[ゲームRev] 奈落の城 - 一柳和、2度目の受難 -

日本一ソフトウェアの推理系ADV「奈落の城」を全ルートクリア。
一柳和シリーズとしては2作目の本作。
前作「雨格子の館」が思いのほか面白かったので、
「雨格子」をとりあえずクリアしたその勢いのまま、気が付いたら購入してました。

総プレイ時間は・・・どれくらいだろう。30~40時間ぐらいかなぁ。
クリアルートの順番は、
ヴィンス → ティーロ → クレア → 三笠 → アル (→ 和 → 日織) → ザック
でした。


システムは前作をほぼそのまま継承。
前作で1~2回しか連続で使えなかった「話す」コマンドが
好感度次第で2~10回程度まで連続で使えるようになったりと、
いくつかの改良点が加わったくらい。
3Dの廊下を自由に歩けるから3D酔いになりやすい、という意見もよく見たけれど、
車だけじゃなく電車や人混みでも簡単に酔うし、
PS初期の頃の3Dゲーで酔ってばっかりだった俺でも、
こっちはまったく酔いませんでした。
あれこれ考えながらの移動だったからか、単に3Dに慣れたからか。
ただ、なかなか真っ直ぐに歩けなくてふらふらした挙句
ドアのヘリに引っかかっるということが多かったので、
斜め方向に伸びる廊下がないんなら、アナログスティックで視点を回すのではなく、
前後左右の4方向限定で方向切り替えできるとよかったなぁ、とちょっと感じました。


ストーリーは、なんだかいろいろ絡み合ってて一言では表現し難いです。
なんというか、お腹一杯っていうか。いろいろすごい、というか。
ただ、前作と違って目的がイマイチぱっとしないため、
あれもこれもと聞き込んだり調べたりしてたら、
いつの間にか真相に近づいていた、という展開が多かったような。

シナリオ構成上、1周目で真相ルートにたどり着くことはできず、
真相ルートをクリアするには最低でも3周しなければならない。
こういう構成になったのは、おそらく事件を詰め込み過ぎたからだと思う。
プレイヤーに容易く真相を理解してもらうための配慮なんだろう、とは思うのだけど、
やっぱり前作みたいに1周目でも真相解明可の状態にしてほしかったなぁ。

あと、真相ルート以外はどれも後味の悪い終わり方をするので、
それもまた、繰り返しやろうという意欲を削がれるような。
とはいえ、真相ルートの動機解明前後の展開は結構見ものでした。
犯人については、推理もの禁忌に触れてる気がしないでもないけど、
なんというか、和ががんばったというか、
「外野の100の助言よりも、監督の1の命令」つーかw
本作の真価は真相ルートを解明しないとわからない気もする。

謎解きは、真相ルート以外は自力でもどうにかなったけど、
真相ルートは攻略サイト必須でした。特に暗号解読。
時計の暗号は比較的簡単なものだったけど、
魔法使いと最後のは自力じゃ難しい。特に最後の。時間制限つきだし。
最後のイベントの暗号文見たとき、あまりの難解さに心の中で、
「俺(プレイヤー)は名探偵じゃねーし」
って思わずツッコミ入れてました。


登場人物は、前作よりかなり大人しい感じがしました。
前作が個性的過ぎた感もあるけれどw
個人的には三笠がお気に入り。真相ルートEDの一枚絵は思わず吹いた。

レギュラーの和・日織コンビは、日織がストーリー序盤で姿を消してしまうので、
コンビとして威力を発揮するのは真相ルートぐらいだったような。
日織好きとしては少々寂しかった。。。
# もっとも、推理ものに慣れてるせいか、
# 日織の居場所はすぐに気が付いたけれど。ヒントは全て人物ファイルにあるし。
# 同じ理由で、ストーリー上の必須アイテムの一つも一番最初に見つけてたけどw


クリア後のおまけは、CG集とBGM集、フロー図の閲覧、
それと北速水涼介の小説が読めるくらい。
前作にはあったおまけルートはどうやらない模様。
あの本編の破壊っぷりを今作でも期待してただけに、ちょっと残念。
廉価版におまけルート入れてくれないかね。入ったらきっと買う(ぁ


「奈落の城」は、真相ルートまでクリアしないと良さのわからないゲームなので、
プレイの際はぜひとも真相解明までやってほしいところ。
あと、ある程度自力で解くならメモ帳は必携アイテムかとw

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