[本] 悪魔の種子

2006/01/03(火) 00:25:47 | カテゴリ:
内田康夫「悪魔の種子」(幻冬舎)読了。

秋田の西馬音内盆踊りの最中に、茨城県農業研究所の職員が殺された。その男は彦三頭巾に端縫い衣装という、西馬音内盆踊りの正式な衣装を身にまとっていた。
時を同じくして、長岡農業研究所の職員の死体が、茨城県の霞ヶ浦で上がる。その事件の最重要参考人として、同じ長岡農業研究所の西見が厳重にマークされた。
西見の同僚の由紀子は、そのことを友人の須美子に伝える。そして須美子から浅見へ、事件調査の依頼が。浅見は霞ヶ浦の事件を調べるうちの、「花粉症緩和米」が2つの事件を結び付けていることを直感する。


「帰省中、実家にいる間に読み終われっ」という母からの至上命令が下ったため、
帰省してからひたすら読み続けて、昨夜読了。

JAが出版している雑誌「家の光」で連載していたものを一冊にまとめたものです。
実家が兼業とはいえ農家で、さらにうちの親父がJA職員ということもあって、
実家に帰れば「家の光」が置いてありました。
当然、帰省したときに連載をまとめて読んでたです。

連載終了が去年の12月号で、その月に出版てことで、
相当な加筆訂正があるのだろうと頭から読み直したけれど、
どこが加筆でどこが訂正なのかさっぱりわかりませんでした。
そもそも連載第一回が2年前だったわけで、
一字一句覚えてるハズもなく。

浅見シリーズはFCに入ってるくらい好きなので、ほぼ全作読んでるけれど、
やっぱり地元が出てくると感情移入の度合いが変わりますね。
今作も地元新潟県が舞台の一つだったので、
短期間のうちに読み終えられたのは、そのおかげだったような。

今回の作品のテーマは「遺伝子組み換え食品」。
珍しく理系路線に走ったなぁ、という気がしないでもないが、
連載雑誌が雑誌だから、テーマにするならそれしかないという気も。
とはいえ、遺伝子組み換えが良いとも悪いとも言わず、
それでもちゃんとミステリーとして成立させているあたりはさすが。

テーマがテーマだから規模が大きくならないはずがない、とは
最初の頃から思っていたけど、
その通りでした。
なかなか読み応えありました、特に後半。

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