[本] 幻香

2007/08/15(水) 18:43:11 | カテゴリ:
内田康夫「幻香」(角川書店)読了。

浅見光彦のところに届いた一枚の手紙。それは、国井由香という差出人からの、脅迫紛いの待ち合わせ状だった。
浅見は手紙の通りに栃木市の幸来橋に向かうが、そこに差出人の姿はなかった。代わりに現れたのは地元署の刑事。彼らは、県庁堀で他殺体で発見された調香師・戸村浩二のジャケットから発見された紙片に基づいて、幸来橋を張っていた捜査員だった。


本作で一番印象に残ったシーンは、後半のわりと切迫した展開での
浅見さんの一人ボケツッコミでした(まてこら


閑話休題。


AMCのAJで連載していたリレー小説「例幣使街道殺人事件」に、
加筆訂正した上で野生時代にて連載した「フローラの函」に、
さらに加筆訂正して完成したのが本作「幻香」だそうです。
「フローラ」の方は読んだことないのだけど、
「例幣使街道」の方はAJでざっと目を通してました。
特に冒頭部分はもう随分前に読んだきりなので記憶も曖昧だけど、
こんな展開だったっけ? なんか随分変わってる気もする。
ていうか、「例幣使街道」って単語は作中に1回しか出てこなかったけれど、
元もそうだったかな?
あとでAJを読み返してみよう。

最近の浅見シリーズと比較して、全体的に黒い印象を受けました。
前作「長野」よりも陰謀臭さの強い黒さが漂ってます。
浅見さんの巻き込まれ方から既に陰謀臭さ満点だし、
しかも浅見さんの痛いところを突いてきたあたりがもう。
ただ、軽くであれ何であれ、
そういう精神的に追い込まれる浅見さんっていうのがシリーズ通しても珍しいので、
一ファンとしてはすごくもえました(ぁ

コメント

この記事へのコメント

まだ読んでないんだけど、あの「例幣使街道」が元なんだ。
話変わるけど、八月十一日の土ワイに、あの〔平塚亭〕が出ててびっくり。主人公が例の団子食べていた。
でも、場所は浅草の十条商店街になってて、思わず、違うだろぅ~って突っ込んでたよ。
2007/08/22(水) 21:00:14 | 世詩絵 #-[ 編集]
あの「例幣使街道」が元だけど、面影あんまりなかったような。
ドラマの設定上の地名とロケ地が違うってのはよくある話だし。まぁそういうのを探すってのも、一種の楽しみかも。
2007/08/22(水) 23:53:25 | ふゆき #4hr1sXUc[ 編集]

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