[GMCD] NieR Orchestral Arrangement Album

A・RPG「ニーア」シリーズのオーケストラアレンジアルバム「NieR Gestalt & Replicant Orchestral Arrangement Album」と「NieR:Automata Orchestral Arrangement Album」の2枚と、特典ディスク1枚がセットになった「NieR Orchestral Arrangement Album」をゲットし、一通り聴きました。
曲数は、Gestalt & Replicantの方が11曲、Automataが10曲、特典ディスクが4曲。
再生時間は、特典ディスクを含む3枚合計で、約2時間ほどになります。

シリーズ1作目のGestalt & Replicantのゲームソフト発売当初から「曲が良い」と専らの評判だったニーアシリーズ。
その待望のオーケストラアレンジアルバムが、ついに発売されました。
ニーアシリーズの曲の良さを考えると当然の結果と思いますが、発売当初から人気の爆発したAutomataだけでなく、曲は問答無用で良いけれどゲームに関しては賛否両論で発売当初はパッとしなかったGestalt & Replicantまでアレンジされるとは。
自分も、ニーアシリーズにはGestalt & ReplicantのOSTから入った身なので、これはとても嬉しい出来事でした。

が、初めてこのアルバムを聴いたとき、「・・・・・・なんか、ピンと来ない」というのが第一印象として残りました。
演奏も編曲も素晴らしいアルバムなのは確かなのですが、なんかこう、スッと入ってこない感じです。
ゲームプレイ済みで、その世界観に強い魅力を感じていた身だからだと思いますが、本作のアルバムからはゲームの要素があまり感じられず、”ただオーケストラ用にアレンジしただけ”という匂いがしたからかもしれません。
オーケストレーションされた方全員がゲームプレイ済みかどうかわかりませんし、おそらく仕事として編曲された方もいらっしゃると思います。
なので、まぁ、そういうアレンジになるのも仕方ないと頭では分かっています。
ただ、ちょっと、自分の期待値が高過ぎたのかもしれません。

などと、先日開催されたコンサートまでは、今回のアルバムに対してそんな印象を抱いていました。
コンサートが終演した今は、「そんなこと、どーでもいいねっ!」となっています。

先月開催されたオーケストラコンサートは、ほぼ本作のまま演奏されました。
圧倒的な音の洪水と繊細な旋律に衝撃を食らって以来、本作を聴くとその時の興奮が甦って、これはこれでとても良い気がしてきました。
第一印象なんてそう簡単にひっくり返らないのに、それを180度転換させた生音補正、すげーな。

そんなわけで、コンサート以来、とても好きなアルバムに昇格しました。

中でもとりわけ好きなのが、Gestalt & Replicantの「愚カシイ機械」。
冒頭から流れるようなチェンバロ(かな?)の旋律に、衝撃が走りました。
セットリストが公開されたときにこの曲が含まれることを知り、原曲から好きだったこともあって嬉しかった反面、「あのメカメカしい機械音、どうするんだろう?」と疑問にも感じていました。
それを、まさかチェンバロを使って寄せてくるとは。これには心底唸らされました。

それと、「魔王」もとても好きです。
原曲と同様の前半の切なさと後半の勇ましさの対比が、オーケストラアレンジになってもたまりません。
なんかもう、聴いているだけで泣けてきます。

「全テヲ破壊スル黒キ巨人」も結構好きです。
バトル曲だけあって、オーケストラになってもとても滾ります。
ティンパニの力強さ、金管楽器の高らかな雄叫び、コーラスの繊細さが渾然一体となった迫力が、とにかくすごいです。

Automataの方は全体的に良アレンジばかりですが、「遺サレタ場所」と「遊園施設」が特に好きかも。
この2曲はゲームをプレイしていると比較的長時間聴くことになるので、原曲好きが高じてオーケストラアレンジも好きになったのかもしれません。
原曲を上手くオーケストラに落とし込まれていて、原曲好きでも違和感なく聴けました

特典ディスクは、Gestalt & Replicantから2曲、Automataから2曲の計4曲収録。
本編ディスクにはない曲が、アンサンブル形式に編曲・演奏されて収録されています。
フルオーケストラ形式ではありませんが、様々なアンサンブルが楽しめて、これはこれでとても面白いです。

それにしても、「生マレ出ヅル意思」を聴くと、脳内で「社長です」というボイスが自動再生されるのですが、どうにかならないでしょうか。
「コノママジャダメ」や「カミニナッタ」よりも「社長」の方が真っ先に出てくるんです。

そんなわけで、ついに実現したニーアシリーズのオーケストラアレンジアルバムでしたが、コンサートを経てとても好きなアルバムの1つになりました。
ニーアシリーズのサウンドが好きな方は、ぜひ聴いてみてほしいです。
それと、願わくば、オーケストラコンサートの再演を期待しています。
生演奏の良さを、もっと様々な人に知ってもらいたいです。

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