[GMEV] Ritter der Musik 第四回演奏会

2月25日(日)に、ファイアーエムブレム専門の管弦楽団「Ritter der Musik」(以下、RdM)の第四回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、川崎市のエポックなかはら。
13:30に開演し、15:35頃に終演しました。

■第一回演奏会以来7年振りの鑑賞
前回、RdMの演奏会に行ったのは、2011年10月の第一回演奏会。
気が付いたら、それから7年近く経過していました。
第二回、第三回の演奏会が開催されたのは知っていましたが、

・RdMの演奏会開催日に限って、何故かよく別件と被る。
・プレイしたFEが、暗黒竜、紋章、聖戦、覚醒と一部作品だけ。
・プレイしていない作品でもOSTを買って聴いたものもあるにはあるけれど、精通はしていない。

という事情もあり、なかなか足を運べず仕舞いでいました。
今回は、大好きな「聖戦の系譜」の、さらに大好きな親世代のフィールド曲メドレーを再演するというので、それを目当てに足を運んでみた次第です。

そんなわけで、今回の演奏会でメインだったifは、ゲームも未プレイならばOSTも買って手元にあるものの封すら切っていないという、ほぼ予備知識なしの状態で鑑賞しました。
まぁ、自分の不注意でパンフレットの注意書きに気付かず、ネタバレを盛大に踏み抜いたりもしましたが。
とはいえ、ネタバレを知って、逆にifへの興味が増したので、結果オーライです。
いつかifもプレイします。近いうちに。きっと。

■全3部構成のifメインプログラム
というわけで、今回の演奏会のメインはifの楽曲でした。
全3部構成のうち、3分の2がifの楽曲。
いくら聖戦聴きたさ故とはいえ、メインのゲームを知らないのに演奏会へ飛び込むとか、我ながらチャレンジャーなことをしたなぁと思います。

しかし、知らないなら知らないなりに楽しめたし、「ifにはこんな良曲もあるのか!」という新しい発見にも出会えて、意外と楽しめました。
ifの楽曲、とても自分好みの曲が多かったです。
今回選曲された楽曲はごく一部だと思うので、他にもどんな曲があるのか、ゲームにもOSTにも興味が湧きました。

■規模も演奏技術もレベルアップ!
演奏に関して正直な感想を言ってしまうと、そんなに上手ではなかったです。
アマチュアの楽団ではよくあることですが、音が揺れて安定しないことがよくありました。
特に弱音が不安定になりがちで、鑑賞していて不安を感じることもしばしば。

とはいえ、第一回演奏会のときに比べると、格段にレベルアップしていました。
2曲目に演奏された聖戦の「親世代メドレー」は第一回演奏会からの再演だったので、レベルアップっぷりがより顕著に出ていました。
すごい、進化してる!と、RdMと全く関係ない第三者なのに、なんだか嬉しく感じました。

それと、音の不安定さは気になるレベルで頻発していたけれど、発音のタイミングがズレることはあまりなかったように思いました。
ifの曲は変拍子や転調の嵐だったりトリッキーな旋律だったりで、演奏の難しそうな曲も多かったのですが、どの曲も音の出だしは綺麗に揃っていました。
どれくらい練習したら、あんなにピッタリ合わせられるんだろうと、不思議に思ったくらい。
FEの曲に対する情熱の賜物でしょうか。
なんかこう、「絶対に外してなるものかっ!」という気合を感じました。

技術力がレベルアップしていた一方で、楽団としての規模もレベルアップしていました。
第一回演奏会はもっと参加メンバー数が少なくて、オーケストラとして必要な楽器がギリギリ一揃い集まった感じでしたが、今回は総勢30人ほどのしっかりオーケストラ。
音の厚みが増していて、より聴き応えのあるものに成長していました。

そして、前回足を運んだ第一回演奏会との特に大きな違いは、パーカッションが入ったこと。
それにより、音色が引き締まりつつ、響きに華やかさが出たような気がしました。
そんな感じで楽団が成長している様を目の当たりにして、これからも応援したい気持ちになりました。

■変わらないFE愛
規模や技術力の向上が目覚ましい一方で、変わらずそこにあったものは、FEへの情熱や愛情。
今回も、熱いFE愛を、ステージから発せされたオーラと演奏の中から感じました。
FE愛ゆえの「この演奏を成功させてみせるっ!」という非常に前向きな気概と一生懸命さ。
そして、可能な限り丁寧に演奏しようとする姿勢。
音色のそこかしこから、FEの曲への愛と敬意、それに大好きなFEを演奏できる喜びが感じられて、とてもほっこりしました。
心の底からFEを愛してやまない奏者が揃っているんだなぁと、しみじみ実感。
そのようなFE愛を生音を通じて肌で感じられて、なんだかエネルギーをもらったような気がします。
こういうゲームとそのBGMへの愛が感じられる演奏会、本当に良いものです。

■原曲知らない曲ばかりだったけれど、十分に楽しめた編曲と演奏
編曲については、原曲を良く知らないものばかりだったのであまり深く語れませんが、かろうじて原曲を知っていた曲に関していえば、原曲と編成のちょうど良いところに落とし込んだ感じでした。
原曲に忠実に再現しようとして演奏困難なものにしてしまうでもなく、さりとて原曲から離れすぎもしない、ちょうど良いところに落ち着いていたように思います。
編成に合わせて曲を編曲された方は、かなり苦労されたと思いますが、それがちゃんと演奏という形で報われていたのではないかと。
とても良い編曲でした。

■勿体ないと思った開催日時
一点、仕方ないとはいえ勿体ないなと感じたのは、開催日時。
ちょうど真裏でFEオンリーの同人誌即売会が開催されていたので、泣く泣くRdMを諦めざるを得なかった方もいたのではないかと思います。
イベントが被らなければ、もう少し入場者が多かったかもしれないと思うと、なんとなく残念というか勿体ないというか。
でも、ホール予約の関係上、RdMの方が早くいろいろ公開されていたのかもと思うと、やっぱり仕方なかったのでしょうか。

■感想まとめ
ものすごく久しぶりのRdMの演奏会でしたが、レベルアップした演奏に驚きつつ、FE愛を堪能した演奏会でした。
今回は原曲を知らない曲の方が多かったのですが、それでも十分に楽しめました。
むしろ、今回の演奏会で、ifへの興味が増しました。
これからも、FE愛に溢れた演奏を続けていって欲しいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。


セットリストは次の通りです。
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[プレコンサート]
P-01. ファイアーエムブレム Echoesより「解放への勇進(アルムマップ BGM)」
P-02. ファイアーエムブレム Echoesより「ミラの加護とともに(セリカマップ BGM)」

[第一部]
1-01. Fire Emblem Main Theme
1-02. ファイアーエムブレム 聖戦の系譜より「親世代メドレー」
序章(聖騎士誕生)/第1章(精霊の森の少女)/第2章(アグストリアの動乱)/第3章(獅子王エルトシャン)/第4章(空を舞う)/第5章(運命の扉)
1-03. ファイアーエムブレム 覚醒より「宿命」

[第二部] ファイアーエムブレムifより
2-01. その手が拓く未来は
2-02. 黄昏をつれて
2-03. 支援会話曲メドレー
闇夜の祈り/宵闇に踊る/追憶の窓辺に
2-04. 正義は何処に

[第三部] ファイアーエムブレムifより
3-01. いつかきた旅路
3-02. 光射す彼方へ
3-03. 白夜26章 暗夜王子マークス & 暗夜25章 白夜王子リョウマ メドレー
すべての星は堕ちて/慟哭/荊をその身に/荊をその身に~轟/温もりは還らず
2-04. すべての路の果てに~地
2-05. if~ひとり思う~

[アンコール]
E-01. ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡・暁の女神より「Life Retuens ~ Dawn Awakens」
E-02. ファイアーエムブレムのテーマ ~RdM 4th Concert Encore Version~
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これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

1-01. Fire Emblem Main Theme
説明不要な名曲。FEシリーズ共通の、あのテーマ曲です。
この曲が始まると、FEが始まる気分にさせられるのは、何かの刷り込みでしょうか。
演奏とともに歌詞が脳内再生されるのは、お約束だと思っています。

1-02. ファイアーエムブレム 聖戦の系譜より「親世代メドレー」
今回の演奏会の一番目当ての曲でした。
親世代のフィールド曲の演奏を聴いてゲームプレイ時の思い出が呼び起されたのですが、親世代の思い出がどれも辛過ぎました。
落ち着いて聴けるのは、序章と第1章ぐらいかも。
でも、それすら愛しいというか。切ない尊い感じ。

今回のメドレーを鑑賞して感じたのですが、親世代曲ってアップダウンや緩急の差が激しくて、演奏が難しそうに見えました。
それでも、しっかりと丁寧にまとめ上げられていて、シンプルにすごいと思いました。

個人的には聖戦の中でも特に好きな「運命の扉」を、また生演奏で聴けたのがうれしかったです。
しかも、第一回演奏会よりも洗練された形で。
「運命の扉」は大好きな曲なんですけれど、親世代の思い出的には軽くトラウマな曲でもあったり、でも大好きというジレンマが発動して、ぐぬぬ・・・という気分にもなりましたが。
とりあえず、演奏中は心の中で「シグルド様ぁぁぁぁぁっ!」と叫びまくって耐えていたり。
そんな大好きなトラウマ曲を、とても格好良く演奏してくれて、本当にありがとうございました。

1-03. ファイアーエムブレム 覚醒より「宿命」
ちょうと中間に高らかに鳴り響いたホルンが、ものすごく格好良かったです。
前半は各パートが交代で前面に出てくる展開で、軽く気が抜けかけていたところで吠え滾ったホルンでした。
これを境に一層勇ましさが増して、とても格好良い演奏に仕上がっていました。
あのホルンは、本当に良い仕事でした。GJです。

2-01. その手が拓く未来は
ifの曲の中で、かろうじて知っているのが「if~ひとり思う~」で、それを勇壮にしたような感じの曲でした。
「if」を勇ましく猛々しくするとこうなるのかと、演奏の格好良さに魅了されながら聴き惚れていました。
ifの曲聴きたさに、ゲームプレイしたくなりました。

2-02. 黄昏をつれて
意外とはっきりと出ていたケルト調に、更にifへの興味が増した曲でした。
純オーケストラ調というイメージの強いFEに、こんな曲があったとは。
編成はオーケストラでありながらも、ケルトっぽさがしっかりと出ていて、一発で好みの曲になりました。

ところで、原曲もケルト調なのでしょうか。すごく気になる。

2-04. 正義は何処に
バスドラの、腹の底まで響くような重低音が印象的な曲でした。
すごく重厚で、騎士道物語を描くFEらしい曲というか。
その身体の内に響く重厚さが格好良くて、気持ち良い演奏でもありました。
この曲も良いなぁ。
というか、今回演奏されたifの曲がどれも格好良くて、ゲームプレイせねばと決意を新たにしました。

3-03. 白夜26章 暗夜王子マークス & 暗夜25章 白夜王子リョウマ メドレー
今回の演奏会で、最もドラマティックな曲。
今回演奏されたifの曲の中で、最もツボにハマった曲でした。
心の中の切なさのスイッチを全力で入れてくるような、そんな強烈なドラマ性のある展開で。
慟哭泣きメロが、もうたまりません。
原曲を知らないながらも、音の響きや旋律だけで、なんだか胸が詰まりました。
なにこれ切ないしんどい、でも好きかも、とジタバタしていました。

あまりにもドラマティックな展開だったので、きっとifプレイ済みだったら、もっと感極まるものがあったのかもしれないと思うと、少し勿体ないことをした気分にもなりました。
やっぱり、ifプレイしておこう。うん、そうしよう。

E-02. ファイアーエムブレムのテーマ ~RdM 4th Concert Encore Version~
オーラスで演奏されたのは、再びのFEメインテーマ。
ただ、メインテーマに入る前のイントロの部分に、今回演奏された聖戦とifのフレーズが入った特別版になっていました。
自分は気付かなかったけれど、覚醒のフレーズも入っていたのかな。
メインテーマで始まり、最後の最後で本編を総括して、そしてメインテーマで〆るという曲構成が絶妙でした。
これは良いオーラス曲でした。

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