[ゲームRev] ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

PS4/PS Vita等で発売中のADV「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」のPS4版をクリアしました。
難易度設定は一番簡単なモードにして、クリアまでにかかった時間は約35時間。
ただし、ボイスはかなりすっ飛ばし気味で進めました。
ボイスを最後までしっかり聞いていたら、クリアまでもっと時間がかかったと思います。

ちなみに、自分のダンガンロンパシリーズ歴は次の通りです。

・ダンガンロンパ(無印):クリア済み
・スーパーダンガンロンパ2:クリア済み
・絶対絶望少女:アクションが難しくて途中放棄
・アニメ「ダンガンロンパ3」:未来編、絶望編は視聴済み、希望編は試聴したか覚えていない

というわけで、メインどころの過去作は一通り通過しています。
諸々の事情により、完走できなかった作品もあるけれど。

そんな自分が、V3も気にならないわけがありませんでした。
発売当初から、「いつかプレイする!」と心に決めていた作品です。
が、タイミングや別の優先事項などにより、PS4のダウンロードリストに放り込んだまま先送りにされ、着手できたのはつい最近。
で、数週間ほどかけて、ようやくクリアしました。

プレイ開始当初は、実はあまり気乗りしなくて、十数分だけプレイしては中断してを繰り返していました。
V3の操作感が、自分の記憶にある前作までのものと違うような気がして、一から覚え直すのが面倒くさかった、というのがその理由です。
それが一変したのが、確か第一章の学級裁判が閉廷あたり。
推理モノのADVによくあるパターンなのですが、「これは一気に進めないと、操作方法とストーリーを忘れて詰むヤツだ!」と直感で悟ってからは、最後まで一気に進めてしまいました。

クリアした今の感想を、ネタバレなく一言で表すなら、「複雑」。
以前、先にV3をクリアした人に感想を訊くと、皆一様に複雑な表情で「あ・・・うん・・・」と言葉を濁していたのですが、今ならその心境が分かる気がします。
これは、正しい意味で「問題作」だと思います。
良い意味でも悪い意味でもなく、正しい意味で。

シナリオが面白いか面白くないかという次元の感想であれば、個人的には「面白かった」です。
「面白い」というか「興味深い」と言った方が、ニュアンス的には近いかもしれませんが。
ただ、なんというか、それを超えたレベルの感想を言おうとすると、とても複雑な気分にさせられます。
今こうして感想を書いているのも、果たして良いのかどうか迷うレベルです。
作品の世界観に浸かれば浸かるほど、感想が言い難くなる、そんなシナリオです。

というわけで、シナリオに関してはものすごく漠然とした感想しか言えません。
そこから先は、触れてはいけないような気すらしています。
この複雑な気持ち、きっと最後までプレイすれば理解してもらえるのではないかと。

ちなみに、V3には1と2のネタバレが多分に含まれているので、1, 2プレイ済み推奨です。
というか、1, 2プレイ済みでないと、途中から置いてけぼりを食らうと思います。
スピンオフ作品は知らなくてもあまり影響ないと思いますが、1, 2は履修しておいた方が良いです。

1つだけ自分に合わなかった点を挙げるなら、卑猥・下品な台詞がかなり多かったところ。
ボイスをすっ飛ばし気味でプレイしていたのは、そういった台詞への耐性が自分にはあまりなくて、そういった台詞をボイス付きで聞きたくなかった、というのが大きいです。
過去作でもそういう表現はあったけれど、V3はより強烈になっています。

シナリオについてはこれくらいにして、次はシステム面について。

過去2作に比べると、アクション性がかなり上がっていました。
裁判パートのギミック(ミニゲームのようなもの)が増えていて、これがなかなかたいへんでした。
何より、操作方法を覚えるだけで一苦労。
結局クリアした今でもコツのつかめていないギミックがあって、それらは最後までガチャプレイで無理矢理押し切りました。
難易度を最低レベルにしておいて良かったです。そうしていなければ、アクション性の高さ故に、きっと途中放棄していたと思います。

マンネリ打破のためとは思いますが、「”弾丸”要素はどこにいったんだよっ!?」と心の中で思わずツッコミを入れたくなったギミックもありました。
レースゲームになったり、パズルゲームになったり、リズムアクションゲームになったり、とにかく古今東西の様々なギミックを詰め込めるだけ詰め込んだような、そんな感じです。
時々「俺は今、何のゲームをプレイしているんだ? 推理ADVじゃなかったのか??」と、頭の中が疑問符まみれになることもありました。

探索パートの移動も慣れるまで大変でした。
ACT系のゲームをあまりプレイしないからか、左スティックと右スティックの両方を操作するのになかなか慣れず、かなり苦労しました。
裁判パートも探索パートも、1や2のときぐらいのシンプルさの方が、自分にはちょうど良かったです。

推理要素の難易度は、それほど高くありません。
難易度を最低レベルにしたためでしょうか、攻略サイトに一切頼らず自力で最後までプレイできました。
特に、学級裁判におけるメイン機能である「ノンストップ議論」は、会話を一通り聞き終わると主人公が核心を突くヒントをくれるので、ほぼその通りに証拠を突き付ければ大抵先に進めます。
V3における新機能である「同意」や「偽証」も主人公が使いどころを教えてくれるので、最初こそ戸惑ったものの、中盤以降はあまり困るような事態にはなりませんでした。
自分の頭で状況を整理して推理することは多少必要ですが、推理モノをいくつかプレイしたことがある人であれば、推理要素で詰まることはほぼないかと。
本気で困ったら、推理ADVでは常套の救済方法「セーブ&トライ&ロード」で証拠の総当たりを試せば、大体なんとかなります。

そんなわけで。
アクション性が高くなっている分、アクション下手にはツラい面もありました。
が、それを補って余りあるほどの重厚なシナリオは、端的に言えば面白かったです。
まぁ、端的にしか言えないというか、言い難いというか、そんな歯切れの悪くなる複雑さを秘めた問題作でもありますが。
何はともあれ、個人的にはプレイして良かった作品でした。

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