[GMEV] NieR:Orchestra Concert 12018

9月17日(月・祝)に、スクウェア・エニックスのニーアシリーズ公式オーケストラコンサート「NieR:Orchestra Concert 12018」が開催されたので、昼公演に行ってきました。
会場は、パシフィコ横浜 大ホール。
13:30頃に開演し、16:15頃に終演しました。

指揮は、大井剛史氏。
演奏は、神奈川フィルハーモニー管弦楽団。
合唱は、東京アートアカデミーシンガーズ。

■8年越しで叶った念願の公式オーケストラコンサート
ニーアシリーズの最初の作品である「NieR Replicant」と「NieR Gestalt」が発売されたのが2010年のこと。
それから8年の月日を経て、念願の公式オーケストラコンサートが開催されました。

自分のニーア歴は、まず「NieR Gestalt&Replicant」のOSTからでした。
「曲が良い」という評判を耳にしてゲームよりも先にOSTを購入、噂に違わぬ神曲揃いでどっぷりハマりました。
それが、OST発売直後の2010年5月のこと。
ゲームの方は、OST1を買ってからずっと後の2016年に、レプリカントのDエンドまでクリアしています。

オートマタは発売日に購入してプレイし、Eエンドまでクリアしています。
オートマタのOSTも発売日にゲットして、やはりどっぷりハマりました。

そんなわけで、曲に限って言えば、ニーアとの付き合いは8年以上になります。
その間、いくつかのアレンジアルバム発売や、バンド形式のコンサートなどがありました。
それらの実績を重ねて、ついに満を持しての公式オーケストラコンサート開催です。

まぁ、ニーアの実績を考えると、遅かれ早かれ開催されていたと思います。
だって、曲、めちゃくちゃ良いですもん。

ニーアの公式コンサートは毎回チケット争奪戦が超激戦なので、今回チケットゲットできるか心配でした。
が、スクエニ先行抽選で昼公演を無事ゲット。
座席位置は2階の中ほどだったけれど、あのホールに入れただけで満足です。

ちなみに、何かと”公式”オーケストラコンサートと「公式」を強調しているのは、有志によるオーケストラコンサートが一足先に開催されていたから。
昨年開催された有志オケコンもとても素晴らしいものだったのは、良い思い出です。

■オケアレンジアルバムが先か、コンサート開催が先か
演奏された譜面は、先日発売されたばかりの「Orchestral Arrangement Album」とほぼ同じだったと思います。
あらかじめ「Orchestral Arrangement Album」を軽く予習してからコンサートに臨んだのですが、旋律を覚えるほど聴き込んでいなかったので、自信はありませんが。
かろうじて印象に残っていたフレーズや展開がそのままだったので、たぶんほとんどアルバムのままだったのではないかと。

今回の演奏会自体、オケアレンジアルバムを発売するからコンサートを開催したような、コンサートを開催するからオケアレンジアルバムを制作したような、卵が先か鶏が先か状態なので、譜面がそのままなのは予想通り。
むしろ、あのアルバムの生演奏が聴きたかったので、願ったり叶ったりでした。

今回の演奏会では、そのアルバムの全曲が演奏されました。
1曲も漏れることなく全曲演奏してくれたのが、すごく嬉しかったです。
なお、「Special Disc」収録曲の演奏はありませんでした。こちらも予想通りなので、まぁ、そりゃそうだよな、という感じ。

譜面も同じなら、演奏順もほぼアルバム収録順でした。
違っていたのは、第1部レプリカントパートの「カイネ」と「全テヲ破壊スル黒キ巨人」の配置。
「カイネ」は第1部のトリ、「全テヲ破壊スル黒キ巨人」はアンコールで演奏されました。
第2部オートマタパートの曲順は、アルバムと同じです。

というわけで、曲そのものに関して、ここであーだこーだは言いません。
後日、アルバムの感想をこのブログに投下する予定なので、そちらを参照してください。
というか、アルバム聴いた方が早いです。むしろ聴いてください。

■生音の凄まじい破壊力
曲自体はほぼアルバムのままでしたが、生演奏は破壊力が違いました。
音の臨場感、立体的な響きの波状攻撃が半端なかったです。
アルバムを聴いていたときは「ほぉ」というくらいの感動が、演奏会では「ふおぉぉぉぉ!」とか「はわわわぁぁぁぁ!」とか数倍にも増幅されて襲い掛かってきました。
上手く言葉にできないのですが、とにかく込み上げてくるものの大きさがとんでもなかったです。
今回のコンサート、ホールで聴けて本当に良かったです。
生音ヤバい。ヤバい生音。

また、「カイネ」ではエミ・エヴァンスさんが、「Weight of the World」ではジュニーク・ニコールさんが、サプライズゲストとして登場。
生歌を披露してくださりました。
これがまた、めちゃくちゃ良かったです。
オーケストラとコーラスの生演奏でもすごかったのに、そこに歌声が加わったことで圧倒感が増しました。
これは、感動するしかない。感動しかありません。

「Weight of the World」は、ニコールさんが英語の歌詞を歌い上げつつ、バックで流れる映像は日本語歌詞という組み合わせでした。
一度に両方楽しめて、お得な感じがしました。

欲を言えば、個人的には「Weight of the World」のサビの部分、主旋律を金管楽器と弦楽器が交互に奏でるところが好きなので、そこもいつか生演奏で聴いてみたいです。
「Weight of the World」は非常に好きな曲なので、1回の演奏会で2パターン演奏しても良いくらいです。大歓喜で聴きます。

あと、さらに個人的な感想を言えば、今回の演奏会で気付いたことなのですが、自分はオートマタよりレプリカントの方が好みかもしれません。
ゲームプレイのしやすさは断然オートマタに軍配が上がるのですが、曲やシナリオはレプリカントの方が好きかも。
今回の演奏会では、レプリカントの方が感情の昂ぶりが強かったような気がします。
もっとも、思い出補正が強くかかっている可能性があるので、改めて聴き直したら評価が変わるかもしれませんが。

■曲間の泣ける朗読劇
演奏会中、曲間に時々朗読劇が挟まれました。

第1部レプリカントパートは、門脇舞以さん演じるエミール登場。
レプリカントで描かれた旅路を回想する、切ない物語でした。
第1部トリの直前で入ったエミールの慟哭は、思わず号泣してしまいそうになったくらい。
声優さんって、すごい。

なお、朗読劇の内容からするに、ゲシュタルトではなくレプリカントがベースっぽかったです。
日本では、レプリカントの方が圧倒的に認知度高いからでしょうか。

第2部オートマタパートは、石川由衣さん演じる2B登場。
こちらもオートマタで描かれた戦いの数々を回想するような、切ない物語でした。
ニーアって、本当に切なくて容赦ない物語が多くて罪深い、と思わされるような内容でした。

そういえば、この朗読劇、シナリオは誰が考えられたのだろう。
やはりヨコオタロウさんでしょうか?

朗読劇ではありませんが、開演前、休憩中、終演後にカゲアナがありました。
開演前はエミール、休憩中は2B、終演後は2Bとエミールの掛け合いが楽しめました。
休憩中の2Bのアナウンスはあっさりしていて、「以上」で終わっても終わったように感じられなくて、そこがまた2Bらしいと思いました。

それよりも、終演後カゲアナの2Bとエミールが可愛すぎた件について。
エミールが物販案内の後「スクエニの偉い人にそう言えって言われた!(誇らしげ)」とか。
その後の、2B「(やや優しい声色で)終わり?」→エミール「終わりです!」とか。
なにこれ、可愛過ぎかよ。ただでさえ感動で感情が平静ではなかったのに、最後の最後にこれとか鼻血吹くかと思いました。
正直、このカゲアナのためだけに、円盤買ってもいいと思ったくらい、可愛過ぎました。

円盤と言えば、今回の演奏会の模様を収めた円盤が、近いうちに出るのではないかと思います。
ニコ生配信の無い昼公演なのにカメラが何台も入っていたし、デカいクレーンまで投入していたので。

■程良い情報量の映像演出
今回の演奏会も、公式オケコンらしく、映像がたっぷりとありました。
といっても、インスピレーションを刺激するような、静止画を組み合わせて動画に仕立てたような、抽象的なものがほとんどでした。
プレイ動画的なものは、なかったわけではないけれど、数が少なかったです。
個人的には抽象的で情報量の少ない映像の方が、視覚に過剰なリソースを割いて聴覚が疎かになるのを避けられるので、都合が良かったりします。
そういう点では、今回の演奏会の映像はとても程良い感じでした。

特に印象に残った映像は「夏ノ雪」と「顕現シタ異物」。
現在の東京(?)のビル群の風景をスライド表示しただけのものなのに、グサグサと胸に突き刺さってくるようでした。
ただのビル群なのに、それだけで泣けてくる不思議。だけど、ニーアならば仕方ありません。もう条件反射です。
ニーアと東京タワーの組み合わせはDoDの新宿エンドしか出てきませんし、原点だから仕方ないです。

それと、「イニシエノウタ」か「光ノ風吹ク丘」か忘れてしまったのですが、くすんだ青空をひたすら映した映像も印象的でした。
彩度の低い色褪せたグラフィックが、ニーアらしいというか。

風景やゲーム内スチルだけでなく、テキストを表示するタイプの映像も、結構あったように思います。
その中でも「終ワリノ音」の映像で描かれたポッド042とポッド153の会話が、とても感動的でした。
ポッドの会話が男前過ぎて泣けました。ポッドさん、めっちゃ格好良い。

映像と言えば、曲名にサブタイトルが付いていたのも特徴かと。
「光ノ風吹ク丘」に「打ち捨てられた、未来風景」と付けられていたのが、言い得て妙で上手いなぁと思いました。
実際、「打ち捨てられた、未来風景」なんてあり得ないと言い切れないところが、またツボでした。

他にもとても良い映像がたくさんあったので、円盤化されたら映像にも注目してほしいです。

■その他、印象に残った雑多なこと
物販、予想していたこととはいえ、エグかったです。
8:30頃に待機列に並んだのですが、終わってみたら11:00過ぎ。
ついでだからとパンフレット以外にもいろいろ購入したのですが、正直パンフレット以外は事後通販でもいいかというくらいの優先度だったので、パンフレット専用レジが欲しかったです。
と思ったら、後でホール内でパンフレットのみの販売口があったことを知ったのですが、それならそうと早く言ってほしかったです。

他のイベントでも思うのですが、物販ってどうにかスムーズにできないものなのでしょうか。
先着〇名分に限り事前注文を受け付けて、注文番号に合わせたセットをあらかじめ組んでおいて、当日それを手渡すだけにする、とか。
搬入とか手間になるから、たいへんなのかな。
あと、レジの計算が電卓なのが古いというか。
バーコード読み取りにすればミス軽減も時間短縮も図れるのではないかとも思いました。

パシフィコ横浜には久しぶりに足を運んだのですが、こんなにステージの見難い席配置だったっけ?と思ったくらい、ステージが見えませんでした。
2階席だったのでステージを見下ろす形だったのですが、前方の席の人の頭で指揮台付近が隠れてしまい、そのへんだけ全然見えませんでした。
そのため、本編の前後に指揮台付近で岡部啓一氏や門脇さん、石川さんが登場されても全然見えなかったのは、少々残念でした。
「今日は、演奏を聴きに来たんだ」と自分に言い聞かせて心を静めましたが、パシフィコ横浜は早急に改善してほしいです。

あとは、もう、演奏が破壊的にめちゃくちゃ良かったとしか言いようがないです。
「魔王」は涙腺崩壊してもなお涙無くしては聴けないし、「カイネ」は弱さと強さと優しが渾然一体となった問答無用の名曲だし、「追悼」の荘厳さはまるで宗教音楽だし。
生演奏の迫力、半端なかったです。

■感想まとめ
ニーアの初公式オケコンでしたが、生演奏の凄さを問答無用で実感させられた、とても迫力のある素晴らしい演奏会でした。
曲の良さとゲームの良さに加え、オーケストラと合唱の生演奏ならではの良さが存分に発揮されて、感情を揺さぶられまくりました。
その感情の揺さぶられ方が思い出の一つになるくらい、とても楽しいオーケストラコンサートでした。
ぜひ、10周年記念となる2020年にも開催してほしいです。
いっそ、2019年、2020年と、毎年開催してほしいです。


これより下の追記は、今回の演奏会のプログラムになります。
先述の通り、アレンジがほぼOchestral Arrangementと同じだったので、今回は曲ごとの感想を割愛します。



プログラムは次の通りでした。
-----
[第1部] NieR Replicant/Gestalt
1-01. 夏ノ雪
1-02. イニシエノウタ
1-03, 光ノ風吹ク丘
1-04. エミール
1-05. 掟ニ囚ワレシ神
1-06. 愚カシイ機械
1-07. オバアチャン
1-08. 魔王
1-09. Ashes of Dreams
1-10. カイネ

[第2部] NieR:Automata
2-01. 遺サレタ場所
2-02. 遊園施設
2-03. 美シキ歌
2-04. 顕現シタ異物
2-05. 「塔」
2-06. 依存スル弱者
2-07. 双極ノ悪夢
2-08. 追悼
2-09. 終ワリノ音
2-10. Weight of the World

[アンコール]
E-01. 全テヲ破壊スル黒キ巨人
-----

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック