[ゲームRev] AKIBA'S BEAT

PS4/PS Vita用アクションRPG「AKIBA'S BEAT」をクリアしました。
難易度は、最初から最後までイージー。
プレイ時間は、後述の理由により正確なところは不明ですが、おそらく40~50時間ほど。
クリア時のLvは、戦闘時にメインで使っていたキャラは70~75、それ以外は40~45でした。
ちなみに、クリアしたのはPS4版です。

「秋葉原が舞台で、秋葉原の街並みが精緻に再現されているゲーム」ということで、発売当時から気になっていたゲームタイトルでした。
しかし、フルプライスで買うまでには至らず、気が付けば1年半ほど経過。
そんな時に、数ヶ月ほど前にPS Plusのフリープレイとしてピックアップされたので、とりあえずダウンロードリストに放り込んでおき、最近になってプレイし始めた次第です。

「AKIBA'S TRIP」と同じアクワイアが開発し、同じ「AKIBA'S」を冠することから、プレイ前は「『AKIBA'S TRIP』と同じ感じなのかな」と思っていました。
蓋を開けてみたら、「秋葉原が舞台」という点だけが類似点で、他は全然異なります。
ストーリーはもちろんのこと、システムも完全に別物になっています。

バトルシステムは、端的に言えば「テイルズ オブ」シリーズの簡易版です。
序盤ちょっと触った時点で、「あ、これ、『テイルズ オブ シンフォニア』だ」と思いました。
シンボルエンカウントシステムで、敵シンボルに触れるとバトルフィールド展開。
バトルフィールド自体は幅・奥行・高さがあるのだけど、操作キャラは横方向(ライン移動)と縦方向(ジャンプ)の移動に制限されるあたりが、ものすごくTOSっぽい。
そのフィールド内でアクションゲームさながらに攻撃や防御をするあたりも、すごく「テイルズ オブ」シリーズっぽかったです。

とはいえ、「テイルズ オブ」シリーズほどレスポンスが良くなくて、ストレスを感じることがしばしばありました。
攻撃可能回数が残っているのにチェインが途中で切れたり、無防備状態で防御ボタンを押してるのに防御反応を起こすまでのラグが妙に長かったり、ということがよくありました。
自分の底辺なアクションスキルが原因かもしれませんし、一般人がバトルしてるからこそのあえてのラグなのかもしれませんが、もう少し爽快なプレイ感が欲しかったなぁと思いました。
「AKIBA'S TRIP」のストリップアクションが、キワモノ臭は感じるものの独創的で爽快なシステムだっただけに、より残念な感じが強かったのかもしれません。

ストーリーのテーマは「妄想」。
「妄想が現実を侵食する」というあたりで脳裏を過ぎったのは、「CHAOS;HEAD」「CHAOS;CHILD」でした。
アプローチが科学的かファァンタジー的かという違いはあるけれど、言わんとしていることがかなり似ている気がしました。
なんか、ものすごくどこかで聞いたことのある話だな、という思いが、終始抜けませんでした。

あと、シナリオを進めるにあたって、次はあっちへ行け、今度はこっちへ行け、という”やらされ感”も強かったです。
サブクエストも用意されていたものの、そっちもそっちで”やらされ感”がありました。
まぁ、そのおかげでしょうか、次にどこへ行けば良いのかわからなくて話を先に進められない、ということはほぼなかったですが。

舞台である秋葉原(秋葉原駅周辺+中央通り(中央総部線の高架下あたりからドンキ付近まで)+中央通りから1本奥に入った裏通り)は、かなり正確に再現されています。
ただし、「AKIBA'S TRIP」とのときとは違って、今回はあまりタイアップしていないからなのか、実在の店舗名はあまり見かけませんでした。
それでも、秋葉原に馴染みのある人が見れば、「あぁ、ここはあそこか」とすぐわかります。
知っている土地がかなりリアルに再現されているだけで高揚感がわくのは、不思議な感じでした。
秋葉原に土地勘のある人の方が、ゲームをプレイする上では多少有利かもしれませんが、マップ上に次行く場所が大抵マークされるので、土地勘がなくてもあまり困らないと思います。

ただし、「AKIBA'S BEAT」の発売日が2016年12月と1年半も前のことなので、2018年春現在とは風景の異なるところもあります。
一番地味にショックだったのは、電気街口から昭和通り口へ抜ける自由通路のところのビルが、作中では残っているけれど、現在は解体されて無くなってしまっているところ。
2016年頃にはまだこの建物あったんだなぁと、急激に変わっていく秋葉原に思いを馳せて寂寥感を感じることもありました。

秋葉原のマップはそれほど大きくありませんが、セーブポイント間ジャンプ機能があるので移動は結構楽です。
その機能の実装は、とてもありがたかったです。

もう一つ、個人的に好きな点は、キャラクターグラフィック。
スマホゲーム「ディバインゲート」のキャラデザの方が担当されていると思うのですが、あの絵のタッチが本作でも見られて嬉しかったです。
そんなキャラたちが、Live2D技術によって立ち絵でもぬるぬる動くところも面白かったです。
それと、既にサービスは終了してしまったけれど、「ロード・トゥ・ドラゴン」のイラストが街中の各所で見られたのが、「ロードラ」プレイヤーとして嬉しかったです。
こんなところで再び出会うなんて! とテンション爆上げしました。

あと、BGMはうっすらとしか聴こえなかったけれど、地味に好きだったかもしれません。
ダンジョンの曲など、「よく聴くと、これ結構良い曲じゃないか?」と感じたこともしばしば。
SEや台詞を読み上げるボイスにかき消されることが多かったけれど、悪くなかった印象です。

そんなわけで、「AKIBA'S TRIP」から趣向をガラリと変えてきた本作「AKIBA'S BEAT」。
「AKIBA'S TRIP」のような尖ったところが減って、全体的にオーソドックスなアクションRPGになっているので、そこをわきまえた上でプレイすることをオススメします。
あと、ゲーム内の秋葉原の街並みがかなり精巧に作られているので、そこは必見かもしれません。

ところで、アクワイア作品は秋葉原にこだわりがあるなぁ、と常々不思議だったのですが、アクワイア社が秋葉原にあると知ってなるほど納得。
ゲーム中に秋葉原のあちこちの飲食店が出てくるので、「よく知っているなぁ開発陣」と思っていたのですが、それで疑問が氷解しました。

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