[本] 雪虫

2008/11/15(土) 13:38:40 | カテゴリ:
堂場瞬一「雪虫」(中公文庫)読了。

晩秋の湯沢町で殺人事件が発生した。被害者は本間あさという老婆。あさは50年ほど前に宗教団体の教祖という立場にあった。しかも、当時、その教団では殺人事件が発生していた。
県警の鳴沢了がそのことを突き止め、2つの事件の関連を調査する。しかし、発生から50年という歳月により調査は難航する。そんなとき、新潟市内で別の殺人事件が発生した。その被害者もまた、教団の幹部であった。


書店の文庫棚にこの「刑事・鳴沢了」シリーズがずらっと並んでいたのと、舞台が地元新潟だったので、つい思わず購入。
新潟市に6年住んでた身としては、新潟市の描写が予想以上に丁寧に描かれていて、すごくうれしかったし懐かしかったです。

かなり硬派な警察小説。警察小説っていうよりは、刑事モノか。
主人公の鳴沢了ががっちがちに頭でっかちな刑事のせいか、どうも最後まで感情移入できなかったけれど、相棒役の大西や同僚の新谷など、脇役がなかなか良かったです。
鳴沢にもう少し感情移入できれば、きっともっと感動できたと思うんだけど、そこはちょっと残念。自分にがっかりだ(ぁ

それにしても、これ一作だけ読むと、第一作を超えるような続編は難しそうに見えるんだけど、刊行リストを見ると随分続いている様子。
鳴沢のその後よりも、これをどう続けるのかっていう点で、次作に興味あるかも。

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