格好良くないですか、これ。
どちらの曲も同じ主題(?)が歌われているのですが、これがとても良いです。格好良いです。なにこれ超たぎる。
ループ後半で流れる「ン↓タ↑タ→タ↓、ターター↓」のところ、聴く度に悶絶するくらい好きです。
この曲が流れるシーン見たさに、ゲームプレイしたくなっています。

次点が「赤き断崖の集落」。
ものすごくケルト音楽っぽいです。思わず身体が動き出してしまうし、リズムを取ってしまいます。
これ、小規模編成の生演奏で聴いてみたいです。きっと格好良いに違いないです。

ケルト音楽といえば、「旅路の果てに立ちはだかる者」も好きです。全然ケルト音楽ではないけれど、好きです。
笛(ティンホイッスル?)の伸びやかな音色が印象的で、とても気持ちが良いです。そして格好良いです。
これも、ぜひ生演奏で聴いてみたい一曲です。

そんなわけで、繰り返し聴いているうちにズルズルと沼に引きずり込まれていったような気がする本作ですが、むしろ沼に引きずり込まれるのが本望のような気もしました。
ファーストインプレッションのインパクトはそれほど強くありませんでしたが、OSTを何度も聴き込んでいるうちにゲームをプレイしたくなる、そんなOSTです。
これは、OSTの人気が出たのも肯けます。
この熱さを忘れないうちに、ゲームもプレイしたいです。来年の早いうちにプレイしたい!(決意表明

[GMEV] オニオン弦楽合奏団 第六回演奏会

12月2日(日)に、ゲームを音楽で表現する「Melodies of Crystal」(以下、MoC)のほぼ弦楽器オンリーの楽団「オニオン弦楽合奏団」の演奏会が開催されました。
そこに行ってきたので、その感想を記します。
会場は、小松川さくらホール。
14:00に開演し、16:30に終演しました。

■オールFF3プログラム+全曲演奏
今回の演奏会は、オールFF3プログラム。
演奏された曲目は、全てFF3の楽曲です。
MoCでは2012年12月の第一回演奏会でオールFF3プログラムがありましたが、それ以来でしょうか。

また、今回はFC版OST収録曲の全曲が演奏されました。
2012年公演は演奏されなかった曲が数曲ほどありましたが、今回は全曲です。遂に全曲制覇です。
2012年のパンフレットで、主催の大澤久氏が「いつか完全版をやりたい」というようなことを仰ってましたが、リベンジ達成です。有言実行、お見事です。

とはいえ、SEまで全部入れるのは難しかったようです。
ただ、所々にSE音も聴こえていたので、曲や演奏と天秤をかけた結果が今回の構成であり編曲だったのだと思います。
SEに注力し過ぎて演奏自体が瓦解してしまっては本末転倒ですし、今回くらいのSEでも十分満足です。

■よりゲームに沿った構成に
ちなみに、2012年公演にも行きました。会場は練馬だったかと。
確か、1日に2回、全然別のプログラムの演奏会を開催して、その前半の方がFF3オンリーでした。
とはいえ、もう6年も前のことで、あまり細かいことは覚えていないのですが。

かろうじて残っている記憶と自分のブログの記事から見るに、今回のプログラム、2012年以来の再演というには大きく様相が変わっていました。
一度分解して、一から組み立て直したような感じです。
プログラムを見比べてみると、後半になんとなく名残が残っていますが、前半は大きく異なります。
今回の公演の方が、2012年公演よりも、よりゲームの流れに近い形になっています。
というか、FC版OSTの曲順に、かなり近いです。
ゲームの流れとOSTの曲順はわりとリンクしているから、OSTの曲順に近い=ゲームの流れに近い、になるのかな。

■ゲームを音楽で表現する
MoCの演奏会では、一貫して「ゲームを音楽で表現する」という方向性というかポリシーがあります。
ゲーム音楽を表現するのではなく、ゲーム音楽を基にゲームを音楽で表現する、ということ。
二文字ほど違うだけで、随分ニュアンスが異なることを、今回の演奏会でも強くと感じました。

また、2012年公演よりも、MoCの方向性がより強く出ていて、さらにレベルアップしていたように思います。
演奏された曲にものすごく物語性があって、なんかこう、イメージしやすいというか、勝手にワンシーンが浮かぶというか。
ゲームでは描かれていないけれど、きっと旅の道中では仲間たちの間でこんなやり取りがあったかもしれない、というシーンまで浮かんできました。

とにかく、旋律に含まれる情報量が多いです。
その情報をつかみ取るために、一時も気が抜けません。
鑑賞してる間、聴覚をフル稼働しつつ「今のフレーズはどういう意味だろう」とか「今のはあのシーンの表現かな?」とか頭も使っています。
しかし、その情報量の多さに翻弄されるのも、正直心地良いです。

あと、その情報量の多さ故に、妄想が捗って楽しいです。
FF3は、DS版をクリアして以来プレイしていなくて、序盤と、浮遊大陸から大海原に出たとき、それとラストダンジョンの三色ドラゴンが凶悪だったことくらいしか記憶に残っていないので、他の部分は演奏を聴きながら勝手に妄想してシーンを補ったりしていました。これが結構楽しいのです。

そんな方向性なので、いつも通り編曲は強めです。
とはいえ、最低でも1ループは原曲に寄せた演奏がされていたので、徹頭徹尾アレンジがっつり、という感じではなかったです。
10~20%の原曲重視と、80~90%の物語性重視、という構成比でしょうか。

いつもの演奏会との編曲の違いは、2つの曲が、さも原曲からそうだったかのように、サラっと融合していたところが多かった点。
別の曲が数フレーズだけ思わせぶりにスッとメドレー形式に入ってくることは、過去の演奏会でも度々ありました。
が、主旋律の裏で、別の曲の旋律が伴奏として合体してくることは、そんなに多くなかったような。
ただ、その融合があまりに自然で、うっかりすると聴き逃してしまいそうでした。
たぶん、いくつか聴き逃していると思います。

■編成は(ほぼ)弦楽器のみ
「オニオン弦楽合奏団」という団体名の通り、編成は弦楽器4種5編成+ピアノのみ。
至極シンプルです。

が、ステージ上の演奏者さんは30人以上だったので、結構な大所帯でした。
その故に、一音一音のボリュームが十分にありました。
ホールの大きさに負けないくらいの迫力がありましたし、音の強弱や立体感もしっかり感じ取れた気がします。

なお、「(ほぼ)」としたのは、1曲だけ隠し玉的な楽器があったためです。
あの曲でその楽器を投入するのは、驚いたけれどやむを得まいと納得もしました。
2012年公演でも、確かあったし。

■今回の振り込めない詐欺の現場はここですか?
演奏は、相変わらずめちゃくちゃレベルが高いです。
演奏技術力はもちろんのこと、表現力もすごいです。
譜面に含まれている物語を、音色に昇華させて響かせる、その豊かな表現が素晴らしかったです。
この編曲に、この表現力、どちらかが欠けたらこれほどの感動はなかったかもしれません。

こんなにも素晴らしい演奏会が無料公演で良いのか、と毎度思うことを、今回もやはり思いました。
次も、その次も、ぜひ演奏会を開催してほしいから、カンパさせてほしいのです。
・・・・・・まぁ、それはそれで、演奏者さんたちの重荷になってしまうのかな?

ただ、一点だけわずかに引っかかったのは、過去の演奏会に比べて音の歪みのようなものが目立ったこと。
歪みというか、濁りというか、なんとなく調和が揃っていない感じがする時がしばしばありました。
表現としての歪みならわかるのですが、明らかにそうでないところも少し濁りが感じられて。
と言っても、気になったのは序盤の数曲で、他はそれほど目くじらを立てるほどではなかったのですが。

■手際の良いスタッフさんの運営と、観客側として考えたいことと、ホール自体の感想
演奏以外の点についても少し。

今回の演奏会、スタッフさんがものすごく手際が良かったです。
待機列形成、チケットのもぎり、パンフレットの配布、途中入場や退場まで、混乱がほぼなくてスムーズでした。
ベテランの域に到達されているスタッフさんが多かったからかもしれませんが、ここまで完璧な運営はそうそうないと思います。
それくらい、素晴らしい手際でした。

その一方で、残念だったのが観客側。
今回無料公演で気軽に足を運べたためか、観客のマナーの悪さが一際目立ちました。
自分の周りだけかもしれませんが、演奏中の物音がひどく多かった気がします。
一昔前に比べるとクラシカルスタイルの演奏会の敷居は随分下がりましたが、だからといって最低限のマナーのレベルまで下がったわけではなく。
自席で寝るのは構わないけれど、他の人の鑑賞の邪魔はしないでほしいと思いました。
バンドサウンドのライブとは異なり、結構小さな音でも聴こえるし、人の動きって気になるんですよね。パンフをめくる音、バッグを動かす音、衣擦れ、手や足の動きまで。
微かな音も立てるなとは言わないけれど、もう少し互いに気を使ってほしいし、自分も気を付けようと思った次第です。うん、気を付けよう。

それと、小松川さくらホールのこと。
音の響きや規模はちょうど良いのですが、あの観客席はどうにかならないものでしょうか。
椅子が一体化しているのか、同列の誰かが身動きすると、連動して自分の席も動くのです。
それと、背もたれの腰が当たるところに硬い棒が横に渡されているっぽくて、短時間でも結構痛いです。
もう一つ、通路を人が歩くとものすごく床が揺れるのが、かなり怖いです。ないとは思うけれど、床が抜けるんじゃないかと不安になるくらい、揺れます。
全部解消するのは今更難しいと思いますが、せめてどれか一つ解消されると助かります。特に床。

■感想まとめ
そんなわけで、ちょこっと苦言を吐いたりしましたが、総じて楽しかったです。
FF3のすごい演奏が聴けて、しっかりゲーム音楽充した気分です。
次回、来秋に演奏会があるそうなので、どんなタイトルが来るのかも含めて楽しみにしています。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムと、印象に残った曲ごとの感想になります。