[GMCD] SQUARE ENIX ACOUSTIC ARRANGEMENTS

スクウェア・エニックス社のゲーム音楽をアコースティックな楽器でアレンジしたアルバム「SQUARE ENIX ACOUSTIC ARRANGEMENTS」が発売されたので、スクエニのe-STOREで購入して一通り聴いてみました。
収録曲数は12曲(+e-STORE限定のボーナス音源1曲)。
再生時間は、約47分(+5分)です。

なお、本作に収録されている楽曲は、スクエニ作品というよりは、旧スクウェア作品が出典元となっています。
旧エニックス作品は入っていません。
まぁ、この手のアレンジアルバムではいつものことですが。
作品の知名度とか権利的なアレコレとかが影響するのでしょうか、こういうアレンジ盤となると旧スクウェア作品は強いです。

収録曲は全て、旧スクウェア社が発売した90年代前半~中期のゲームからセレクトされています。
90年代で揃えているためか、GBサガ3の「ステスロス」以外は全てSFC時代の作品です。
90年代=子供から大人になる時代だった自分にとっては、ド直球でツボな時代です。
実家がゲーム禁止家庭だったので家族の目を盗みつつでしたが、ひたすら夢中になってゲームをプレイしていた時代です。
懐かしさ満載の楽曲たちが、これでもか!と言わんばかりにアコースティックに奏でられて、なんというか、こう、ノスタルジックでエモい?と言えば伝わるでしょうか。
懐かしさのあまり悶絶したくなるような、そんな衝動に駆られています。

スクウェア社というとFFが最もメジャーですが、意外とFFの曲は少ない印象。
FF4, 5, 6からそれぞれ1曲ずつ入っているので、ないわけではないのですが、ビッグタイトルにしては少ないというか。
その一方で、ロマサガや聖剣のようなFFほどではないにしてもメジャーなタイトルもあれば、バハムートラグーンやLIVE A LIVEのような知る人ぞ知るタイトルもあります。
想像以上にSFC時代の作品を全方位的にカバーされていて、ゲーム音楽好き歴ウン十年の身としては嬉しい限りです。

全体的にSFC推しな本作ですが、個人的にはGBのサガ3に目を付けたところを高く評価したいです。
曲だけでなくゲームとしても、サガ3が好きなので。
というか、GBのサガ三部作が、自分の子供時代の思い出と強く結びついているくらい好きなので。

アコースティックアレンジと言うことで、どの曲も広義の弦楽器によるシンプルな編成で奏でられています。
ヴァイオリンなどの弦楽器4種に加え、アコースティックギターやピアノ、ハープが参加。
曲によってはパーカッションも入っているものもありますが、どの曲も編成はいたってシンプルです。

ぱっと一通り聴いたときの第一印象は、「オクトパストラベラーのBreak & Boost(オクトラBB)のBreakパートみたい」でした。
楽器編成がほぼ同じな上にアコースティックなアレンジのためか、印象がオクトラBBとものすごく被ります。
おそらく、オクトラBBのBreakパートが刺さった方ならば、本作もものすごく刺さるのではないかと。
ただ、オクトラBBよりもこちらの方がバトル曲が多めなので、こちらの方が荒ぶり方が強いです。
とはいえ、曲によってはしっとりと大人しかったり、すこぶるムーディーだったりします。
曲と曲の温度差が激しくてグッピーが死ぬレベルかもしれません。

特に、ロマサガの「オープニングタイトル」でラスト感に満たされた直後の「四魔貴族バトル1」で突き落とされた絶望感と言ったらもう。
狙ってこの並びにしたとしか思えません。
だが、そこが良い(ぁ

編成はシンプルながらも、演奏の迫力は非常に強いです。
演奏のそこかしこから、強い圧を感じます。
一球入魂ならぬ一”音”入魂のような、そんな鬼気迫る圧力です。
特にバトル曲。荒ぶり方が半端ないです。
FF6の「決戦」や聖剣3の「Nuclear Fusion」、サガ3の「ステスロス」など、どう考えても生演奏に不向きな素早いパッセージのある高難易度の曲も、原曲の空気感を壊すことなく再現しつつ、アコースティックらしいエモーショナルな醸し出されていて、とにかくすごいです。
演奏もすごいし、編曲もすごいです。プロの仕事に脱帽です。

というか、これ、ずっと聴いているとすごく生演奏で聴きたくなります。生演奏、聴きたいです(大事なことなのでry
演奏会、開催されないですかね・・・(ちらっ

スクエニ社のe-STORE限定のボーナス音源は、FF6の「決戦」の別バージョン。
本作収録のバージョンとは異なるアレンジでした。
と言っても、それほど大きく異なるものではなく、言うなればプロトタイプのような感じです。
曲の展開は本作採用版とほぼ同じです。途中で「魔導士ケフカ」が乱入してくる部分も含めて、ほぼ同じです。
異なるのは、アレンジが本作採用版よりシンプルなところでしょうか。
本作採用版までブラッシュアップする前のもの、という印象を受けました。

というわけで。
主にSFC時代のスクウェア作品をアコースティックに謳い上げている本作でしたが、自分の思い出補正が多分に加味されているとはいえ、演奏の迫力と言い編曲と言い、全てがツボでした。
90年代のスクウェア作品が好きで、アコースティックアレンジに抵抗がない方にはオススメです。
それと、オクトラBBのBreakパートが刺さった方にもオススメしたいです。
ついでに、ぜひ演奏会を開催してほしいです。これ、めっちゃ生演奏で聴きたいです。

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