[ゲームEV] ファイアーエムブレム祭

任天堂(開発:インテリジェントシステムズ)のS・RPG「ファイアーエムブレム」(以下FE)シリーズのイベント「愛と勇気の25周年記念 ファイアーエムブレム祭」に行ってきました。
全3公演ありましたが、俺が参加したのは2日目昼公演のみです。
会場は東京ドームシティホール。
開演13:30、終演16:00頃でした。

ちなみに「ファイアーエムブレム祭」の「祭」は「さい」と読むようです。
ずっと「まつり」だと思ってました。

イベントの内容は、オーケストラによる歴代FE作品の楽曲演奏をメインに、ミニドラマやトークショーを披露。
休憩無しの2時間30分で、かなりの濃縮度でした。
過去に某ゲームのイベントで休憩無し4時間というのを経験しているので、それに比べれば2時間半なんて余裕と思っていましたが、それでもかなりのボリューム感を感じました。

まず、メインのオーケストラについてですが、編成は50人いたかどうかという中規模編成。
弦楽器がメインで、管楽器は少ない印象でした。
金管楽器に至っては、ホルンとトロンボーンは確認できたけれど、トランペットとチューバは見えませんでした。
とはいえ、そもそも原曲が弦強めなので、FEならばこの編成でもアリかなと思いました。

演奏自体は、さすがは東京フィル。技術力は確かなものでした。
ただ、オーケストレーションされているとはいえ、そもそも演奏されることを想定して作曲された曲ではないので、ところどころ演奏がたいへんそうというか、音に不安定さを感じるところがありました。
特に古い楽曲ほど顕著だったような。
崩壊まではいかないけれど、時々「ん?」と引っかかる部分がありました。

全体的な編曲は、古い曲ほどちょっとクセのあるアレンジだったように感じました。
逆に新しい曲はわりと原曲に近いというか。
そのせいかわかりませんが、古い曲ではあまりオケとの相性が良くない感じがしましたが、後半の新しい曲になるにつれて、オケのノリが良くなっていったように思います。

選曲は、第一作目の「暗黒竜と光の剣」から、最新作「if」まで、外伝も含めた全作品から幅広く採用。
ほんの少し「聖戦の系譜」と「覚醒」が優遇されている感じもしましたが、FEシリーズの中ではその2つの作品の曲が特に好きなので、個人的には問題ありませんでした。むしろ歓迎。
それでも、本当に生で聴きたかった曲が聴けない悲しさはありましたが。
紋章の「聖戦」とか、聖戦の「運命の扉」とか、蒼炎の「To My Love」とか、覚醒の「貴様らが…姉さんの言葉を語るな!」とか、聴きたかったなぁ。
聴きたい曲全部聴けるハズもないので、まぁ、仕方ないので次回に期待します。
ただ、とりあえず覚醒の「「I」メドレー」で「「I」 ~ 為」が聴けただけで、かなり満足しました。

ifの「if~ひとり思う~」は今回初めて聴きました。
前半はゆったりした静かな曲だったのですが、後半の盛り上がりは鳥肌モノでした。
映像はFE版MVが流れていたのでしょうか、透明感のある歌唱とMVの相乗効果でゾクゾクしました。
これ、ちょっとCDが欲しくなりました。それと、猛烈にifがやりたくなりました。

そして、最後のアンコールは、ソリスト(ソプラノ、バリトン)+コーラス付きのFEメインテーマ。
要するに、CMでお馴染みのアレを再現した形です。
バックのモニタに歌詞まで表示するというサービスっぷり。
国歌きたーっ!という感じで、もう興奮が止まりませんでした。

と、演奏自体は良かったのですが、ぶっちゃけ場所が悪かったなぁ、というのが一番の印象でした。
東京ドームシティホールの作りが音楽用ではなく多目的イベント用だからなのか、音の反響が全然ないことにまずびっくり。
今回のイベントで、逆に反響音の重要さを痛感しました。
普段、音楽用ホールでしかオーケストラの演奏を聴いてないから気付いていませんでしたけれど、反響音マジ重要。

その反響音がなかったため、オーケストラの演奏でよくある「音に包み込まれる感じ」がほとんどありませんでした。
生音だからこそ得られるあの感じがたまらないのに、勿体無い感じがしました。

オーケストラの演奏以外で特筆する点は、ミニドラマとトークショー。
ミニドラマはifがメインで、FEif未プレイの自分にとってはキャラクターの掴めないところがありましたが、普通に楽しめました。
キャラ的にわかりやすい性格だったからかもしれませんが。

トークショーは、主に聖戦と覚醒について触れられていたので、暗黒竜、紋章、聖戦、覚醒しかプレイしていないにわかエムブレマーな自分でも十分付いていけました。
というか、トークショーが非常に興味深く、面白かったです。
特に、子安武人さんと小林ゆうさんのはっちゃけっぷりが。
詳細は追記に記載しますが、このトークショーを1~2時間やっても結構楽しめるんじゃないかと思ったぐらい楽しかったです。

そんなわけで、FEシリーズ初の公式イベントでしたが、不満な点もありつつも、まぁ楽しめたイベントでした。
ぜひ次回の開催も希望します。
もし次回もオーケストラメインの構成になる場合は、できれば音楽用のホールで開催してほしいです。
サントリーホールやオーチャードホールとは言いません。文京シビックホールとかみなとみらいホールとか東京文化会館とかミューザ川崎とか、そのへんでお願いします。


これより下は、2日目昼公演のプログラムと、ミニドラマ、トークショーの内容や感想になります。


プログラムは、下記の通りです。

-----
■スペシャルコンサート(1)
[メインテーマ]
01. ファイアーエムブレム メインテーマ

[光を継ぐ者編]
02. アグストリアの動乱
03. 獅子王エルトシャン
04. 最後の聖戦
05. エンディング バラード

[英雄王編]
06. 暗黒竜と光の剣 ストーリーメドレー
07. 外伝 ストーリーメドレー
08. 神竜伝説
09. 新たなる歴史を刻む者

■ミニドラマ
10. 異界の音楽祭へ(アクアver.)

■スペシャルコンサート(2)
11. if~ひとり思う~

[人竜と聖魔編]
12. 封印の剣 烈火の剣 聖魔の光石 バトルメドレー
13. Suspicious~三竜将のテーマ
14. 草原の風
15. さまざまな想いを胸に

■スタッフ・キャストトーク
16. スタッフトーク
17. キャストトーク

■スペシャルコンサート(3)
[蒼き暁と覚醒編]
18. Life Returns
19. 絆 永久に
20. 僕の名はマルスだ〜…少し、むずがゆいな
21. 「I」メドレー

■エンディング
[アンコール]
22. ファイアーエムブレム メインテーマ(ソリスト+コーラス付きCMフルバージョン)
-----
※パンフレットに書いてあって公式サイトに書かれていない「Ike's Resolution」って、演奏されたっけ?

演奏については前述の通りなので、これより下はミニドラマやトークの内容や感想を箇条書きで記します。

ミニドラマ
・ifネタのミニドラマ。
・if未プレイだからキャラクターの人となりや関係性はよくわからなかったけれど、わからなくてもなんとなく楽しめた。
・後でパンフレット確認したら、脚本が全部掲載されてた。

スタッフ・キャストトーク
・特別司会の桜井政博氏が登壇。
・ゲストスタッフは、インテリジェントシステムズから3方(成広氏、樋口氏、前田氏だったかな?)、それと任天堂の横田氏、作曲家の辻横氏、「覚醒」「if」のキャラデザを担当されたコザキユースケ氏。
・辻横さんのご登壇は驚いた。「ふおぉぉぉ!」って内心おののいた。今回一番のサプライズ。
・桜井氏からの最初の質問は、「最初に関わった作品は?」
 ISスタッフ1「暗黒竜」
 同2「聖戦」
 同3「暁」
 横田氏「覚醒」
 辻横氏「暗黒竜」
 コザキ氏「覚醒」
 桜井氏「スマブラDX」
 ちょ、オチ付いたよwww
・2つ目の質問は、「印象的な作品は?」
 ISスタッフ1「聖戦」
 同2「聖戦」
 同3「覚醒」
 横田氏「覚醒」
 辻横氏「烈火」
 コザキ氏「覚醒」
 聖戦、覚醒人気の中で光る辻横さんの烈火。
・トーク開始早々、桜井氏から「聖戦と言えば、シグルド達がヒドい目に遭う」と話を振られたことで、そのネタで大盛り上がり。
・確かに親世代は途中で全員退場させられる(何人かは子世代まで生き残る)けれど、いきなりそのネタですかwww
・元々時代を感じる壮大な話にしようと考えて出来たのが、親子二代の話とのこと。
・ifで導入されたマイキャッスルシステムは、聖戦の時に似たようなシステムが考えられていて、ただ容量不足で導入を断念。
・そんな経緯があったことを知らないifのスタッフがマイキャッスルシステムを開発し、聖戦スタッフがそれを見て「あれ、なんか見たことあるぞ」と思ったとか。歴史は繰り返す。
・覚醒は、危うくFEシリーズ最後の作品になるところだった。
・覚醒の評判が良かったため、その後もシリーズを続けることができた。驚きのV字回復。
・覚醒では、これまでのシリーズ作品の良いところを採用しまくった。
・辻横さんの烈火推しは、それまで一人で曲を作っていたが、烈火から複数人体制になったから。
・ちなみに、聖戦のとき、辻横さんが一人で200曲ぐらい書いたとのこと。当時のS・RPGは20曲ぐらいあれば成立する時代だったので、その数の凄さたるや。
・15分ほどスタッフトークを繰り広げた後、キャストゲストとして子安武人さんと小林ゆうさんが登場。
・子安さんは、控え室で何時間もFEトークをしていたため、声が若干枯れ気味。
・子安さんは、覚醒では最初ファウダーでオファーが来て、その後ついでにロンクー役をもらったらしい。
・ゲーム本編での初参加は覚醒だけど、もっと遡るとナバールが最初。コミカライズのドラマCDでナバール役をやってから、計3回ナバール役をやっている。公認ナバール。
・というか、暗黒竜のコミカライズ懐かしい。箱田真紀さんの暗黒竜と大沢美月さんの聖戦のコミカライズは、ちょっとクセがあるけれどすごく面白かったなぁ。
・小林さんのトークは、いつも通りの丁寧過ぎてグダグダな感じで、正直何が言いたいのかよくわからなかった。けれど、面白かったので良しとする。
・桜井氏から「スマブラの時、現場に入るとハスキーボイスでキリッとして、雰囲気が変わる」と話を振られ、小林さんがハスキーボイスでルキナの台詞「私も参戦しますっ!」と叫んだときは、瞬間的にテンションMAXに。スマブラやったことないけれど、これはカッコ良い。
・さっきまでのトークのグダグダっぷりとのギャップが凄い。
・ここで時間になったため、トークがばっさり終了。このばっさりっぷりが、ある意味任天堂らしい。某イベントだったらもっとグダグダに続いていただろうなぁ。司会のモニタに「次のコーナー行って」って3回指示が出るくらいは。
・最後にコザキ氏からifのコミカライズのお知らせ。
・コミカライズは、ifの脚本を手がけられた樹林氏とともに作ってるとのことで、桜井氏から「な、なんだってー!?」とお約束の台詞。地球滅亡の危機だったり、「ファイアーエムブレム」のアナグラムが登場しちゃったりするとかしないとか。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック