[本] 水の時計

2005/10/31(月) 22:58:27 | カテゴリ:
初野晴「水の時計」(角川文庫)読了。

月明かりの夜だけ言葉を発することができた、脳死状態の葉月。自らの臓器を他人へ提供することが、彼女の最後の望みだった。その運び手兼レシピエント選別者として選ばれたのが、元暴走族の頭の高村昴。
葉月の願い、昴の決意、レシピエントやその家族らの想いが錯綜する生と死の物語。


第22回横溝正史ミステリー大賞受賞作。
というのはおいといて。

全6編のオムニバス形式の作品。
独立して読めるのは、そのうちの真ん中3編で、
他の3編は、主軸となるストーリーの序章と終章x2。
全部読むと全容がわかる仕組みだけど、
真ん中の3編は読まなくてもストーリー追えます。
でも、読まないともったいないかも。

全体的に透明感のあるあっさりした作品でした。
読了感も、実にさっぱり。
さっぱりし過ぎて、最近濃い作品が続いていたためか、ちょっと物足りなさも。

フツーに感動できたのは第4章。
救いのない話だったのでツボだったのは第2章でした(ぉ

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