[ゲームRev] EVE burst error R

PS Vitaで発売されたADV「EVE burst error R」をクリアしました。
プレイ時間は、およそ40時間ほどでしょうか。

本作は、1995年にPC98用に発売された美少女アダルトゲーム「EVE burst error」の移植版になります。
PC版の「EVE burst error」を友人がひたすら絶賛していたので、かなり昔から存在自体は知っていたし、話が面白いという噂もちらほら耳にしていて気になっていたのですが、性的描写があまり得意でないことから手を出すことを躊躇い続けて幾星霜。
昨年、PS Vita版がPlaystation Plusのフリープレイとして配信されたので、それをキッカケにDLしてプレイしてみた次第です。
なお、DLしてからクリアするまで半年ほどかかっているのは、他のゲームと並行にプレイしていて、隙間時間にちょこちょこプレイしていたためです。

元がアダルトゲームということもあって、気にはなっていたけれど、当初あまり乗り気になれなかった作品でした。
そのこともあって、前半は集中力が持続せず、なかなか話が進まないこともしばしば。
しかし、中盤以降は「これ、一気にプレイしないと話忘れてヤバくなるヤツだ」と気付き、一気にプレイ。
その甲斐あって、ようやくクリアできました。

システムは、典型的なコマンド選択式のビジュアルノベル。
このコマンド選択が結構クセモノで、先に進めるために総当たりすることが何度もありました。
逆に言えば、あまり推理要素がないので、コマンド総当たりしていれば先に進めることができます。
その点は、推理が苦手な人でも根気さえあれば話を進められるので、利点でもあるかもしれません。

ただし、最後の最後で犯人当てがあるので、そこは要注意です。
「はいはい総当たり総当たり」と深く考えずに流し読みしていると、そこで躓くかもしれません。
というか、躓きました。

総当たりとはいえ、おそらく初代にはなかった要素だと思うのですが、ある場所で発生させなければならない会話や捜索が一通り完了すると、その場所から次にどこへ行けばいいのかアシスト表示される機能が実装されています。
サクサク進められた要因の一つは、このアシスト機能のおかげでした。
これがなかったらコマンド総当たりにもっと苦労していただろうし、多分途中で投げ出していたかもしれません。
ちなみに、このアシスト機能は、オプションでON/OFFの切り替えができます。

本作の特徴である、2人の主人公を交互に動かして話を進める「マルチサイトシステム」。
要するにザッピング機能ですが、面白い機能でした。
物語的に盛り上がるところでザッピングが効果的に発生していて、シナリオを盛り上げる一助になっていました。
ザッピングが必要になると「盛り上がってきたーっ!」という感じがして、気分が高揚しました。

シナリオは、終盤のラストギリギリまでは普通のサスペンスという印象でしたが、最後の最後で見事に引っくり返されました。
伏線が、ラストに一気に収束した感じです。
ありきたりな終わり方をしたら名作として名高く残らないハズだけど、一体どういう終わり方するんだろう・・・と気になっていましたが、最後までプレイしたらなるほど納得。
絶賛していた友人の気持ちがわかったような気がしました。

グラフィックというか絵柄は、一昔前の画風っぽさがあります。
少々古臭さは否めませんが、そこが懐かしくて良いとも言えます。

個人的に大きな壁だった性的表現は、コンシューマ機への移植版なので直接的な表現は一切合財削られていますが、なんとなく名残のようなものがあります。
そこは、やはり苦手だったというか、受け付けない感じがちょっとしました。
感じ方には個人差があると思うので、耐性があれば問題ないと思います。
あと、物語の中で時々恋愛について一席ぶたれるシーンがあるのですが、それらが認識できても理解も共感も反論もできなかったので、自分は恋愛感情が薄いというか無頓着というか皆無なのだろうなぁ、と再認識させられました。うん、全くわからんかった。
でも、サスペンス要素は楽しめました。

「EVE burst error」(初代)が発売されてからかれこれ20年以上が経過していますが、今でも普通にプレイできるゲームだと感じました。
20年くらい前の探偵ドラマや刑事ドラマのような、拳銃でドンパチやるような派手なサスペンスものが好きな方なら、楽しめるADVではないかと。
今からコマンド総当たり式をプレイするのは時間的に難しいということであれば、攻略サイトに頼ってしまうのもアリだと思います。

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