[ゲームRev] ペルソナ5

PS3/PS4で発売されたRPG「ペルソナ5」(以下、P5)のPS4版をクリアしました。
クリア時点でのプレイ時間は、約133時間。
クリア時のLvは85前後。
難易度は、最初だけEASYで始めたものの、最初のパレス(ダンジョン)の途中でSAFETYに変更しました。
分かっていたことだけど、アトラスのEASYはEASYじゃないです。

前作のP4(無印)の発売から8年。
ナンバリングタイトルの新作が、ようやく発売されました。
ペルソナシリーズを「女神異聞録ペルソナ」から全作品プレイしている身としては、この8年が長かった・・・という感じでも、実はなく。
P4のスピンオフ作品やTVアニメ、P3の劇場版など、この8年の間に様々な動きがあったからでしょうか。
気が付いたら、あっという間に8年経っていた気分です。
2(罰)と3(無印)の間の6年は、随分と長く感じたものなのですが。

シナリオのベースは「ピカレスク・ロマン」。
法の及ばない社会悪に対して、ペルソナ能力を得た高校生が立ち向かっていく、というストーリーでした。
そこに、シリーズ通して描かれている「ジュブナイル」が絡んでいます。

ネタバレ回避のため公式サイトで明かされている以上のことは避けますが、悪を倒すところは爽快であるとともに、耳の痛いところも多々ありました。
特に後半は、結構心にグサグサ来ました。
過去のシリーズ作品でもグサグサ来る台詞はあったけれど、今回はそれ以上の剛速球で来ます。
今回の舞台が架空の街ではなく東京都内というリアルな設定だったから、より一層リアルに感じられたのかもしれません。

ただ、終盤はちょっと率直過ぎて若干説教臭くも感じました。
「がんばれ」「逃げるな」という言葉は、軽く精神病んでいた期間があった身としては、安易に連呼してほしくないというか。
プレイしながら自分に言われているような気が段々してきて、自分が精神的に追い詰められているような気分になり、軽く病み再発しかけてました。
いや、うん、場合によっては逃げることも必要だと思うよ?

主人公は、過去作品と同様に男子高校生。
P3, P4のような高校生生活をエンジョイできるのかと思ったら、実際にはそんなエンジョイ気分にはあまりならなかったです。
主人公の立ち位置が、冒頭からかなり辛いというか切ないというか、なんかこう「うわぁ・・・」という感じで。
それが常に影を落としていて、明るいはずのイベントシーンでも心の底から楽しめない空気感を感じました。
と言っても悪い意味ではなく、それも今作の特徴の一つでもあるし、過去作との差別化という意味でも良いさじ加減だったと思います。

PTメンバーは、高校生+猫1匹。
これまでの作品以上に、強烈な個性を持ったメンバーでした。
個人的には、双葉が一番好きなキャラです。
あまり詳細には語れないけれど、思わぬ方向からツボを突かれて、気が付いたらお気に入りのキャラになっていました。
あと、モルガナ(猫)も好きです。仕草がかわいい。

逆に最後まで苦手意識が抜けなかったのが、竜司。
主人公の相棒的キャラなのに言動があまりに迂闊過ぎて、プレイしながら頭を抱えることがしばしばありました。

コープ相手のキャラは、わりとどのキャラも好感が持てました。
正直なところ、メインシナリオよりもコープのシナリオの方が面白かったです。
メインシナリオの社会悪ほど大きくはないけれど、コープ相手が真っ当な道を歩もうとすると、それを阻む小悪党がいて。
それがまた、結構身近にいそうな小悪党ばかりで。
だからこそコープ相手を応援したくなる気分になったし、排除できたらスカッとするし。
最後、ほろりとするシナリオばかりで、良くできていたと思います。

コープは、P3, P4のコミュに比べると、ランクが上がりやすかったような気がしました。
ペルソナシリーズは1周目クリアするのに100時間を超えるのが普通だけれど、そうそう何周もプレイできるほどの時間的な余裕がなかったので、最初からコープに関してだけは攻略サイトに頼ってプレイしていたのですが、それでもサクサク上がっていったような。
その代わりに人間パラメータがなかなか上がらなくて、「まだ上がらないのかよ!」とかなり焦らされました。
そんな中、攻略サイトのおかげで、なんとか1周目で人間パラメータは全MAX。
コープは、1つだけランク9までしか上げられなかったけれど、それ以外はMAXまで達成できました。

コープ以外の大人(モブ含む)が大体クズばかりで、クズい人がちょっと多過ぎる気もしました。
主人公たちの真っ直ぐさとの対比のためにクズさを誇張表現していたと思うのですが、あまりに多過ぎてちょっと食傷気味になりました。

ただ、ラスボスを倒すところの演出は感動して、軽く泣きかけました。
普段クズいところもあるけれど、まだまだ捨てたもんじゃないよね。

システムは、P3, P4をベースに発展させたような感じです。
P3, P4をプレイしたことがあるなら、あまり迷うことはないかと。
ただ、敵からペルソナを入手する方法が、原則として敵の弱点を突いてダウンさせた上で交渉するか、瀕死に追い込んで奪い取るかのどちらかになって、少々面倒くさくなっています。
うっかりすると、ダウンや瀕死にさせる前に一撃で倒してしまうこともしばしば。
また、交渉が復活してくれたのは嬉しいけれど、意外と面倒くさかったです。

攻撃属性は、P4よりも銃撃や念動、核熱などが増えていて、やや複雑になっています。
バステのかかっている状態で特定の属性魔法を与えるとダメージが大きくなったり、これまでよりも戦術が問われる形になっていました。

個人的には、バトルはもうちょっとシンプルな方が良かったです。
P4ぐらいに簡潔なものが理想かも。

敵とのエンカウントは、シンボルエンカウント方式。
背後を突くと、先制攻撃になるところはこれまでと同じです。
さらに、今回は「カバー」という、物陰に隠れて敵を急襲するシステムも導入。
事前情報で見たときはアクション性が高そうで難しそうな印象を受けていましたが、実際にプレイしてみたらそれほどでもなかったです。
俺のようなアクション下手でも、あまり苦労はしませんでした。

画面デザインは、赤・白・黒を基調にした大人っぽい感じ。
オシャレなところはP3, P4と同様です。
ただ、UIがちょっと無秩序にごちゃごちゃしていて、何がどこに書いてあるのか咄嗟にわからなくて探すこともしばしばありました。
2つ目のダンジョン攻略あたりで慣れてきたけれど、それまでは少し苦労しました。
確かにオシャレではあるけれど、もうちょっと見やすいUIにして欲しかったかも。

BGMは、これまでのクールな雰囲気とはちょっと方向性が異なり、なんとなく熱い曲が多かったように感じました。
ジャズっぽいというかムーディーというか、なんとなく大人な雰囲気。
ところで、OSTの発売はいつでしょうか・・・発売されるよね?

そんなわけで、8年ぶりのペルソナシリーズの完全新作。
いくつか新しい機能が加わっていたり、これまでとは異なる空気感のシナリオだったりと、挑戦的な点もありつつも、相変わらずの面白さでした。
不満がないわけではないけれど、話が進むにつれて先が気になって、終盤は休日を利用して一気にプレイしていました。
シナリオの雰囲気がどちらかと言えばP4よりもP3に近いので、P3が好きな人にはオススメかもしれません。

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